ルミエールワイナリーは、山梨県笛吹市にある、創業136年を迎えた老舗のワイナリーです。

自社農場で栽培した欧州系の赤ワイン用ブドウ品種を組み合わせて、

白いスパークリングワインを造りました。

その名も「ルミエール スパークリング ブラン・ド・ノワール」。

「ブラン」=白、「ノワール」=黒。

「黒ブドウで造った白ワイン」という意味です。

なぜわざわざ、黒いブドウから白いスパークリングワインを造ったのでしょうか。

それは、ルミエールの長い歴史の中であくなきチャレンジを続けてきた、

ワイン造りにかける探求心と情熱が生み出した賜物だったのです。

ルミエールがスパークリングワインの製造を開始したのは、2007年。

山梨県ならではのブドウ品種でもある甲州を使って、新たなワイン商品を生み出そうと考えたのがきっかけです。

本場フランスのシャンパーニュと同じ製法である、瓶内二次発酵による本格的なスパークリングワインを造るために試作を重ね、現在では、ブドウ品種や製法が異なる6種類（白・ロゼ・オレンジ）の スパークリングワインを展開。

これだけバリエーション豊かなスパークリングワインを製造しているワイナリーは、日本でも少ないのではないかと思います。

多くの方に飲んでいただくなかで、さらに新しいスパークリングワインを造れないか、という想いから、日本ではまだ珍しい「ブラン・ド・ノワール」に挑戦することになったのです。

「ブラン・ド・ノワール」は、赤ワイン用のブドウで造ることにより、白ワイン用のブドウだけで造るワインよりも、味わいに奥行や上品さをもたらし、さらに複数のブドウを使うことで、複雑みや厚みも加わります。

また、スパークリングワインは、一般的には単一品種で造られることが多いワインですが、ルミエールでは赤ワイン用のブドウを十数種類と多く栽培していることもあり、複数のブドウを贅沢に使ってこの「ブラン・ド・ノワール」を造ることができたのです。

その絶妙なバランスから生み出された味わいは、他のワインでは造り出せないものとなり、ルミエールだからこそできたスパークリングワインなのです。

熟したリンゴのような穏やかな香りに、クリーミーな泡、まろやかな果実味が楽しめます。36ヶ月の長期熟成により、バランスの良い仕上がりになりました。

キリっとした厚みのある辛口で、お魚なら例えば鯛のお刺身など白身系のお魚、

お肉なら鶏肉をハーブソルトで味付けしたもの、サラダやパスタなどにもおすすめ。

いつものお食事に気軽に合わせられる味わいです。

山梨県笛吹市、甲府盆地を見下ろすルミエールの自社農場では、雑草を生かした「草生栽培」、人工的に耕さない「不耕起栽培」によって、柔らかく上質な土づくりを行っています。

また、栽培期間中、化学合成農薬や化学肥料を使わず、多様な生物が共存する自然に近い環境で ブドウを栽培しています。

約4ヘクタールの自社農場での栽培品種は、約20種類以上。

その中で、赤ワイン用のブドウ品種である「カベルネ・ソーヴィニヨン」、 「メルロー」、「カベルネ・フラン」、「プティヴェルド」、「サンソ―」など を使って、このスパークリングワイン「ブラン・ド・ノワール」を造りました。

「ブラン・ド・ノワール」は、「瓶内二次発酵」という製法で仕上げています。

「スパークリングワイン」と聞くと、「シャンパン」を思い浮かべる方も多いと思います。

実は「シャンパン」の名称は、スパークリングワインの中でも、フランスの シャンパーニュ地方で指定されたブドウのみを使い、規定に基づいた醸造方法で 造られたもののみが名乗れる名称で、その醸造方法に「瓶内二次発酵」が用いられています。

私たちの「ブラン・ド・ノワール」は、このシャンパンと同じ「瓶内二次発酵」で 造ったワインです。

では、その瓶内二次発酵を含めた醸造工程をご紹介します。

～初秋 収穫～

2021年から遡ること、4年。2017年のブドウから生まれたのが、この「ブラン・ド・ノワール」です。

この年は天候にも恵まれ、優良なブドウが多く実った年でした。

ブドウの収穫はスタッフ総出で、まだ薄暗い早朝から作業をする日もあります。

一つひとつ手摘みで行い、割れたり痛んだりした実などを一粒ずつ丁寧に取り除いていきます。 根気のいる作業ですが、丹精込めて育てたブドウを無事に収穫できる喜びをかみしめながら、大切に摘み取っていきます。

～晩秋 醸造～

収穫したブドウが新鮮なうちに、果汁を絞ります。 果皮を取り除くことで、赤ワイン用のブドウでも白い果汁が得られます。

樽で発酵させた後、瓶に詰めて王冠で密閉し、 再び瓶の中で発酵させます。

これを「瓶内二次発酵」と言います。

この時、発酵で生まれた炭酸ガスは、自然とワインに溶け込んでいきます。

瓶の中で2度目の発酵を終えたワインが、炭酸ガスの泡と共に静かに熟成を続けます。

その期間、なんと約36ヶ月。 3年もの長い時間をかけて、じっくりと味わい豊かなワインになっていきます。

仕上げに、発酵中にできたオリ（ワインの成分や酵母などが個体になったもの）を瓶口に集めて抜き取るために、「ピュピトル」と呼ばれる板に瓶を傾けて差し込みます。

約一カ月間、毎日一日二回、少しずつ瓶を回すことで、オリを瓶口に集めます。 毎日手作業で、欠かさず行います。

現在は「ジャイロパレット」という機械も導入し、一部のワインはこの手間を省くことができますが、まだまだ手作業の部分が多いのが現状です。

そしてオリが瓶口に集まったら、ネックフリーザーという機械を使い、オリがたまった瓶口の部分のワインを凍らせます。 そのまま王冠を外すと、炭酸ガスの勢いで凍った部分のオリがワインと一緒に外に飛び出します。

オリを出したら、減ってしまった分のワインを補充します。 この時、発酵で失われた糖分を補うために補糖を行うワインも多いですが、 ルミエールのスパークリングワインは、ブドウ本来の繊細な味わいを生かし、 補糖を行わずにスッキリとしたドライな辛口に仕上げているのも特長です。

仕上げにコルクとワイヤーをかけ、目視でオリがなくなったことを改めて確認します。

そして、ラベルを貼って完成です！

ご覧の通り、とっても手間のかかる作業なのですが、こうすることで、炭酸ガスを注入したワインとは異なり、繊細でクリーミーな泡が生まれ、よりおいしいスパークリングワインになるのです。

実は2017年にも、このMakuakeで「ブラン・ド・ノワール」を限定販売し、おかげさまであっという間に目標を達成することができました。

今回のこの「ブラン・ド・ノワール」は、前回の経験や技術を生かし、使用するブドウの品種も増やして、さらに味わい豊かにおいしく仕上げることができました！

そんな大好評をいただいた「ブラン・ド・ノワール」を、Makuake限定で先行して皆様にお届けします！

新しいワインや珍しいワインをお探しの方に、ぜひ飲んでいただきたい商品です。

◎ーンについて

ワイン紹介

ルミエール スパークリング ブラン・ド・ノワール 2017

日本ワイン

品目：果実酒

品種：カベルネ・ソーヴィニヨン 45％、メルロー29％、カベルネ・フラン17％、その他 9％

アルコール分： 12％

味わい：辛口

適温 ：7～10℃

原材料：ぶどう（山梨県産）/酸化防止剤（亜硫酸塩）

内容量：750ml

製造者：株式会社ルミエール 山梨県笛吹市一宮町南野呂624

※充分冷やして、振らずに開栓してください。

※開栓時のコルク栓の飛びや中身の吹き出しにご注意ください。

◎沈殿物はブドウの果実に含まれている天然成分（タンニン・酒石等）であり、酒質には全く問題ありません。

◎妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

◎お酒は20歳になってから。

リターンについて

「ブラン・ド・ノワール」を含めた全8種をご用意しました。

ワイナリー見学や、ワイナリー併設のフレンチレストラン ゼルコバでお食事が楽しめるプランなど、ご自宅でワインを楽しんでいただくだけでなく、ワイナリーにもお越しいただけるような企画をご用意しました。

また、スパークリングワインに定評のあるルミエールだからこその、違いを楽しめるセットなどもご用意。

さらに、デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2021で受賞し、即完売となった「光 甲州 2018」も特別にセットした、自社農場のブドウのみを使ったワインのセットなど、どれもおすすめしたい魅力的なラインナップばかりです。

とにかく飲んでみたい！という方に

①【マクアケ割 10％OFF！】ブラン・ド・ノワール 1本

6,000円（税・送料込）

お得に飲んでみたい！という方に

②【セット割 20％OFF！】ブラン・ド・ノワール 2本セット

9,900円（税・送料込）

たくさん飲みたい！という方に

③【セット割 20％OFF！】ブラン・ド・ノワール 6本セット

28,000円（税・送料込）

自社農場や登録有形文化財の地下発酵槽などの見学ツアー付

④ブラン・ド・ノワール 1本お持ち帰り＆

ワイナリー30分見学ツアー＜ペア ＞&試飲＜2,000円分＞

8,200円（税込）

ヤマナシ・フレンチが味わえるレストラン ゼルコバのお食事付

⑤【早割 20％OFF！】

ブラン・ド・ノワール 1本 お持ち帰り&

レストラン ゼルコバでのお食事＜10,000円分＞

14,200円（税込）

異なる品種を楽しみたい方に

⑥品種の違いを楽しむ スパークリングワイン 3本セット

11,400円（税・送料込）

スパークリングワインに定評のあるルミエールならではの全6銘柄

⑦ルミエール スパークリングワイン 6本セット

21,300円（税・送料込）

世界に評価された貴重なワインとのセット

⑧デキャンタープラチナ受賞

「光 甲州 2018」を含む自社農場ワイン 4本セット

22,200円（税・送料込）

ルミエールワイナリーについて

本物のワインを造るには、本物のブドウを育てること。

創業以来この教えを忠実に守り、日本ではまだ珍しい品種の導入にも積極的に取り組むなど、135年の歴史を超える伝統を守りながら、 新たな挑戦を続けています。

「ルミエール」は仏語で光を意味します。

“日本の食卓に明るい光を灯したい”という想いのもと、日本ワインの魅力を発信しています。

登録有形文化財 石蔵発酵槽

ルミエールには、歴史的な醸造施設「石蔵発酵槽（いしぐらはっこうそう）があります。

明治34年（1901年）に神谷傳兵衛氏の指導を受け、扇状地の傾斜を利用したヨーロッパ型横蔵式地下発酵槽が構築されました。

1998年に国登録有形文化財に、2018年には日本遺産の構成要素にそれぞれ認定されています。

明治から昭和にかけて、ステンレスタンクがなかった時代に、石積みで造られた発酵槽は、大量のワインを醸造するために、大きな役割を果たしていたのです。 この石蔵発酵槽は全部で10基造られましたが、そのうちの1基は今も年に一度、 仕込みに使われており、「石蔵和飲（いしぐらわいん）」として販売しています。

「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2021」でプラチナ賞を受賞しました！

今年、嬉しいニュースが届きました。 イギリスのワイン専門誌「Decanter」が主催する、世界最大級のワインコンクール「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2021」で 自社農場の甲州種を使った「光 甲州 2018」が、日本ワインで最高賞となる プラチナ賞を受賞しました。

大変栄誉な賞をいただいたワイナリーとして、これからも日本のワインの魅力を世界に発信できるよう、質の高いワインづくりに努めて参ります。