鈴鹿８耐への参戦を続ける、石垣島マグロレーシングです

日本最大のバイクの祭典「鈴鹿8耐」。2008年からこの鈴鹿8時間耐久レースに参戦している、「石垣島マグロレーシング・モトバム」チーム監督の大野剛史です。2011年に東日本大震災があり、多くの漁業者に被害があったことから参戦を休止しておりましたが、昨年2013年に参戦再開。今年2014年で5回目の参戦となります。

石垣市とのコラボレーションですが、参戦費用はすべて監督・ライダー・ピットクルー・支援者の皆様からの資金によって運営されており、毎年厳しい環境ですが、自力運営を続けています。

今回は、資金の透明化と公平性の担保と言う視点から、サポート受付窓口として、本クラウドファンディングを活用させていただくことといたしました。http://www.hippopotamus.jp/8tai/

鈴鹿8耐とは？

鈴鹿8耐は、世界耐久選手権の一つとして毎年7月末に日本の鈴鹿サーキットで開催される、歴史あるバイクのロードレースイベントです。通常のロードレースは1人のライダーにより1時間以内で争われますが、耐久レースは2名から3名のライダーが交代しながら、タイヤ交換や給油をして戦うため、チームの総合力が問われます。

なぜ「石垣島」？　なぜ「マグロレーシング」？

石垣島とバイクレースの大ファンであった監督の私が、石垣島の漁師さんから「ココは通年でマグロが採れる」「マグロは泳ぎ続けなければ死んでしまう魚」「一説によると最高速が280km/h」といった話しから、「止まるとリタイヤになってしまい、最高速は約300km/hの８耐」との類似性に着目し、様々な方々に「石垣島のマグロを８耐を使ってPRしたい」とお願いして、ライダーやメカニックをはじめとして関係するすべての人々から参戦費用を集め、これまで4度の出場を果たしました。

08年予選落ち、09年監督死去＆炎上全損、10年12位初完走、11年参戦直前活動休止

チーム母体は世界GPにも参戦していたモトバムですが、08年はバイクだけを借りての参戦で予選落ちしました。09年、当時の監督で社長の池澤一男氏から「どうしてもリベンジしたい」との話しがありエントリーしましたが、前哨戦の出発日に急逝。残されたメンバーでの運営となりましたが決勝で転倒炎上。2010年12位で初完走しましたが、翌年に東日本大震災の件があり、開催直前に活動休止となりました。

2013年参戦再開・決勝での大転倒＆廃車　2014年新車調達での参戦

震災から２年の月日を経て、昨年参戦を再開。テストからレース決勝まで何の問題もなく進んでいました。しかし、決勝で２度の転倒。チームの総力で修復して最終的に49位完走となりましたが、2014年に向けてマシンを新調する必要性が出て来ました。今年は新車をおろしての参戦となり、例年にも増して資金的に厳しい環境です。

石垣市の役所ならびに地域の皆さまのバックアップと広範囲な支持者の支援

昨年より、石垣市役所での参戦記者発表を実施させていただいており、メディアでの紹介も増えてまいりまして、全国から様々な形でご支援をいただいております。今回は、その金額が広く皆さまに分かるようにとのことで、このようなシステムを利用させていただくことになりました。皆さま方のご支援をよろしくお願い申し上げます。

監督：大野剛史プロフィール

1968(昭和43)年生まれ、株式会社ヒポポタマス代表取締役
2009年のモトバムレーシング監督の池澤一男氏死去にともない8耐チームの監督に就任。全日本ロードレース選手権では難聴でほとんど聴力のない高杉奈緒子選手を走らせるチーム「モトバム＆ヒポポタマス」の監督も務める。元広告代理店勤務の47歳。