プロジェクト実行者
ストーリー
- アルミに藍染を行うという独自の技術で特許取得!
- 藍染めの原料は、本場の徳島県の吉野川へ!
- 長年、金型製作に関わった匠が手仕事でアルミを削り出します!
藍染金属ストーリー
<発想の起源>
7年前の2017年頃。ジャズライブへ向かう車内でのことだった。
何気なく友人が「金属に藍染をしたら綺麗だろうな」とポツリと言った。その言葉が、私の心の中に小さな火を灯した。金属加工の仕事をしていた私は、そのアイデアが頭から離れなくなり、「やってみよう」と密かに決意をしたのであった。
「世の中にないものを作ろう」
というシンプルでありながらも力強い思いが、私の中で膨らんでいった。それは単なる思いつきではなく、私の創造性と技術を試す挑戦でもあった。金属に藍染という、これまで誰も手をつけたことのない領域に足を踏み入れ、そこで何が生まれるのかを確かめたい。その思いが、現在のプロジェクトの原点です。
<藍染との出会い>
藍といえば徳島県。この地で目にした雄大な吉野川は、藍染めの歴史と深く結びついていることを感じさせてくれた。その壮大さに圧倒されながら、藍染めの奥深さと自然の力に感銘を受けた瞬間が、私の創作の原点にもなった。藍染めの伝統が息づくこの地で得たインスピレーションは、金属に藍染をするという新たな挑戦への大きな原動力となっています。
<金属を染める>
日本で発展してきたアルマイト(陽極酸化皮膜)技術に出会い、私はその可能性に魅了されました。その思いを胸に、アルミニウムに藍染を施すための独自の染料の開発に取り組み始めました。同時に、アルミの表面を染め上げる「カラーアルマイト技術」の研究も進めました。
※カラーアルマイト:アルミニウムの表面に酸化皮膜を作り、その皮膜に色を染み込ませる技術のこと。
そして2023年、ついにその努力が実を結び、私たちの技術が特許として認められました。(特許番号:第7235267号)これは、日本初の技術と自負しており、藍染めの伝統を未来へと繋ぐ新たな一歩となりました。
ボールペンについて
<ボディへのこだわり>
① 旋盤加工の匠
長年、射出成形金型の製作に携わってきた匠が、アルミボディを手作業で削り出し、独自の加工方法で槌目(つちめ)模様を丁寧に仕上げています。
② 表面研磨加工
手仕上げの研磨加工に加え、楽器の表面研磨にも使用される精密バレル研磨加工機を駆使し、鮮やかな光沢を持つ研磨面を実現しています。
<仕様>
・構造:キャップ式(乾きにくく、インク漏れしない)
・素材:樹脂、アルミニウム・真鍮(クロムメッキ)
・表面処理:カラーアルマイト(藍色)
・サイズ:長さ 143-156mm、キャップ径 13mm、バレル径12mm、重量 36.6g
・対応リフィル:シュミット888
<使い方>
・ペン先の出し方:キャップを回して外し、外れたら反対側のネジ部に回して取り付けて固定し使用します。
・リフィル(替芯)交換:ペン先と反対側の黒い樹脂部品を回し取り外した後、使用済みの芯を取り出し、リフィル(替芯)に入れ替え樹脂部品を取り付ける。
※樹脂部品にはスプリングが入っているため、紛失しないようご注意ください。
<付属品>
・化粧BOX
・リフィル(シュミット888)× 2本
<注意点>
※様々な藍染商品と同様に、直射日光に長時間さらしますと色褪せする可能性があります。
※天然染料を使用しているため、経年変化による色合いの変化をお楽しみいただけます。
<実行者紹介>
工房ストリート株式会社(大分県佐伯市大字上岡1810番地1、資本金1,000万円)は、「長く愛され、使い続けたくなるもの」を創作することを目的に、令和2年9月8日に設立されました。佐伯市は大分県南部にあり、地魚が豊富で、にぎり寿司が美味しい町です。産業は昔から造船業が盛んで、金属製造業の集積地でもあります。代表の私は、42年間にわたり精密板金企業を経営し、これまで多くの業種の方々との交流や協業を進めてまいりました。そして今回、新しく設立した会社を軸に、「製品化」の実現を目指しています。
今回の「藍染ボールペン」の製品化にあたっては、同じ町で長年、射出成型金型製作を手掛ける匠とのコラボレーションで、精密機械加工および槌目加工を担当してもらっています。また、弊社はアルミ素材に新しい彩色技法を取り入れるため、研究機関との共同開発を進め、アルミに藍染料を染色する技術の特許取得と実用化を目指してきました。現在、少ロット生産が可能な段階に達しており、商品化を進め、皆様のご評価を頂きたいと願っています。仲間たちと作業風景をご覧ください。
左(豊州モールド/加藤/職歴30年)、真ん中(豊州モールド/伊賀/職歴34年)
右(工房ストリート/長尾/染色担当)
リスク&チャレンジ
藍染ボールペンの 製造に関しましては藍色の発色を良くする為、それぞれの工程での「作りたて」を次工程に回すという作業が必要になります。具体的にはアルミ加工後、すぐに表面研磨すること、アルミ表面にアルマイト加工した後、すぐに染色すること、染色時に合わせて染料を作ることが求められます。同時進行での手作業が多い為、量産することができません。現状、今回のプロジェクトでの1ヶ月の生産量は10本程度になりますが、以下の生産スケジュールで行います。 以下、 9月…生産準備(材料調達等)、先行生産。10月…本生産開始。11月…生産継続、発送開始。以上です。 今回は仕様変更はありませんが、不具合が出た場合の配送遅延等を想定し、9月から先行生産を始めます。その他、大幅な生産スケジュールの変更、予期せぬアクシデントに見舞われ、配送予定に影響が出そうな場合、マクアケの弊社担当にご相談し、最善策を検討し、対応致します。 本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。 応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。 原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、 リターン配送予定月から 3ヶ月 を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。
サポーターからの応援コメント
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