肉厚でジューシーな食べ応えに、森の朝霧のような新鮮で爽やかな香り。

まるで松茸のような高級感でありながら、価格は十分の一程度。

「キノコでこんなに旨味を感じることができるのか！」

ひと口食べれば、そう驚くはず。

そんな、あなたこれまでのイメージを覆す、全く新しいキノコ！それが「松きのこ」です。

豊橋市北東部・嵩山（すせ）町に誕生した「ほの国きのこ園」が、新たな特産品として「姫街道の松きのこ」の販売を始めました。

この「松きのこ」は、テレビなど数多くのメディアで取り上げられ、「見た目はマツタケによく似ております。まさに山のキノコの香り、芳醇なうま味とサクサク食感が新鮮」と話題の一品。

そんな極上のキノコを、ご家庭で美味しく楽しむレシピと共に、皆さんの食卓に新しい感動をお届けするプロジェクトです。

松きのこはベストシーズンにはネット通販で5カ月待ちになるほど、今話題の品種。

あることをきっかけに、その魅力のトリコになった私は、「このキノコを、地域の新しい特産品として世間に広めたい」と考えました。

「姫街道」と「松きのこ」の出会い

愛知県豊橋市・嵩山（すせ）町は、縄文時代の遺跡が残る歴史あるエリア。豊橋市内では珍しく三方を山に囲まれ、寺社や鎮守の森が広がっています。

江戸時代には、江戸の都と地方を結ぶ街道の一つ「姫街道」が通り、嵩山宿（すせじゅく）があったことでも知られています。「姫街道」の名前の由来としては、公家の奥方や姫君・女中などが多く通ったからという説もありますが、本当のところはわかっていません。

「東海道」が通る浜名湖南岸が幾度も地震、大津波で通行不能になったことから、浜名湖北部と豊橋・豊川をつなぐ「姫街道」は多くの往来があったと言います。

しかし、現在は本陣跡の民家、常夜灯が残るばかり。山に囲まれたのどかな田園風景や草原が広がり、かつての賑わいを感じさせるものはありません。

ある時、地元の嵩山できのこ栽培を手掛けている親類から山で育てているシイタケの原木栽培を紹介され、きのこ栽培の奥深さと魅力に引き込まれました。

私は市議会議員として長年地域のために働いてきましたが、キノコ栽培の経験はありません。そこで、全国のキノコ農家を取材して回ることにしたのです。各産地に予約をして出かけ、育成法やキノコの味を見学して回りました。多くの農家を訪ね歩いた後、ついに出会ったのが「松きのこ」だったのです。

「松きのこ」の魅力と可能性に魅せられて

松きのこを開発したのは広島にある「世羅きのこ園」です。約20年前、酸性雨や害虫の影響で、キノコ産地・世羅町のマツタケ発生量が激減。そこで山の環境を良くするため、キノコの人工栽培に着手したことがきっかけとなりました。

「世羅きのこ園」の会長が、長年、きのこの研究を重ね栽培に取り組む過程でしいたけ菌の育種、優良選別を繰り返す中、その結果、現在の今までにない芳醇な香りと食感を兼ね備えた「松きのこ」が誕生したのです。

私は、この会長の飽くなき探究心と、「松きのこ」の新鮮な食感に強烈なインパクトを感じました。現地の道の駅などでは「キノコを求めて購入するファンの熱意」を目の当たりにし、大変驚きました。

いつしか私は、「“松きのこ”を自分の手で育ててみたい」という思いを抱いていることに気がつきます。

時間を見つけては何度も広島まで足を運び、「世羅きのこ園」に顔を出し、業務を学び、道の駅の販売にも立ち会うほどに没頭していきました。

この熱意が認められ、「世羅きのこ園」から菌株を分けてもらえることになったのです。

歴史と自然の豊かな「姫街道」で松きのこを育てよう！

「“松きのこ”を、我がふるさと嵩山（すせ）町・姫街道の特産として育てたい」

かつて「姫街道」の嵩山宿（すせじゅく）として栄えながらも、現在は人口減少が進む街。その活性化と松きのこが繋がりました。

「新しい街の特産品を作りたい。姫街道の名前をもっと広めたい」そんな思いから「姫街道の松きのこ」の栽培と販売を決意します。

このオープンにあたり、「世羅きのこ園」の会長も、キノコ栽培に相応しい「姫街道」周辺での事業取組みに期待を寄せてくれています。

豊かな森林と豊富な地下水に恵まれた山は、おいしいキノコが育つのに絶好のロケーション。さらに、周辺を山に囲まれた立地から、強い風もありますが、落ち着いた静寂な日や朝夕には、「姫街道」周辺に湿潤な南風が吹き降ろし、周囲の森には雲や霧がかかっていることが度々あります。霧に覆われることで森の空気は浄化され、あたりにはマイナスイオンが満ちています。

「この自然の恵みを生かしながら、一年中“松きのこ”を育てられる環境を創りたい」

そう決意し、キノコ栽培に必要な環境設備を備えた栽培ハウスの建設に踏み出しました！

「姫街道の松きのこ」が誕生！

豊橋市・嵩山（すせ）町に誕生した「ほの国きのこ園」は、松きのこの栽培に適切な環境管理を目指したキノコ栽培ハウスです。

敷地の中に、培養や収穫などに必要な４つの栽培ルームが備わっています。成長段階に合わせた温度や湿度などの管理をし、「松きのこ」が育つ環境を整えています。

もう一つの特徴は、「姫街道」の地下に流れる潤沢な水と、森林の空気を毎日取り込みながら育てていること。早朝にハウスの窓を開けるなどして、山から外気を導入「姫街道の松きのこ」は、この地の恵みをたっぷり受けて育っているのです。

2020年2月から建設の始まった栽培ハウスは4月から稼働し、長い期間をかけて大切に育てます。

１日に何度も検温し、環境の微調整を行い続ける日々。夜中に不安で目が覚め、思わずハウスを見に行ったこともありました。

手塩にかけて育てた、自信をもって皆さんに届けられる「姫街道の松きのこ」。しかし、それでも不安がありました。

「この美味しさを伝えるには、一体どうしたらいいのだろうか」

私はこれまで出会う人々に松きのこの魅力を語ってきました。しかし、この良さはやはり実際に食べてみないとわかりません。

そこで、松きのこの美味しさを最大限引き出し、それでいて家庭で調理しやすいレシピを開発するプロジェクトが始動しました。

自ら名乗りを上げてくれたのが、地元産の旬の食材を使ったフレンチレストラン。栽培が始まり、ようやく料理の試作を…というところで突然訪れた、外出自粛。

店が大打撃を受ける中でも快く松きのこ料理を研究し、素晴らしいレシピを提供していただきました。

「松きのこ」の味わいや食感は、これまでのキノコの概念を覆す新しいものです。

山のキノコの香り、旨みの強い風味、気持ちのいい歯ごたえ。旨みが強いので、オイル漬けや煮物にしても、おいしく味わっていただけます。

レシピはシンプルに、家庭での作りやすさにもこだわってもらいました。ぜひ皆さんの食卓でも、この美味しさと感動を味わってください！

スケジュール

2020年6月19日 プロジェクトスタート

2020年9月 リターン商品配送開始予定

リターンについて

シンプルながら松きのこを存分に楽しめるレシピをハガキサイズのカードにしてお送りいたします。松きのことのお得なセットもありますので、ぜひ特別な味をご自宅でお楽しみください。

また嵩山・姫街道の情景ポストカードも同封いたします。自然と歴史の豊かな土地柄を感じていただければ幸いです。

資金の使い道

いただいた資金はレシピカードのデザインと印刷、次のレシピ開発などに利用させていただきます。

「姫街道・松きのこ」にご興味を持ってくださった方へ

初めまして、「ほの国きのこ園」の代表・藤原孝夫です。

広島にある「世羅きのこ園」との出会いから、「松きのこ」の魅力に魅せられ、ふるさとである豊橋市・嵩山（すせ）町に栽培ハウスを新設する運びとなりました。嵩山町には「姫街道」が通っており、周辺は山に囲まれ、山林から吹き下ろされた風にはマイナスイオンがたっぷり含まれています。

この山の空気と、清潔でおいしい地下水を活用しながら、この地ならではの「姫街道・松きのこ」を育てていきたいと思います。

「松きのこ」は、これから全国に認められるブランドとして成長する過程にあります。私ども「ほの国きのこ園」も、「世羅きのこ園」とともに努力をしていく所存です。

マツタケよりも手の届きやすい価格で、見栄えが良く、おいしく、新しい食感を楽しませてくれる「松きのこ」。この食材を通し、消費者のみなさまが、より豊かな食生活を楽しんでいただけることを願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。