麻100% × こんにゃくのスヌードを開発！

日に日に日差しが強くなってくるこれからの季節におすすめの
さらっと爽やかなこんにゃく麻のスヌード。

高い速乾性とシャリ感が汗をかいても快適！

日差しの暑い夏の、首筋の日焼け防止にピッタリです。

少し汗ばんでもすっと吸汗、そして素早く蒸発してくれるので、いつもさらっと感をキープしてくれます。

理由は、こんにゃく加工の麻。

素材へのこだわり

麻100% × こんにゃく の ”超”天然素材！

こんにゃく・・・？？

おでんでいい仕事をしてくれるこんにゃく。
それと同じこんにゃく芋をつかって、麻にこんにゃく加工を施しています。

肌に触れるとシャガシャガする糸のケバを抑えるためのカバー用の糊剤として、水に溶解して糊状にした国産こんにゃくを糸に一本づつ糊付けする加工方法です。

天然繊維は、長さ、太さの不揃いの繊維を束ねてさらに撚りをかけることにより1本の長い糸にします。

したがって、左の写真のように顕微鏡で拡大すると、撚りをかける（回転させて繊維をねじる）ことで繊維の先端がいろいろな方向に飛び出してしまっています。

一方右写真のようにこんにゃく糊をコーティングすることで、飛び出した先端部が少なくなることにより、肌触りがよくなり、ひんやりと感じることができます。

すっぽり頭からかぶるだけで良いので、着脱簡単。

マフラーとは違い、着用中に結び目が解ける心配もいりません！

ターバンとしても使えます！

ターバンとして使っても可愛いのでおすすめです。
通気性の良い素材なので、長時間装着していても蒸れにくく快適です。

商品詳細

素材：
麻100％

サイズ：
40cm × 28cm

カラー：
ナチュラル・ブラック・ホワイト

お手入れ：
ご自宅でお洗濯していただけます。
ながくご愛用いただくためには、洗濯ネットに入れ洗濯機の弱水流で洗っていただくか、手洗いで洗って下さい。

干すときは日陰でできるだけ自重がかからないよう干して下さい。網状の台の上で干していただくことをおすすめします。
※麻は水分を大変よく吸収します。なので、洗濯いただいた後、素材内に水分がたくさん残っています。ニットは織物と違い伸びる特性を持っているので、そのまま干してしまうと、製品自体の重さで伸びてしまいます。

スケジュール

●４月 プロジェクト開始
4/20より「こんにゃく麻のスヌード」プロジェクトをスタート

●５月 プロジェクト終了
5/20をもちまして３０日間のプロジェクトが終了

●５月～６月 リターンの準備
応援購入してくださったサポーターの皆様へリターン商品を生産。

●６月 リターンの発送
いよいよリターンの発送！
滋賀県からサポーターの皆様へ直送します。

リターンについて

こんにゃく麻のスヌードをお得な割引価格にて先行予約販売いたします。
送料は先行予約のみこちらで負担。
3個セット、2個セットや、工場見学がセットになったリターンもご用意しています。

こんにゃく麻のスヌード ナチュラル

こんにゃく麻のスヌード ブラック

こんにゃく麻のスヌード ホワイト

資金の使い道

こんにゃく加工の麻100％の素材開発を進め、皆様の生活を快適かつ豊かにする製品開発にチャレンジします。第２段、第３段の製品検討も進めています。

実行者紹介

湖東繊維工業協同組合

私たちの産地は織物産地の中でも古い歴史を持ち、糸から整理加工までを（糸加工・染色・製織・整理加工）産地内で一貫生産できる特徴を持っています。この伝統を大切にしながら、麻だけではなく、他の天然繊維や合成繊維、新素材の混繊糸との交撚、交織、糸加工技術、整理加工方法など、新しい発想と感性による新製品の開発に意欲的に取り組んでいます。私たちは、これかも生活文化提案型産地として、皆様のご期待に応えられる商品の開発をめざします。

開発秘話

麻織物産地の組合にて青年部会を開催しているある日、ある会員から「麻でTシャツができないかなぁ」との提案がありました。これがすべての始まりです。Tシャツといえばニット。同じ繊維製品とはいえ、織物産地の人間にとってニットは異分野でした。糸加工に関する知識はあるもののニット自体の知識は０。夢物語かと思われましたが、地元の公設機関に試作用のホールガーメント機が導入されたとの情報を得、一気に話が進みました。

（▲ホールガーメント機：無縫製のスヌードを編み上げます。）

新しいことにチャレンジすることが大好きなメンバーたちは同じ繊維製品だからと安易に飛び込んで行きました・・・しかし、いざ試作を始めると失敗の連続。まず、織物は糸を直線的に活用したて糸とよこ糸を組み合わせて作ります。それゆえ硬くくせの強い麻糸でも多少の工夫で織ることは可能なのですが、ニットは１本の糸をループ状にして作っていくため糸には柔らかさが必要になります。麻糸独自のシャリ感を残しながらニッティングに適した柔らかさの体現。糸自体に様々な加工を試しては試験編みを何度も何度も繰り返し一年がかりでたどり着いたのが今回のスヌードです。

開発メンバー

麻糸のことならおまかせを！！！
産地内織屋に各種麻糸を供給しています。リネン・ラミー、太番手・細番手、麻原料の各産地、各種の麻糸のなかから最終製品の特性を引き出す糸を提案し提供しております。もちろんニットに関しても対応OK！！

色むらが出やすいなど綿糸などに比べ染色が難しい麻糸、麻糸と付き合った永年の知識と経験で麻糸の特性に合った染色を施します。また織などの工程において利用しやすいように加工も併せて行っており、産地内の縁の下の力持ちです。今回その知見が麻のニットを可能にしました。

「こんにゃく加工」？聞きなれないこの加工を手掛ける産地内では弊社のみ、そして日本でも数少ない加工を行う職人集団です。麻糸の特性をより際立たせるこの加工は産地内各企業にとってなくてはならない存在。そんな加工方法を一子相伝で受け継いでいます。今回その秘伝の技術をニットに応用し、提供していきます。

産地内で生地の後加工を担当する企業です。麻の原布の特性を際立たせる各種後加工は国内屈指の知見と技術を持っております。今回その知見を麻のニットに応用いたしました。他の繊維では体験できない風合いを麻ニットで実現します。

産地内で縫製業務を担当する企業です。今回のスヌードではホールガーメント製法（無縫製編み）でしたので出番がありませんでしたが、今後の多様な製品提供に向け最終加工業者として商品化にともなう各種アドバイスを行っております。

他の織物に比較し製造工程が長く複雑な麻織物製品。麻織物を製品化するには麻糸の特性、染色・糸加工・後加工など各種加工、また製品化に伴う法令関係や取り扱い方法、サプライチェーンの知識など各工程により独特の知見が必要となります。弊社は麻糸から最終製品（寝装・インテリア分野）まで製造してきており、今回麻織物製品の各製造工程を俯瞰的にマネージメントしてきた経験を麻ニットに活用してまいります。

（辻英幸・プロジェクトリーダー）
このプロジェクトの発案者にしてリーダー。そもそも「麻織物から飛び出して麻糸でTシャツを作ろう！！」とぶち上げた張本人。個性豊かな職人がそろうこの産地、優秀な技術を持つ反面頑固な職人気質があるのも事実。そんな職人たちのリーダーとして圧倒的な指導力を発揮し製品化までこぎつけました。まさに地域振興に命を懸ける産地のリーダーです。本業は不織布不織布、ニードルパンチカーペット、フェルトの製造、販売です。

ニットという新しい分野への挑戦に際し、ともすれば織物の感覚のまま取り組み失敗することもあるかもしれません。そんな時に頼りになる県立の技術センター。試作から物性試験、素材や洗濯方法などの品質表示に関する法令対応まで幅広くアドバイスをもらえる頼もしい存在です。今回のスヌードの試作では、センター保有のニットマシンが活躍しました。

湖東繊維工業協同組合が「麻素材のある上質な暮らし」をテーマに運営する、産地ショップ「麻香」。
ものがあふれる今の時代にこそ、本物の質の良さを知っていただき、長く大切に使ってほしいという思いを製品に託し、皆様にお届けしています。

協力：
小谷 麻理（コーディネイト）
株式会社マイナ：森陽子
sweettype：中村圭吾（カメラマン）