【時短革命】動物医薬品開発サポートの経験を活かし、ペットにも人にも優しいシャンプーを追求しました

はじめましてSBLの山田秀嗣です。
私たちはこれまで、動物の医薬品開発に携わってきました。
その経験を活かした商品として犬用のシャンプー・コンディショナーを開発しました。

なぜシャンプー開発に取り組むのか？

SBL株式会社はもともと動物用医薬品開発コンサルティングを生業としていた会社です。主に製薬会社様を相手に、動物用医薬品開発に関する様々なドキュメント作成やアドバイスを行ってきました。

これ自体、様々な動物の健康に携わる素敵な仕事なのですが、直接的に薬の開発に関与するわけではなく、各ドクターの薬品知識や各種手続きに必要なドキュメント作成のお手伝いがメインとなるため、自分自身が直接動物たちの役に立っているという実感に乏しいのが正直な感想でした。

きっかけは友人の一言

動物のための仕事といっても正直何をすれば良いか分かりません。そんな時、ドッグサロンのオーナーで、犬のケアに関してプロである私の友人が声をかけてくれました。

話を聞くと、既存のペットケアプロダクトは機能性を謳うものは多いものの、それがかえってケアの手間を増やしていたり、動物の負担になっていることがあるとのことでした。

そこでサロン、ペットオーナーの方々に対して一体どのような悩みがあるのかアンケートを実施しました。

具体的にはどんな悩みがあるのか？

この悩みを解決するため、ペットと人が「より良い関係」で「より良い時を一緒に過ごせる」をコンセプトに製品開発をスタートしました。

悩みを支えるための
製品開発の難しさに直面

「シャンプーしても中々汚れが落ちない」を解決するために

運動量の多い犬は日々外に出ての運動が必要です。散歩に出かけると、駆け回ったり、寝転がったりと動き回りますが、そのときにほこり、土、砂、花粉、煤塵など様々な汚れを集めてしまいます。

仮に外出が少なくても、皮古くなった皮脂や汗、抜け落ちた毛などが汚れとなって蓄積します。

犬は人のように毎日入浴するわけではありませんので、こうした汚れが皮脂に絡み、ベタベタと脂汚れとなって頑固に溜まります。

犬用シャンプーの中には、アミノ酸成分や天然成分を配合した肌に優しいものが多くありますが、肌に優しい分、洗浄力も大人しいことが多く、これら様々な要素で成り立つ脂汚れを落としにくいという問題もあります。

一方で汚れをよく落としてくれるシャンプーもあります。主に石油を原料とする硫酸系の界面活性剤を含む高級アルコール系シャンプーです。泡立ちが良く、脱脂性に優れているのですが、汚れをよく落とす反面、刺激が強く、さらには皮膚に必要な脂も洗い流してしまうことがあります。

これらの問題を解決するために、脂汚れは落としつつも、できる限り肌に優しいシャンプーの開発を進めました。

正しい「皮膚の状態」を考えて

洗浄力の弱いシャンプーで洗うときに、しっかり汚れを落とそうとゴシゴシ沢山こすったり、あるいは、ラウリル硫酸Naに代表される、汚れをよく落とすアルコール系シャンプーを使ったりすると、汚れは落とせても、結果的に皮膚への負担を大きくしてしまうことがあります。

皮膚への負担をへらすために、極力こすらずしっかり汚れを落とすにはどうしたら良いか、を追求しました。

より愛される「毛並み」を考えて

愛犬の毛並みを理想の状態にしたいけどできないのは何故か。
一つは皮脂などの汚れによるベタつき、そしてもう一つ重要なのがキューティクルの状態です。実は犬の毛は人間の髪の毛と同じでキューティクルがあります。

そのため、キューティクルをしっかりケアしてあげれば、理想の仕上りを目指すことができます。ベタつきの除去はシャンプーで、ではキューティクルはどのようにしてケアすれば良いのか。そこで考え出したのがMINUTEのコンディショナーです。

おっくうにならない「洗う時間」を考えて

犬は毛の量が多いので洗うのがとても大変です。
毛を洗うだけでも人間の何倍もの時間がかかり、皮膚まできれいに洗おうと思うとなおさらです。しかも嫌がったり興奮したりして動き回るので、それを抑えるだけでも重労働。

そんなに大変で時間が取られるならと、ざっくり洗いで手早く終わらすことやシャンプーの頻度を減らすことも多いようです。結果的に汚れが残ってしまったり、皮膚にも負担をかけてしまうことも。

「プロでも大変なこの作業を少しでも楽にしたい。」MINUTEにはそういった想いが詰まっています。

悩みを解決するために生まれたMINUTE（ミニット）

およそ1年の月日をかけた製品開発はまさに前途多難でした。犬に付く汚れは思っていた以上に頑固で、皮膚への負担を極力抑えつつ満足のゆく洗浄力をもたせるといういいとこ取りの配合は、とても難しい課題でした。そもそもシャンプーに使われる洗浄剤である界面活性剤は、汚れである脂を本来分離してしまう水と混ざらせて流すためのものです。しつこい汚れを落としたいということは、その機能の高い成分を使わなければなりません。しかし、そういった成分は刺激性の強いものが多く、皮膚への優しさを担保できませんでした。

そこで考えたのが「脂汚れを浮かして取る」ということでした。

解決POINT 1

「脂汚れを浮かして取る」がMINUTE犬用シャンプーの「解決ポイントその１」です。

MINUTEシャンプーの主成分は炭酸水素Naです。炭酸水素Naは水と混ざることで弱アルカリ性を示す成分で、脂と反応することで脂を分解させながら石鹸成分の効果が現れ、これを洗い流すことができます。しかも、身体に優しい成分なので、皮膚に負担を与えにくく、汚れを洗い流すことができます。

これだけでも十分洗い時間の短縮や汚れ落ちは実現できたのですが、実はMINUTEのシャンプーには更にアミノ酸系の洗浄成分を配合しています。これは洗浄力の追加という観点でもありますが、起泡性をもたせ泡立ちをよくするためでもあります。泡は細かい汚れを吸い寄せる性質があり、汚れを包み込んでくれるので、炭酸水素Naのちからで浮かした汚れを泡で絡めて効率的に洗い流すことができます。これで低刺激で皮膚を労りながら、しつこい汚れまでこすらずにさっと洗い流すことができるようになりました。

しかし、理想までは実現できていないのと、これはどのシャンプーにも言えることですが、汚れをしっかり取るということは同時に必要な皮脂まで取ってしまう危険性があり、それは皮膚のバリア機能の低下を意味します。それを防ぐためにはシャンプー後のアフターケアがとても重要になります。

解決POINT 2

アフターケアのために開発したのが、MINUTE犬用コンディショナー、これが「解決ポイントその2」です。

MINUTEのシャンプーを使用した後は、被毛のキューティクルが開いた状態になるので、さわるとキシキシした状態に感じるかと思います。
皮膚は弱酸性を維持することで皮膚表面などを保護しているのですが、アルカリ性に傾いているとそれができなくなってしまいます。

MINUTEのコンディショナーはクエン酸を配合しているので、その性質によって効果を発揮いたします。

また、キューティクルケアにも適しており、被毛を理想の形へと導きやすくなるのです。更にMINUTEコンディショナーはミネラルオイルやヒアルロン酸といった保湿成分を配合しているので、シャンプー後に低下した皮膚や被毛のバリア機能を補ってくれます。

人間と同じに犬にとっても保湿はとても重要です。犬は毛量が多いので、人間のように日頃から保湿剤を塗ることができませんし、そこまでする必要はありません。しかし、入浴やシャンプーなどで皮膚が濡れた後は、表皮の水分量が低下することがわかっています。水分量の低下はバリア機能の低下と同じです。そのため、しっかりと保湿を行うことが皮膚を健やかに保つことに繋がるのです。

選んで使ってもらいたいから全成分表示

現在のところペット用のシャンプーは人用シャンプーとは違い、成分表示義務がありません。MINUTEはご利用いただくにあたって、ちゃんと選んで使ってもらいたいからパッケージに全成分表示しています。これは私たちがこの製品を自信をもっておすすめできるからこそです。

「シャンプー」
水、炭酸水素Na、ココイルグリシンK、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンNa、
シクロヘキサンー1、4ージカルボン酸ビスエトキシジグリコール、BG、PEGー60水添ヒマシ油、
ラウリン酸BG、ヒアルロン酸Na、フラーレン、スクワラン、プラセンタエキス、ポリクオタニウムー51、
水溶性コラーゲン、サボンソウ葉エキス、ヘチマエキス、セイヨウトチノキ種子エキス、PPGー3カプリリエーテル、
リン酸2Na、リン酸K、フェノキシエタノール、香料

「コンディショナー」
水、シクロペンタシロキサン、ミネラルオイル、セタノール、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、
オリーブ果実油、ホホバ種子油、べへニルアルコール、ワセリン、セトリモニウムクロリド、
PPGー3カプリリルエーテル、シクロヘキサンー1、4ージカルボン酸ビスエトキシジグリコール、
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、エタノール、クエン酸、リン酸2Na、リン酸K、フェノキシエタノール、
アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、香料

MINUTEの香り

MINUTEのシャンプーとコンディショナーは香りにもこだわっています。森の中にいるような清々しさと木々の蜜のような甘さを感じさせるオリジナル香料を配合し、理想の仕上りと共に心地良い香りを体験できます。

香りも含めて愛犬との入浴を楽しんでいただきたく、精油は使わずにあえて香料を１から開発しました。香料は品質が安定している分信頼がおけ、精油のように禁忌となる可能性が低いのが特徴です。

使用方法・使用量の目安

【シャンプー】

【コンディショナー】

スケジュール

2021年12月 プロジェクトスタート

2022年 2月 プロジェクト終了

2022年 3月 リターンお届け

リターンについて

資金の使い道

マーケティング・プロモーションのための資金として活用させていただきます。

実行者紹介

SBL株式会社はこれまでに動物用医薬品の新製品開発、既存製品の薬事対応など様々な課題について総合的なコンサルテーションを提供してきました。「新製品開発についての調査、海外資料の精査」、「新動物用医薬品、医療機器等の承認申請のお手伝い」、「GMPに関する研修と薬事サポート」などの豊富な経験を活かし、今回の製品開発に取り組んでまいりました。

「人とペットがより良い時を過ごせるように」をコンセプトに今後もチャレンジを続けていきます。皆様のご支援どうぞよろしくお願いいたします。

HP：https://www.sbl.co.jp/