はじめまして。
富山県黒部市で、ます寿司製造・販売をしている”ます寿司屋ヒロ助”です。

当店は富山県のソウルフード「ます寿司」を中心に、全国のお客様に富山の美味しい味覚をお届けしています。

多くのお客様にます寿司を届けていると、こんな質問をよくいただきます。

「寿司桶の再利用方法ってない？」

ます寿司は、寿司桶の底に笹を敷き、鱒(ます)と酢飯を詰めて作るお寿司。

寿司桶は鱒と酢飯に含まれた水分を適度に吸収してくれるので、鱒の劣化や腐敗、ごはんの乾燥を防ぎつつ、寿司の味わいを熟成させてくれます。

寿司の味わいを熟成させてくれる寿司桶ですが…

さらに2023年2月時点、寿司桶の製造に使われる木の皮は、ウクライナ戦争の影響で不足していると報道がありました。

参照：読売新聞オンラインより

寿司桶が不足している現状を考えながら、多くのお客様に美味しいます寿司を届けるにはどうすれば良いのか...

そこで考えたのが、今回ご紹介する
「ます寿司手作りキット」です。

ます寿司手作りキットに使う具材と酢飯は、当店が提供するます寿司と同じ材料を使っています。

ます寿司に使う魚シートには、チリ産トラウトサーモンとノルウェー産アトランティックサーモンの養殖魚を使用。
エサの品質や水温、生育条件が徹底管理された魚を使っています。

黒部川流域で収穫されるお米の中でも粘り・つや・香り・風味に優れた”コシヒカリ”。
バツグンの食感で人気上昇中の富山で生まれた品種”てんたかく”を絶妙な割合で配合したブレンド米を使用。

富山県は、環境省が選定した「昭和・平成の名水百選」に県内8ヶ所も選ばれるほど、水のおいしさに定評がある都道府県。
当店では、富山の水の恵みに感謝しながら酢飯を作っています。

魚の仕込みは、脂の旨みや甘みを引き出すため、ふり塩をしながら余分な水分を抜いています。
ます寿司の味を決める重要な工程なので、ミネラル分を多く含んだ天然塩を使っています。

握り寿司のトロサーモンみたいな、ふんわりとろける食感を届けるため、使う酢と量には気を配っています。
マイルドな酸味に、まろやかな食感が味わえるます寿司を目指して。

ます寿司を包む笹の葉は、中の風味を壊さないように少し柔らかい品質の笹を使用しています。

あっさり系の旨味ます寿司。
濃厚な味わいが特徴なトロ特上ます寿司。
他2種類に比べて一番の肉厚で、炙った香りが鼻をくすぐるトロ炙ります寿司。

お客様の好みに合わせて3種類のます寿司を提供しております。

今回ご紹介する商品は、何度も使える”寿司桶”に加え、冷凍した酢飯と具材のセット。
冷凍した状態の食材を送ることにより、消費期限を半年まで伸ばせるようになりました。

※当店が提供するます寿司の完成品は、消費期限が3日。

冷凍された状態なら半年も保管できるので、まとめて購入することも。

酢飯と具材を分けて解凍させることが美味しさの秘訣。

冷凍寿司はとてもデリケートで、品質保持が難しく、冷凍された酢飯を常温で解凍させてしまうとお米も硬くなりやすいのが特徴です。
寿司の味全体が落ちてしまいがちな冷凍寿司の酢飯の美味しさを、解凍してもそのまま味わえるよう工夫しました。

また具材である寿司ネタもそのまま新鮮な味で楽しんでいただきたい。
そこで考えたのが、酢飯と具材を分けて解凍させる方法です。

酢飯は電子レンジによる解凍で味わいを引き出し、具材の寿司ネタは、流水またはそのまま自然解凍することにより、全ての食材がベストな状態で本格的な鱒寿司を作れます。

使っている材料はどれも厳選しているので冷凍し、また解凍後もご自宅で当店の極上の味がそのまま再現できるのです。

手作りキットを使ったます寿司の作り方は、動画でもご紹介します。

どんな作り方なのか、一度ご覧ください！

1-1：冷凍酢飯をレンジアップしてそのまま冷ましてください(30分程度)

1-2：冷凍の笹パックを解凍して水切り

冷凍酢飯と笹パックを解凍し終えてから、ます寿司作りは始まります。

販売しているます寿司ごとに動画を分けているので、食べたい種類の動画をご覧ください。

【旨味ます寿司の作り方】

2～4：解凍した笹を並べる～寿司桶のフタをかぶせるまで

旨味シートはサイズが小さめですので、冷凍のまま使用するのをおすすめしてます。

【トロ特上ます寿司の作り方】

2～4：解凍したますシートの準備～寿司桶のフタをかぶせるまで

事前準備として冷凍酢飯と笹パック、ますシートを解凍し終えてから、ます寿司作りを始めましょう。トロ特上ますシートは脂分が多いので、寿司桶の底にキッチンペーパーを敷くことをおすすめしています。

【トロ炙ります寿司の作り方】

2～4：解凍したますシートの準備～寿司桶のフタをかぶせるまで

事前準備として冷凍酢飯と笹パック、ますシートを解凍し終えてから、ます寿司作りを始めましょう。

※ますシートを解凍して出た脂分は、キッチンペーパーで拭き取ることにより、キレイに調理しやすくなります。

トロ炙りますシートも脂分が多いので、寿司桶の底にキッチンペーパーを敷くことをおすすめしています。

完成まであと一息。あとは竹板と輪ゴムを使って、寿司桶とフタを固定するだけ。

ます作りに慣れた人から初めての人まで、おすすめの固定方法3パターンを動画にしましたので、あなたに合わせた方法で完成に近づけましょう！

5：寿司桶の上からフタをかぶせて固定する

【最後の竹板のバンド掛け(上級者向け動画)】

竹板と輪ゴムだけで寿司桶を固定する方法。

【最後の竹板のバンド掛け(中級者向け動画)】

寿司桶の下に、500mlペットボトルを2本使う方法。

【バンド掛けが苦手だと思った方へ(初級者向け動画)】

500mlペットボトル4本を重石として使い、寿司桶の上に載せるだけ。

【素材を生かし、美味しいものを、丁寧に…】

おいしい米、水があれば、それでいい。
「名水の里くろべ」から、美味しいます寿司をお届けしています。

ます寿司屋ヒロ助のこだわりは、扱う魚の特徴に合わせて丁寧に仕込むことです。

天然・養殖、国産・外国産の魚もたいへん貴重になってきた昨今、食材を大事に美味しく使用することが当店の役割だと思っています。

今回ご紹介した「ます寿司手作りキット」は、寿司桶を大事に使うための商品でもあるので、ぜひ応援していただけると嬉しいです！