私たちは今、とても便利な世の中に暮らしています。
スマホ１つで連絡を取りたい人と瞬時に繋がることができ、離れていても顔を見ることができ、解らないことも簡単に調べることができる。SNSではいろんな人の動向を知ることができて、さらにはAIが文章を考えたり、提案までしてくれる。。。
楽しいコンテンツも山ほどあって、まさに何でもできることが、常に何かしていないといられない状況（ずっと脳が興奮している状態）をつくっています。

そこで私たちは、日常に「何もしない時間」を取り入れることを提案します。

「何もしない時間」がもたらすものは、安心だったり、直感的なひらめきだったり、健康だったりと様々です。しかし、行動が大事と言われる現代において、「何もしない」ということは案外難しく、不安や焦りを覚える人も多いようです。

そこで、「何もせずただ座る時間」に寄り添う何かが欲しいとの思いで考えた結果、まずは「『何もしない』をしたくなる道具を作ろう！」ということで、その時間、その場所に寄り添う『道具』を作りました。

このキュートな木箱が「何もしない時間」の相棒です。

電源は一切要りません。　
箱の中には、時間を感じるお香や虫との距離感を保つアロマミスト、何もしない時間をサポートするお茶などが美しく収まっています。

例えば雨降りの休日は、ただただ雨音を聞いてみたり、雨粒を眺めてみる。

窓を開け放して、流れる雲や風の音を聞きながらしばらく座るだけ。
自分が整うと、お家の中の空気も整います。
たとえば、出かける前の10分。たかが10分でその日の質が変わります。

何もしないをしたくなる不思議なBOX。
決して「何もしたくなくなる」ということではなく、
むしろ、何もしないことで、したい事が見つかる行い。


早く目が覚めた朝は座るチャンス。
いつもと違う一日のはじまり。

香りだけじゃなく、時を感じるお香。

私たちは、ヒトが本来持つ感覚を大事にしたいと思っています。
朝も目覚ましで起きるのではなく、自然に目を覚ました時の方が、質の良い一日になる気がします。「何もしない時間」を終えるタイミングも、自然に近いものにしたいと考え、香盤（昔はお香の燃える速度で時間を計っていた）からヒントを得て、お香の燃え切る時間を目安にすることにしました。匂いが消えたな～、と感じた時が終わるタイミング。今回セットするお香は、燃え切る時間が10分と30分の2種類をご用意しました。

お香立ても、お香スタンドも楠（クス）を使っているので、
BOXを開けると、まず楠の清涼感のある香りで気持ちがスッと整います。

10分のお香は、石川県は山代温泉にある「月月」さんのお香です。
天然成分のみのオーガニックな香りが気分を和らげます。
基本セットに入るのはシナモンの香り。
プラスセット及びお香セットにはパチュリの香りが追加されます。

30分のお香は、福井の禅のお寺、大安禅寺さんオリジナルのお香。
サンダルウッドがベースのスッキリと爽やかな香りです。

虫との程よい距離を保つバランスミスト。

屋外（自然を感じる中）で行うことを推奨する「何もしない時間」。
屋外でするとなると、やはり虫が気になる方もいらっしゃいます。
だけど、自然の中では私たちが来訪者です。そこで、虫たちとお互いの距離を保つために、自然の力(精油）を借りてバランスミストを作りました。虫と人間、それぞれの心地よい環境を目指します。

虫との距離感を保つバランスミスト。
セットに入るのは、爽やかなペパーミントのミストになります。
ご自分でも作ることができるレシピも付いているので、お好みの香りを探すのも良き。ラベルには、おすすめのアロマの名前が入っているので、お作りになったオイルの名前にチェックを入れてご使用ください。

「何もしない時間」の前後に取り入れたいお茶

世界には、日本茶、紅茶、中国茶、ハーブティーなど、いろんなお茶があり、その味や効果も様々。古来より、美味しさを楽しむだけでなく、薬として飲まれているものも数多くあります。今の私たちは、これまでに口から摂取したもので出来ています。だから、体に入れるものも丁寧に選びたいという思いで、今回は数あるお茶の中から、「何もしない時間」がさらに豊かな時間となるようなものを選びました。お茶を入れるティーボトルもセットしています。
また、このスペースには、市販の500mlのペットボトルや水筒も入れられます。

セットに入るお茶

何もしないをする前に、温かいお茶でじんわりと。

「何もしない時間」の前に飲んで欲しいお茶としてご用意したのがmoco。このお茶は福岡県八女地方で作られた日本茶で、大和撫子のような上品な味と香りが心を優しく包み込む渋みの少ないお茶。
mocoとは、曖昧模糊（あいまいもこ）の糢糊からとっており、ぼんやりする、あやふやにする、という意味があり、自然と自分との境界線を優しく曖昧にするという思いを込めています。

何もしないをした後は、水出しの常温でスッキリと。

「何もしない時間」の後に飲んで欲しいお茶としてご用意したのがsiki。このお茶は静岡県で作られた「やぶきた」という品種の日本茶で、心地よく広がる甘みと渋みの爽やかな余韻が特徴です。
sikiとは、意識の「識」であり、「色」でもあり、はっきりとした感覚の世界を意味します。

「何もしない時間」に必要なお香やバランスミスト、ティーボトルたちを収めるBOXにもこだわりました。全体的な大きさ、素材、ものの収まり方など、試作を重ね試行錯誤し今回の形となりました。こだわったのは、持ち歩きたい、人に見せたい、部屋に置いてあるだけで絵になる、そして何より「何もしないをしたくなる」ものであるということ。
屋外ではもちろん、お家でくつろいでいる時（瞑想や読書など）にもお使いいただけると嬉しいです。

形や大きさ、収納方法など、持ってちょうどいい、置いて絵になる佇まいにこだわりました。

「今、キャンプをする人たちの一部で、自然の中でただ座る人たちがいるって知ってますか？」という知人の言葉が、今回のプロジェクトのきっかけでした。

コロナ禍で、キャンプ、特にソロキャンプが人気となって久しい今日この頃。私自身、アウトドアが好きですが、キャンプに行くのに色んな道具を揃えて、食材を買ったりメニューを考えたり、着いたら装備を広げて準備、料理して、食べて、飲んで、また片付けて・・と　ずーーーっと何かをしているな、と感じていました。
そういうことも楽しいのですが、帰るとなんだか疲れている。。
リフレッシュするために行っているはずが、何をやっているのかな？と思っていた
ところに、「ただ座るだけ」と聞いて、何だかもの凄い可能性を感じました。

自然の中でただ座り、目に映る雲の流れや、風に揺れる草木、水面に反射する陽の光、または月の明かりや星の瞬きなどをただただ眺め、自然のリズムの中に身を置くと、自分と自然との境界線がだんだん曖昧になって、思考や感情が落ち着いて無自覚に入っていた力が抜けていきます。そんな時にふと、本当にやりたい事が見えたり、大切な事に気が付いたりするのではないでしょうか。
多くの人が、癒しを求めて神社やお寺、山や川、海などに行きたくなるのは、私たちはもともと自然の一部であることを体は知っていて、事あるごとに自然のリズムを取り戻したくなるからではないかと考えます。

動くこと、行動することが大事だと言われる現代、結果を出すための手法や考え方、自己分析や占いに至るまで、行動を促す勉強の機会は山ほどあります。
ですが、自分も含め、様々な知識を身につけ、人脈をひろげ、明確な目標に向かって動き続けようとしながらも、どこか疲弊し、何が大事で何が正解なのか迷子になっている人が多いように感じます。

行動することはもちろん大切ですが、一旦立ち止まる（思考を止める）ということも同じくらい大切なのではないかと思うのです。
例えば、アイデアを出そうと必死に考えている時にはいい案が思いつかなかったけれど、全く関係の無いことをしている時、…例えばお風呂に入っている時、本を読んでいる時、食事中やトイレ中など、心もカラダもくつろいでいる時に「あ、こんなのいいかも！」と、アイデアがパッと思いつく瞬間を、誰しも経験したことがあると思います。
それを例えるなら、濁った泥水をしばらく放っておくと、次第に泥が沈殿して水がクリアになり視界が良くなる（先が見える）感じ。
つまり、ゆったりして頭の中の思考ノイズがクリアになった時に「あ、これだ！」と、今一番大事なことや必要なこと、いわゆる直感に出会えるのかもしれません。

私たちは、「今日のお昼は何を食べようかな」「帰って早くゲームの続きをやりたいな」などの細かなものも含めて1日に約6万回も思考しているそうです。しかもその殆どは雑念と呼ばれるもので大半はネガティブなもの。。その上で、考えよう、行動しようと言われてもなかなか難しいものです。
そんな現状もあり、近年、多くの企業などが、ストレス軽減、集中力や記憶力の向上などの必要性を感じ、坐禅や瞑想、マインドフルネス、ヨガなどを取り入れています。それらに共通することとしても、「座る」「止まる」があると思います。

モノやコトが動く前には必ず止まる瞬間があります。人が行動を起こす前もしかり。その瞬間を意図的につくるための「何もしない時間」。その世界観をカタチにできないか？とモンモンと思っている中でたどり着いたのが、弓道の「射法八節（しゃほうはっせつ）」。

弓道における射法八節

弓道では、弓矢を射る動作の中に八つの型があり、それぞれに名前があります。その中の六番目の動作に「会（かい）」というものがあります。
弓を引き切った時の状態、心身がひとつになり、発射のタイミングが熟すのを待つ瞬間。それが「会（かい）」です。的に当てようと思うと、余計な力が加わって（邪念）、矢は思うように飛ばない。つまり、放つというより、自然に矢が離れるのを待つのだそう。
その世界観が「日常の中に何もしない時間を取り入れる」ことにピタリとはまりました。
立ち止まることにより、ひらめきや、良いアイデアに「会う」とか、知らなかった自分自身に「会う」、というところから弓道の『会』に繋がり、そこから「Meeting」というネーミングを思い付きました。
ミーティングというと、一般的に「会議」を思い浮かべますが、会議自体、色んな意見をぶつけあって、その時の一番いい考えに出会う、という意味を感じます。
この「Meeting」には、自分自身との会議、という意味あいもあります。

今回ご紹介させていただくMeeting Boxは、桐箱製となっています。
箱サイズ：W190mm D88mm H268mm
重さ　　：1,135g（お茶入り）740g（お茶無し）
持ち手　：鉄

◎セットに入っているもの

・お香立て（楠）
・お香、ミストスタンド（楠）
・お香 ２種類（ 10分用/シナモン・30分用/サンダルウッド ）
・スチール缶（マッチの燃えくず入れ）
・ミストスプレー（ ペパーミント/レシピ付 ）
・クリアボトル（お茶用）
・お茶 ２種類（ moco/1包・siki/1包 ）

※マッチは入っておりません。

今回のプロジェクトに協力いただいた、つくり手の方々。
みなさんのおかげでカタチにすることができました。

香り、表情豊かな天然木の存在感を感じてほしい。

お香立てや、お香・ミストスタンドを製作していただくのは、欄間や仏像をはじめ、伝統的なものから現代的なものまで、幅広い木彫作品を手掛ける市橋和典さん。
木を誰よりも愛する市橋さんが作りだすものは、誠実でどこかあたたかく、その人柄そのものです。

市橋木彫店 （福井県福井市）

桐の可能性をもっともっと。

実に愛おしい佇まいのMeeting Boxの製作は、ものづくりの町、富山県高岡市で桐箱を主に製作されている有限会社ウラタの浦田恵三さん。
こちらからの細かい寸法の要望や仕様変更にも、迅速に丁寧に応えてくれて、素材の特性を熟知し、要望以上の結果を出してくれるのが浦田さんの箱作りです。桐箱の可能性を常に模索し続ける頼もしい職人さんです。

有限会社ウラタ（富山県高岡市）

たかがお茶、されどお茶。

今回のセット、そして「Meeting」に欠かせないお茶を選んでいただいたのは、福井市内の日本茶専門店、塩善茶舗の竹内さん。お茶の可能性を誰よりも感じている竹内さんは、持ちうる情報や楽しみ方を、惜しみなくいろんな所で伝えています。今回もプロジェクトへの想いをしっかり聞いていただき、ピッタリのお茶を選んでいただきました。

塩善茶舗 Instagram https://www.instagram.com/shiozen_chaho

「香」を日常に。

今回セットされる2種類のお香は、10分用が石川県加賀市山代温泉にて工芸やウェルネスな商品を展開する「月月」さん、30分用は福井県の臨済宗のお寺「萬松山 大安禅寺」さんにご提供いただきました。

月月さん。つくり手と産地、何より日本のものづくりを大切にされている方々です。
ご提供いただいた10分用のお香は、天然植物100％で石油成分や合成着色料、合成占領を一切使用していないオーガニックなお香です。

月月 HP https://aandko.jp

大安禅寺さん。福井藩主越前松平家の菩提所であり、臨済宗のお寺です。
今回ご提供いただいた30分用のお香は、京都の香老舗「松栄堂」さんで作られている大安禅寺オリジナルのお香で、坐禅の時にも使われています。

大安禅寺 HP https://daianzenji.jp

このBOXさえあれば、お家の中はもちろん、海や森、公園や屋上など、実はどこでもできるMeeting。
いずれ街のあちこちで座る人たちが普通になると、世界は今よりもっと優しくなる気がします。

縁側や窓辺は絶好のMeetingスポット。
このBOXがあれば、どこでだってMeetingできます。

車で遠出したついでの「何もしない時間」。
忙しい毎日の中では、お休みの日もついつい予定を詰め込みがち。
何もしないための遠出もおすすめ。予想外の自分にきっと出会える。

近くの河原や公園もおすすめ。
ちょっと外に出れば、自然を感じるところが意外にあることに気がつきます。

お庭やベランダ、屋上も贅沢なMeetingスポット。
キャンプの合間にもぜひ。

Q：開封時に、破損や欠品があった場合はどうすればよいですか？

A：早急にご対応させていただきます。商品の破損、欠品などございましたら、お手数をお掛けいたしますが、不備箇所の写真をお撮りいただき、画像を「実行者へ問い合わせ」にお送り願います。弊社にて画像を確認後、ご返金または交換の手順を折り返しご連絡いたします。（ご使用前の商品に限ります）

【交換・返品に関する注意事項】
※以下の場合は、対応出来かねます。
　○商品到着後7日以内にご連絡がなかった場合
　○商品到着後14日以内に返品商品が弊社まで届かなかった場合
※完売により交換商品がご用意出来ない場合がございます。
　その際は返金にてご了承ください。

2024/6/12　 　　　プロジェクトスタート
2024/7/26　　　　 プロジェクト終了
2024/10月上旬頃　 商品発送予定

◎Meeting Box　基本セット　15%OFF
◎Meeting Box　基本セット　10%OFF
◎Meeting Box　２セット　　15%OFF
◎Meeting Box　２セット　　10%OFF
◎Meeting Box プラスセット
　基本のMeeting Bagに、お香（10分用・30分用）各２種類と
　お茶（moco茶・siki茶）各10個入りのパックを追加したものです。
◎お茶セット：moco１袋（10パック）と、siki１袋（10パック）
◎お香セット：10分用のお香１セット（40本）と、30分用のお香１セット（40本）

私たちはグラフィックデザインをメインに、ちょっと変わった書道教室や茶道教室のプロデュース、さまざまな企画に関わらせていただいています。
常々私たちが目指す考えとして、特別な日やイベントのために日常をこなすのではなく、「日常こそおもしろく生きるには」があります。そんな中、ひとつのカタチとして、今回のプロジェクト「何もしないをするための道具」に行き着きました。

このプロジェクトは世界を変える

今、健康、災害、経済的問題、社会の目など、考え方や行動の基準が不安ベースになっているように感じます。
そうなると、不安を避けるための選択や行動になったり、他人の価値観に合わせて「やらなきゃ、やるべき」という思考になってしまいがちです。

大事なことや楽しいことを考える時に、思考が不安ベースになっていては素敵なアイデアに出会うことは難しいと思います。そこで、日常に「Meeting」を取り入れ、思考を止めることで、不安や恐怖、焦りなどから一旦離れる時間を作ると、自分はこういうことをするのが嬉しい、楽しい、あそこに行ってみたい、あの人に会いたい等々、自分本来の「やりたい」ベースの思考が湧き上がってきます。

そういう人たちが増えると想像しただけでも、世の中はちょっとおもしろくなる気がします。いや、きっとおもしろくなる！

また、目標（目的地）を設定するのが大事だと言われていますし、そのやり方を教えてくれる場はたくさんありますが、それと同じくらい「自分の現在地」を知ることが大事だと思います。しかし、多くの方は自分の現在地をあまり認識していないのではないでしょうか。
例えば、カーナビは目的地を入力するだけでそこまでの道案内をしてくれます。それは、現在地が分かっているからなのです。それと同じで、自分の位置（本当の自分）が分からなければ、目標を設定してもそこへの道はなかなか見えないのだと思います。

「Meeting」は自分の現在地を知る方法でもある。

さあ、「Meeting」で現在地を認識し、目的地を設定して、自分の中のカーナビ（インスピレーション）をどんどん活用してみませんか。
そのお手伝いをするのが、今回のプロジェクトであり、「Meeting Box」なのです。