【2023年3月28日追記】

※当炊飯器の通常炊飯モードで炊いたご飯を同量取り分けて食べた場合との糖質（デンプン）量比較であり、炊飯量全体の比較ではございません。 ※炊飯するお米の品種、分量、精米時期、保存条件、使用水分量等により糖質低減量は異なります。（プロジェクト実行時提出の検査結果資料より引用）

2021年7月にMakuakeで5,465人の応援購入を達成した糖質カット炊飯器LOCABOから待望の5合糖質カット炊飯対応モデル【LOCABO:V（ロカボファイブ）】が新登場。

360度IH加熱方式と内釜の改良により、炊飯量の向上に加えてさらに美味しい炊きあがりを実現しました。

今回の新モデルでは調理モードが充実。温度と時間がお好みで設定できるので、人気の【低温調理】や【発酵調理】【煮込み料理】などのヘルシー調理もコレ1台でOK。幅広いレシピに対応します。

美味しさと利便性を徹底的に追求したLOCABOの最新モデルとしてリリース致します。

■答えは、お米の性質とLOCABO独自の炊飯方法に隠されている

炊飯器で糖質がカットができる秘密は、お米の性質に合わせたLOCABO独自の炊飯方法にあります。

お米の糖質の約96％は「デンプン」です。

デンプンをお米から取り除くことができれば、お米の糖質をカットすることができます。

では、どうやってお米からデンプンを取り除けばいいのか？

お米には、60度以上の水温になるとデンプンが溶け出すという性質（糊化現象）があります。

一般的な炊飯方法では、お米を加熱する（煮る）工程で水温が60度以上になるとデンプンが溶け出します。しかし、その後の蒸らし工程で再びお米に吸収されてしまいます。

一方、LOCABOの炊飯方法は、従来の約3倍以上の水を使用します。加熱後水温が 60度以上になり溶け出したデンプンを、内釜から外釜へ排出します。さらに、ご飯一粒当たりの体積が大きくなることで、お茶碗一杯当たりの糖質の量を減らすことに成功しました。この内釜と外釜の2層構造により、一般的な炊飯器ではお粥のようになってしまうような水量を美味しく炊き上げ、溶出したお米にデンプンが吸収されるのを防ぐのです。

■研究プロジェクトを開始、徹底したお米の基礎研究。たどり着いた、独自の炊飯方法。

弊社では「一人でも多くの方に、ごはんを我慢しない幸せを感じていただきたい」

を合言葉にしています。

活動の一環として2022年３月、埼玉県和光市の研究所施設内に「LOCABO Laboratory」を開設し研究を進めて参りました。

一言で「お米」といっても品種や特徴、特性は様々。実は日本には登録されている品種だけでも500種類以上あることも解りました。

糖質カット炊飯は、大量の水を使う通常とは異なる炊飯方法です。

この特殊な炊飯方法に関する参考文献は、世界中どこを探してもありません。

答えは自分たちで検証し、理論的に立証していく道しかないのです。

美味しさと糖質の関係は何か？お米の美味しさとは何か？
糖質カットメカニズムの理論的解析を行い、正確な情報をつかみ応用研究につなげていきたいと考えました。

どうしたら、もっとおいしくご飯を食べていただけるのか。まずは、徹底したお米の基礎研究から始め、日々課題と向き合い進めていきました。

■たどり着いた、360度IH加熱方式。

お米の基礎研究を一定数終え、糖質カット炊飯の応用研究・開発に入った時に、開発は困難を極めました。

何をやってもうまくいかない。

現行モデル以上の糖質カット率を実現し、もっと粒立ちや噛み応えをよくし、お米本来の食味を感じてもらうにはどうすればいいのか。

ヒントは、意外にも、何気なく訪れた熊本の温泉処にありました。

処は、熊本県の湧蓋山（ワイタサン）の麓にある熊本県の温泉地。

「蒸気の里」としても知られるこの場所は、あちらこちらから天然の蒸気が噴出しています。

この温泉の蒸気は暖房や調理などに利用され、地元の人々の暮らしに深く根づいている光景を目の当たりしました。

ここでは、温泉の横に地獄釜というものがあり、そこから出る蒸気で野菜や卵を蒸す地獄蒸しと呼ばれる、江戸時代から用いられている伝統の調理方法があり、温泉卵、茶わん蒸し、蒸し野菜、蒸し鶏、海鮮、などを蒸して食べます。

そこで、食べた食材の一品一品がまさに絶品。食材のうまみが感じられて、蒸気の力を見直すきっかけになりました。

この体験をきっかけに研究・開発が一気に前進しました。

その結果として完成したのが、LOCABO:Vに新搭載の360度IH加熱方式。

底部、側部、上部より全方位360度から加熱することで、発生する蒸気熱を炊飯器の中央に集め、炊飯中の内部温度を一定時間、均一にすることが可能になりました。

■食味値検査で通常炊飯米と同水準の点数を獲得

360度IH加熱方式により、お米の中心からふっくら蒸気の力で炊き上げ、従来のLOCABO以上の粒立ち、ツヤ、弾力のある美味しい糖質カット炊飯が可能になりました。

第三者機関での食味値検査では通常炊飯米とほぼ同じ点数を獲得しています。

■耐久性の向上により実現した改良で性能・利便性ともに向上

LOCABO：Vの内釜は、従来のLOCABOの内釜から耐久性を向上させることで、底面だけでなく側面にも穴があいた内釜への改良を実現しました。

これにより、お米から溶け出した糖質（でんぷん）が含まれた水と、ふっくら炊きあがるための蒸気の通過量を大幅に増加することが可能になりました。

その結果として実現したのが、性能（炊き上がり・糖質低減）と利便性（お手入れのしやしさ）の向上です。

従来のLOCABOでは炊飯後のお米の蒸気が内釜内に滞留してしまい、炊飯後にお米がやわらかくなるケースがありました。

内釜の改良により、これらが軽減され内釜の使用感が向上しています。

「普段使いの」多機能を追求。ヘルシー調理はこれ1台

LOCABO:V（ロカボファイブ）は糖質カット炊飯だけでなく、毎日の献立に役立つ機能を搭載。

また、これらの機能は温度・時間が自由自在。この1台で糖質カット炊飯だけでなく毎日の献立にもお役立ちできる製品になったと自負しています。

■2022.5 糖質カット炊飯に最適なお米（配合）開発を開始

炊飯器自体の改良と並行して進めているのが、「お米」です。

お米は品種や保存状態によって、形状・水分量・粘度などさまざまな違いがあるため炊きあがりに大きく影響します。

LOCABOでより美味しくご飯を食べていただくために、製品の改良に加えて「LOCABOで糖質カット炊飯する際に最適なお米」を探しました。

お米に関する様々な知識を学び、実際に稲作を行いながら試食を重ねて「糖質カット炊飯する際に最適なお米」の開発を進めてます。

活動の第一弾として、今秋（令和4年度産）の新米を使用した糖質カット炊飯器推奨米「パンより、米派。」をリリースしました。

糖質カット炊飯に最適なお米を目指して、お米が持つ本来の特徴を活かし、炊き上がりの柔らかさ・粘り・甘みのバランスが最適になるよう、特徴が異なる山形県庄内産の「雪若丸」「つや姫」「はえぬき」の3品種を独自ブレンドしています。

■2022.8 体験型店舗LOCAfeをオープン

LOCABOで糖質カット炊飯をしたお米を実際に体験していただく場をつくっていきたいと考え、2022年8月23日に糖質カットごはん専門店「LOCAfe（ロカフェ）」をオープンいたしました。（UberEats店舗）

“罪悪感のない満腹感”をコンセプトに、実際にLOCABOで炊いた糖質カットごはんを使用したおにぎりを提供しております。

■今後～ カーボンニュートラルに向けた挑戦

SDGｓの一環としてLOCABOは循環型モデルの形成を推進していきます。

LOCABOの製造工程で排出されるＣＯ２削減に向け、カーボンニュートラル農業に参画し、循環型農地の開発を進めています。

2021年7月。このMakuakeをきっかけにスタートしたLOCABO。

お陰様で、弊社製品「LOCABO」は2021年の発売開始から１年が過ぎました。

弊社にとっては、学びの多き１年となりました。

上記でも記載させていただきましたが、弊社では今年、課題解決の為に研究施設

「LOCABO Laboratory」を開設し、性能向上に取り組んできました。

「LOCABO」の糖質カット炊飯方法は、一般的な炊飯とは異なる方法です。

この炊飯方法を根本から見直し、メカニズムを追求する事で、性能のアップデートを試みました。

また、研究では、ラボを飛び出し、農家さんと提携しお米の栽培にもチャレンジしました。

やってよかったです。農家さんにとって当たり前な事も、私達にとっては新しい発見が沢山ありました。

今回の、LOCABO： V (ロカボファイブ）のネーミングの由来ですが、糖質カット炊飯量が２合から５合に増えたという意味もありますが、

この製品開発にはお客様、工場、研究者、農家、社員、多くの方と話し、多くの人の声（voice）をベースにより良いを追求しました。

初めて糖質カット炊飯器をご使用になられる方には、まずは糖質カット炊飯器で炊いたご飯の味を楽しんでいただけたらと思っております。

既にLOCABOをご使用中のお客様は、前回品のコンセプトである「2台目の炊飯器」から進化した「メイン炊飯器」新しいLOCABOを体験いただきたく存じます。

このような取り組みができるのも、皆様の温かいご支援の賜物と、心より感謝しております。

今後とも変わらずお引き立ての程、よろしくお願いいたします。

株式会社forty-four

代表取締役 獅子内善雄

■実行者について

株式会社forty-four

2018年設立。企業理念は「楽しく働く」です。いつの時代も世の中の空気は人の心が作っていると考えています。固定概念にとらわれず、まだ知られずに埋もれている、“モノ・コト”をクリエイティブな発想で発信をすることを信念にしております。

LOCABO第1弾では、設立後、約1年半でコロナ渦に突入して先行きが見えない中、このMakuakeプロジェクトがきっかけで新しい挑戦をすることができました。

昨年のMakuakeプロジェクトから1年半。皆さまのおかげで弊社の新しい形を作れました。その節での感謝気持ちは忘れません。先行販売はMakuakeにてスタートさせていただきます。

今後も多くの方に驚き、喜んでいただける製品をMakuakeを通じて発信し、お届けしたいと考えております。今後とも宜しくお願いします。