犬・猫の健康維持・活力に
チョウザメ100％使用の新たなペットフード

愛犬、愛猫は私たちにとって大切な家族。だからこそ、私たちの体が食べたものでできているように、犬や猫が食べるものも健康維持に役立つものを与えたいもの。今回私たち、宮崎の老舗魚屋・九州築地が挑戦するプロジェクトは、キャビアの生みの親であるチョウザメ（宮崎産）を100％使った、栄養豊富なペットフードを開発するために立ち上がったプロジェクトです。

チョウザメという魚自体、まだまだ馴染みのないものではありますが、実はクセがなく、人はもちろんペットもおいしく食べられるもの。実際、当社の代表取締役・築地加代子も愛犬と一緒に同じチョウザメで食卓を囲んでいます。今回は魚を通して命のあり方を常に考え続ける魚屋だからこそ開発できた、宮崎産のチョウザメを丸ごと使ったペットフードをお届けしたいと考えています。

宮崎-森のチョウザメ-sustainable PET FOOD

そのチョウザメの魚肉と軟骨だけを水煮で調理してパックするのが、今回開発するペットフード「宮崎－森のチョウザメ－susutainable PET FOOD」です。

一般的なウェットフードでは“とろみ”をつけるため増粘剤（その代わりに米粉やゼラチンなど）が使用されることがありますが、この商品では、チョウザメの軟骨に含まれるコラーゲンの働きにより、増粘剤を加えることなく、同じような質感に仕上がります。またチョウザメの軟骨はもともと柔らかく、水煮で調理することで、魚肉と変わらないくらいの食感まで柔らかくなります。

ビタミンD、カルノシン、コラーゲンなどが凝縮
古代魚・チョウザメは栄養素の宝庫だった

「チョウザメ」と聞くと、最初に思い浮かぶものはキャビア。しかし、実はチョウザメ自体、欧州では「ロイヤルフィッシュ」、中国では「エンペラーフィッシュ」と呼ばれ、王や皇帝に献上されていた古代魚なのです。

そんなチョウザメは、近年の調査で非常に栄養価の高い魚であることが分かってきました。代表的な栄養素としてあげられるのが「ビタミンD」「カルノシン」です。加えて、皮の60％以上は「コラーゲン」。また、体内で合成できない必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」や、「オメガ6脂肪酸」もバランスよく含まれていることが研究結果で分かっています。

参考URL：九州築地「チョウザメの教科書」
https://www.kyushu-tsukiji.co.jp/miyazaki_sturgeon

魚と肉のいいとこどり
良質なタンパク源となるチョウザメを「ペットフード」に

「宮崎-森のチョウザメ- sustainable PET FOOD」は、そんなチョウザメの素晴らしい栄養素に着目し、犬や猫にも安心して与えることができる専用の商品として開発した新しいペットフードです（特許申請中）。

ポイントの一つはDHAやEPAといった魚が持つ特有の栄養素が豊富に含まれていること。加えて、渡り鳥の胸肉や、マグロ・カツオなどの回遊魚に含まれるアンセリンと似たカルノシンは、ヒトの持久力や瞬発力のような運動能力にも関与する成分で、チョウザメにはほかの魚よりも含有量がダントツに多いといわれています。また、コラーゲンも豊富に含まれることも特長の一つです。つまり、「宮崎-森のチョウザメ- sustainable PET FOOD」は“魚と肉のいいとこどり”をした良質なタンパク源・栄養源を含むペットフードなのです。

九州・宮崎の魚屋が気づいたチョウザメの力と
チョウザメ100％使用のペットフードが生まれた訳

これまでなかなか注目されなかったチョウザメが持つ栄養素ですが、実はその存在に約10年前から着目していたのが、九州・宮崎の老舗魚屋である「九州築地」の代表取締役・築地加代子。

かねてよりキャビアのブランド化に注力していた宮崎県でしたが、チョウザメそのものの美味しさ、そして栄養素を広く知らせるべく「宮崎チョウザメラボ」を立ち上げ、その秘められた力の普及に尽力。養殖者サイドからの「魚肉をなんとか食べていただけないだろうか」という悩みにも応えることがこれから重要視されるSDGsの価値観の体現にもつながると気づき、地元のハイクラスホテルなどとコラボレーションし、チョウザメのフルコースの開発などを行ってきました。

そんな代表の築地も、フレンチブルドッグの「ガボチョン」（9歳）の飼い主。フレンチブルドックは皮膚がデリケートで、ガボチョンも例外ではありませんでした。シャンプー類はもちろん、手作り食を与えるなど食事にも気を遣ってきたという築地代表。市販のペットフードを購入する際にも原材料や製造場所のチェックは欠かしませんでしたが、理想のものにはなかなか出会えませんでした。

そんなある日、チョウザメの効能に注目し愛犬にチョウザメの切り身を食べさせたところ、あっという間にペロリと平らげてしまったのです。

「主食タイプのペットフードは、いろいろな食材の組合せでできています。栄養バランスを調整するためには、致し方ないことではありますが、ガボチョンがお腹をこわしたりすると、食事中に体に合わないものが含まれいるのではと心配になってしまいます。犬は話すことができないからこそ、余計に理解してあげることが難しい。そんな中で、チョウザメを食べさせて思ったのは、自社で扱っているチョウザメという食材を、養殖から加工まで自分たちでしっかりと履歴管理ができるものであれば、安心して与えられると感じたのです。だからこそ、大切な家族であるペットに与えるものも、どこで・誰が・どのように作り、何が含まれているのかしっかり明示できるプロダクトが必要と思いました」

「ガボチョンは私の大事な家族でもある存在だからこそ、健康に良いもの、活力につながるものを食べさせたいという気持ちは大いにありました。チョウザメを美味しそうに食べるガボチョンの姿を見て、『もしかするとペットフードにもいいかもしれない』と着想を得たんです」（築地）

人とペットが“同じ食材で一緒に食卓を囲める”という新しさを含む「宮崎-森のチョウザメ-」ブランド

九州築地から2021年10月に誕生した「宮崎-森のチョウザメ-」は、宮崎・日南の深い森の中で育てられたチョウザメを、自宅で簡単に調理できる切り身として販売をスタートしたブランド。クセがなく、旨みが詰まった白身のチョウザメは和・洋・中さまざまな料理に好相性の食材です。

今回の商品は「宮崎-森のチョウザメ-」の新プロダクトとしてチョウザメの魚肉と軟骨を100％使ったペットフードとして誕生しました。飼い主とペットが共に同じメニューを食べられるという新しい体験をお届けできるブランドとなっています。

「宮崎-森のチョウザメ-」のためのチョウザメを育てるのは「日南チョウザメ養殖場」の濱中章輔さん。ここでは、シロチョウザメをはじめとした数種類のチョウザメを育成。日南の自然豊かな山々から流れてきた美しい水を掛け流しにし、20cmほどの小さなチョウザメを長いもので10年ほどかけて丁寧に育成しています。

地球に、みんなに、おいしい。
チョウザメだけを使ったサステナブルペットフード

「宮崎-森のチョウザメ-」は、チョウザメの効果・効能の魅力だけでなく、昨今社会的に大きなテーマとなっているフードロス問題の解決や、SDGsに大いに貢献するプロダクトでもあります。

というのも、悲しいストーリーではありますが、これまでチョウザメは卵であるキャビアを採取されたメスはもちろん、オスも食べられることなく廃棄されていることも多くありました。今、私たちが未来に向けて掲げる持続可能な開発目標「SDGs」実現のためにも、このチョウザメをおいしく食べることは、地球にとっても「おいしい」ことなのです。

リターン品紹介

今回、プロジェクトのリターン品としては、お試し用の10本パッケージをはじめ、30本入り、60本入りに加えて、愛犬・愛猫と一緒にチョウザメで食卓を囲めるセットもご用意しました。当ペットフードはいつものご飯に＋αで食べられる、おやつの位置付けの商品になります。成犬・成猫へ与える目安の一覧も含めご覧いただき、ぜひご希望のセットをこの機会にご購入ください。

誰も気づかなかった存在だからこそ、
プロジェクトを通してチョウザメの魅力を伝えたい

▼起案者代表
築地加代子 （株式会社九州築地・代表取締役）

宮崎の魚屋として長年たくさんの魚を扱う中で、このチョウザメが秘める力に気づいた時は「これだ！」という衝撃が走りました。3億年もの歴史の中で絶滅することなく、こうして長らく生きながらえてきたのは、チョウザメが持つ「ちから」の証。私たちもチョウザメの研究を重ねれば重ねるほど、その豊富な栄養素に驚かされています。そして何より、食べて美味しいのがこの「宮崎-森のチョウザメ-」の魅力。私自身も美味しく食べられるからこそ、ペットにも安心して食べ与えることができますし、このチョウザメの力を大事なペットにも分け与えたいという一心で、今回プロジェクトにチャレンジしました。そして、人の都合で傷つけすぎた命を生かすために、新たな食の循環をこのフードで生み出したいという思いで、開発したものでもあります。一人でも多くの方に、そして一匹でも多くの犬や猫に、このチョウザメの「ちから」をお届けできればと思います。

また「同じ地球で生きている動物が心身ともに健康で安心した日々を送れますように！」との願いを込めて、私たちは売上の1％を「シェルターメディスンの教育機関」に毎年寄付をさせていただきます。

シェルターメディスンとは、一般家庭での飼育に比べ、より多くの犬猫を収容する保護団体やブリーダーのような施設を適正に管理することで、集団で暮らす動物たちの健康と福祉を守る獣医学のことです。

寄付先：日本獣医命科学大学 生命科学総合研究センター シェルターメディスン分野