丁寧な暮らしには、至福のひとときが舞い込む。
九谷焼という、ちょっと贅沢な品を生活に取り囲むことで、いつもの暮らしを丁寧に送ろうと思わせてくれます。
いつものコーヒーに少しだけ丁寧な時間をかけてみませんか。
縁起の良い「加賀水引」の柄が日々の生活に素敵なご縁を運ぶ願いを込めて。

1.美味しさが続く保温性

陶器は保温性が高く、熱を逃がしにくいため、コーヒーをドリップするのに向いていています。淹れたコーヒーも温かいままゆっくり楽しむことができます。

2.縁起の良い「梅結び」のデザイン

「水引-結-」は、伝統的な加賀水引を九谷焼の和絵具で丁寧に、そして美しく表現しました。デザインは古くから親しまれている梅の花を形どった「梅結び」です。
梅の花は、厳しい冬を乗り越え、春に先駆けて咲く花として、運命向上の意味をもちます。梅結びの水引には「運命向上」「固く結ばれた絆」「魔除け」３つの意味があり、縁起が良い結び方です。

梅結びと共に色とりどりの結び玉が描き出す世界観はノスタルジックかつ金沢らしい奥ゆかしさが感じられます。

カップの内側までデザインがあるのも特徴の一つです。

3.気分やシーンに合わせて選べるカップ

コーヒーカップ、マグカップ、いっぷく碗という３つのカップを用意しました。
シーンや気分に合わせてお好きなカップをお選びいただけます。

4.オリジナルにブレンドした土

石川県小松市で採掘された花坂陶石(九谷の土)と信楽の土をブレンドして使用しています。陶器でありながら磁器のような滑らかな肌合いと、土の持つぬくもりが手にした時に安らぎを与えてくれます。

5.自然由来で安心の釉薬(ゆうやく)

釉薬とは陶磁器の表面をおおっているガラス質の部分です。虚空蔵窯では長石、ワラ灰、天草、カオリンなど天然素材を昔ながら方法で2日間かけて調合しています。自然由来の物を使用しているので、口当たりがマイルドな作りになっています。

6.世界に一つだけの手作りを楽しむ

一つ一つが職人による手づくり手描きの作品なので、デザインや器の表情など同じに見えてもそれぞれ微妙に違います。
それが既製品にはない良さでもあります。色鮮やかで伝統的な世界観がしっかりと伝わってくるので、目でも楽しむことができます。

7.土の持つぬくもり

既製品にはない土の温もりがホッとするような優しい気持ちにさせてくれます。
淹れたコーヒーも温かいままゆっくり楽しむことができます。

8.造り手(職人)の想い

粘土から一つの器になるまでに、いくつもの工程を経て三週間ほどかかります。
手間を惜しまずに細部に至るまで職人の想いをしっかりと込めてお届けします。

おうち時間を楽しむ

おうちで過ごす時間が増えているからこそ、普段の時間も特別な時間へとアップデートしたい。

休日の時間を楽しむ

ゆっくりとした時間が流れる週末、夫婦の何気ないおしゃべりのお供にしたい。

自分へのご褒美時間

いつもよりも少し早く目覚めた朝、仕事の前に自分のための贅沢をしたい。

ドリッパー＆ポット 水引-結-

カップ＆ソーサー 水引-結-赤/黒

いっぷく碗 水引-結-赤/黒

虚空蔵窯オリジナルの形で人気シリーズです。丸みをおびた珍しい器は両手で持つとすっぽりとおさまります。たっぷり入るのでカフェオレボウルとしても使えます。

マグカップ 水引-結-赤/黒

コーヒーを一滴ずつ丁寧に抽出します。珍しい九谷焼のコーヒーソーサーとマグカップのセットは置いておくだけでも統一感があり魅力的です。

豆皿5枚セット 水引-結-

お菓子を添えるもよし、おつまみを添えるもよし、ちょこっと食べたいものを可愛らしく飾ります。

7号角皿 水引-結-

食卓の主役として料理を華やかに魅せます。大きいので何を乗せるにも便利です。

酒器セット 水引-結-

製作過程は主に７工程で、成形 → 乾燥 → 素焼き → 施釉 → 本焼き → 上絵付→ 上絵窯 という工程を全て丁寧に施すことで、長くご愛用いただける上質な九谷焼に仕上がります。

成形：ろくろやタタラ成形にて形を作り上げます。

乾燥：成形された作品を数日かけて乾燥させます。

素焼き：乾燥させた作品を約8時間かけて焼成し、素焼きにします。

施釉：素焼きの表面に釉薬がけを行います。

本焼き：釉薬のかけた器の本焼きを行います（約1200℃で13時間）

上絵付：出来上がった器に上絵付けを行います。

上絵窯：絵付けしたものを上絵窯で焼成し完成します。

九谷焼（くたにやき）は、石川県加賀市周辺で作られている陶磁器です。色絵のついた陶磁器の伝統工芸品で、江戸時代前期に誕生しました。
九谷焼の特徴は、鮮やかな色彩と大胆かつ優美な紋様、そして「上絵付け」と呼ばれる技法です。上絵付けとは釉薬の上に顔料で絵付けを行い、再度焼く技法のことです。上絵付けに使われる上絵の具は800度程度で焼き付けできるため、顔料の制約が少なく、多彩な色彩が楽しめます。九谷焼のほかに有田焼でも用いられている技法です。

九谷焼の色彩はいずれも鮮やかですが、種類により少々異なります。通称「九谷五彩」と呼ばれる5つの色（赤・黄・緑・紫・紺青）を使うものは、古九谷と木米風です。吉田屋風は、青・黄・紫・紺青の四鮮が美しく、飯田屋風は「久谷赤絵」と呼ばれるほど特徴的な赤色が目立ちます。永楽風は艶やかな赤と金が施され、庄三風は古九谷・吉田屋・赤絵・金欄手の手法を兼ね備えたバランスの良さが美しい九谷焼です。

石川県の伝統工芸品である九谷焼は、“ジャパンクタニ”と呼ばれ世界の人々を魅了してきました。ただ、時代の流れとともに衰退している斜陽産業であり、人気も1990年を境に右肩下がりで、生産規模が落ちて相次いで廃業するところもありました。
現在はコロナの影響でその流れは加速しています。それでも、近年は様々な変化を遂げ、再び注目を浴びています。
伝統の技術に新しい感性を織り交ぜ、現代のライフスタイルに合わせたものづくりを追求した先に、メイド・イン・ジャパンの良さを改めて世界に発信できると強く思っています。

虚空蔵窯（こくぞうがま）

https://www.kutani-kokuzougama.com/

虚空蔵窯では、九谷焼の伝統的な技術を用いて現代的で新しいスタイルの九谷焼を製作しています。全て手作りと手描きにこだわり個性的な形状と斬新で色彩豊かなデザインが特徴です。
製作のベースにあるものは「見て美しく、使って楽しく、持っているだけでも心が豊かになる…」そんな焼きものを製作し続けるということであり、使い手の日常に寄り添い生活や食卓に彩りや癒しを与えてくれるものであると考えています。

長い歴史と伝統ある九谷の地、由緒ある虚空蔵山の麓に開窯 虚空（大地）のように広大無辺な智徳を持つ、菩薩の名にちなんで名付けました。 その名のとおり、ゆったりとして美しい焼物作りを目指しています。

九谷焼 虚空蔵窯（こくぞうがま）
〒923-1224 石川県能美市和気町井55-3
営業時間：午前9時〜午後6時
定休日：日曜・祝祭日・年末年始・御盆 (※事前連絡の場合、休日でも対応致します)
TEL 0761-51-6001 FAX：0761-51-6002
MAIL：kokuzo@cello.ocn.ne.jp

九谷焼 虚空蔵窯（こくぞうがま）2代目 市田貴洋

私たちは、石川県能美市の山あいの緑豊かな工房で九谷焼を日々製作しています。
元々、九谷焼の商社に勤めていた初代 市田新一郎が、「伝統的な九谷焼はその重厚感で普段使いが難しい」という声を聞き、現代的で食卓に彩りを与えてくれる九谷焼を届け、よりたくさんの方に九谷焼の良さを知ってもらいたいと始めました。

生活を豊かにするアイテムとして

焼きものは嗜好品で生活になくても困らないとよく言われます。
でも、なんらかのきっかけで気に入った器を見つけたとき…それはまさに出会いだと思います。
自分の生活の中にその器が加わることで、普段気づかなかったことに豊かさを感じたり（例えば朝のコーヒーを飲むひとときに感じる幸せ）、家族や友人との会話が弾んだり、もっと素敵な器に囲まれて暮らしたいという気持ちのモチベーションにつながったり、心を満たしてくれると感じられる瞬間が必ずあるはずです。
そんな出会いを私たちは焼きものを通してつくっていきたいと思っています。

絵付師 奥野恵子：「水引-結-」をデザイン

今回、「水引」という歴史ある物をモチーフとしました。
水引の歴史は古く飛鳥の時代、聖徳太子の命を受け隋（中国）に渡った小野妹子が日本に帰る際、航海の無事を願って麻を紅白に染め分けた紐状のものが掛けてあったと言われています。また、水を引いた後は清々しくなることから、水引には物事を浄化し清め、邪気を払う力があるとも言われています。
そんな水引の良さを九谷焼に取り込むために、シンプルな表現の中にも色絵の繊細さや盛り絵具の触感を大切にしました。

奇しくも長引くコロナ禍の今だからこそ、”食と幸せを結びつける” そして、”人と人とを結びつける” そんな想いを込めています。
ちょっと気持ちが上がるテーブルウェアとして、毎朝の朝食や仕事の合間のコーヒータイム、日常のストレスを癒し、日々の暮らしに彩りを与えてくれるように使っていただきたいです。『水引-結-』シリーズを通して、みなさんに九谷焼の魅力を実感していただければうれしく思います。

デザインが異なるいっぷく碗をお使いのお客様の声をお届けします。

思った以上にステキ！

食卓が明るくなる華やかさです。末長く愛用したいです。

女性の手にも収まりよいサイズ、コロンと丸みのある形。素敵な作品です。

Q：使う前にお手入れは必要ですか？
A：始めに器をお使いになられる前にお米の研ぎ汁に一晩つけてからご使用頂くと、茶渋、シミ等がつきにくくなります。

Q：日常のお手入れで気をつけることはありますか？
A：陶器は吸水性があるため、ご使用後、他の食器と一緒に汚れた水に浸けておきますと、汚れた水を吸収し、後日カビ・しみ・臭気を発する原因となります。ご使用後は、台所洗剤等で汚れを落とし、きれいな水ですすいだ後、十分に乾燥させてからご収納ください。

Q：茶渋・シミ等ができた時はどうお手入れをしたら良いですか？
A：茶渋・シミ等を取る特殊洗剤(台所用漂白剤等)が市販されていますので、そちらをご利用ください。

Q：オーブンや電子レンジには使用できますか？
A：耐熱土を使っていないので、オーブンや直火でのご使用はご遠慮ください。電子レンジは利用できます。

Q：食洗機は使えますか？
A：入れ過ぎた場合など使用後に器がカケたり、色が変わったりしますのでおすすめはしていきません。