新型コロナウイルス感染症の影響により、京都のBar業界も深刻なダメージを受けています。『このままではいけない、何か京都ならではの打開策はないだろうか』。そう話していた時、ふと話題に上がったのが『京都の特産物である宇治茶を使ったお酒を造れないか・・。』

緑茶といえば、清涼感ある香りに加えて、旨味と渋みが調和した、趣ある味わい。しかし、従来からある「抹茶」のお酒には甘みが強いものも多く、食後にデザート感覚で愉しむ印象がありました。

そんなイメージを払拭する、『まったく新しい緑茶のお酒を造りたい』

ソーダを加えて食事と合わせるのはもちろん、カクテルにも使える本格的な味わい。そしてなにより、この状況がいつか収束し、以前のように府外や海外からお客様を迎える日が来ることを信じて、その時にふさわしい京都を感じるお酒をつくりたい。

そうして東奔西走するうちに、ご縁とご縁がつながり、京都を拠点とする各分野のスペシャリストとの出会いによって、この「KYOTO CRAFT UJI-CHA LIQUEUR」は生まれました。

プロジェクト参画企業

◆【原料：写真一番左】共栄製茶株式会社 「菊岡 勝」氏

創業、天保7年(1836年)。「森半」ブランドで知られる宇治茶の老舗「共栄製茶株式会社」で茶師として活躍。1998年、2002年と２度、全国茶審査技術競技大会に優勝した名実ともに日本屈指の茶師。現在は原料調達責任者として日本全国を巡られています。

◆【レシピ開発：写真左から2番目】GIN BAR C&D先斗 「山添 直樹」氏

「ジン」に特化したオーセンティックBarを、京都5大花街のひとつ「先斗町」で10年以上営業。オーナーバーテンダーである山添氏には、お茶をハーブの一つとして捉え、その風味が最も活きるようレシピ考案をして頂きました。

◆【製造、レシピ開発：写真左から3番目】佐々木酒造 「佐々木 晃」氏

明治26年創業。かつて豊臣秀吉が建立した「聚楽第」の南端に位置する酒蔵。茶道が趣味という秀吉がこの地を選んだ理由の一つに「水の良さ」があったそう。令和2酒造年度 全国新酒鑑評会にて金賞を受賞。新たな挑戦としてリキュール製造にも取り組まれています。

◆【デザイン：写真一番右】SOU・SOU 「若林 剛之」氏

日本の四季や風情をポップに表現した「テキスタイルデザイン」を製作する京都発のブランド。『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、伝統的な素材や技法を積極的に用いながらも、現代のライフスタイルに寄り添うものづくりを展開しています。有名映画の衣装協力をはじめ、コラボレーション作品も多数。

◆【企画・販売：株式会社リカーマウンテン】

滋賀、京都を中心に全国182店舗を構える「お酒の専門店」。ビールや日本酒、ワインをはじめ、ウイスキーからスピリッツまでを豊富に取り揃えております。コラボレーション事業にも積極的に取り組んでおり、昨年は京都府下77店舗のBarを掲載したガイドブック「KYOTO BAR GUIDE」を書店・コンビニにて発刊いたしました。

厳選した「3種の宇治茶葉」を原料に使用

まず初めに取り組んだのは茶葉の選定です。緑茶とは摘み取った茶葉を「発酵させずに乾燥させたもの」の総称で、その数は実に10種類をゆうに超えます。共栄製茶でサンプリングを重ね、選び抜いた緑茶がこの3種類。リキュールとして「宇治緑茶」の魅力を最大限に発揮できるよう、慎重にブレンドを行いました。

こだわりの製法

独自の配合でブレンドした3種の宇治茶葉を、アルコール度数60度以上のスピリッツに漬けこみ風味を抽出。緑茶の風味をしっかりと凝縮しながらも、苦みが強くなりすぎないよう、浸漬時間には徹底的にこだわりました。

しっかりと風味を抽出したアルコールを、カクテルにも使いやすいアルコール度数25度に調整します。通常、加水には水を使用しますが、リキュールにさらに味わいを加えるためにここでも「宇治茶」を使用しています。

その加水用の「宇治茶」も3種の茶葉を独自に配合。佐々木酒造の仕込み水で丁寧に抽出し、度数を調整しながらもむしろ、厚みある味わいに仕上がりました。

茶葉のブレンド同様に、最も試行錯誤した事の一つです。緑茶の風味を損なわないギリギリの甘みを目指しましたが、まったく糖分を控えると今度は味に抑揚がなくなり、かえってお茶の旨味が目立ちません。また、ごくごく微量の柑橘を加える事で緑茶の鮮烈な香りがくっきりと引き立ち、絶妙なバランスが実現しました。

製品のご案内

飲み進めるほどに変化する「テキスタイル」デザイン

ボトルデザインのコンセプトは「枡」「銀(しろがね)」「漆黒」。Bar空間を想わせる黒を基調に、古来より酒器の原料に用いられた「錫」をイメージした銀(しろがね)を配色。また、飲み進めていくうちに、緑色のお酒で満たされた状態から、「枡」の縁取りが少しずつ透明へと変化していきます。

※液色はイメージとなります。

SOU・SOUオリジナルデザイン風呂敷に巻いてお届け!

緑茶の色は環境の変化に弱く、すぐに変色してしまいます。それを防ぐため、特別に依頼した「SOU・SOU」オリジナルデザインの風呂敷を、1本1本丁寧に巻いて出荷させていただきます。この機会を逃すと手に入らない貴重な1枚です。※限定900枚となります。風呂敷はなくなり次第、終了とさせていただきます。

【Makuake限定特典】「KYOTO BAR GUIDE」

京都府下 77店舗のBarを、実際に訪れ総力取材。ビギナーからヘビーユーザーまで全てのバーフリークに贈る、全224ページのガイドブック。それが「KYOTO BAR GUIDE」です。

掲載店による全面協力のもと、各店ごとに店内写真やお店情報、バーテンダー様のプロフィールまでを記載。Barで注文に迷わない「おすすめのカクテル」に加えて、実際に通われているお客様へ個別にインタビューし「通うようになたきっかけ」や「お店の魅力」など生の声を掲載いたしました。巻頭特集では「Q&A」「基本のルールとマナー」「スマートな注文の仕方」といったHow toから、「Barめし」や「プロが教えるスピリッツの魅力」など、読み物としてもお愉しみいただける、盛り沢山の内容となっております。

※景品表示法等の理由により、こちらの特典は2本以上のリターンに限らせて頂きます

おすすめの楽しみ方

＜宇治茶ソーダ＞

「KYOTO CRAFT UJI-CHA LIQUEUR」をグラスに入れ、氷と冷やしたソーダを注ぐだけ。ボディがしっかりしているため、味わいが全く薄まりません。特に和食との相性はぴったりで、お寿司はもちろん、お蕎麦やおばんざいにもぴったりです。お勧めの割合は、お酒：炭酸水=1：3です。

<宇治茶割り>

「KYOTO CRAFT UJI-CHA LIQUEUR」に、さらに宇治茶を加えていただく飲み方です。爽やかな緑茶の芳香をより一層お愉しみいただけます。炭酸が苦手という方にもおすすめです。

＜宇治茶ミルク＞

氷を入れたグラスに「KYOTO CRAFT UJI-CHA LIQUEUR」を流し入れ、牛乳を注ぎます。ステア(軽くかき混ぜる)でももちろん良いですが、シェイカーをお持ちの方はぜひシェイクしてみてください。より口当たりがまろやかになりますよ♪

＜宇治茶スプモーニ＞

氷を入れたグラスに「KYOTO CRAFT UJI-CHA LIQUEUR」を入れ、グレープフルーツジュースとトニックウォーターを加えます。おすすめレシピは、お酒：GF：トニック=1：2：2。お茶の清涼感とグレープフルーツの酸味がよく合いますよ！

＜照葉樹林＞

緑茶リキュールに烏龍茶を加えた、日本発祥のオリジナルカクテルです。烏龍茶は緑茶葉を半醗酵させたもののため、その相性は抜群です。「KYOTO CRAFT UJI-CHA LIQUEUR」を使用して、暖かな木漏れ日の中でお楽しみください♪

スケジュール

・2021年9月21日(火) Makuake応募開始

・2021年10月28日(木) Makuake募集終了

・2021年11月上旬 リターン品 順次出荷予定

資金の使い道

製品の製造、および購入資金に充てさせていただきます。皆様のお力をお借りできればと思っております。なにとぞ応援のほど、宜しくお願い致します。

プロジェクトメンバー

◆株式会社リカーマウンテン 商品部 洋酒担当：松本千穂

「せっかく京都で暮らしているのだから、「京都の宇治茶」を使ったリキュールを造ってみたい。商品部に配属となった当初より、そんな思いを抱いていました。そんな時、ひょんなことからバーテンダー山添氏とプロジェクトメンバー信田と意見が一致。抹茶ではなく本格的な「宇治茶リキュール」を造るべく、夜な夜な集まり話し合いを重ねてスタートした3人のプロジェクトは、様々なご縁を頂きいつしか大きなプロジェクトとなって、この度実現することが出来ました。皆様にお届けできることを非常に嬉しく思っております。」

◆株式会社リカーマウンテン ブランドマーケティング：信田祐吾

「今回のプロジェクトにあたり、本当にいろいろなご縁に恵まれました。緑茶の素晴らしい風味をお酒の中にできる限り閉じ込めるため、バーテンダーの山添様とともに共栄製茶様はじめ、京都府の学術機関各位、佐々木酒造様、そしてSOU・SOU様へと何度も足を運びました。初めての方はもちろん、プロの皆様にもご納得いただける京都産の宇治緑茶リキュールが出来あがったと思っております。是非とも、ひとりでも多くの皆様にお愉しみいただければ幸いです。」