最高の紙に最高の印刷で最高のこだわりを実現したい

メールやスマートフォンの普及で、情報の発信コストが劇的に下がり、情報であふれかえっている時代です。

ペーパーレスが進む現代において、せっかくお金をかけて印刷物を作るのであれば、本当に必要なものだけを、1枚なら1枚と自分で決めて、ひとことひとことを選びに選んで、いい紙にいい印刷をして、しっかりと印象に残るものを作りたいと思ったことがはじまりです。

足掛け2年、ようやく今の限界に挑戦する決意がかたまった

脈々と受け継がれた日本の伝統工芸をベースに、いまある技術・人材・パートナーとの連携を通じて、細部の細部にいたるまでこだわり尽くし、「最善を尽くした結果、現時点ではここまでが限界です」と心から素直にいえる印刷物「年賀状・名刺・卓上カレンダー」を制作することに挑戦します。

本物は使い込むことで真価を発揮する

どこまでやっても改善点は見えてくるのですが、実際に使ってみていただくに越したことはありません。クラウドファンディングという形で先行販売をさせていただき、関心をもってくださる方やご支援くださる方の声を伺い、さらに良いもの、より本物に仕上げていきたいと考えています。

どこまで精度を高められるか。和紙に自画像やご家族などの透かしを入れる技術は、和紙1500年の歴史をして革命だと思っています。その反面、和紙特有の長所である「素材感」や「耳」が印刷を難しくしていますが、とにかく最善を尽くすことを約束します。

皆様のご支援、ご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。

※この印刷は、銅板印刷ではありません。リターンは銅板印刷になります。

【透かし和紙】

驚きとともに品格を演出する

高級手漉き和紙特有の「素材感」や「耳」によって、あたたかみが伝わってきます。
名刺の場合は、裏面をやわらかい手触りにすることができます。
透かしは和紙の凹凸で表現します。透かしのうえに印字しても文字が大きく崩れることはありません。
厚みは通常の用紙のおよそ2 倍。ハリがあってしっかりとした重厚感が品格を演出してくれます。

【銅板印刷】

世界的にもっとも高級でフォーマルといわれる印刷

細かな線までしっかり出せる、強さと繊細さを持ち合わせた印刷技法です。制作は、銅板の製版から印刷まですべて職人の手によって行います。

和紙に対する銅板印刷の場合、いまの段階(9/30現在)でご提供を約束できるのは、片面一色での印刷のみです。

銅板印刷におけるカラー印刷は、和紙特有の「耳」の影響で角が定まらず、ぴったりと重ねて２度・３度印刷することが困難で、私たちの許容可能な品質水準に到達しておりません。

【筆耕（お宛名の代筆）】

年賀状お宛名の代筆を承ります

年賀状のお宛名は、ご自宅のプリンターで印刷することが多々あると思います。

今回のリターンでご用意いたしました「風雅士 年賀状」につきましては、ご要望に応じて、私たちで定めた基準を満たす筆の職人の方々による筆耕（代筆）を承ります。

書体や筆使いによって嗜好が分かれると考えますので、筆の職人の方々にいくつかのサンプルをしたためていただき、お選びいただけるようにいたします。

【IT（情報技術）】

必要な情報のみを繊細に集め、必要なひとだけに効率よく受け渡す

これまでの多くの伝統工芸品は、既製品の販売がメインでした。ご要望や嗜好を必要なときに必要なだけ繊細にあつめ、お好みに合わせた繊細なカスタマイズを実現します。

また、和紙も印刷も筆耕も、１枚１枚職人の方々による手作業のため供給量に制限があります。制作にあたる職人に対して、制作に専念できる時間と環境を提供できるように、ITを適切に活用して運営の効率化を図ります。

ITを道具として、IT本来の能力を正しく適切に活用することで、少しでも多くの方に商品をお届けできるようにしていきます。

正規サンプル品の制作工程と進捗を公開します

クラウドファンディングによる先行販売の機会を得ましたので、この好機を活かして名刺・年賀状・卓上カレンダーを実際に正規サンプル品を制作する工程を進捗とともに公開し、ご意見やご要望、ご感想をお伺いしていきたいと思います。

このマクアケプロジェクト期間（9/30〜10/28）では、以下を実施する予定です。

１．ご支援御礼はがきの制作とその工程（途中経過）の公開

２．名刺・年賀状の正規サンプル品の制作とその工程（途中経過）の公開

３．卓上カレンダー2017の土台（漆塗り）の制作と工程の公開

４．伝統工芸が活きるようなプロモーション動画の制作と公開

５．前倒しでの制作をご希望の方のリターンの制作（非公開）

ベースは透かし和紙（名刺サイズ、はがきサイズ）です。

名刺サイズ、はがきサイズの透かし和紙を活かしたリターンをご用意しております。透かしは、デジタルの写真データを元に作成します。自画像の写真、ご家族やお孫さんとの写真などを透かしにすることができます。高画質の画像のほうが透かしがよくでます。詳細はマクアケのメッセージ機能でご連絡させて頂きます。

印刷は銅板印刷を基本としています。

最高を追求するため、印刷は銅板印刷にこだわっています。透かし和紙に対しては、黒の銅板印刷が映えるという感触を得ていますが、嗜好に合わせて色を変えてみたいなど、できる範囲でご希望に添えるよう対応させていただきます。

年賀状の制作・郵送を優先します

リターンの箇所にお届け予定を記載しておりますが、年賀状の制作・配送を優先し11月中にお手元に届くようにいたします。ご提供いただく情報に遅れがあった場合は、11月中の制作が難しくなることもございます。

※年賀状の標準納期は1ヶ月です。

風雅士とは、長野県歌「信濃の国」に登場する言葉で、日本各地を旅する優雅で風流を嗜む詩人のことです。日本各地の名所、文化に触れ学び、広く天下を詠み伝える「現代版日本紳士・淑女」になりたいという願いと決意をもって命名しました。

伝統工芸を活かした商品の企画・製造・販売は、日本の歴史・文化を世界に発信する上での物理的根拠として親しみをもっていただくことを目的として、主に家庭用やビジネス用に必須かつ密着したものを対象としています。

今後もより広く深いパートナーシップを確立して、より良いものを生み出していきたいと考えております。皆様の熱いご支援とご意見をいただければ幸いです。