本商品について

ふと手元のキーケースを見た時、いつも持ち歩いているけどほとんど使った記憶がないなぁと思う鍵はありませんか？

私の場合は実家の鍵がそうでした。（1年以上使ってない）
実際に使う鍵といえば家と仕事場の２本。あとは時々使う倉庫の鍵くらい。
使用頻度の低い鍵は別の場所にしまって、持ち歩く鍵は厳選して、その分すっきりと格好良く持ちたい。そんな思いから本商品が生まれました。

本プロジェクトでは、ジビエレザーの中でも特に希少なクマ革のキーケースをみなさまにいち早くお届けいたします。

これまでの実績

MAKAMI（まかみ）は東京・蔵前にアトリエを持つジビエレザーブランドです。

ジビエレザーとは、農作物を荒らすなどして”害獣”として駆除された野生動物の革のことです。そこには獣たちが必死に日々を生きたストーリーがたくさん詰まっていると私は考えております。

人々の生活を守るため、殺めなければならない命なら、せめてそれらは余すことなく生かそう。その想いからMAKAMIではこれまでもプロジェクトを通して、鹿や猪などのジビエレザーの魅力をお伝えしてきました。

第３弾となる本プロジェクトでは、第1弾で即日終了となり、お問い合わせの多かったツキノワグマの革の魅力をお伝えできればと思っております。

本プロジェクトをきっかけにジビエレザーの世界に足を踏み入れていただけたら幸いです。

本商品の特徴

①アクセサリーのようなキーケース

キーケースでありながら、そのシルエットはまるでソムリエナイフのケースのように上品で洗練された雰囲気があり、アクセサリーのように魅せる一品となっております。

付属のS字フックを使ってベルトに引っ掛けることもバッグにかけておくこともできます。

S字フックは薄めなので、折り畳んでそのままポケットに収納しても嵩張りません。

また玄関やリビングの棚などのフックにかけておくだけでオシャレなインテリアとしてもお楽しみいただけます。

②好みに合わせてカスタマイズ可能

お使いいただく鍵の数やお好みに合わせて鍵の取り付け位置を変えたり、オプションパーツを追加してカスタマイズすることができます。

最も使用頻度の高い鍵は付属のミニフックにつけて出しやすいように。

※ミニフックはオプションで追加購入可能です。

鍵を出し入れする際にキーポストが外れることがございますのでネジは最後までしっかりと閉めてください。

付属のナスカンを外してキーポストに直接つければ４〜５本の鍵が収納可能です。

※スマートキーなど、厚みのある鍵は収納できません。

③荷物が多い日でも片手で簡単に出し入れできる。

荷物が多く片手が塞がっている時でも片手で簡単に鍵を出すことができるので、扉の前で荷物を下すことも、もたつく心配もありません。

※片手で操作する場合は鍵をミニフックにつけている方がより簡単に取り出せます。

④お手入れ不要！経年変化で艶のある美しい革に！

クマ革はとても脂なじみが良く人の皮脂だけで驚くほどの艶が出て来るため、クリームによるお手入れは不要です。

毎日触れていると約１ヶ月ほどで艶が出始めます。さらに金具も真鍮製のため、革と共にその経年変化をお楽しみいただけます。変化が早いので鍵を取り出すのが楽しくなってくる一品です。

⑤滅多に見ることのできない希少なクマ革を使用

害獣問題で主なものは鹿と猪による農作物被害ですが、近年のクマの増加に伴い、人里にクマが出現するニュースも後を断ちません。

クマは鳥獣保護法によって、狩猟により捕獲する場合を除いて、原則としてその捕獲が禁止されていますが、生態系に悪影響を及ぼす場合や農林水産業に被害が出ている場合、人間に直接被害を及ぼす、あるいは人間の生活環境に被害を及ぼす場合などには、都道府県知事の許可を受けて、捕獲をすることが認められています。

一部地域では絶滅危惧種とされていることもあり、年間で数頭分しか確保できない貴重なクマ革を使用しております。レザー関係者でも滅多に実物を見ることができないクマ革の独特な風合いを自然の恵みに感謝しつつ楽しんでいただければと思います。

※本プロジェクトでは、近畿・中国地方で昨年捕獲されたツキノワグマの革を使用しております。

仕様

厚みの違い

ジビエレザーは野生動物の革であるため、年齢や個体ごとの食生活、捕獲された時期により厚みや毛穴の開き具合にも個体差があります。

今回使用する革は黒・濃茶・キャメルの３色で、このうち黒は厚みがありキメが荒いため冬に捕獲された大人のクマ革になります。濃茶・キャメルはやや薄く、キメの細かさから若い個体のものと推測されます。

キーケースの裏革には厚みと張りを出すため牛革を使用しています。

黒と濃茶はハリのある牛革で、キャメルにはややソフトな革を使用しているため、厚みの他に柔らかさにも違いがございます。

サイズ

リターンについて

カラーは黒・濃茶・キャメルの３色。
このうち、キャメルは今回Makuakeのみの限定カラーとなります。

さらに、今回は第１弾のMakuakeプロジェクトにて初日で完売してしまったクマ革のスマートケースのセットも数量限定でご提供いたします。

捕獲された時期や年齢からも厚みの違うクマ革の中から、特に冬に捕獲された大柄のクマ革を使用し、カードケースや小物入れにも利用できるスマートケースです。

《名刺サイズまで収納可能》

《お気に入りの小物やピルケースにも◉》

Makuake第１弾のスマートケースとの違いはズバリ、ファスナーです。

旧タイプのスマートケースでは価格を抑えるため、スタンダードタイプのファスナーを取り付けていましたが、開閉の際に若干ファスナーに引っ掛かりがあるのが難点でした。

新タイプではYKKファスナーのエクセラを採用。滑らかな開閉と共に更なる高級感を演出しております。

カラーリングもあえて黒ではなくチャコールグレーにすることで上品な印象に仕上げました。

エクセラ限定の引き手により、小さくてもつまみやすい形状になっております。

こちらはそれぞれキーケース（黒or濃茶）とセットで購入可能です。

※キーケース（キャメル）は限定色のため単品のみの販売となります。

オプションでミニフックを追加

キーケースには、懐中時計などにも使用されているアンティークな雰囲気のミニフックをお好みで追加できます。

ミニフックは3個まで取り付け可能です。
（1個はデフォルトで付属しています。）

《ミニフックを2個、キーポストに鍵を1個取り付けた場合》

《ミニフックを3個取り付けた場合》

また、キーケース・スマートケース共にオリジナルの貼り箱に入れてお送りしますので、新生活のギフトにも最適です。

※本プロジェクトは先行販売です。クマ革は年間を通して入荷数が限られておりますので、想定以上のご支援があった場合、一般販売時期の延期、販売数量の減少の可能性がございます。

スケジュール

今回のクマ革は昨年捕獲されたすでにある革を使用するため、商品製作のお時間のみ頂戴致します。

プロジェクト終了後、約１ヶ月ほどで発送致します。

生産にあたっては、東京・蔵前にてサンプル職人として活躍する池田耕平氏が代表を務める「Atelier K.I.」にご協力いただきました。

(AtelierK.I. http://atelier-ki.com/)

資金の使い道

今回のプロジェクトで得た資金は、新商品の開発費、展示会の出展費、次のプロジェクトに向けた革の仕入れ等に使用させていただきます。

実行者紹介

最後に

あるとき革の見本市で展示されていた傷だらけの野生の革を見ました。初めてジビエレザーに触れたとき、この傷はどのようにしてついたものなのだろう、なんて格好良いんだろうと思いました。そしてその時見ていた革こそ私が初めて見るクマの革でした。

ニュースなどで見る荒々しい印象とは異なり、私の想像よりも弾力性があり柔らかく、それでいて今までに見たことのない独特な毛穴模様が美しく、すっかり虜になりました。

日本では毎年約100万頭の鹿や猪などの野生鳥獣が「害獣」として捕獲・処分されています。その背景には、増えすぎた野生鳥獣による約158億円（平成30年度）もの農作物被害があります。

奪われた命は近年ジビエ肉として食されるようになってきましたが、利用されるのは全体のわずか10%。皮に至っては1%にも満たないのが現状です。

「『殺生』とは殺して生かすことだ。」と、あるマタギ（狩猟を生業としてきた人）は言いました。

人々の生活を守るため、殺めなければならない命なら、せめてそれらは余すことなく生かそう。その思いで常に私たちはものづくりに取り組んでいます。

本プロジェクトでは第一弾でお問い合わせも多く、私が最初にジビエレザーとして虜になったクマ革に限定して展開しましたが、全国で捕獲頭数の多いものは鹿と猪です。これらの革を使った商品も展開しておりますので、本プロジェクトをきっかけにより多くの方にジビエレザー商品の魅力を知ってもらえたらと思っております。

他の動物たちにもそれぞれ違った魅力があって面白いですよ。

オフィシャルサイト

http://www.makami.jp

※本プロジェクトの製品サンプルはアトリエに展示しております。

ショップ営業日にお越し頂ければ実際に実物を手に取ってご確認いただけます。

営業日はTwitterもしくはInstagramをご確認ください。

東京都台東区蔵前4-14-11
ウグイスビル206
MAKAMI