片胸専用に設計したブラ

私たち「乳がんで全摘になった人」のブラに対する悩みが少しでも軽減されるよう、乳がんブラの選択肢が広がるように設計しました。

この片胸専用ブラは、その時の気分に合わせてパットを外して平坦なボディラインのままラフに過ごしてみたり、パットを使用してオシャレを楽しんだり、日常シーンに合わせて自由に選択することができます。

片胸専用ブラの特徴　

乳房が片方だけになったことで「重心がアンバランスになりブラがズレやすい」「パットが擦れて痛みを感じる」「服の隙間から胸パットが見えてしまう」「ホールドが弱いために残された乳房が垂れてしまう」などの問題点に注目。また、｢片胸のまま、ありのままの姿でいたい」などの声も取り入れました。

ワイヤーの位置

着用イメージ

※今回、着用モデルは全て右乳房全摘であるプロジェクト実行者本人です。素人なのでお見苦しいところはご容赦ください。

サイズについて

リターンについて

Makuake特別プランをご用意しましたので、この機会に是非お試しください。

★それぞれ数に限りがございます。

【セット割＝30組】 【超早割＝30組】 【早割＝50組】 【Makuake割＝100組】

※モカピンクの色合いはスライドショーの写真が一番近いです。

※左右非対称のブラになりますので注文の際はご注意ください。

スケジュール

・プロジェクト開始 : 2025年2月28日 午前8:00から

・製品納入予定 : 2025年3月下旬ころを予定

・リターン発送予定 : 2025年6月末までにお届け予定

素材・お手入れ方法

長くご愛用いただくために下記のお手入れを推奨いたします。

製造国：中国

【パッド】ポリエステル100%

私のブラにかける想い

片胸になった人たちが 自分らしさの表現をひろげてほしい。ありのままの自分をもっと好きになってほしい。

片胸ブラにご興味を持ってくださりありがとうございます。

私は、どこにでもいる主婦です。2021年2月に乳がん診断を受け、医師から「あなたの癌は転移しやすいので乳房の再建はできない」と言われ、同年4月27日に右乳房全摘出とリンパ節郭清を受けることになりました。

私にとって片乳房を失うのは癌告知よりもショックを受ける出来事で、言葉では言い尽くせないほどの苦しみでした。当時の心境を思い出すと今も涙があふれてきます。

私は乳癌で片胸になったとき、乳癌用ブラの存在すら知りませんでした。既存のブラやブラトップ、スポーツブラなどにパットやタオルハンカチなどを入れて なんとか凌いでいましたが、パッドのズレで肌がこすれて痛みを感じたり、服の隙間からパットが見えてしまったりで、パットをすることをあきらめ大きめの洋服を着て胸元を誤魔化すようになりました。

そのうち、残された乳房が横流れして垂れて変形してくいことに女性として耐えられない想いを抱くようになり、失意の中でこう思うのです。

「片胸であることがなぜ嫌なのか？」

女性としての尊厳の喪失。そんな気持ちと同じくらいに『女性は両乳房があるのが当たり前、片胸を失って可哀想』という目で見られるのではないか？という恐怖心が私の中にあることに気づきます。負けず嫌いの私は、自分の中に生まれた恐怖心と戦うことにしました。「ありのままの自分を愛そう！」「片胸でも女性らしさもオシャレも諦めたくない！」｢片胸を恥じない生き方をしよう」と決意したのです。

しかし理想のブラジャーには出会えません。乳癌ブラを知ってからも片側カップのブラを探し出すことはできませんでした。

そんな時にインスタの乳がん仲間から、理想のブラを作ってみたいと相談を受けました。仲間の話を聞いて私は「理想のブラが無いなら自分が作ればいいんだ!!」とビビッと来ました。

「残された乳房に注目したブラジャーを作りたい」「失くした片胸を私らしく堂々と表現できるブラを作りたい」「無い胸は無いままでいたい」「できれば生活シーンに合わせて胸パットで両胸を演出したい｣　「片胸になった人たちの下着にもっと選択肢を増やしたい」私の想いは膨らむ一方。

そこから私の理想のブラを作って下さる業者探しが始まりました。業者探しは難航しましたが、運よく某下着会社の代表様と出逢うことができ、サンプル作りに取りかかります。

一番苦労したことは、片胸であるがゆえの悩みを伝える難しさでした。片胸の経験のない方にブラの製作を依頼する以上、具体的な指示が必要となります。自分の表現力の乏しさに涙することもありましたが、下着会社の皆様が私の想いに真摯に向き合ってくださり、試作をかさね数か月をかけて現在の形へとつながりました。

このブラは、片胸になっても希望を持ち続け「ありのままの自分」で周りの人を明るく照らしてほしいという想いを込めています。

一人でも多くの片胸の方の笑顔になるきっかけになれれば幸いです。

実行者紹介

「masajirow.dd」は、昨年の11月に立ち上げたばかりのブランドです。

わたし自身が片胸を失ったことで、自分らしく生きられる理想のブラが欲しいと2023年から活動を始めました。試行錯誤を重ね、ようやく納得できる商品を生み出すことができました。この3月に第一号『i-ARU』が納品となる予定です。自信を持っておすすめしたいです！