「PLUCA」「セカンドウォレット」「スマホハンガー」を生み出した感性が光を当てたのは、数珠製造卸会社・中郷の京念珠。自分好みの石と房を選んで作る、”自分だけ”の念珠をMakuakeにて限定販売いたします。 

お葬式や法事、お墓参りのときに手にする念珠（数珠）は、社会人のマナーとして、大人のたしなみとして持っておかなければならないものですよね。 

「想い」を表す「念」という言葉が使われているように、持ち主自身の想いをこめたり、伝えたりする手立てとなる念珠は、親子や家族であっても、気軽に貸し借りすることはできないものとされています。 

今回Makuakeでご提案したいのは、念珠との新しい付き合い方です。葬式や法事のような特別なときにだけ手にするものではなく、いつも懐にしのばせておく「お守り」として使ってもらえたら。大切な故人や脈々と生命を紡いできた先人に思いを馳せるきっかけとしてそばに置いてもらえたら——。そんな想いから、クラウドファンディングに参加いたしました。 

 
念珠の生産量が全国で９割を占める京都は、創業300年、400年という老舗店もある念珠づくりの本場です。西陣を中心に、数珠を通す絹糸を入手しやすいという環境条件も活かしながら、受け継がれてきた伝統工芸品「京念珠」は、京都の街の特色を示す地域ブランド。　 

「職人を大切にし、かたくなに手づくりにこだわる」のも、京念珠の特徴のひとつです。今回ご出品いただく明治18（1885）年創業の珠数メーカー・中郷さんでも、130年以上にわたって受け継がれてきた技術をもとに、玉通し、房作り、糸組みといった年季のいる仕事をふくめたすべてが、女性職人の手によって作り出されています。 

＜職人は全員女性。世代交代により20代から40代が伝統を受け継ぐ＞

念珠には、大きく分けて「本式数珠」と「略式数珠」がありますが、今回出品するのは、宗派を問わずお使いいただける「略式数珠」。

＜男性用：組み合わせ例　オニキス、ブラック＞

＜女性用：組み合わせ例　藤雲石、ライトパープル＞

持ち主の念が宿る念珠は“自分だけ”のものですから、Makuakeでは特別に、念珠のパーツとなる石や房は、お好みの素材や色を自由にお選びいただけるようにしています。 

房の色は13種類、石は男性6種類、女性6種類をご用意しておりますので、男性、女性ともに70パターン以上の組み合わせの中から選んでいただけます。

またMakuake限定特別仕様として石の選択はできませんが、オリジナルの房を4種各10セットのみご用意。通常1種類で編む房をグラデーションで表現しました。絹糸が織りなすやわらかな房をお楽しみください。

詳しくは＜仕様＞をご確認ください。

＜共有＞ 
房：グレージュ（ねず茶）、カーキ（黄土）、ネイビーブルー（鉄）、ブラック（黒）、ダークブラウン（こげ茶）、サクラ（灰桜）、グリーン（柳）、ホワイト（白）、ライトパープル（藤）、ブラウン（茶）、パープル（古代紫）、ペールブルー（新橋）、ゴールドホワイト（全金白）

＜男性用＞
石：水晶、虎目石、青虎目石、オニキス、茶水晶、白檀（限定数あり）

＜女性用＞
石：オニキス、ローズクォーツ、ヒスイ、水晶、藤雲石、白檀（限定数あり）

「お守り」として念珠を常に携帯することを想定しているので、念珠を入れるラウンドタイプのレザーケースを専用に開発しました。念珠は布袋に入れて持ち歩くのが一般的ですが、他のものとの接触による損傷や破損が気になるところ。その点、ラウンドタイプのレザーケースに守られていれば、心配は無用です。 

いにしえより受け継がれている日本伝統を大切にしよう、という意味合いもこめて、ケースのデザインには、着物の柄としても好まれている紋様を採用しています。男性用には、安土桃山時代に中国からもたらされた絹織物の地紋として多く使われていた紗綾型（さやがた）の模様を、女性用には、平安時代、公家の調度品や衣装に用いられていた花菱の模様をかたどっています。 

「もともと、亡くなられた方と会話したり、こころを通い合わせたりする架け橋となるのが数珠だった」と言われるように、念珠の価値は、念珠そのものにあるわけではありません。 

高度経済成長時代に生まれた私はこれまで、戦争に巻き込まれることもなく、ある意味、不自由なく生きてこられました。一方、私の祖母は、戦時中に中国へと渡り、戦争が終わってから日本へと帰還しています。その祖母がいなければ、私は生まれていません。そうやって記憶をたどり、想像を膨らませていけば、脈々と生命が紡がれてきたことへの感謝の気持ちがおのずと湧き上がってくるのです。 

思い起こせば、田舎で育った私のまわりでは、自宅で葬式を催す日本古来の風習がまだ残っていました。亡くなられた方の身体を清め、棺に納めて、送り出す。そういった一連の儀式を家族や親戚がおこなっている場面が、知らず知らずのうちに私のこころの原風景として刻まれているのかもしれません。 

かたや今の日本では、核家族化の進行により、家族という大きなよりどころを失いつつある人たちが増えています。そんな時代だからこそ、今の日本なり今の豊かな生活を形作ってきた人たちの存在や歴史について、考えるひとときを提供したいのです。念珠はいわば、日本人の「こころのアイテム」だと思っています。

＜中郷・取締役の念珠。「京の名工」故中郷光代子が編んだ念珠を20年以上使用している＞ 

＜石：石言葉＞

＜男性用5種類＞

＜女性用5種類＞

石の種類によってリターンを分けました。ご希望の石と同じリターンを選択していただき、質問欄にある房の色をお選びください。

【イ】【ロ】【ハ】が男性

【ニ】【ホ】が女性

【ヘ】が夫婦セット（白檀のみ）

【ト】【チ】が男性、Makuake限定特別仕様房（石は固定）

【リ】【ヌ】が女性、Makuake限定特別仕様房（石は固定）

以下、リターン種類
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【イ】【男性用】オニキス、選べる房、レザーケース

【ロ】【男性用】水晶・虎目石、選べる房、レザーケース

【ハ】【男性用】青虎目石・茶水晶、選べる房、レザーケース

【ニ】【女性用】オニキス・ローズクォーツ・ヒスイ・水晶、選べる房、レザーケース

【ホ】【女性用】藤雲石、選べる房、レザーケース

【ヘ】【男性用】【女性用】白檀、選べる房、レザーケース　夫婦セット

【ト】【男性用】【Makuake限定特別仕様】虎目石、グラデ、レザーケース

【チ】【男性用】【Makuake限定特別仕様】オニキス、グラデ、レザーケース

【リ】【女性用】【Makuake限定特別仕様】水晶、グラデ、レザーケース

【ヌ】【女性用】【Makuake限定特別仕様】紅水晶、グラデ、レザーケース

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山之内敦： 

熊本県出身。生まれ育ったのは、70年代半ばを過ぎてもテレビはNHKしか映らず、郵便屋さんが郵便物と一緒に一日遅れの新聞を配達するような辺境の地。「ないものは自分で作りなさい」と教わり、竹とんぼや竹馬から荷物を運ぶ台車の車輪まで、自然から調達した原材料を活用して作る遊び道具の大半は生粋のDIY。そんな生活の中で培われた「ないものは作る」精神が生き方のスタンダード。  

スマッシュヒットを飛ばした「PLUCA」「セカンドウォレット」「スマホハンガー」に続く第４弾。価値を見出した他社商品とのコラボにより、今までにない販売チャネルを作り、世の中への普及をめざす新分野への挑戦プロジェクトとしては第１弾。 

これまで３度にわたりMakuakeで出品したように、革小物の開発、販売はこれからも続けていく一方で、世の中にもっと知られてほしい「価値あるもの」とのコラボなどを進めていくつもりです。 

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