小柄でも服に着られている感じにならない、でも50歳前後になってお腹周りが少しぽっちゃりしていても苦しくない、そして着心地も良い服が欲しいというワガママを詰め込んだ服を作ってみました。

（柄は1点ずつ異なります、ご了承ください。）

リトアニアリネンに南アフリカのワイルドフラワーをプリントしたオリジナル生地を使用したブラックとホワイトの2色展開です。※実際のブラックはチャコールグレーっぽい色合いです。チュニックとスカート別々で、コーディネートを楽しんで着ていただけます。

身長低のみなさん！「着たいもの」よりも「着れるものを探して着る」ということがほとんどではないでしょうか…

そもそも少ないスモールサイズなのに、年齢が上がるほどに「着たい服」として紹介されているものが、ゆったりした体型を隠すようなお洋服が目立つようになり、ますます着れるものが減っていく！

だからといって小さいサイズのお洋服だとお腹周りがキツかったり、髪に白いものが目立ってきたり肌も変化していく50代になると、若いスモールさんに向けて作られたものだと似合わなくなって、何を着たら良いのか迷ってしまう。。。

小柄な人はたくさんいる、話してみると着れるものが無くて困っているという方がたくさん。。。ならば作ってみよう、とアパレル経験もないのに（無謀な）ことを考え着回しも利いて、着やすい服を作ろうと思いました。

スカートや袖丈が少し短めになりますが、身長160㎝の方も着ていただけます。ただし、襟ぐりや袖口は少し小さめです。

体調によって体型は日々変化するのは当たり前です。スカートは後ろがゴムになっています。更にボタンの位置を変えるとウエストサイズの変更が可能です。また両側にポケットも付いています。

※お届けの際は既定の位置に付いています。サイズ指定はできませんのでご了承ください。

リネンは繊維内部が空洞になっていて、暑い時は熱を外に逃し、寒い時には中で熱を保つことから、高い通気性と保温性を持ち合わせている優れた素材です。

また吸水性が高く、高温多湿な日本の夏にはさらりと着心地良く、冬は重ね着をすると空気の層ができて暖かく過ごせます。

そんなリネンのお洋服を着たい！とずっと思っていたものの、リネンのお洋服はゆったりしたデザインのものが一般的で「着たくても着ることができない」ものがほとんど。ならば低身長でも着やすいリネン服にしようと決めました。

そして、せっかくなら15年ほど関わり続け、大好きになってしまった南アフリカの花をプリントしたものを作れないだろうかと考え、リトアニアリネンを輸入している知人に相談し、美しい南アフリカのワイルドフラワーをプリントした生地を作ることができました。

ときどき目にすることが増えてきましたが、日本ではまだ珍しい南アフリカのワイルドフラワーを日常の中で楽しんでいただければ嬉しいですし、南アフリカの花を身近に感じ、アフリカという地のことも少し知っていただけたらという思いもあります。

南アフリカのマーケットで。モチーフとなっている花「ピンクッション」が美しく描かれていました。

リネンは軽くて耐久性があり、高い通気性と保温性を持ち合わせている優れた素材です。中でも今回使用したリトアニアリネンは、リネンの中でも高品質で世代を超えて使われることもあると言われています。

生地のアップ。リトアニアの職人さんによる生地の織りを感じられます。

着用するほどに着る人の肌に馴染み、風合いが良く柔らかくなっていくリトアニアリネンをたっぷり使用しています、ぜひ長く着用していただきたいです。

リネンのデメリットとしては、しわになりやすい（しわを楽しんで着る素材）こと、お洗濯の際に繊維くずが出やすいこと等があげられます。またはじめてのお洗濯の際は多少縮む可能性があります。（縫製後、一度洗い仕上げをしております）

また天然繊維の特徴として織り目が不均衡になっているネップと言われる箇所がございます。ブラックカラーの生地は白地に印刷しているため、ネップ部分のプリントが白く抜けてしまう部分もあります。天然繊維の特徴としてご了承ください。

チュニックはボタン仕様で、袖口はアシンメトリーなデザインです。ボタンをはずして着るとちょっとカジュアルな雰囲気に。

小柄な人が着ても服に着られた感じがしないよう襟ぐりは少し小さめにし、ボタン留め仕様となっています。ただしお化粧をした後に着脱する際はフェイスカバーを使用した方が良いかもしれません。

リネンやコットンなどの天然繊維のお洋服を着たい方は、化学繊維が苦手、という方が多いのではないでしょうか。せっかくの通気性や肌馴染みの良いリネンという素材を使うのに、裏地を付けたくなくて裏地なしとなっております。（白スカートはペチコートのご利用がおすすめです）

お好みや着こなしにより、透け感が気になる方はお手持ちのペチコートなどをご利用いただければと思いますが、薄生地のリネンのペチコートも着心地が良いのと、今お持ちの裏地付きのスカートの下にリネンのペチコートを履くと、汗をかいて裏地がべったり張り付くのを防ぐことができるので、ペチコートだけでも使ってリネンの良さを感じていただけたらと別途作ることにしました。

ワンピースではなく、チュニックとスカートに分かれているので、それぞれに手持ちのお洋服と合わせて楽しんでいただけます。

スカートやワイドパンツと合わせて

Tシャツとスカートを合わせても

デニムやパンツと合わせて

スカート＋ジャケットでフォーマルにも

難しいと言われる大柄ですが、甘すぎないので意外と合わせやすいです

商品サイズ

基本的に身長150㎝が着てぶかぶかした感じがしないサイズ感になっていますので、身長160㎝の方にも着ていただけますが、脱ぎ着が若干し辛いと感じる方もいらっしゃると思います。襟ぐりは小さめで着丈も少し短めになります。

※サイズ表記と実際の商品では若干の誤差が生じる場合がございます、予めご了承ください。（柄は1点ずつ異なります、ご了承ください。）

商品の材質

麻：100％（リトアニア産）

製造国：日本

本体色の種類

ホワイト・ブラック

洗濯・お手入れ方法（洗濯表示）

・最初の数回は、選択すると多少縮む場合があります。

・最初の数回は、洗濯する際多少色落ちがする場合がありますので、他の物とは一緒に洗わないでください。洗濯後は形を整えすぐ干してください。

・洗剤は合性洗剤を使用し、漂白剤は使用しないでください。

・ダンブラー乾燥は避け、形を整えて竿干ししてください。

・洗濯の温度は、中温（40℃）以下でして下さい。

スケジュール

2024年9月01日：プロジェクト開始

2024年10月6日：プロジェクト終了

2024年10月中旬～：サポーターさまへのリターン発送開始

2024年10月下旬：サポーターさまへのリターン発送完了

企画商品のため、現在のところ増産予定はありません。

リターンについて

企画商品で少量生産のため大きな割引はできませんがセットでお求めいただいた方にセット割引を設けました。

ブランド・実行者紹介

中にタートルなど着ていただくと、秋もお使いいただけます。

南アフリカの太古の森のフラワーエッセンス日本総代理店「アトリエ・アスタリスク」主催の中川久美です。生来の植物好き。ハーブ、アロマなどを学び、不思議なご縁で南アフリカの太古の森へと導かれ、南アフリカの植物に魅了される。ヨガ講師として大学の非常勤講師、健康管理士上級指導員の資格を持つ。敏感体質のため刺激のある食べ物も衣類も苦手。

南アフリカの花が販売されているのを、ときどき見かけるようになったこの頃ですが、高価なので花束で飾るのは難しい。でもこの南アフリカの植物の力強さ、美しさをもっと日常に感じたい、そして花をまとうように楽しめたらとこの商品へとたどり着きました。アパレル業界とは全く無縁ではじめてのことだらけでしたが、たくさんの方のサポートをいただいてお届けすることが出来るようになりました。

身長150㎝、50歳前後の大人の女性が楽しめる　AROUND150（いちご）とブランド名を名付けました。大きくて甘い（最近の）イチゴではなく、小ぶりの甘酸っぱいイチゴのような小柄仲間の皆さまのご意見をいただいて、また次の企画が出来たらと思っています。

【南アフリカのワイルドフラワーについて】

少し植物学的な話となりますが、世界の植物区系というものがあります。日本の本州は全北植物区系界に分類され、代表する植物としてはマツ科やヤナギ科、サクラ属など北半球の広範囲に広がる植物層です。

南アフリカのワイルドフラワーは、ケープ植物区系界と言って広いアフリカ大陸のほんの一部にしか存在しない貴重な植物群で、代表する植物としてアロエ属、エリカ属などがあります。

今回の生地には、レウコスペルマム属のピンクッションとエリカを実物大くらいの大きさで描いていただいています。アフリカと聞くとサバンナのイメージがあると思いますが、ケープ地方は地中海性気候でとても美しい場所です。

ピンクッションが咲き乱れている様子

エリカの花

南アフリカのワイルドフラワーは、生息エリアがほんの一部のため国によって管理・保護されていますが、気候変動で絶滅の危機にあるものも多くあります。

また世界からアフリカに「善意で」おくられてくる古着の多くはファストファッションでアフリカでは好まれず土に還らない化学繊維のものはゴミの山となっています。

リトアニアリネンは着るほどに柔らかく吸水性が増します。生地をたっぷり使用しているので、パーツが痛んでしまったら他の形やバッグなどに作り替えたり、バスマットとして使ったり、最後にはウエス（使い捨て雑巾）にするなど無駄なく使うことができます。

遠くアフリカの大地を花で感じ、また環境に負荷の少ないお洋服を選択することも私たちが出来る小さなアクションとして提案させていただけたらと思います。