思い返せば先々月、念願の夢だった世界一周の計画中にふと頭をよぎった自問自答がきっかけです。「せっかく世界一周するのに、ただそれだけで良いのか？自分にもできること(社会貢献)が、何かあるんじゃないか？」

　1週間ほど考えて、見つけた答えがコレでした。「そうだ、自分にはビーチクリーンがある！」

*ビーチクリーン活動の参考ページ
①「ゲストハウスLOVE&PEACE!!沖縄」公式サイト内
②TI-DAブログ内

ちょっと愚痴ってもいいですか？

　沖縄に住んで14年、ビーチクリーンを100回しました。この一言では表せられない苦労があり、そのいくつかを説明させてください。

　「人が集まらない。」当時SNSはmixiくらいで、告知活動をする余裕もなく、仕事上地元の友達も少ない。参加者は私と、私が経営するゲストハウスのスタッフだけという日も何度もあり(たぶんその日が、上記サイトに画像のない回)、モチベーションを維持するのが大変でした。

　「暑い！寒い！腰が痛い！」1年の半分が夏の沖縄。本州の4倍強いと言われる紫外線と日差しとの戦い。そして春と秋は一瞬で去り、強い北風で体感気温は10℃を下まわる冬が来る。砂深いビーチを歩き、ゴミを拾っては(ゴミ袋に)捨てるという単純作業は、腰痛を悪化させます。

「ゴミが減らない。」

　沖縄は特に島国です。海に囲まれ、縦長な地形も相まって海岸線が長い=ビーチが多い。その割に清掃活動は少なく、圧倒的に足りていない。一度ビーチクリーンをした海岸も、1ヶ月後に来たらまたゴミだらけ。地元の人しか来ないようなビーチほどゴミは多く、特に東海岸の漂着ゴミは大量です。

Why beach clean up?

　さて、ここからが本題です。では何故ビーチクリーンを止めなかったのか。約3年間に渡りほぼ毎週、合計100回も続けたのかと言うとやはり、「キレイな海を諦められなかったから」です。生命の母なる海をキレイにし、自然や特に海岸線の生態系に人類の影響を与えぬように、何の力もない自分にだってできること、誰でも平等にできること、それがビーチクリーンなのです。

*過去100回のビーチクリーンの様子

　そして私は気づきました。海のゴミを減らすにはいくら拾っても間に合わない。ゴミを「みんなで拾う」のではなく、ゴミを「みんなで捨てない」ようにしなきゃいけない。じゃあどうすれば人はゴミを(自然界に)捨てなくなるのか。自分にできることは何か。考えれば考える程、答えは確信に近づきました。「ビーチクリーンを続けるしかない！」

ビーチクリーンは「捨てない意識」を育てる

　ビーチクリーンを続ける⇒少しずつ、でも確実に人の目に留まる⇒少しずつ捨てる人が減る。捨てない人を増やすには、捨てない「意識を育てる」のだ。ビーチクリーンはそう、課外授業であり屋外教育なのです。そしてその「捨てない意識」がいずれ「もともとのゴミを減らす」=「ゴミを極力作らない」世の中への変革の第一歩になるのです！！

『世界の海でビーチクリーン！』プロジェクト始動！

　一旦は休止していたビーチクリーン活動を、世界一周を機に復活させよう！だってそうでしょう？世界の海でビーチクリーンできる、多くの人の目に留まる、一千一隅のチャンスなのですから！

*「世界の海でビーチクリーン！」プロジェクト画像

多くの人に見せる仕掛け

　せっかくの世界一周を共有してもらおうと、すでに準備を進めてます。公式サイトとブログの作成、名刺サイズのフライヤー、さらにこのクラウドファンディングとプロジェクト化が最大のプロモーションになります。支援してくれる人はもちろんのこと、見てくれた人全員に告知できるのです！

*「子連れバックパッカー、0歳と行く世界一周！」名刺型フライヤー(裏)

　Facebookページ、twitter、LINE@など、現代には多くのSNSもあり、拡散の準備を進めています。そして帰国後には報告会をやります。これはリターンに明記した2回だけでなく、沖縄を中心に全国展開できるよう、後援者やスポンサー集めをしていきたいと考えています。さらには帰国後に作成する『世界の海でビーチクリーン！』クリアファイルを販売し、その売上はすべて増刷代に回して量産し、多くの人の手に渡り見ていただけるよう展開していくつもりです。

『沖縄発、地球一周クリーンアップ大作戦☆』スケジュール

2015年11月1日「沖縄の海でビーチクリーン！」
2015年12月某日「ハワイの海でビーチクリーン！」予定
2016年1月某日「カリブの海でビーチクリーン！」*1予定
2016年2月某日「モアイの海でビーチクリーン！」予定
2016年3月某日「南極海でビーチクリーン！」*2予定
2016年4月某日「北極海でビーチクリーン！」*2予定
2016年5月某日「アフリカの海でビーチクリーン！」*2予定
2016年7月某日「インド洋でビーチクリーン！」*1予定

*『世界の海でビーチクリーン！』スケジュールのフライヤー画像

　場所はわが国日本が世界に誇る地元の美ら島オキナワを皮切りに、「世界の海≒7大洋(南北太平洋、南北大西洋、南北極海、インド洋)」と想定し、行ける範囲内でその海を代表するような、人目を惹くちょっと珍しい僻地に設定しました。いかがですか？ワクワクしませんか！？『世界の海でビーチクリーン！』してる様子を、見てみたいと思いませんか？

スポンサーorサポーターになって疑似体験しよう！

　ただこの大作戦には予算が必要で、私たち家族だけでは賄い切れない現状です。是非ご支援いただき、世界一周と『世界の海でビーチクリーン！』の一度で2度オイシイ疑似体験をしませんか？クラウドファンディングが目標額に届き、プロジェクトが無事遂行される際には、約9ヶ月を予定している旅の様子をご覧いただき、約1年後になる成果物のお届けを楽しみにお待ちしていただくという、とてもお得なご支援になります(^^)

**スポンサー&サポーターリターン一覧画像

お金の使い道

　実はこのプロジェクト、ストレッチゴール(段階式な目標)を設定しています。第一目標を超えてご支援が集まれば、それに応じて活動場所を増やすのです。

　まず第一目標の60万円を達成できれば、このプロジェクトは実行されます。ただしスケジュールに注釈*2が付いている「南極海」「北極海」「アフリカ」は、予算的にまだ遂行できません。Makuake手数料とカード手数料を引いた48万円分のご支援を、沖縄を除く残り4ヶ所で遂行するための家族4人の渡航費(移動費)、滞在費、活動費に使わせていただきます。

*チリ・イースター島の海(南太平洋)

　ご支援が70万円を達成できれば、「南極海(アルゼンチン)」でも実行できます。Makuake手数料とカード手数料を引いた+8万円分のご支援を、家族4人の渡航費(移動費)、滞在費、活動費に使わせていただきます。

*アルゼンチンの海(南極海)

　ご支援が80万円を達成できれば、「北極海(アイスランド)」でも実行できます。Makuake手数料とカード手数料を引いた+8万円分のご支援を、家族4人の渡航費(移動費)、滞在費、活動費に使わせていただきます。最低でもここまでは達成し、実現したいと思っていますので、どうか宜しくお願いします！m(__)m

*アイスランドの海(北極海)

　ご支援が100万円を達成できれば、「アフリカの海(ナミビアを予定)」で実行できます。Makuake手数料とカード手数料を引いた+16万円分のご支援を、家族4人の渡航費(移動費)、滞在費、活動費に使わせていただきます。できることならアフリカ大陸の南大西洋まで行って、「世界の海≒7つの海」を達成したいものです。どんなゴミがあるのか、はたまたゴミはまったくないのか楽しみです。

*ナミビアの海(南大西洋)

　ご支援額が110万円を達成できれば、スケジュール注釈*1の「カリブの海」の場所を、「メキシコ」から社会主義国家「キューバ」に変更します。その方がより稀で、宣伝効果が上がるからです。Makuake手数料とカード手数料を引いた+8万円分のご支援を、家族4人の渡航費(移動費)、滞在費、活動費に使わせていただきます。社会主義の島国のゴミ事情も気になりますね！

*キューバの海(北大西洋)

　ご支援額が120万円(200%達成！)を達成できれば、同じくスケジュール注釈*1の「インド洋」の場所を、「インド」からインド洋の宝石「モルディブ」に変更します。その方がより稀で、宣伝効果が上がるからです。Makuake手数料とカード手数料を引いた+8万円分のご支援を、家族4人の渡航費(移動費)、滞在費、活動費に使わせていただきます。リゾートのイメージが強いモルディブですが、ゴミ問題はかなり深刻な模様です。

*モルディブの海(インド洋)のゴミ問題 by Alison’s Adventures

　もちろん自分たちは完遂できるよう、200%達成を目指して精一杯やりますが、いかんせんギリギリの計画なので、200%達成されない場合完遂はできませんので、ご理解の上あらかじめご了承ください。できれば完遂させたいと思いますので、是非お力をお貸しください！皆さまのご支援ご協力宜しくお願いしますm(__)m

子どもたちの未来を変えたい、守りたい

　最後にプライベートな話になりますが、最近ウチの長男4歳が幼稚園への登下校中、ゴミ拾いを始めたのです！私たちは彼の前でビーチクリーンをしたことも、ゴミ拾いさえもした覚えがありません。世界一周に行くことは小さな頭で理解しているようですが、この大作戦については未だに一言も伝えていません。真実は小説より奇なりとはまさにこのことですね。彼の中で、いったい何があったのでしょうか。彼はある日突然、「ゴミ拾いしながら学校に行きたい」と言い出し、ビニール片手に歩み始めたのです。

　私は人並みに親バカですし、その言動に感動しました。私たちが変えたいと思ってる子どもたちの未来を、わが子は自ら変えようとしてる。私たちが守りたいと思ってる子どもたちの未来を、わが子は自ら守ろうとしているのです。DNAなのか潜在意識なのか、生まれ変わりなのか自己防衛反応なのか、理由はまったく見当つかないけれど、子どもたちの未来のために子どもと行う、このプロジェクトを決行する日が楽しみでしょうがありません。

1人のボランティアが多くのボランティアを生み出していく

　そしてこのエピソードには、驚きの続きがあるのです。ゴミ拾いをしながら登校する長男に、一人の小学生が近づいてこう言ったのです。「ボクにもゴミ拾い手伝わせて！」私たちが目指すのはまさにコレです！わが子のほんの小さなボランティア精神が、近所の小学生による新しいボランティア精神を生み出していく。これを続け連鎖していければ、未来はきっと良くなると信じています。

最後に

　長くなりましたが、最後に動画にてご挨拶させていただきます。もしこのプロジェクトに共感いただけましたら、プロジェクト遂行のため、ご支援のほど宜しくお願いします。皆さまのご期待に応えられるよう、世界一周と『世界の海でビーチクリーン！』を一生懸命頑張って来ます。そして何よりも一番大事な、自分自身に対する期待に応えられるよう、精一杯楽しんで来たいとも思います。息子たちへの影響と成長も楽しみです。ぜひご一緒に見守りいただければ幸いです。

*恥ずかしながら、家族4人でご挨拶の動画

　最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。2015年11月中旬、結果よりも先に旅立ちますが、絶対やり遂げて、無事に帰って来たいと思います！(^^)皆さまのご支援ご協力、宜しくお願いいたします！m(__)m

2015年10月某日
沖縄の自宅にて
古川将司