『ワインディングマシーン』 この言葉を聞いて、ピンとくるあなたは、時計好きですね。

「壊れやすい」とも言われるワインディングマシーン。私たちは「壊れない」「長寿命」を掲げ、10年以上の耐久性を目指したワインディングマシーン『スフィア』を開発しました。

できるだけ様々な自動巻きの腕時計にご使用いただけるよう、4種類の回転モードを搭載。また、インテリアとしても邪魔にならず、さりげない存在感になるよう、球体をイメージしたフォルムにしました。

ワインディングマシーン（ウォッチワインダーと呼ぶ方もいらっしゃいます）は、自動巻きの時計をセットすると回転して、時計のゼンマイを巻き上げてくれる装置のことです。ワインディングマシーンにもさまざまな種類がありますが、「数年で壊れた」という声をよく耳にします。壊れるたびに、何度も買い直す人もいらっしゃると思います。

そのような困りごとを解決すべく、私達はワインディングマシーンの『壊れる原因』を特定し、それを改善した製品を開発しました。

....今までの概念を変えたダイレクトローテーション構造で....
...............目指したのは10年以上の耐久性＆静音性..............

私達は市場で販売されているワインディングマシーンを買い集め、実際に動かし、どこが壊れるのか検証しました。
見えてきたのは、ワインディングマシーンのギアとモーターを繋ぐベルトの破損。このベルトはゴム製が多く、どうしても経年劣化で破損してしまう部品でした。

この部分を耐久性の高い金属などにすることも考えましたが、ワインディングマシーンを置く場所は寝室や書斎が多いと考えると、静音性が高いゴム素材のベルトがベストでした。

現在発売されているワインディングマシーンはベルトの交換が非常に難しく、これが切れてしまうと、使い物にならないものがほとんどです。

いずれ切れてしまうゴムベルトを使わず、回転させる方法はないかと模索し、実現したのが「ダイレクトローテーション構造」。この構造により、ゴムベルトを使わずに、可動部を回転させることを実現しました。

※モーターのイメージ／スフィアに搭載しているモーターとは異なります。

ワインディングマシーンは、同じ時計を乗せて毎日動かし続ける必要はありませんが、毎日異なる時計を乗せて動かすことはあります。

ワインディングマシーン『スフィア』で採用したダイレクトローテーション構造は、毎日、回転方法を変えながら動かした場合でも、10年以上は使用できる寿命を実現しました。
※計算上の理論値です。ご使用環境（気温や負荷条件など）により実際の製品寿命は変わります。

ワインディングマシーンは、時計を身に着けない時間＝就寝中に動かすことも多いことから、静音性も求められるアイテム。『スフィア』は30dB以下と、郊外の深夜に匹敵する静けさ。就寝中も邪魔になりません。

※モーターを使用している為、多少の動作音を発します。動作音は極力抑えるように設計しておりますが、音の感じ方は個人差によるものが大きく、極端な場合を除き保証の対象にはなりません。

....ワインディングモードは4種類 時計に合わせて選択可能....

自動巻きの腕時計は、腕に装着して過ごして（動いて）いると、どの時計も同じようにゼンマイを巻き上げてくれますが、ご存じのように、時計によって巻き上る回転方向が異なります。様々な時計に対応できるよう、『スフィア』には4つのワインディングモードを搭載しました。

．モード1 ： 反時計回り 50周（約5分）→時計回り 50周（約5分）
．．．．．．．→停止 2時間50分 サイクル

．モード2 ： 反時計回り 100周（約11分）→時計回り 100周（約11分）
．．．．．．．→停止 3時間40分 サイクル

．モード3 ： 時計回り 150周（約16分） → 停止2時間45分 サイクル

．モード4 ： 反時計回り 150周（約16分） → 停止2時間45分 サイクル

お持ちの時計をご確認いただき、お好みのワインディングモードをお選びください。

ワインディングマシーンの口コミを見ていると、「止まった時に斜めになる」という声がありました。ワインディングマシーンは時計の保管用として用いられる場合もあることから、動き始めた位置で止まるようにプログラムを設定しました。

正面で動き始めて正面で止まる。動いていない時も美しく時計を鑑賞していただけるように、工夫いたしました。
※動かし始めてから自動停止するまでに電源をOFFにしたり、時計をセットしたときに正面位置がずれた状態で動かし始めると、正面で止まらない場合があります。その際は、一度電源をOFFにしていただき、お好みの位置に合わせてから、電源をONにしてください。

............天体をイメージした球体のフォルムの美しさを.........
...........................『スフィア』で初体験！.........................

世の中には、様々なワインディングマシーンがありますが、その多くが四角い形状。開発を始めたころに注目されていたスマート家電系のデザインを参考にしながら、独自のデザインを目指し、天体をイメージした美しい球体フォルムを作り上げました。

『スフィア（Sphere）』には「球体」という意味が含まれています。球体に包み込まれた時計を、ベッドサイドや書斎に置いて眺める。そんな日常を提供できれば嬉しいです。

・一つの自動巻き腕時計を毎日身に着けない方

・毎日自動巻きの腕時計を身に着けているが、デスクワーク中心の方
．（あまり動かない方）

・ワインディングマシーンを何度も買換え・購入している方

外観

サイズ

・ふた装着時： Φ14.7×H13.2cm
・ホルダー： アタッチメント装着時 ：W5.5×D6.0×H4.0～5.9cm
．．．．．．.アタッチメント未装着時：W5.3×D4.6×H3.8～5.7cm
・重量：520g（本体のみ）
・材質：ABS、アクリル
・付属品：電源ケーブル（USB-A DC5V 0.5A）、取扱説明書

① ふたを外す

② 装着する腕時計に合わせたモードを設定する。

③ 本体からホルダーを取り外す

④ 時計を装着する

※時計のサイズに合わせて、アタッチメントをご使用ください。

※時計がずれないように、装着してください。

⑤ ホルダーを本体に戻す

⑥ 本体の電源を入れる

⑦ 動き出したのを確認し、時計に当たらないように注意しながら、蓋を乗せる

左右の溝を合わせるように、ふたを乗せてください。

2023.2. プロジェクト開始
2023.3. プロジェクト終了
2023.3月下旬～ 金型作成
2023.5月下旬～ 製造開始
2023.6月下旬～ 順次出荷予定

Q． ワインディングモードの違いは何ですか？
A． お持ちの時計メーカー・ムーブメントの種類により、巻き上げ方法・能力に違いがございます。多くのムーブメントは左右両方向の巻き上げに対応していますが、左右どちらかしか巻き上げられないムーブメントもございます。
『スフィア』には、4種類のワインディングモードがありますので、ご使用になられる時計にとって、最適なモードをお選びください。参考情報として、各モードに適した代表的なメーカーを記載せていただきます。

※記載の内容は、一例です。お持ちの腕時計の仕様に関しましては、時計のご購入店・メーカーにてお確かめの上、最適な設定モードにてご使用いただきますよう、お願いいたします。

Q． 動作音はしますか？
A． 本商品はモーターを使用している為、多少の動作音を発します。自社検査では30dB以下でしたが、感じ方は個人差によるところが大きく、設置場所によっては大きく感じる場合もございます。そのため、極端な場合を除き保証の対象外とさせていただいております。また、経年使用にともない、多少の動作音が発生する場合もございますので、あらかじめご了承ください。
ご使用中に動作音以外の異常音がしましたら、弊社サービスセンターまでご連絡下さい。保証期間内であれば、弊社で検査・検品後、保証規定に従い対応させて頂きます。

Q． 磁気によって時計が壊れませんか？
A． 製品の構造上、モーターと時計台座との距離が十分に離れていることから、原則として帯磁することはありません。
なお、スフィア本体は磁気を遮断する構造ではありませんので、磁気を発生しやすい物（携帯電話、パソコン、スピーカーなどのAV機器、電子レンジ など）からは離してご使用ください。

Q． 『スフィア』に時計を入れて、ずっと動かし続けても壊れませんか。
A． 1つの時計を何日も連続で運転し続けると、時計の寿命を縮めてしまう恐れがございますので、お控えください。
時計は細かい部品がいくつも組み合わさって動いている『精密機器』です。その部品を円滑に作動させるために「機械油」が差し加えられております。この油は経年やご使用状況により、減ったり劣化してしまいます。『スフィア』で常に動いている状態を続けると、この機械油が減ってしまい、時計そのものが動かなくなってしまう場合がございます。大切な時計を少しでも長くご愛用いただくためにも、1つの時計をずっと本品で動かし続けることは、お控えください。

Q． 『スフィア』のお手入れの仕方は？
A． 『スフィア』は、樹脂製です。落下等により傷がついたり破損する可能性がございますので、丁寧にお取り扱いいただきますよう、お願いいたします。
スフィア本体のお手入れ時は、大切な時計を傷つけてしまわないよう、時計を取り外した状態で、行ってください。
汚れが気になった場合は、乾いた柔らかい布・化学雑巾等で表面のホコリをふき取ってください。シンナー・ベンジン・ラッカー等を使用すると、表面が劣化・破損するため、お止めください。どうしても汚れが目立つ場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、硬く絞ってから本体表面を拭いてください。その後、乾いた布で、表面についた水分をしっかりとふき取ってください。
『スフィア』は電気製品ですので、濡れた状態や水回りでは使用しないでください。そのほか、詳しいご使用方法や注意点につきましては、製品に付属している取扱説明書をご確認ください。

Q． 保証はありますか？
A． マクアケにて応援購入してくださった方に限り、5年間の保証をお付けいたします。通常使用における保証規定は、以下のようになっております。
．① 取扱説明書の注意書きに従った、正常な使用状態で故障および損傷した場合は、保証の対象となります。現物を確認させていただいたうえで、判断させていただく場合もございますので、あらかじめご了承ください。
．②以下の場合は、保証期間内であっても保証対象外になります。
．．・お客様の過失・不注意（使用上の誤り、製品をぶつけたり落下などにより
．．．強い衝撃を与えるなど）による故障および損傷
．．・火災・地震・その他の天災事変による故障および損傷
．．・製品に付属している保証書がない場合
．．・他人へ譲渡した場合
．．・正規販売ルート以外で購入した場合 など。
．．詳細は取扱説明書をご確認ください。
．③本体の動作音につきましては、個人差により感じ方が異なることから、極端な場合を除き、保証対象外とさせていただいております。詳しくは「よくあるご質問／ 動作音はしますか？」の項目をご確認ください。

『LITHON』とは『LIFE（生活）』と『MARATHON（マラソン）』を繋げた造語。
"生活の中でより快適に、より長く使っていただける製品"という想いを込めてつけました。

大手家電メーカーとは違う視点で、良い商品を手に取りやすい価格でを！モットーに色々な商品を開発しています。

『スフィア』の商品化には、弊社が所属するホールディングス・会長からの一言がきっかけでした。

会長は自動巻きの腕時計を複数持っており、ワインディングマシーンも所有していました。ワインディングマシーンについていろいろ話をしていると、「何度も買い替えている」とのこと。理由を聞くと「どの機械もすぐに壊れてしまう。壊れないものをライソンで作ってほしい」と、要望を受けました。その話をしてから約2年。ようやく商品化することができました。『スフィア』を通じて、皆さんの大切な時計が健やかに動き続ける環境を提供できれば、嬉しく思います。