はじめに

はじめまして。埼玉県日高市を特産「栗」で地域活性を目指す、クリメンプロジェクト代表・今井です。今年、日高市及びその周辺地域を含む高麗郡が建郡1300年という節目の年を迎えます。この土地、このタイミングでしか実現できない究極の栗マッコリ、その名も「マックリ」を味わってほしい、また、魅力ある商品づくりを通じて日高の栗農家さんが抱える課題をオモシロオカシク解決していきたい、という想いからプロジェクトを立ち上げました。

高麗郡って？！

高麗と書いて「こま」と読みます。「こうらい」ではありません。しかし、韓国の高麗や高句麗と全く関係ないのかというと、大いに関係があります。

霊亀２年（716年）、武蔵国に高麗郡が置かれ、高句麗（高麗）から渡来してきた人々が移り住み、その高度な知識や技術により発展してきた歴史があります。

今年で記念すべき高麗郡建郡1300年を迎え、地域で色々なイベントも開催されるのですが、この節目の年に日高の魅力「栗」と韓国の魅力「マッコリ」を掛け合わせて、究極の新名産品「マックリ」で新たな歴史を刻みます。

日高の栗ってそんなにすごいの？！

栗の中でも甘みが強くとても美味しい「利平栗」。栗の王様とも呼ばれ、他の栗よりも高値で販売されているものですが、この栗の生産量第一位が埼玉県で、その中でも日高市がトップクラスの生産量を誇っています。

もちろん、生産量だけではありません。日高の栗農家さんの技術は天下一品で、利平栗に限らず他の品種の栗でも最高品質のものを育て上げます。その栗を焼き栗にして販売すれば、大行列が発生し、2週間で2トンもの栗を消費してしまうほどです。その魅力が評価され、高麗の郷ブランド認証商品にもなっています。

また、レンジでチンすると渋皮まで剥けてしまう新種のブランド栗「日高ぽロン」を作らせれば、瞬く間にメディアに取り上げられ（ぶらり一人旅や各種新聞）、人気殺到で今ではなかなか手に入らない「幻の栗」となっています。日高ぽロンもその魅力が評価され、高麗の郷ブランド認証商品になっています。

今回は、そんな最高品質の栗を育てあげる栗農家さんから栗の王様「利平栗」を譲り受け、惜しげもなくふんだんに使います。

「マックリ」はどうやって創るの？！

栗の王様「利平栗」を粉末状にして、マッコリの本場韓国へ輸出。韓国国内で、厳選したマッコリ工場とコラボレーションし、栗マッコリへと生まれ変わり、日本に再び渡来（輸入）してきます。

厳選したマッコリ工場は韓国忠清北道の椒井にあります。

この土地の水は世界3大鉱泉水の一つとして世界的に名が知られており、なんと今回の「マックリ」にもこの水が使用されます。

また工場内は、品質をしっかり保つために製造設備が清潔に管理されています。製造されるマッコリも温度管理が徹底されています。

こうしてとことん素材や品質にこだわることで、栗の風味豊かで口当たりの良い、美味しいお酒になるのです。

「マックリ」はどんな味？！

「まろやかで女性にも向いています。これはアルコールがしっかりきいてて、一杯で満足感がありますね。後味でふわっと栗のやさしい味を感じます。カルピスと少しの炭酸で割るのがおすすめです！」(20代女性)

「マックリ」の仕様

品名：　　　　　　マックリ

酒類の品目：　リキュール

原材料：　　　　米、小麦粉、栗（埼玉県日高市産利平栗）、栗エキス、水飴

アルコール分：5％　（200本限定のプレミアム「マックリ」は10％）

賞味期限：　　　12ヶ月

内容量：　　　　750ml

販売予定価格：1300円（＋送料750円～）

＊飲酒は20歳になってから

＊飲みすぎに注意

　妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

＊仕様は予告なく変更となる可能性があります。

製造スケジュール

６月　　　　製造開始

７月　　　　日本に輸入

８月下旬　支援者に対し、リターンとして販売開始前に先行発送

9月初旬　正式販売開始

高麗郷の魅力的な商品と一緒にお届け！！

高麗郷には、すでに多くの魅力的な名産品があります。

今回、そんな魅力的な名産品もリターンとして品数豊富に揃えました。

ぜひ、マックリとご一緒に「高麗郷の味」をご堪能いただければと思います。

想い

背景

クリメンプロジェクトは「栗」と「地域」の新しい関係を模索する形で6年前に発足しました。

ちなみにクリメンとは、栗（クリ）を軸とした地域活性活動を行うメンバーという意味です。育児をする男性をイクメンというのに似ています。

日高市は埼玉県で栗の生産量第1位を誇る一大「栗」生産地ですが、当時、日高に住む私の友人でもそれを知らない人が多かったです。今でも知らない人が多いと思います。

また、栗農家さんにお話を伺っても、「栗の品質には徹底的にこだわっているが、栗は儲からんからそれで食べてはいけねぇ。」という声や、「年取って肩が上がらなくなって栗の剪定ができなくなった。もうそろそろ続けられなくなるなぁ。。。」「後継ぎがいねぇからなぁ」と寂しそうに語る方もおり、年々栗農家さんの数や栗の生産量が減少してしまっています。

こんなにいい栗を作る生産者や高品質の魅力的な栗が日高から消えてしまっていいのか？！いや、今抱えている課題を解決して未来に継承する方法が必ずあるはずだ！その仕組みを創りたい！という想いで活動を始めました。

課題解決その1　-認知度が低い-

なぜ、こんなに品質が高く生産量も多いのに、認知度が低いのだろう。

その原因は「日高の栗」として消費者に届いていない、ということでした。

通常、農家さんが生産した栗は農協に卸され、「埼玉産」の栗としてさらに市場に卸されます。この時点ですでに「日高」という名称は消えており、さらに市場で購入した業者が加工してお菓子などの形で販売した場合、もう生産地の情報はなくなり、「原材料：栗」でしかなくなります。

これでは認知度が上がらない。日高の栗としてみんなに届けなければ。

そこで、日高の栗そのものの魅力を伝える方法として焼き栗を提供することを考えました。

うまくいくかもわからない状態で清水の舞台から降りる気分でしたが、なけなしのお金をかき集めて50万円以上もする焼き栗機を一大決心で購入しました！

そして、栗農家さんから栗を購入し、地元障がい者施設さんで焼き栗の下加工として切れ目を入れる作業をしてもらい、地元企業さんに販売してもらうことにしました。結果はすでに書いたように2週間で2トンも売れるほどの人気商品になり、「日高の栗」として消費者に届けることができるようになりました。

（焼き栗待ちの大行列）

レンジでチンすると渋皮まで簡単に剥ける新種のブランド栗「日高ぽロン」に関しては、農家さんの替わりにインターネットでのPR支援をしています。

また、日高市役所の産業振興課や給食センターの協力を得て、年1回市内の小中学校の給食に地元の栗入りご飯を出してもらうことにもなりました。

このように日高の栗の魅力を伝え、認知度を挙げていく活動を行っています。

今後も「栗マッコリ」やほかの形でも魅力を伝えていきたいと考えています。

課題解決その2　-栗農家さんのサポート-

日高の栗の魅力を伝えていくのと同時に、生産に関する課題も解決しなければなりません。

しかし、栗農家でもない私達になにができるのか？！

考えに考えを重ねた結果、まずは自分達で栗を育ててみようということになりました。

地元の不動産会社さんの協力を得て土地を借り、栗の苗約100本を植えて育てています。

今では苗を植えてから3年経ち、少しずつですが栗も収穫できるようになってきました。今後、さらに技術や知識を高め、生産の課題を解決できる仕組みを創っていこうと思います。

最後に

クリメンプロジェクトの持つビジョンとして

「どうせ無理」「できっこない」をこの世から無くす

ということを挙げています。

活動をする中でも、大きな課題を解決しようとすると

「そんなことできるわけない」、「やめたほうが良い」という声を少なからず聞きます。

しかしそれは、既存の方法ではできないというだけです。
「実現する方法は必ずある。今はその方法を知らないだけ。」と考え、試行錯誤を繰り返してきました。焼き栗も当初「一人で何ができるんだ」と言われながらも、その後協力者を得て実現した一つです。

日高には魅力的なものがたくさんあります。しかし、それらがすべてその魅力を十分に発揮できているかと言うと、そうでない部分もあります。クリメンプロジェクトは今後も限界を決めず、人・モノ・文化などが持つ魅力をお互いに繫ぎ合わせて、それぞれがその魅力を最大限に発揮できるようになる仕組みづくり、「地域のかきまぜ棒」の役割を果たしていきます。