～手間の掛かる手作りの物を身近に置くことや、

　　　　　　　　手作りを楽しむことで物を丁寧に扱う心を育みたい～

日本刺繍を始めるには専門的知識を踏まえた下準備が必要で、私が日本刺繍を始める際に一番最初に難しいと感じる作業が台張りでした。

美しい刺繍をするのに、生地がよく張れている事はとても大切な事です。それは日本刺繍だけに限らず、どのジャンルの刺繍にも当てはまることなのではないでしょうか？

私達はこの台張りの手間を省き、届いたらすぐに気軽に刺繍が楽しめる新しい手芸材料　『kaku-ichi』（カクイチ）を開発致しました。『kaku-ichi』は枠に生地がピン！と張った状態で設置されていて、刺繍中も生地がずれたり、たわんだりする事がありません。

また、『kaku-ichi』は日本刺繍で一般的に使われる正絹だけを張っている刺繍枠ではありません。

刺繍のジャンルを問わず使って頂けるように、クロスステッチ用の生地を張った『kaku-ichi』、リネンを張った『kaku-ichi』、オーガンジーを張った『kaku-ichi』・・・・・etcを順次発売していく予定です。

ピン！と張った生地は指で弾くと太鼓のように音が鳴り、針通しは驚くほどスムーズです。しかも、刺繍後はそのまま額として気軽に飾ることが出来るフォルムに仕上げました。

見た目は地味で便利さが伝わりづらい程のシンプルな、ありそうでなかった刺繍枠『kaku-ichi』は敢えて個性を消し、皆様方の刺繍が映えるようにデザインされたものです。この機会に是非一度、手に取ってみて下さい。

どうして今までなかったのだろう？ときっと感じて頂けると思います。

『カクイチ』ってなに？

日本刺繍いちが開発した四角い刺繍枠→『カクイチ』です。

丸い輪っか刺繍枠に生地を張って刺繍をするのが一般的ですが、その際、針の出し入れなどによって生地がずれたり、たわんだりして刺繍がしづらいと感じられる方は多いのではないでしょうか？刺繍中に生地を色々な方向から何度も引っ張って張りを整えながら刺繍をするのは手間がかかります。

カクイチは四角い刺繍枠に生地が枠と同じサイズ（２０ｃｍ×２０ｃｍ）でピン！と張った状態で設置されている画期的な布張設済み刺繍枠です。

刺繍をしている間も生地がたわんだりずれたりすることがないため、針目が整いやすく刺繍初心者の方でも出来上がりがとても美しい刺繍となります。

しかも、刺繍後わざわざ額に入れる必要もありません。刺繍枠は額の役目も果たしているのでそのまま飾ることが出来ます。

さらに、刺繍枠から生地をはがすことができるので、２０ｃｍ×２０ｃｍの生地として扱う事も出来ますから、小さな袋物や小物を作るのにぴったりの新しいタイプの刺繍材料です。

届いたらすぐに刺繍！が始められます

生地がピーン！と張れた具合を維持することが出来るので刺繍がしやすく、刺繍後は額として飾ったり、枠から生地を剥がすとリターン商品のバッグホルダーや小さな懐中鏡のような小物に仕立てる事もできます。

（下写真：kaku-ichi裏面）

私達は『ｋａｋｕ－ｉｃｈｉ』を使ってもっと気軽に刺繍を楽しんでもらいたい、刺繍ファンを広げたいという願いでプロジェクトを立ち上げました。

これまでにない新しい刺繍枠を多くの方に手に取って頂き、日本刺繍の伝統的な技法を未来へ繋いでいきたいと思いファンディングに挑戦してみようと思いました。

日本刺繍は布も糸もシルクを使います。町の手芸店では材料が販売されていない場合が多く、しかも刺繍台は標準75cmと大きく、その台に太鼓のようにピン！と生地を張った状態にセットするには専門的知識が必要でプロでも２０分～３０分程度の時間がかかります。刺繍の技法も糸を撚ったり、両手を使って刺繍するという独特の技法の刺繍です。このように準備に時間がかかることや材料が高価であることから日本刺繍の体験講座は特徴である「両手で刺繍」や「糸より」（下写真）を省略して伝えられる事もあります。

このような理由もあって、日本刺繍の技術者は年々減少傾向にあります。

日本人にしかできないような緻密で繊細な日本刺繍の技術を未来へ繋げたい！と思いました。その為には体験会を各地で多く行い、その魅力を曲げずに伝えていくことが必要なのではないかと思います。

私達は『ｋａｋｕ-ｉｃｈｉ』を使えばそれを可能にできるのではないかと思っています。

『ｋａｋｕ-ｉｃｈｉ』は２０ｃｍ×２０ｃｍ、重さ約20ｇと軽くてコンパクトな形状の為、Ｃクランプや大きめの洗濯ハサミなどで台に固定して刺繍をしたり、一般的な刺繍枠のように手に持って刺繍をする事も出来ますので、旅先等でも刺繍を楽しむことが出来ます。

ピン！と張った生地はシワになる事もありません。

『ｋａｋｕ-ｉｃｈｉ』を多くの方に手に取って頂き、使いやすさを実感してもらいたいと思い、マクアケ割引価格でお届けしたいと思います。

また、一針一針丹念に手刺繍をした日本刺繍いちの作品を特別価格にてお届けしたいと思います。

下写真コンパクトミラーの一部はリターン商品でご案内しています。

（通常価格25,000～70,000円）

例：お仕立券で承れる数寄屋袋や袱紗

※オーダー作品例　（帯留めと袱紗）

魅力的な利用シーン

『カクイチ』に張られている生地は正絹（シルク）以外にもクロスステッチ用生地・リネン・コットン等の数種類があります。ご希望の生地を送って頂ければ張って送り返すことも出来ますので、刺繍教室を主宰の先生方の教室の材料に、見本刺繍のサンプリング材料にとプロの方にも便利な材料です。（詳しくはお問合せ下さい）

日本刺繍はもちろん、様々なジャンルの刺繍愛好家の方に喜んでもらえると思います。

仕上がった作品は、額装の手間が省かれるためそのまま額装品としてお友達にプレゼントしたり、生地をはがして小物を仕立てたりできます。リターン商品の「バッグホルダー」や「小さな懐中鏡」は『ｋａｋｕ-ｉｃｈｉ』一枚で数個作成することができます。

忙しい毎日の中で短い時間でも自分と向き合いながら手仕事をする。それがストレスとならないように、仕上がりが出来るだけ美しいものであって欲しい。

そんなお手伝いが出来ればと願っています。

東京ホビーショー4/28～4/30（東京ビッグサイト）でのワークショップで少しでも多くの方に刺繍の楽しさを気軽に楽しんで頂けるようにワークショップ材料費の一部に心を込めて使わせて頂きます。




日本刺繍いち　代表　古賀　陽子

　　　　光永　　恵 　　　　　船津　静香

日本刺繍　いち
代表　古賀　陽子

主な活動＆受賞歴

※H21：第92回佐賀県美術協会展入選

※H22：第93回佐賀県美術協会展入選

※H24：フランス　サロン・ド・トーヌ展入選

※H26：阪神阪急百貨店うめだ本店　セッセコンテンポラリー刺繍展参加

※H26：ポルトガル国際美術公募展入選

※H26：佐賀県トライアル商品「憧れの日本刺繍体験セット」採択

※H26：佐賀県立生涯学習センター主催「まなびぃフェスタ」参加

※H27:日本刺繍作品展開催　H27/3/3～H27/4/30

※H27:平成27年度　文化庁伝統文化親子教室事業子供教室開催

※H27：ヴォーグ学園天神校　日本刺繍講座講師

長い文章を最後まで読んで頂いてありがとうございます。

「忙しい毎日の中で自分と向き合いながら手仕事をする」その仕上がりは出来るだけ美しいものであって欲しい。

僅かながらでも伝統工芸に関わっていることに感謝をしながら、手仕事の良さと伝統を未来へ繋げて行きたいという思いを忘れず、皆様に喜ばれる『kaku-ichi』を作り続けていきたいと思います。

ご支援よろしくお願いします。

Q１：『kaku-ichi』には何度も自分で生地が張れますか？

　Ａｎｓ：張れません。一作品に一枚の『ｋａｋｕ-ｉｃｈｉ』が必要です。

Ｑ２：『kaku-ichi』のサイズは？

　Ans：外枠　20ｃｍ×20ｃｍ　内枠　13ｃｍ×13ｃｍ　重さ約20ｇです。