香りを嗅いだとき、それに関連する記憶がふいに蘇ったりする事があります。
それは人間の五感の中でも、香りを感じる嗅覚だけが記憶をつかさどる海馬という脳の部位にほぼ直接的に信号を送ることができると言われているからです。

私たち松田商店は、奈良という地域の魅力を「香りを通じて発信」することで、観光客誘致・地域活性化につながると考え、「奈良の香り」を開発しました。

調香家監修の下、奈良の吉野檜や吉野杉などの地域資源を含む天然精油をブレンドし、「奈良」の歴史・文化・風景を表現。
その香りは、忙しく慌ただしい日々を送る現代人に向けて、呼吸を深くし、自分自身と向き合わせてくれる落ち着きのある香りです。

1月中旬から、奈良県のホテルやJR奈良駅構内の土産物屋にて、奈良の香りの空間演出を実施予定。
一般販売はその後を予定しておりましたが、一足早く、皆様にも「奈良の香り」をご体感いただきたいと思い、今回のプロジェクトを実施させていただきます。

日本の伝統文化の三道（茶道・香道・書道）の中の香道では、香りは「聞く」と表現され、「心の中でその香りをゆっくり味わう」という意味で使われます。
奈良の歴史・文化・風景を「聞く」という想いを込めて、「時を聞く」というコンセプトにしました。

コンセプトストーリー内にある、奈良の各地に実際に足を運び、そこで感じたイメージを元に、調香を開始しました。
「奈良」という地域を香りで表現した、新しい取組みで、唯一無二の香りです。

①呼吸を深くし、自分自身と向き合わせてくれる、落ち着きのある香り

調香家監修の下、呼吸を深くし、自分自身と向き合わせてくれる、落ち着きのある香りを開発。
現在、世界的に注目されているマインドフルネス（瞑想）をサポートする香りとしてもご使用可能です。

②奈良の吉野檜や吉野杉等、100種以上の天然精油から奈良の歴史・文化・風景に合った香りを調香

奈良県の地域資源である吉野檜・吉野杉等、合計110種類の天然精油を準備し、1つ1つの香りのイメージ・時の経過による香りの変化を捉え、約10種類の香りを選定・ブレンドして開発された唯一無二の「奈良の香り」。

110種の天然精油の選択肢やブレンド比率等、何万通りもある組合せの中、それぞれの植物がもつ香りのイメージを捉え、「奈良」をいかに表現するか、時間をかけ開発を進めてきました。

③「時を聞く」時間の経過とともに香りの変化を楽しむ

香りには、最初に香るトップノート・時間が経ってから中心になるミドルノート・最後まで残るラストノートがあります。

それぞれの植物の香りの特性を時間の経過も考慮して調香することで、1300年前の華々しい天平文化から現在の奥ゆかしき奈良を、変化していく香りで楽しめる、まさに「時を聞く」香りです。

④商品デザインには天平文様を採用

天平文様とは、正倉院宝物に見られるさまざまな文様のことで、地中海世界や西アジアに起源を持つものも多く、奈良時代にシルクロードを渡り、唐から日本へと伝えられ、工芸品や織物などにあしらわれました。

デザインのモチーフとなっているのは、正倉院宝物の「鹿草木夾纈屏風（しかくさききょうけちびょうぶ）」で山野に遊ぶ鹿のおおらかな雰囲気で、奈良らしさを感じさせてくれます。

石田 理恵 氏

奈良県奈良市在住の調香家
年間通じて天然精油の調香教室を開催し、受講者それぞれに合ったオリジナルの香りを調香し提供している。
河瀬直美の映画の香りや、ギャラリー･雑貨･カフェ「くるみの木」の香りを開発するなど、数々の香りをプロデュースしている。
松田商店の、「香りを通じて奈良を活性化する」という想いに共感し、プロジェクトメンバーとして参画。

「奈良の香り」を通じた下記2つの取組を推進することで、さらなる観光客誘致・地域活性化を実現したいと考えております。

１．奈良に訪れたことがない方に、香りで奈良の魅力をお伝えする

「一度訪れてみたい」と思っていただき、奈良への初回の観光客を増加

２．奈良を訪れた方に、香りで奈良の景色や体験を記憶に残す
ホテルやお土産物屋等での香りの空間演出を通じて、観光客に奈良の景色や体験を記憶に残し、その香りをベースにした生活雑貨等の商品展開を通じて、日常の中でその香りに再び触れることによってその記憶を呼び起こす。

「もう一度訪れたい」と思っていただき、奈良へのリピート客を増加（香り×記憶）

1月中旬から「奈良の香り」の空間演出による顧客満足体験の実証試験を奈良市猿沢池の「ホテルならまち天平」、JR奈良駅構内の「奈良うまいものプラザ」で実施予定。

（ホテル天平ならまち様のエントランス）

今後「奈良の香り」を元に、生活雑貨・スキンケア等の商品を順次商品化予定です。

「いつもの空間を､上品で落ち着きのある空間に」

呼吸を深くし、自分自身と向き合わせてくれる、落ち着きのある香りで、今の自分と向き合いたい時や、リラックスモードに切り替えたい時におすすめの香りです。

①ティッシュやハンカチを使う芳香浴法

ハンカチやティッシュに奈良の香りを1～2滴垂らして置いておくだけで空間が良い香りに包まれ、心地よい気分になれます。

②蒸気を利用する吸入法

お湯の蒸気を利用して香りを楽しむ方法で、お湯を入れたマグカップに奈良の香りを1～3滴ほど垂らし、立ちのぼる香りを楽しみます。

③入浴時に使う沐浴法

入浴時にアロマオイルを利用する使い方は、沐浴法やアロマバスと呼ばれています。香りと入浴の両方でリラックス空間を演出。

全身浴の場合は1～5滴、半身浴や手浴、足浴は1～3滴を目安にしてください。

④アロマディフューザーやリードディフューザーでリラックス空間つくり

「奈良の香り」イメージ動画と合わせて香りをお楽しみいただくことで、より奈良の雰囲気を感じていただけます。（プロジェクトページのTOPにYoutubeリンク記載）

１）「奈良の香り」 ブレンド精油（5ml）

２）「奈良の香り」 ブレンド精油（10ml）

３）吉野檜の精油（10ml）

「奈良の香り」に使われる奈良の地域の香りの一つ。
気分に合わせて、素材の香りをお楽しみいただけます。

４）吉野杉の精油（10ml）

「奈良の香り」に使われる奈良の地域の香りの一つ。
気分に合わせて、素材の香りをお楽しみいただけます。

精油瓶は、ドロッパー仕様です。芳香浴は１度に使う量がとても少ないので、ドロッパーが適しています。

HP：https://matsudastore.com/

通販サイト：https://matsudanara.theshop.jp/
（奈良の地域資源を活用した、こだわりの癒しグッズを販売）

Instagram：https://www.instagram.com/matsuda.nara/
（生産者の想いや、商品情報、お得情報を更新しております。是非フォローください）