初めまして。

「Lov-in Bouquet/丹後ちりめんウォッチ」は、江戸時代から京都・丹後でのみ織られてきた伝統工芸品・”丹後ちりめん”をバンドに使用した、新しいコンセプトの腕時計です。

現代は様々な方法で時間を知ることができますが、時間を知る道具としてだけでなく、日本の昔ながらの美意識や伝統を想う人々と共に時を刻んでいける腕時計をお届けしたいという想いでこのプロジェクトを立ち上げました。

機能性の高い丹後ちりめんを日常の小道具にすることにより、人々の暮らしを心豊かにし、次世代へ技術が受け継がれてほしい。

そんな願いを込めて作りました。

-----------------------------

日本の着物生地の多くを織る土地、丹後。

秋から冬にかけて湿気を含む風「うらにし」が吹く独特な気候は、乾燥で切れやすくなる生糸の製織に適していました。

「丹後ちりめん」とはこの土地で製織された織物の総称です。

その土地で３００年以上にわたり織られ続けてきた丹後ちりめんを腕時計バンドに採用。

使用されているシルク素材の丹後ちりめんは、「シボ」と呼ばれる凹凸のある質感が特徴でシワになりにくく、古くから高級着物に使われてきました。

品のある光沢性を持ち、しなやかでしっとりとした風合いを持ちます。

ちりめんのシボは、１メートルにあたり3000回前後の強い撚り（より）をかけたヨコ糸で織り上げ精錬することによって糸が収縮し、撚りが戻り、その時できるよじれを利用してシボを作ります。

ちりめんのシボは、右撚りの糸と左寄りの糸を交互に織ることによって作られています。

このシボによって、シルクの持つ光沢をやわらかく抑え、光にふくらみを持たせ、しなやかな感触としっとりとした風合いを引き出し美しく色あざやかな発色性に優れた生地ができます。

日本のミニマリズムを引き継いだダイヤルには日本三景の一つ、京都・丹後の名所「天橋立」と伝統的な修理技法「金継ぎ」からインスピレーションを受けた金のラインが施されています。

この繊細なラインは国内の職人が担当。

天橋立は日本神話でイザナギノミコトとイザナミノミコトが逢瀬のために作ったハシゴが地上に倒れて陸地になったものと言われ、皇祖神・天照大神がかつて祀られていた「元伊勢龍神社」が近くに鎮座しています。

和の心を感じることができる、気品のあるデザインです。

風防は平面的な形ではなく、ぷっくりとしたやわらかい印象のドーム型風防。

素材は軽量で防水性に優れたプラスチックガラスを採用しています。

ムーブメントは国産のEPSON Y121。

外側だけでなく、内側にも日本の技術を取り入れるようこだわりました。

-----------------------------

-----------------------------

品のある佇まいで、場所や服装を選ばずに身に付けられます。

男女どちらでも似合う、ユニセックスなデザインとサイズ感。

ペアで身につけたり、大事な人への贈り物に。

ケース材質：ステンレススチール

ケースサイズ：(約)縦44.5×横36mm/厚さ12.5mm

バンド材質：丹後ちりめん（シルク素材）

バンドサイズ：（約）幅18mm

ムーブメント：日本製

風防：プラスチックガラス

防水性：日常生活防水

原産国：日本

（ムーブメント、ダイヤル仕上げ、バンド生地、バンド縫製、時計組立：日本 ）

保証期間：１年間

モデル：勝色（かちいろ）、月白（げっぱく）

-----------------------------

時計製作会社「マルゼキ」は国内時計メーカーとして1999年に創業。

社内には5人の時計技師を抱え、時計の企画製造から販売・アフターサービスまで一貫して行っています。

現在はフレグランス時計「KAORU」をはじめとした5つの自社ブランドを持ち、年間200タイトル以上のOEMに携わっています。

また、自社ブランドのコラボレーション企画として漆・岡山デニム・柿渋染めなど国内の伝統技術職人とタッグを組み、製品化した実績を持ちます。

確かな品質とアイディアで他では手に入らないオリジナリティ溢れる腕時計を作り続けています。

腕時計はたくさんの物語を生み出します。

記念にもらった腕時計。旅行先で買った腕時計。贈り物にした腕時計。大好きな人とお揃いの腕時計など。私たちは大切な思い出に寄り添える、心に残る腕時計をお届けしたいと開発を続けます。

「山藤」は天橋立の近くの与謝野町で天保4年（1833年）に創業しました。

京都府から「京の老舗」と認定されており、１9０有余年途切れることがない技術と信頼で友禅風呂敷・正絹服紗（ふくさ）を制作し続けています。

昔ながらの製品だけでなく、近年は丹後ちりめんの機能性を生かした髪に優しい枕カバー、ナイトキャップなどを他社と共同開発。

日本全国の展示会にも積極的に参加し、丹後ちりめんのブランド力向上に努めています。

山藤のちりめん生地は、シルクの上級ランクであるA５ランクのみを使用。

長年培ってきた織りの技術で、一般的なちりめんとは強度と質が違います。

丹後ちりめんの老舗「山藤」と時計メーカー「マルゼキ」がコラボレーションをした背景には着物産業の需要の低下・職人の後継者不足が大きく挙げられます。

（京都府織物指導所「平成3年丹後産地の現状と課題」データよりグラフ作成）

着物生地として織られ続けてきた丹後ちりめんの生産量は、右肩下がりの状態が続いております。

職人の平均年齢も65歳で高齢化が進んでおり、廃業するところも少なくありません。

そこで、次世代に技術を伝えるために丹後ちりめんの新たな価値創造はできないかととある京都の展示会で二社が出会ったことから、製品開発がスタートしました。

肌に優しいシルク丹後ちりめんは腕時計バンドとの相性が良いと判断し、早速、腕時計のサンプル製作に取り掛かりました。

丹後ちりめんの堅牢度（生地の丈夫さや色の落ちにくさ）を繰り返しテストし文字盤にも生地が使えないか等の模索やバックルの仕様を数ヶ月にわたり検討しました。

ダイヤルデザインに関しても、現代の感性と丹後の地域性を融合させた案を多数制作。

日常使いしやすい色合いなど納得の行くまでデザインを突き詰めました。

最終的に京都にゆかりの強い『天橋立』と、古き良きものを次世代まで残す日本の心を表現した『金継ぎ』がモチーフのダイヤルデザインに決定し、立体感ある金色のラインを何度も試作しました。

-----------------------------

応援購入をしてくださった方々には割引購入のご利用と山藤特製ふくさが付いてきます。

超早割・早割プランにつきましては数に限りがあり、なくなり次第終了とさせて頂きます。

2022年9月〜12月中旬で製造し、2023年1月中旬のお届けになります。

Q.腕時計は防水ですか？

A.はい。日常生活防水です。

Q.保証期間は何年ですか？

A.一年となっております。

一年を超えた場合でも、有償ではありますがマルゼキで修理を承ります。

Q.電池交換はどうすれば良いですか？

A.各時計販売店・マルゼキで交換可能です。

また、保証期間一年以内であればマルゼキで無償で承ります。

Q.修理をしたい場合、どうすれば良いですか？

A.マルゼキで受け付けております。

以下の場合には保証期間内でも有償となりますのでご注意ください。

・使用中に生じるキズ・汚れなど、経年変化による痛み

・誤った使用方法やお客様の不注意による故障

・お客様の故意による改造、修理など

・地震・火災などの災害、事故などによる損傷

・保証書の提示がない、記載事項に不備がある場合

【-製品に関する詳しいお問い合わせはこちらまでお送りください-】

株式会社マルゼキ

〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13
お茶の水ウイングビル8階
TEL：03-5615-8785 FAX：03-5615-8783

・精密機器ですので、強い衝撃を与えたり水に浸すなどの行為はご遠慮ください。

ムーブメントの故障のほか、風防や文字盤の破損に繋がります。

・丹後ちりめんは強度の高い生地ではありますが、引っ張るなど日常生活以外の用途で強い力を与えないでください。ほつれの原因となります。

・アフターサポートは株式会社マルゼキが承ります。無償保証期間は１年となります。

バンドの交換につきましては、在庫分に限らせて頂きます。