菱形金網と鹿児島の工芸品である
彫金・本場大島紬のコラボレーション

通常は建材などのフェンスとして使用される菱形金網を、鹿児島の工芸品である彫金・本場大島紬などと組み合わせる事で、新たな鹿児島発信のクラフト品を考案しました。古き良き伝統工芸と菱形金網が融合する事で、オリジナリティの高い商品として、他に無い個性的なデザインを求める方、トラディショナルな雰囲気を求める方へ大変おすすめです。

テレビ番組で見かけた極目金網が作れる会社紹介がきっかけとなり、創作意欲を掻き立てられました。そこで彫金と本場大島紬を組み合わせて鹿児島らしい斬新で面白い商品開発ができないかと考えました。そして東大阪の金網会社と鹿児島のクラフト作家が繋がり、伝統的な技術と最新の鋼業技術を合わせた新しい商品開発が出来たらワクワクする！との思いでスタートしました。

金網で覆われているバッグのフォルムが、世間一般的なバッグとは見た目の印象が違うので一瞬躊躇される方もいらっしゃるとは思いますが、シンプルにその見た目こそがお勧めしたいポイントです。珍しい面白いデザインにとても心惹かれてわくわくし、そうした物を身に付けたり使う事で心豊かな時を過ごせると感じています。
今回は金網のインパクトはあるものの、全体的にシックな色合いにしており、伝統技術の蹴り彫り模様の彫金金具と本場大島紬を使用する事で、伝統的工芸品と鋼業品の金網が面白いバランスで一つになっているところが、派手な方向に行き過ぎない点で年齢層も幅広く使いこなしやすい仕上がりにしました。

数量限定販売のこのバッグを使う事で、誰でも持っている流行りのバッグではなく、使う事でお客様にもわくわく楽しく心豊かな時を過ごせる特別なバッグになって欲しいと願っています。商品名にもなっているように、言葉には出さなくてもさりげなくバッグ自身が「Look at me !」という光を放つアイテムとなると思います。

彫金の金具部分には蹴り彫りで極楽鳥花をモチーフにアレンジしたデザインを彫り入れております。極楽鳥花の花言葉は「輝かしい未来・全てを手に入れる」など希望に満ちており縁起の良い花なので、ご購入いただいたお客様に幸せが訪れるようにと願いをこめてこのデザインにしました。

女性がお洒落して出かけると一言で言っても様々なシーンがあると思いますが、フォーマルなお祝いの場や、カジュアルでも特別にお洒落したい時など、様々なシーンで使えるので、具体的なコーディネートの案を書くなら、例えばシックなモノトーン調のワンピースに、金網バッグで少し重厚感と存在感を出す事で、「Look at me !」というアピールが出来ると思います。

本場大島紬を使っているので、着物とのコーディネートもお勧めです。畏まり過ぎず、若い世代で着物を現代風に着こなしている方にもお薦めですし、着物を普段から着こなしている世代の方々にもバッグでちょっと普段と違うコーディネートを楽しむことも出来ます。又、ジーンズに、色調を合わせた重ね着やベストなどを羽織って、そこにこのバッグを合わせると個性的なカジュアルスタイル「Look at me !」が完成します。

利用シーンは、お客様が今日はこのバッグで気分を上げたい！というその日に是非使って頂きたいです。自分だけの似合うコーディネートを見つけて、それぞれの「Look at me ! 」をお楽しみください。

菱形金網は、金属線を使用して作られる格子状の網状の構造物です。この金網は、金属線を交差させて、菱形の開口部を形成することで特徴づけられます。（金網の端は収縮ホースでカバーして生地が傷つかないように全て処理しています。）

とにかく見た目のインパクトが金網によって強く表現できます。金網は金属なので重くなりますが、お洒落を重視する人は重さを気にする前にこの変わった金網のバッグ使ってみたい！と思ってもらえると思います。彫金の素材も金属なので、金網と素材的にもマッチしやすいと考えています。

彫金は、貴金属を用いて装飾品や宝飾品を製作する技術やアートの一形態であり、指輪、ネックレス、イヤリング、ブレスレット、時計、皿、カップ、勲章、宝石などを製作するのに役立つ技術となります。 彫金の技術は、金属を切削、鍛造、溶接、ろう付けなどの方法で形状を作り出し、さらに様々な種類の手彫り彫刻などを用いて模様やデザインを加えて作られます。

彫金の金具部分には蹴り彫りで極楽鳥花をモチーフにアレンジしたデザインを彫り入れています。極楽鳥花の花言葉は「輝かしい未来・全てを手に入れる」など希望に満ちており縁起の良い花なので、ご購入頂いたお客様に幸せが訪れるようにと願いを籠めてこのデザインにしました。

彫金部分 表面

彫金部分 裏面

バッグ内側

金属は種類によって硬さが違うので、今回は強度と重さの両方考えて「真鍮」を採択しました。また、いぶし仕上げはアンティーク調の色合いで色調的にもマッチすると考えました。
彫金の技法で取り入れている「蹴り彫り」は、遠い昔から受け継がれている伝統的な技法です。ひとつひとつ専用の鏨(タガネ)で彫り入れた模様を見て、プレス機で大量に作られる模様と違う、手仕事の伝統的な技術をお客様にも間近で感じていただきたいと思います。
普段は、ツルツルなフラットな板に蹴り彫りをするのですが、今回の作品は鎚目を入れた後、細かい凹凸ができた真鍮板に蹴り彫りをするという加工手順にしました。
今回いつもと違う加工手順で彫ったのは、模様がより印象的にくっきり出るようにする為です。

金属はとにかく硬い素材なので、加工に様々な治具や専用の道具が必要になるので、ちょっとした曲げ加工でも意外と時間がかかったりします。そのため複雑な形や初めて作るデザインの時は、最初から金属で制作すると時間がかかる上に何度もやり直しが利かないため、思った形に曲げようと思うと治具も必要になりますので、身近にある道具や物をアレンジして治具として代用することがあります。鎚目入れをするため金鎚で叩いていくと真鍮が反って硬くなっていきます。それをガスバーナーで熱して焼きナマシをして柔らかくしてから反りを戻すために叩きならします。そして蹴り彫りをしていくと、また反ってくるので再度焼きナマシてからフラットに叩きならします。硬さとの格闘みたいなところがあるように感じます。

本場大島紬は、日本の伝統的な絹織物の一つです。その美しい絣模様と高品質な絹糸から作られる大島紬は、国内外で高く評価されています。

本場大島紬を採用した理由は、小さな頃から着物が身近にあり、中でも大島紬が大好きだからです。更に伝統的な技術で作り出される大島紬と彫金、そこに異質に感じる金網を敢えてマッチさせる事で、新しい伝統工芸品の世界が開けるのではないかと思ったからです。

お客様が手にされるバッグには、古くから受け継がれた技術で手間暇かけて職人が作り上げた本場大島紬の生地が使われています。そういうバックグラウンドも一緒に持ち歩けるという一つのステータスが魅力であり、メリットだと思います。

【彫金工房HardなHeart】

私の作品を手にしたお客様が笑顔になれたり優しい心になったり、日々が豊かな気持ちになれるような作品づくりをいつも心がけています。

私自身が常日頃、珍しい面白いデザインにとても心惹かれてわくわくし、立ち止まり手に取る事が多く、そうした物を身に付けたり使う事で心豊かな時を過ごせると感じています。数量限定販売のこのバッグを使う事で、誰でも持っている流行りのバッグではなく、使う事でお客様にもわくわく楽しく心豊かな時を過ごせる特別なバッグになって欲しいと願っています。

彫金工房HardなHeart
代表 水元 和賀子

【鹿児島県特産品協会】

鹿児島県特産品協会が鹿児島県内の特産品を応援、発信するための取り組みとして、鹿児島県の委託事業により、応援購入サイト「Makuake」を活用して新商品のトライアル販売を実施することで、日本全国へ鹿児島県特産品の情報を発信し、新たな市場でのブランド化・販路開拓を目指します。

特産品製造事業者の「想い」をサポーターにつなぐため、コンテンツ制作からプロジェクトの運営管理、販促等をワンストップでサポートしています。