東京・三田のハンガリー大使館で12月10日、大使館専属シェフによる料理とLa Barat(ラボラ)のワインのペアリングイベントを開くことになりました。大使館に招かれる国賓と同じレベルで力を入れた料理の数々は、フォアグラ料理や鴨料理など7種類を予定しています。ワインは極甘口トカイワインなど6種類です。

12月10日午後6時、イベントが始まります。姓名の順番が日本と同じといったハンガリーと日本のトリビアな情報など、ハンガリーをより身近に感じていただける大使館職員からのお話の後は、フォアグラ料理と極甘口トカイワインのマリアージュなど、忘れ得ぬプライレスな体験をお届けします。

国賓ゲストにも提供される料理

ハンガリー大使館お抱えシェフ、ラーツ・ゲルゴーシェフ(料理長)が腕を振るってお出しする料理は、7種類になります(写真はかつてゲルゴーシェフが出した似たような料理です)。ハンガリーの有名なレストランなどを経て専属シェフになっておりますので、様々な国のトップ、日本の有名人に料理を提供してきたとのことです。

最初にペアリングとして出されるのは、世界三大貴腐ワインのなかでも最も歴史があるとされるトカイワインの最高級クラス、極甘口トカイワインのMonte Tokajの6puttonyos(プットニョシュ)とフォアグラの赤ワインのマリネの予定です。

ハンガリーで最も愛される牛肉と野菜のスープ・グヤーシュ(下の写真左)は定番としていつでもいくらでもお取りいただけるよう提供します。

その他にも、ローストした鴨の料理や豚の料理もあり、スイーツも2つお出しします。7種類とは別に、純度のとても高いアカシアのハチミツを掛けたブルーチーズもペアリングの最後にお出しできると思います。

La Baratの極上ハンガリーワイン6種

お出しするワインは2種類の極甘口トカイワインと1種類の甘口トカイワイン、1種類の辛口白ワイン、2種類の辛口赤ワインです。

極甘口のトカイワインはMonte TokajブランドとChateau Clocheブランドの6puttonyos(プットニョシュ)です。1リットル中の残糖度(糖分)で厳密にランク付けするトカイワインにあって、6puttonyosはputtonyosランクの最高峰に位置します。しかも、1リットル中の残糖度が150グラムあれば6puttonyosの基準を満たしますが、この2本は169グラムと167グラム。ともに6puttonyosの基準を大きく上回っています。

この極甘口トカイワインと甘口トカイワインはそれぞれ50mlずつに限定させていただきますが、辛口の白と赤の3種類はお1人250mlずつ飲んでいただける本数をご用意致します。後ほど触れますが、スペシャルなアルコールもご用意致しますので、そちらもお楽しみください。

ワインとのマリアージュこそシェフの腕

ゲルゴーシェフがお出しするのはすべて、La Barat提供の6種類のワインを味わったうえで考えられた「これぞ」という料理です。

これが、ゲルゴーシェフに考えていただいたペアリングのメニューです。

一番上のペアリングは冒頭の写真のものです。2つ目のローストした鴨料理は重口の辛口赤ワインとのペアリング、3つ目のフォアグラのワインゼリーは、極甘口のMonte Tokajか辛口白ワインの「NAAR TOKAJI Harslevelu」のどちらかというのがゲルゴーシェフの提案です。 この辛口白ワインは、極甘口トカイワインに使われるHarslevelus(ハールシュレベリュ)というブドウ品種を使っているため、辛口に位置づけられていますが、香りと味わいに甘さがあり、このような提案になったのだと思います。

ハンガリーのスープ、グヤーシュには辛口の赤ワイン「Grof Buttler KADARKA」を提案していただいています。ハンガリーオリジナルの品種、Kadarka(カダルカ)を使い、ピノ・ノワールに似た軽やかな味わいが特徴です。

左の写真は、下から2つ目に記載されているハチミツのケーキ。これには、極甘口トカイワインの「CHATEAU CLOCHEの6puttonyos 2012」をマリアージュさせます。右写真のようなポーク料理は「NAAR TOKAJI Harslevelu」になります。

ウエルカムドリンクを飲みながらハンガリーを知る

下の写真の机の上に並べられたのは、今回お出しするワインのボトルです。時折コンサートも開かれる一室は、ハンガリー大使館からハンガリーについての説明がなされる部屋になります。

ここでは大使館の職員が30分ほど、ハンガリーについて説明します。皆さまには大使館からのウエルカムドリンクが手渡されますので、そのドリンクを飲みながら、お聞きいただくことになります。

ちなみに、会場には3つの部屋を使います。立食形式の場合、100人が余裕で参加できるスペースがありますが、今回は新型コロナウイルスのことも考慮し、感染症対策を施した上で最大でも70人の参加になります。密な状況は回避できると思います。

お試しペアリングからバイキング形式に移行

大使館職員による説明の後は、いよいよワインと食事のマリアージュです。その際には、ゲルゴーシェフがワインとペアリングさせる料理を説明します。「なぜこの料理をペアにし、よりよきマリアージュにするためにどういう工夫をしたか」を説明するとともに、皆さまが家庭でマリアージュできる日本で一般的な料理もお話いただける予定です。

2本ずつのワインをセットにした3回のペアリング体験の後は、バイキング形式に移行します。写真のテーブルは8人分の着席形式の配置ですが、この倍ほどのテーブルにペアリングでお出しした料理が並びます。

別の部屋にはワインをサーブする専用の部屋がありますので、大使館スタッフにお願いして注いでもらってください。甘口トカイワインの3本にはお1人50mlずつという上限がありますが、辛口の白と赤2本の計3本はお1人250mlずつ飲める本数をご用意しますので、十分に楽しんでいただけると思います。

ハンガリー文化支援のために

今回のイベントの最大の目的は、ハンガリー文化の支援です。
海外で郷土料理を提供するレストランというのはどの国にとっても最もわかりやすく、もっとも重要な自国文化の発信地です。ハンガリーワインを輸入するLa Baratにとっても、ハンガリーの文化を発信するレストランが日本から減ることは大きな痛手です。

ですが、今、新型コロナウイルスが蔓延し、非常事態宣言が幾度も発せられたなかで、ハンガリーレストランは多くの飲食店以上に厳しい状況に置かれています。ハンガリー大使館が把握しているだけでもすでに2つのハンガリーレストランが廃業に追い込まれているのです。

そんななか、今も頑張っているハンガリーレストランの1つが、東京・溜池山王にあるハンガリーレストラン「DOBROGI HUNGARIAN BAR & DINING」（ドブロギ ハンガリアン バー＆ダイニング）です。ハンガリー人の男性シェフと日本人の奥さんが切り盛りする店は、ビルの2階にあり、店内には知る人ぞ知るハンガリーのハーブ酒・ウニクム、ハンガリー人が考案したルービックキューブなどが並び、ハンガリーの雰囲気を楽しめます。

イベント参加券がワイン1杯のサービスチケットに

今回のイベント参加の皆様にぜひ「DOBROGI HUNGARIAN BAR & DINING」さんにお越しいただきたく、イベント参加券を、La Baratが納品したワインを1杯お楽しみいただくサービスチケットとして使用いただけるようにしました。

2021年12月15日〜2022年03月31日までの間に、「DOBROGI HUNGARIAN BAR & DINING」をご利用の際、今回のイベント参加券を提示いただいた方に、シェフが選ぶおすすめワインをグラス1杯ご提供させていただきます。

この写真は「DOBROGI HUNGARIAN BAR & DINING」で撮影したものです。料理は、ハンガリー人が大好きな香辛料、パプリカを使ったソースと赤ワインの豚肉煮込みです。写真のカダルカの赤ワインととてもよくマッチしました。

パーリンカやアカシアハチミツなども

パーリンカというのは、さまざまな果物で造られたハンガリーのフルーツブランデーです。アルコール度数が40度程度ととても高いのですが、ナシやブドウ、モモなどさまざまな果物で造られたパーリンカはストレートでも飲め、香りと甘さを楽しめます。

左の写真のボトルはハンガリーから持ち帰ったものです。どのボトルをお持ちするかは未定ですが、2,3本は並べたいと思いますので、ご試飲ください。知る人ぞ知るハンガリーの国民的ハーブ酒・ウニクムもお出しできればと考えています。

右側の透明な液体はハンガリーでこの夏に取られたアカシアハチミツです。通常のアカシアハチミツは他の花のハチミツも混ざって色がついてしまうのですが、今年に限っては他の花がほとんど咲かず、純度の高いアカシアハチミツになり透明になったということです。

とても繊細できれいな味わいをしています。このハチミツも置きますので、お試しいただけたらと思っています。

スケジュール、イベント詳細

・2021年11月10日 プロジェクト公開
・2021年11月29日 プロジェクト終了
・2021年12月上旬 参加券を郵送
・2021年12月10日 イベント実施

「ハンガリー大使館内で専属シェフが腕を振るう、ワインペアリングイベント」

開催日 :2021年12月10日(金)
開催時間:18時から20時30分
開催場所:駐日ハンガリー大使館(東京都港区三田2-17-14)
※未成年者は購入、参加できません。

・イベントは12月10日(金)18時から2時間半ほどです。

・開始30分前の時17半に受付を始めます。クロークもございます。
また、都合上、18時以降にならないと来れない場合でも、途中参加可能です。用事がある人は早めに帰ることもできます。

・参加券は12月上旬に皆さまの手元に届くよう郵送でお送り致します。

・極甘口トカイワイン付きのリターンを応援購入していただいた方の参加券には、どのトカイワインを応援購入されたかを記しておきます。受付でお示しいただければ、応援購入していただいたトカイワインをお渡しします。
※ワインは既に国内で販売済みの商品です。

・また、参加券は「DOBROGI HUNGARIAN BAR & DINING」でのグラスワインサービスに必要ですので、お持ち帰りください。

リターンについて

■【早割】16,000円（税込）×20

「ハンガリー大使館内で専属シェフが腕を振るう、ワインペアリングイベント」参加券1人分

■18,000円（税込）×20

「ハンガリー大使館内で専属シェフが腕を振るう、ワインペアリングイベント」参加券1人分

■【早割】29,000円（税込）×15

「ハンガリー大使館内で専属シェフが腕を振るう、ワインペアリングイベント」参加券1人分と「Monte Tokaj 6p 2002」500ml×1本

■【早割】28,000円(税込)×15

「ハンガリー大使館内で専属シェフが腕を振るう、ワインペアリングイベント」参加券1人分と「Chateau Cloche 6p 2012」500ml×1本

※イベント参加券は、「DOBROGI HUNGARIAN BAR & DINING」でのグラスワインサービスチケットとしてご利用いただけます。

・参加券をお持ちの方のみが対象です。
・お一人様1杯限り。
・有効期限：2021年12月15日〜2022年03月31日

資金の使い道

資金は新たなワインの購入に向けた準備資金や購入代金に使わせていただきます。

実行者紹介

株式会社La Barat（ラボラ）の前身は2012年12月 にベルギーチョコなどの輸入販売事業のために設立された株式会社ドゥ・アンバサダーです。2019年11月に 株式会社La Baratに商号変更し、ハンガリーワインの輸入販売事業の準備を本格化させました。

代表の飯塚隆志は1966年8月生まれ。関西大学社会学部卒業後、1年間の紡績会社勤務を経て全国一般紙に記者職で入社。2019年4月末に希望退職するまで記者として本社政治部や経済部、社会部、地方部、地方総支局で働いてきました。

退社後は「会社を辞めたらヨーロッパに行く」という一念の下、数年前から注目していたハンガリーを旅し、トカイやエゲルを自転車で回り、ワインを飲み、トカイワインの良さを知りました。その時にブダペストのワインショップ・Champion wineで出会ったのが、オーナーのKissさんです。Kissさんが所有しているWinexportはMonte TokajとChateau Clocheというブランドをもつワイナリーでもありました。

ハンガリーには親日家が多く、街も落ち着いていますので、ご高齢の方でも女性でも安心して楽しむことができます。将来的には旅行代理店と組んでワイナリーツアーを企画し、ハンガリーワインを購入していただいた方にワイナリーを訪れていただき、現地でトカイワインなどを味わっていただけたらと願っています。

よろしくお願い致します。

・プロジェクトの属性：輸入商品

・プロジェクト実行者（国） ：・・・・日本

・ 製造者（国） ：・・・・ハンガリー