プロダクト概要　

『光るダイビングリール』は、自ら発光するワイヤーで、視界の悪い水中でも輝く光でナビゲートする、これまでに無かったダイバー必携の安全ツールです。

特徴1 　通常のダイビングリールに使用されている蛍光色のライン紐とは異なり、発光ワイヤー全体に渡り電気で均一に光る照明素材を採用しています。
特徴2 　発光ワイヤーに使用されている照明技術は、既存のLED(発光ダイオード)や白熱灯とは異なる『電界発光方式』の為、熱を発生せず海の環境にも悪影響を与えません。
特徴3 　発光ワイヤーは丈夫でしかもフレキシブル。特殊コーティングにより曲げや踏み付けにも強く、岩礁等に引掛っても切れません。

　利用シーン　

水中でのマーキング
ケーブダイビングやレックダイビング時に、移動途中の所どころに発光ワイヤーを固定して、移動ルートのマーキングが可能です。

潜行ロープの補助として
潜行、浮上の際のルートを光で明確にし、流れの方向と速度に変化があった場合でも楽に位置を確認できます。

視界の悪い水中でのサーチ＆リカバリ及び救助活動
水中に落としてしまった道具や時計などを探したり、沈んだゴミの回収時や緊急時にフロートに繋いで上げることで、明るく輝く光で水面までの安全な浮上ルートのナビゲーションになります。バディ同士の合図・シグナル
太陽の光の届かないようなディープ・ダイビング中でも、発光ワイヤーの両端(先端部とリール)を各々が持ち、点灯・点滅による合図・確認が可能です。

　操作方法　
使用時は側面のハンドルを起こし、ドラムの中心にあるスイッチを入れて、発光ワイヤーをドラムから引き出します。
収納時はハンドルを回して発光ワイヤーをドラム本体に巻き取り、スイッチOFFの上、ハンドルを畳んで下さい。 
電池交換により、繰り返し使用できます。
*ご使用後は真水で、海水や砂汚れ等をよく流して下さい。

　プロダクト開発の背景　私たちが参加している『ライトロール緊急機器コンソーシアム』は、突然の自然災害および緊急事態に、その勇気と使命感により立ち上がる『ファースト・レスポンダー』を安全に守り、救助活動をより有効化する為に、電界発光ワイヤー技術を応用した革新的な視覚補助装置の開発・供給を目的として活動しています。

ヨーロッパ・アメリカ・アジア各国の有志企業により、2007年にイスラエルで創立され、これまで数々の国家の消防組織や警察機構等への供給を通じ、多くの人命救助に貢献してきました。 国内でもこれまで警察や消防等を始め様々な公的機関に、緊急救助チーム向けの革新的で不可欠な装備として、より安全にしかも効果的な任務を広範囲に遂行するために、暗闇での視覚補助機器が提供されてきました。
しかしながら、その価格は数十万円から100万円以上となり、スキューバダイビング中に多くの事故が発生しているにも関わらず、個人ユーザーではなかなか手を出しにくい状況でした。

そこで今回私たちは水中での機能に特化した『光るダイビングリール』を開発することで、より多くのダイバー達に、暗くて視界が悪い水中でも、安全なナビゲーションが出来るツールを提供させて頂きたいと考えています。

　製品仕様　製造国：イスラエル（発光ワイヤー原料）・香港（リール他）
　リスクとチャレンジ　

現在のプロトタイプから、さらに軽快なポータブル性を実現するために、本体の小型軽量化や点灯時間/電池の長寿命化、水中でもより目立つワイヤー色（ブルー系色等）の採用などに、目下チャレンジ中です。
これらの進行状況は、ご支援者の皆様に随時アップデート致します。

　製造スケジュール　

2017年 2月27日  クラウドファンディング期間満了
2017年 3月末日　最終仕様決定及びご支援者への通知
2017年 4月末日　ご支援者名ホームページ掲載、及びお礼メール発送予定
2017年 5月末日　ご支援者に発送予定(光る盾)、成形金型ほか必要部材の完成予定(光るダイビングリール)
2017年 6月末日　ご支援者に発送予定(光るダイビングリール)

　実行者チーム紹介　

  佐藤友彦 : (株)虹八 / 代表
(経歴) 2008年　電界発光ワイヤーの将来性に注目し、国内での普及活動に参与。
2010年　(株)虹八設立後、ヤフー、アマゾン、楽天等のチャネルを通じ電界発光ワイヤー製品の日本での販売活動を推進。
2016年、ライトロール緊急機器コンソーシアムへ日本の賛助会員として加入後、電界発光ワイヤー応用製品の独自開発に着手。

　スティーブン・リー : RLEEC / 技術アドバイザー
(経歴) 2007年 電界発光ワイヤー製造法のイスラエルからの技術移転に参加し、首都エルサレムのラボラトリで技術トレーニングを受ける。
同時期、緊急時救助需要への発光ワイヤー応用製品の普及を目的とし、
ライトロール緊急機器コンソーシアムの設立に関与。
2016年 (株)虹八の独自開発プロジェクトに、ライトロール緊急機器コンソーシアム(RLEEC)より技術アドバイザーとして参加。

　F.A.Q.　

1. 発光ワイヤーはどのくらい明るい？
電界発光方式は、発光ワイヤー自身を暗闇で認識出来る事が目的となります。その下で”本が読めるような光”ではありませんが、ワイヤー自身がくっきりと光ることで確実に避難ルートをナビゲートします。2.発光ワイヤーは丈夫？　踏んだり、引張ったりしても大丈夫？
使用されている発光ワイヤーは踏付けや引張りにも十分耐え、たとえ同じ箇所を何度もぶつけても、LED製のライトロープの様に切れることは無く、また結んだり巻き付けたりしても変わらずに光り続けます。

3.電池はどのくらい持つ？
現在のプロトタイプでは、点滅モード時は1回のダイビングに十分な約4時間(DR-10) / 約3時間(DR-20)、また連続点灯モード時は約3時間(DR-10) / 約2時間(DR-20)となっております。

*現在さらに電池の長寿命化へのチャレンジが進行中です。

4.電池交換は簡単？
ドラム本体の電池カバーの3本のネジを外し、中の電池ケース2個(単4電池各4本x2)を取り出して交換後、再びカバーを装着します。所要時間はわずか数分です。

5.故障したときの保証・修理は？製品には万全を期しておりますが、万が一の故障の場合、出荷から3年以内は（株）虹八にて無償修理を行ないます。
また万が一、海外で故障した時でも、ライトロール緊急機器コンソーシアム会員企業のある国と地域では、現地での修理依頼も可能です。（イギリス、アメリカ、スウェーデン、イタリア、オーストラリア、香港）

　最後に　

”光るダイビングリール”は、水中での不測の事態でも輝く光の道筋で、あなた自身、友人、家族、仲間を安全に導きます。 
特に暗く視界の悪い水中では、このような光による誘導ツールが必須です。
より多くの人命を救う為に、私たちの開発プロジェクトの実現にどうぞご協力下さい！