はじめまして。『神戸シアトルキッズキャンプ2016実行委員会』です。

1995年1月、阪神淡路大震災においてわたしたちは大切な家族や友人、住み慣れた街を失いました。そんなわたしたちに夢と勇気、何より前を向いて生きていくことの大切さを教えてくれたのはその年に参加したシアトルキャンプ。

神戸の姉妹都市シアトルで感じた懐の広さと深さ、そして温かさ。

あれから20年、わたしたちは社会の中堅層として家庭に仕事に追われる毎日。

そんな時、ふと同窓会で出会った仲間はまるで昨日までもずっと一緒にいたみたいに、同じ方向、同じ土台をもっていました。

シアトルに未来につながるありがとうを伝えに行こう！

１０代で出会った大きな感動を同じ神戸で生まれ育った次世代と共有したい！

その想いから今回のプロジェクトを立ち上げました。

20年前に阪神淡路大震災で家や家族・友達を失った私達45人（当時小学5,6年生、中学1,2年生、高校生）がアメリカ・シアトルに招待され、2週間の充実した夏を過ごしました。あの夏をきっかけに、わたしたちは自分の道を切り拓き始めたともいえます。外交官になった人、大手商社の初の女子駐在員として子連れで海外赴任をやってのけた人、大手建設会社で設計士の夢を叶えた人、みんなその経験に感謝しています。

その恩返しをしたい、そう思って立ち上げた企画です。

あの時夢や希望を与えてくれた神戸に、シアトルに、わたしたちができること。

それはきっと未来につながることだと信じ、当時のキッズが今の高校生と一緒にシアトルを訪れたいと考えました。

　30歳代になった私達と神戸の高校生がシアトルで、現地高校生とワークショップをしたり、ボランティア活動をします。

プロジェクトの実行期間は2016年7月28日から8月2日。

目標金額を達成できれば高校生8人を連れて行けます。

現地での活動内容は、防災やまちづくり、姉妹都市のあり方などについてのディスカッションや、自然歴史博物館や福祉施設の訪問。また、あの時私たちが自然災害で家を失ったのと似て非なるけれど、経済災害として急増するホームレス問題を考え、ホームレス支援を行います。

また、シアトルでもっとも大きなお祭り、シーフェアのパレードに参加し、20年分のありがとうをシアトルの人たちに伝えます。

損得のまったくない社会人の有志団体でそんなことできるの？と思われるほどちゃんとしたプログラムとなるよう現在もプログラムの充実を検討しています。

高校生の未来にインパクトを与えるだけでなく、神戸をもっと好きになる、シアトルをもっと知る、姉妹都市関係を強化します。何より、オトナ私達も一緒に成長します！


　高校生の航空券費用がメインになります。そして現地でのワークショップ実施のための移動費用です。高校生にはホームステイを経験させるなどして宿泊費用は発生しません。


実行団体は神戸シアトルキッズキャンプ2016実行委員会。

委員長：水谷清喜（霞が関所属の米国在住者）

副委員長：岡田恭浩（会社員として神戸在住）

事務局：堤理恵（研究者として徳島在住）

実行員・参加者は、行政書士・社会福祉士、学校教諭、会社員など社会の中で一生懸命がんばる神戸市出身の30歳代。考え方も仕事もバラバラだけど、シアトルというベクトルは同じです！

■リターンにあるシーフェアってどんなの？

シアトルで毎年夏におこなわれる大きなお祭り。州外からもたくさん人がやってきます。ここでのパレードは厳正な審査がないと参加できませんが、今回姉妹都市協会の計らいで参加が決まっています。

■高校生はどうやって選抜されるの？

詳細な募集要項はウェブ上で公開することとして考えています。

神戸市在住または神戸市内の高校に通う高校生を幅広く募集し、テーマに沿った作文で一次選考を行う予定です。その後、参加意欲などを知るための面接を行い決定します。

阪神・淡路大震災から21年。私たちはあの時の悲しみも喪失感も忘れることはありません。けれど同様に、あの時もらったぬくもりも愛も、希望も勇気も、すべてを忘れずに前を向いて歩んできました。

みんなでありがとうをカタチにしたい！
 

ご協力どうぞよろしくお願いします。

Facebook: https://www.facebook.com/kobekids2016/

Mail: kobe-seattle-kids@excite.co.jp