骨髄ドナーを待つすべての人の力になるために、まずはひとりでも多くの方に骨髄バンクについて知ってもらいたい。そんな想いから生まれたのが…

「骨髄ドニャー」は、骨髄採取に使われる医療用ドレープを腰にかけたネコのキャラクターフィギュアと、骨髄バンクのことがよくわかるミニパンフがセットになったカプセルトイです。

ネコの種類別に全５種のラインナップ。Makuakeで量産のための資金調達が成功した後に、１回300円のカプセルトイとして、全国での販売を目指します。

付録のミニパンフでは、骨髄バンクや骨髄ドナーについて、わかりやすく、楽しく学べます。

骨髄ドニャーをご購入いただくことで、骨髄バンクへの理解を深めていただき、より多くの方に骨髄ドナーへの登録をしていただくことを目標としております。

■骨髄ドナーを待つ子どもたちとその家族

　血液の難病治療のために骨髄移植が必要なお子さん田中謙智(けんち)くん(当時5歳)の父で田中浩章(ひろあき)さんの存在が、このプロジェクトのスタートのきっかけです。

　詳しくお話を聞くと、病気治療に必要な骨髄ドナーが見つからず苦悩しているとのことでした。また、奥様はカーテン一枚で仕切られた病院の4人部屋で謙智くんに24時間付き添い、シャワーを浴びれるのも週に数回、快適なベッドもなくとても苦しく厳しい生活を数ヶ月も続けられているとのことでした。

■命の可能性を広げるために多くのメディアに働きかける

　そんな中、浩章さんは、子どもたちの命の可能性を広げるために、骨髄移植を待つ子どもの状況、付き添う親の苦悩、コロナ化の小児病棟内の生活をさまざまなメディアに取材記事掲載の依頼をし、骨髄バンクへのドナー登録を広く訴えられていました。

以下は、田中さんが骨髄バンクへのドナー登録を訴えて発信されている動画です。

そして以下のリンクは、メディア等で掲載された田中さんのお子さんの病気、入院治療生活についての記事です。

■朝日新聞WithNews「ぼく、しむ」ドナーを待つ息子のために父は…　骨髄バンクのピンチ

■赤十字NEWS「息子が生きるチャンスをください」

■骨髄バンクの抱える課題

また田中さんは骨髄バンクがいま抱えている課題についても教えてくださいました。

●コロナ禍でドナーの新規登録者が激減している。

有名水泳選手が白血病を公表した2019年は5万9,994人だった新規登録者が、コロナが発生した2020年は2万8,904人と激減。2020年から徐々に増加してきてはいるもののその伸びは鈍化しています。

●骨髄移植を希望して移植を受けられるのは、二人に一人。

毎年、年間骨髄移植を希望する患者は、約2,000人。でも実際に骨髄移植を受けられるのは、半数の約1,200人。骨髄バンクに自分に会う骨髄ドナーを探しても見つからない場合や、見つかったとしても仕事等の都合で提供できなかったり、そもそも連絡がつかなかったりすることもあるそうです。

●若い世代のドナー登録が求められている。

骨髄バンクへのドナー登録は18〜54歳という年齢制限があります。しかし、2023年3月末時点の骨髄ドナー登録者約54.4万人のうち、今後10年で登録が抹消されてしまう45〜55歳の登録者数が全体の40.78%を占め、未来にわたって骨髄バンクという仕組みが機能し続けるためには、若い世代の登録を増やすことが課題となっています。

◆骨髄バンクとの新たな接点を作る「カプセルトイ」

登録者が激減しており、さらに若い世代の登録者が求められている骨髄バンクへの新規の登録者を増やすべく、田中さんはいま若い世代から人気であり、かつコロナ禍でも非接触で購入できることから市場を拡大させてきたカプセルトイに目をつけ、骨髄バンクと社会との新たな接点にできるのではないかと我々ブライトリンク、専業ムフに相談をしていただきました。そして生まれたのがこの「骨髄ドニャー」です。

●登録はとってもカンタン

骨髄ドナーの登録は約２ミリリットルの採血でOK。約15分ほどで終わります。

●背骨じゃなくて腰骨

骨髄液を採取するのは背骨からだと思われがちですが、実は腰骨からなんです。骨髄ドニャーの腰につけられたピンクのマークの位置です。

意外と知られていなかったり、間違った知識やイメージを持たれがちな骨髄バンクが、実は身近な存在で正しい知識があれば怖くない、ということもこの骨髄ドニャーを通して伝えていきたいと考えています。

今回のプロジェクトは、目標金額100万円のALL or Nothingで実施し、応援購入いただきました資金は、金型製作費用、全国で販売するための量産費用に充てさせていただきます。みなさまのご支援があって初めて骨髄ドニャーを世に出すことができます。何卒温かいご支援をいただけましたら幸いです。

また、プロジェクトのサクセス後は、実際に販売してくださる流通に商談を行い、全国販売を予定しています。そこから必要最低限の人件費、必要経費を除き、公益財団法人日本骨髄バンクさんに寄付することを予定しております。

寄付金は、骨髄移植を必要とする患者さんのために使用させていただきます。

今後、流通との商談が必要ですが、今まで骨髄バンクが情報を発信することがほとんどなかった全国のショッピングモール、スーパーマーケット、家電量販店のカプセルトイ売り場はもとより、子ども向けの施設、病院の受付、骨髄バンクへのドナー登録ができる医療施設、賛同いただける飲食店などなどに設置を持ちかけ、骨髄バンクとの新たな接点を「カプセルトイ」を通じて作っていきたいと考えています。

●「ありがとニャー」プラン　金額：3,000円

応援いただいた感謝の気持ちをMakuakeメッセージ機能にてお伝えするとともに、骨髄ドニャーのキュートなオリジナルスマホ壁紙をお送りします。

●「骨髄ドニャー１種お迎え」プラン　金額：4,000円

骨髄ドニャーを１種お迎えできるプランです。どのドニャーが届くかはお楽しみです。骨髄バンク提供のドナー登録のしおり「チャンス」が入ったオリジナルクリアファイルとステッカー２種もセットです。

●「骨髄ドニャー５種セット」プラン　金額：5,000円

骨髄ドニャーを５種みんなお迎えできるプランです。骨髄バンク提供のドナー登録のしおり「チャンス」が入ったオリジナルクリアファイルとステッカー２種もセットです。

●【Makuake限定】「ゴールドドニャー付き骨髄ドニャーセット」プラン

金額：30,000円

Makuake限定の全身ゴールドの特別な骨髄ドニャーをお迎えできるプランです。ふつうの骨髄ドニャー５種と骨髄バンク提供のドナー登録のしおり「チャンス」が入ったオリジナルクリアファイルとステッカー２種もセットです。

●【Makuake限定】「ゴールドドレープ骨髄ドニャーセット」プラン

金額：30,000円

Makuake限定のゴールドのドレープをかけた特別な骨髄ドニャー５種をお迎えできるプランです。骨髄バンク提供のドナー登録のしおり「チャンス」が入ったオリジナルクリアファイルとステッカー２種もセットです。

●「骨髄ドニャーアソートセット」プラン　金額：50,000円

骨髄ドニャーを30個もゲットできるメニューです。オリジナルペーパーボックスもついていますのでおうちでガチャを疑似体験できます。骨髄バンク提供のドナー登録のしおり「チャンス」が入ったオリジナルクリアファイルとステッカー２種もセットです。

●「病院にも！骨髄ドニャーアソートセット」プラン　金額：100,000円

骨髄ドニャー30個とオリジナルペーパーボックスとオリジナルポスターが２セット含まれているメニューです。１セットをご自宅にお届けし、もう１セットを病院や医療機関、児童関連施設等に寄贈させていただきます。病室で不安な日々や退屈な日々を過ごしているお子さんたちにも骨髄ドニャーで笑顔を届けたいという想いから本プランも設定させていただきました。

骨髄移植に生きる望みを託すすべての患者さんの力になるため、この「骨髄ドニャー」を通して、より多く人にまずは「骨髄バンクとはなにか？」「ドナーってどうやって登録できるのか？」など、骨髄バンクについて知ってもらいたいと考えております。そしてその先に、ひとりでも多くの方が骨髄ドナーに登録をしていただき、ひとりでも多くの患者さんが笑顔になることを私たちは切に願っております。

そのためにまずこのプロジェクトを成立させて、骨髄ドニャーを全国に届けていきたいと考えております。みなさまの力をお貸しいただけると幸いです。何卒この「骨髄ドニャー」プロジェクトを応援よろしくお願いいたします。

＊本プロジェクトはAll or Nothingで実施いたします。目標金額に到達しなかった場合、サポーターからの申込みはキャンセルとなり、全額返金されます。

カプセルトイブランド「ブライトリンク」とプロダクト開発するチーム「専業ムフ」の合同チームです。

身近な人に骨髄ドナーを必要としている方がいるという共通点もあり、骨髄バンクが抱える問題を共にプロダクトの力で少しでもよくしたいという思いから今回タッグを組むこととなりました。主に制作をブライトリンクが手掛け、企画を専業ムフが手掛けていきます。応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

ブライトリンク：

最高にクレイジーなモノづくりがモットーのカプセルトイブランド。2018年に発売したカプセル盆栽「ガチャ盆」が話題を呼び、カプセルトイ業界へ本格参入。これまでのカプセルトイにはない切り口の商品を多くリリースしており、いい意味で”クレイジー”な商品企画を心がけている。

専業ムフ：

ハハハでもなく、フフフでもなく、ムフッ。 専業ムフは、思わずムフッと笑っちゃうモノづくりを行うプロダクト開発チーム。 暮らしにムフッがあると、毎日がもっと楽しく、ドキドキするものに変わるはず、という考えのもと “なくてもいいけど、あると楽しい”プロダクト開発を数多く手がけている。

骨髄バンクの存在周知そしてドナーを必要とする方へ届く骨髄提供への繋がる一歩になりますように。

プロサッカー選手　アルビレックス新潟　平川史哉

　私は2016年に急性リンパ性白血病を患いました。 実際に骨髄バンクからドナーを探していただき骨髄移植を行いました。今こうしてサッカー選手として元気に過ごせているのも骨髄を提供してくださったドナーの方、骨髄バンクのおかげです。 このプロジェクトをきっかけに若い世代をはじめとするより多くの人に骨髄バンクや骨髄提供について知っていただければと思います。 そしてドナー登録、提供といった温かい優しさのあるアクションに繋がけばこれほど嬉しものはありません。 多くの方によるご支援、応援が集まることを願うとともにこのプロジェクトを応援しています！

1人でも多くの人に“骨髄バンク”の存在を知って欲しい

プロラグビー選手　東京サントリーサンゴリアス　木村貴大

　現在プロラグビー選手としてプレーする時、骨髄バンクのシンボルカラーのオレンジのシリコンバンドを着用し練習、試合に挑んでいます。「HERO IS YOU」と書かれたシリコンバンドには「みんな誰かにとってのヒーロー」という思いが込められています。このプロジェクトをきっかけに、骨髄バンクの事を知っていただき、骨髄ドナーを必要とされている方々にとっての、“ヒーロー”が増える事を願っています。

このプロジェクトをとおし、骨髄提供について多くの方に知っていただけることを期待しています

東京医科歯科大学病院　輸血・細胞治療センター　梶原道子

　小児科患者担当医として、またドナー担当医として、骨髄バンクの骨髄採取と移植に長年かかわって来ました。近年では、末梢血幹細胞移植や臍帯血移植も広く行われていますが、小児患者さんの病気が、再生不良性貧血や原発性免疫不全症などの場合、骨髄移植がより適していることがあります。健康な方には骨髄という言葉そのもののなじみが薄く、骨髄採取がどのように行われるかも知っていただくチャンスは少ないです。骨髄バンクのドナーは55歳までの年齢制限があるので、より若い世代の方に、このプロジェクトを通じて、骨髄採取のイメージをつかみ、登録について考えていただくきっかけになればと思います。