kuska fabric
ALL HAND MADE IN TANGO KYOTO JAPAN

みなさま、初めまして。
京都・丹後にて1936年創業のクスカ株式会社、3代目の楠 泰彦です。

弊社は300年前から続いている地場産業「丹後ちりめん」の製造販売を生業としてまいりましたが、着物離れや海外で作られる安価な商品の影響を受け衰退・廃業寸前まで陥りました。そこで3代目の楠泰彦が大量生産・大量消費ではなく作り手の想いの伝わる商品を届けたいと今まで織っていた機械の織機を全て廃棄し、約50年前に製造された手織り機をもらい受け、１つ１つ組み立て「昔ながらの手織りと機械の生産性をハイブリットさせた手織り機を独自で開発する」と共に職人の手仕事にこだわったオールハンドメイドブランドkuska fabricを2010年に立ち上げました。

kuska fabricの３つの特徴
・300年の着物の技術から生まれた美しい商品たち
・1日1人の職人さんがネクタイ2本分しか手で織る事ができない希少性
・メイドインジャパンの伝統技術を駆使し、現在はネクタイを英国王室ご用達店を筆頭に世界5か国で展開中

世界でも稀な手織りネクタイ

職人の手織り

ロンドンのハンツマンとの商談風景
@huntsmansavilerow.

そしてこの度、日本の着物の技術を駆使したネクタイで世界に挑戦しているkuska fabricが、地元アーティストと一緒に自社工房に巨大壁画を製作します。
伝統とアートを通じて地元やお客様を笑顔にし、衰退する地場産業に新たな魅力を創り出したい。そんな想いのプロジェクトです。

プロジェクト詳細

1936年創業のクスカ株式会社が2010年から職人の手仕事に特化し立ち上げたオールハンドメイドブランドkuska fabric(クスカファブリック)

その独自の手仕事と着物の産地、京都・丹後の伝統を駆使した商品は国内は銀座和光やユナイテッドアローズで展開し、旗艦店を帝国ホテルプラザ東京1Fに設置、海外はロンドンのサヴィル・ロウの王室御用達店舗、ハンツマンを筆頭に現在は５カ国の取引先で日本の着物の伝統技術を世界に発信しています。

しかし、地場産業の丹後ちりめんの生産量は1972年をピークに約1,000万反生産していたのが、現在では約15万反と1.5%の生産量と大激減しているのが現状です。

その為、丹後の地場産業を新しい視点で表現し、次世代にも知ってもらう事が必要と日々模索している中、2019年に商談に行った際に偶然立ち寄った、ロンドンで最もクールで新進のアーティスト達が通う街、東ロンドンの「ショーディッチ」の壁画と街を見て、このかっこいい壁画(表現)がある事で新しい風がその土地に入り、衰退する地場産業、そして古い建物や町を少しでも生まれ変わらせて地元に活気を出す事が出来るのではないかと感じました。

東ロンドン「ショーディッチ」の壁画

その後、地元京都・丹後出身のアーティスト210(ツーテン)と出会い、彼なら自分達が想う表現を叶えてくれると直感し、約1年前から制作に向けて一緒に取り組みが始まりました。

丹後在住アーティスト210

1991年生まれ、京都府京丹後市在住のイラストレーター

大阪デザイナー専門学校イラストレーション学科 研究科卒業後、4年半の飲食店での勤務を経て、2012年5月から大阪のデザイン事務所に入社。主に商業施設のイベントに関する制作物を担当。2018年5月「210artworks」設立。

飲食勤務時代にお客様からイラストの案件依頼を受けていた事が、現在のアート活動に繋がっている。アメリカンカルチャー、50’s〜70’sのロック、ポップアート、トラディショナルタトゥー、昭和の日本の漫画から影響を受ける。ポップで細部まで描き込まれたタッチが特徴。

210代表作 作品名「GRATITUDE」 沖縄 キャプテンカンガルーの店舗

壁画アートイメージが出来るまでのストーリー

こちらから依頼は「ショーディッチ」のようなストリート感もありつつも、「織物」「丹後の海」「ブルー」の３つをテーマに210らしい壁画を依頼しました。

そこで210さんから、まずは現代の様式に合わせた表現がしたい、と
kuska fabricを代表する「ガルザ織り」に注目。イタリアではとても難しい織物で限られたメーカーでしか作られず、日本の和装では捩り織り(もじりおり)といい、高速機械織機では織る事が出来ないでとても技術のいる織物です。

そして、kuska fabricの工房の白い壁に壁画イメージをあてると

のどかな田舎にあるkuska fabricの工房(元々は大量生産をしていた工場)

壁画アートイメージ

kuska fabricのブランドカラー丹後ブルーのコントラストに、実は隠し絵の様に丹後のいる動物等が波乗りをしているデザイン案になります。

こちらは実際出来上がってからのお楽しみです♪

そして今回は壁画アートだけでは終わりません。

そこで描かれた壁画アート作品を、kuska fabricの織物にも映し表現します。

壁画アートとリンクする商品デザイン画 by 210

イラストは波を背景に丹後にいる動物たちがサーフィンをしています。(動物達は壁画では同色(青)の隠し絵の予定です。)

動物たちのカラーも丹後の「丹の朱色」と「砂浜のベイジュ色」を入れたデザインです。

そしてkuska fabricの人気織柄ガルザ織りの生地にそのプリントを施した

「壁画アート ネクタイ」限定100本生産

「壁画アート ポケットチーフ」限定80枚生産

＊裁断(用尺)の都合、仕上がりの動物の位置が1点づつ多少違ってきます。

「壁画アートネクタイ＆チーフのコーディネート」

壁画前の工房の壁を背景にして。

もちろん商品は全て丹後内で行っています。

出来上がる工程
まずはkuska fabricの工房で手織りしたガルザ生地を丹後のプリント屋さんで染めていただきます。

kuskaオリジナルの手織り機で職人さんがガルザ生地を織っていきます。

kuskaの特殊なガルザ生地を丁寧に１つ１つプリントを行います。職人の手織り生地と最先端のデジタルプリントの融合でもあります。(プリント、丹後・大善株式会社)

プリント仕上がった生地

それを1つ1つカットしネクタイのカタチに縫製していきます。

もちろん、全てオンリーワンのハンドメイドです。

＊壁画アートネクタイ 限定100本のみ生産
＊壁画アートポケットチーフ 限定80枚のみ生産です。

そして今回はネクタイ以外にも丹後で織られた高級シルク生地に、壁画デザインをプリントした

「シルクサテンスカーフ(シルク100%)」限定40枚

90cm×90cmの大判スカーフ

こちらの生地は丹後ちりめんの老舗、江原産業さんの高級ドレスにも使用されるシルクサテン生地にプリントを施し、仕上げはkuska fabricの職人が丁寧に縁を縫っていきます。

6000口ある電子ジャカードで織り上げる

高級シルクサテン生地を使用

プリントを施し、柔軟仕上げを行い

最後の縁取仕上げも1つ1つ手仕事です。

シルク100%の質感と光沢そして壁画アートがプリントされた、独創的な逸品に。

こちらのサテンシルクスカーフは40枚限定販売です。

手織り・壁画アート・シルク生地・染色・加工と全て絹織物の日本最大産地だから出来るALL TANGOの製品、ぜひその風合いと質感をお楽しみください。

＊壁画アートネクタイ・チーフ・スカーフは下記でもご覧いただけます。
・kuska fabric 帝国ホテルプラザ東京 1F旗艦店
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ1階
https://kuska.jp/shop/

・kuska fabric ファクトリーショップ
京都府与謝郡与謝野町岩屋384-1

スケジュール

壁画制作
3月13日(水)〜4月13日頃まで

リターンについて

壁画ネクタイと kuska定番
壁画ポケットチーフ
壁画シルクスカーフ
壁画210オリジナルステッカー
壁画見学など

資金の使い道

デザイン料
壁画制作費一式
足場代

実行者紹介

クスカ株式会社 3代目
楠 泰彦(kuska fabric)

新しい伝統工芸と職人の手仕事を未来に。京都・丹後でライフスタイルとしてサーフィンを行い、自然と伝統・アートを丹後から発信している。
https://kuska.jp