ニューヨークで”忘れられないスペシャルなディナー”が楽しめるとして有名な「イレブン・マディソン・パーク」の一流ソムリエが、一口飲んで惚れた「ベラリッジエステート(※)」のワイン。

「ベラリッジエステート」の醸造家、アロン・アーベル氏の造るワインを求めて、ニューヨークから遥々、一流ソムリエたちがオーストラリアへ来豪するほどだとか。

プロフェッショナルを惹きつけるその魅力とは？！

イレブン・マディソン・パーク・ニューヨークでは、アロン氏の造る巨峰ワインがデギュスタシヨンの一部のコースとのペアリングで使用された。

写真：「巨峰ワイン 2010」

※リターン品の配送が完了するまで、株式会社エスクリはベラリッジエステートの日本における独占販売権を有する正規代理店です。詳細に関しては、ページ下部のリスク&チャレンジをご確認ください。

イスラエル出身のアロン・アーベル氏は、風力発電の技術者としてオーストラリアに来豪し、趣味であったウィンドサーフィンを通じて、オーストラリア出身の奥様のジョディに出会ったという。ワインが好きだった二人は、将来ワイナリーを持ちたいと願い、大学でブドウ栽培とワイン醸造学を学び、醸造家としての道を歩み始めたのだった。

2003年のこと、西オーストラリア州スワンバレーに、日本人男性から10ヘクタールの土地を譲り受け、美しい（ベラ）山の背（リッジ）を見渡すことの出来る畑だったことから「ベラリッジエステート」と名付けその歴史が始まった。

彼らの第一子となる長女エラが産まれた２ヶ月後の出来事だったという。出産・育児の大変さをよそに、人生の大きな舵を切ってしまい、あの頃は本当に大変だったと、二人は笑いながら語ってくれた。

その10ヘクタールの土地には、スワンバレーの歴史がここから始まったと言っても過言ではない南アフリカ原産の「シュナンブラン」と日本のブドウ「巨峰」が実る、それは、それは、素晴らしいワイン畑だったのだ。

写真：奥様のジョディと長女エラ

写真：南アフリカから持ち込まれ植えられたシュナンブラン

アロンのワイン醸造のセンスは、ものすごく長けている。数年かけて、ゆっくりと生産量を増やしていこうと、ほんの少しだけ造ったファーストヴィンテージが、オーストラリアのワイン評論家レイ・ジョーダン氏に高く評価され、翌年からメディアのみならず、オーストラリア中のシェフから連絡が入り、瞬く間に有名なワインになってしまったのだ。彼の醸造センスが、どう長けているって？

それは、旨味や酸味のバランスを絶妙に扱い「料理人やソムリエの舌を魅了し、探究心を刺激するワイン」を造るところではないだろうか。

マーケティングや営業には、全く力を入れていない。

それなのに、世界中から噂を聞きつけたミシュラン星付きのシェフやソムリエがアロンに直接連絡をし、彼のワインを飲んでみたいと話すのだ。・・・

そして彼のワインを飲んで一言、

「美味い。どんな料理に合わせようかと考えただけでワクワクする」

「飲んだ瞬間に、想像が広がり楽しくなってきた」

と、目を光らせて話してくれると言う。

今や、アロンの造るワインは、世界各国の有名レストランでサーヴされている。アロンのワインを愛す余り、シェフとソムリエが自ら個人輸入をしてサーヴしているレストランもフランスにあるのだとか！コロナ渦の前には、アメリカ・ニューヨークから7名の一流ソムリエ が遥々、オーストラリアを訪れ、アロンの造るワインを学び、その土地、そしてベラリッジエステートの佇む様子を感じることで、より良いペアリングが出来ると熱心に学んでいったという。

”世界中から素晴らしいシェフやソムリエが、僕の元に訪ねてきてくれる。いつも申し訳なく思うのは、決して設備の整った素晴らしいワイナリーではないこと。

来て、驚くだろう。小さなガレージのようなスペースで、所狭く設備を並べて、造っている。でも、裏路地にひっそりとあるお店が名店であるように、僕にとって居心地の良いこの空間で造る、「知る人ぞ知るワイン」それがまた、良いんだよ。”By アロン

写真：所狭しと並ぶ熟成樽とアロン（奥）ワインリストスタッフKisaki（手前）

写真：巨峰初ヴィンテージ「2004」

私たちWINELISTは日本初入荷の稀少なワインや、生産者のストーリーが輝くワインを輸入・販売しているワインショップです。

WINELISTオーストラリアスタッフKisakiが、以前にFine Dining（高級料理店）でソムリエをしていた頃のこと。ソムリエの同僚に、「巨峰って日本のブドウでしょ？スワンバレーに巨峰ワインを造っている生産者がいるよ！」と聞き、耳を疑ったという。日本の巨峰がオーストラリアで育っていることにも驚いたし、それでワインを造っているというのだから、居ても立っても居られなくなって、同僚に教えてもらったベラリッジエステートに電話をかけたのだった。

巨峰ワインを初めて飲んだ時の感動は、いまも鮮明に覚えている。

私自身、日本が恋しくってセンチメンタルになっていたのもあろう…一口飲んだそのワインから、日本の家族と食卓でデザートに食べた、弾けるみずみずしさと果実味の溢れる巨峰の味わいが、まさにそのまま、オーストラリアで口にしたワインから感じられたのだから、涙ものだった。

日本で飲んだ巨峰ワインよりも、ぎゅっと凝縮感がある！！と目を丸くしながら言うと、巨峰はきっとオーストラリアが好きなんだよ。とアロンは、笑っていた。

写真：アロン氏とワインリストスタッフKisaki

（オーストラリアスタッフ本 輝咲 紹介文）

Profile: 2015年にオーストラリアへ移住。WSET Wine Educationにてワインを学び、現地Fine Diningでソムリエを経験。WINELISTのオーストラリア現地スタッフとしての他、ワインコンサルタントとしても活躍。オーストラリアにて、毎月ワイン教室を開催している。

写真：畑を譲り受けた日に撮影。日本人元オーナーとアロン氏。

写真：オーストラリアで実った巨峰

半世紀近く前のこと、一人の日本人男性が巨峰の苗木を日本から持ち込み、西オーストラリア州・スワンバレーに植えたと言う。季節が真逆のオーストラリア。ここで「巨峰」が育つと、日本で年中、旬の「巨峰」が楽しめるのではないかと、オーストラリア産の「巨峰」の里帰りを夢見て、大切に育てておられた。

お年を召して、畑の世話が難しくなり、泣く泣く畑を手放すことを決めたそう。その畑を譲り受けたのが、アロンだった。

当初は、見聞きしたことのない「巨峰」に戸惑い、何度も引っこ抜くことを考えたアロン。しかしその度に、日本人男性の事を想い、留まったという。

ジョディの助言もあり、「巨峰」でワインを造ってみることに。見慣れぬブドウに戸惑い、ワイン用のブドウ品種として認められるまでには、かなり時間がかかったと言う。様々なチャレンジを経て、誕生したのが、ベラリッジエステート「巨峰」ワインである。当時は、テーブルグレープ用に棚仕立てで植えられていた「巨峰」も、数年かけてアロンの手で垣根仕立てへと変えていった。

オーストラリアの日光をよりたくさん浴びられるように、そしてワインを造るのに、より相応しいブドウに育つように。そうして、受け継がれた「巨峰」は、アロンの愛を持ってより大きく、美味しく育っている。

日本人男性が描いていた夢…使命感に燃えたWINELISTは、なんとしてでもこの「巨峰」を日本人男性に変わって日本に届けたく、今日の日を迎えました。

姿は違うけれど、「ワイン」という形で、里帰りを果たした「巨峰」を知って、きっと喜んでいただけていると思う。

写真：収穫前の巨峰の房

写真：果汁で日本とオーストラリアの繋がりを表現した巨峰ワインのラベル

今回、ベラリッジエステートの新しいワインを日本に輸入するにあたり、何度もオーストラリア現地とオンラインミーティングを開催し、アロン氏と一緒にティスティングを重ねた。そのとき満場一致で、WINELISTチームを感動させてくれたワインを選定しています。

写真：アロン氏、Kisakiとのオンラインミーティング（左）オンラインミーティング後も入念にティスティングを続けるワインリストチーム（右）

甘さが前に出過ぎることなく、一口飲むと魅了される大人の味わいを持つ「巨峰」ワイン。熟成を効かせた白ワイン「2010年ヴィンテージ」と、最良の年のものばかりをブレンドした白ワイン「N V（ノンヴィンテージ）」、そして造るのが極めて難しいとされる赤ワイン「2011年ヴィンテージ」の３種類に加え、アロンが手掛けるベラリッジエステートの看板商品であり、オーストラリアではワインブドウとして確固たる地位を築いている「シュナンブラン」、ご近所さんであるイタリア人移民家族が向かいの畑で育てているイタリア土着品種「トレビアーノ」そして、オーストラリアと言えば忘れてはいけない「シラーズ」をご用意しました！

各ワインの紹介文は、こちら。

※20歳未満の方は、お酒をお買い上げいただけません

（ベラリッジエステート 巨峰 2010年 紹介文）

1980年に日本人男性によって植えられた「巨峰」。その巨峰は、しっかりとオーストラリア・スワンバレーの土地に受け継がれ2004年に初ヴィンテージとなる「巨峰ワイン」が誕生しました。口に含むと、トロピカルでエキゾチックなフルーツの香りが広がります。熟成を重ねたことで、巨峰ワインの色合いは発達し、深みと輝のあるゴールドに仕上がりました。

ハニーのようなほのかな甘さと、複雑な香りと味わいのレイヤーを重ねた魅力たっぷりの味わいです。長く続く余韻もお楽しみください。

（ベラリッジエステート 巨峰 NV 紹介文）

最良の収穫ができた年にのみ、醸造される巨峰ワイン。収穫の時期を変えたり、発酵を切り上げるタイミングを変えたりすることで、ドライな巨峰ワインや甘味のある巨峰ワインを醸造。そしてその各々違うスタイルの巨峰ワインをアッサンブラージュ（ブレンド）し、シチュエーションを選ばずどんなお料理にも合わせやすいスタイルに仕上げました。甘味の抑えられたフレッシュな味わい。巨峰をそのまま口に頬張ったような、みずみずしさとジューシーな果実味をしっかりと感じられるワインです。どんなお料理にも驚くほど合います！これであなたもペアリング上手に。

（ベラリッジエステート 巨峰 Red 2011年 紹介文）

巨峰の皮を剥いた時の事を思い出してみてください。皮は、赤黒いけれど、赤ワインにするほど十分な色調は、持ち合わせていません。かといって、長くスキンコンタクトして皮の色味を抽出すると、ギシギシしたタンニンが目立ってしまいます。「赤ワインにするに十分な理想の“巨峰“が育った時しか造れないよ。巨峰から赤ワインを造るのは、とっても難しい。」とアロンは、教えてくれました。収穫した巨峰をしっかり冷やし、皮の色合いや巨峰の皮の香りをしっかりと抽出。それでいて、嫌なタンニンを感じる事なく、優しく舌触りの滑らかな（シルキーな）印象に。アロンの腕の見せ所です。

エキゾチックな香りと個性のある旨味は、少しエロチックにも感じるほど。大人のピノノワールのような感じ？飲みながら確かめているうちに、一本空いてしまう…そんなワインです。

（ベラリッジエステート シュナンブラン 2014年 紹介文）

「実は、このシュナンブランが欲しくて、この土地を譲り受けた。」と、アロン。

彼の思い入れのあるシュナンブランは、「オーストラリアで最も素晴らしいシュナンブランだ」と、ワイン評論家レイ・ジョーダン氏に評価され、瞬く間に有名に。

オーストラリア全土の高級レストランでサーヴされている。飲んでみて、納得。こんなに洗練されていて美味しいシュナンブラン…飲んだことがない。

これぞ、シェフやソムリエを唸らせる逸品であろう。酸味と甘味のバランスが絶妙で、素材の味や旨味をぐいぐい引き出してくれる至高のお食事ワイン。

（ベラリッジエステート トレビアーノ 2018年 紹介文）

WINELISTチームが試飲して、口を揃えて「トレビアーノってこんなに美味しい品種だったっけ？」と、顔を見合わせた。イタリアの土着品種として知られるトレビアーノは、良くも悪くも、爽やかに飲める飾りっ気のない印象だった。シドニーの某有名レストランに属するイタリア人ソムリエにトレビアーノを造ったから飲んで欲しいとアロンが話すと、「トレビアーノは、退屈だから要らない」と断られたと言う。そんなこと言わずに「飲んで」と送りつけたトレビアーノを飲んで、「イタリアで飲むより美味しい」と即採用が決まったそう。グビグビ飲める白ワインです。

（ベラリッジエステート シラーズ 2012年 紹介文）

「オーストラリアのパンチの効いたシラーズは、嫌い」そうハッキリ告げるアロン。食事中に、ワインの味わいで食材の味が分からなくなってしまうスタイルは、彼の概念には無いそうです。できるだけ 、ミディアムボディで酸味を立たせて、一緒にいただく食事の旨味がグッと口の中で感じられるような、ドライなスタイルのシラーズを造りたい。そう話してくれたアロンの、最新ヴィンテージは、2012年。今、やっと飲み頃になってくれたとMakuakeに向けてリリースを決めてくれました。

Makuakeだけの限定先行販売のシュナンブラン 2014年、トレビアーノ 2018年、シラーズ2012年、そして巨峰ワイン3種を含む、プランをご用意させていただきました。（各750ml）

ブライダル企業である株式会社エスクリが、「結婚式という特別な日にふさわしいワインを提供したい」という想いからワインの自社輸入・販売を開始、WINELIST（ワインリスト）を立ち上げました。

年間延べ8,000組の結婚式を手掛けるスケールメリットを生かし、自社輸入することによって低コストでの販売が実現しています。

「飲んで幸せな気持ちになれるワイン」を探し求め、私たち「エスクリ WINELIST」が辿り着いたのは、オーストラリアとカリフォルニア。

日本初入荷の希少なワインを現地生産者から直輸入しています。

ワイン通の多くの方々に、私たちが味わったあの感動を感じてほしい。思わず誰かに語りたくなる、素晴らしい味わいやストーリーを伝えていきたい。そんな想いに共感していただければ幸いです！