初めまして、神戸蒸溜所です！
今回、30年前に神戸ブランデーを製造していた直火蒸留釜「アランビック・シャラント」でウイスキーを蒸留し、葡萄香るウイスキーの製造をおこないます。

神戸蒸溜所はシャラント型 とウイスキースチルが同居する珍しい蒸留所です。
「神戸の名産品」を目指して、原料や配分、使用する樽もさまざまに、試行錯誤を繰り返して日々ウイスキーとブランデーの製造に取り組んでいます。

現在ウイスキーは銅製のポットスチルで蒸留を行っており、使用するのは4000リットル容量の初留釜、2000リットル容量の再留釜の2基。
厳選したモルトや2種類の酵母を使い、葡萄香る釜を使用し、味わいに深みを出すことにチャレンジしております。

今回、まさに未来のウイスキーとなるため現在熟成中である、「直火蒸留」と「間接蒸留」の原酒違いの飲み比べいただけるセットや、特別なご自宅の熟成キットなど、魅力あるリターンをご用意させていただいております。

神戸蒸留所が手掛ける、未来のジャパニーズウイスキーの魅力をぜひ手に取ってくださいますと嬉しいです。

前述にもありますように、今回挑戦するのは「アランビック・シャラント」で直火蒸留する神戸ウイスキーを製造すること。

製造が始まってすぐの頃、ウイスキーは間接蒸留で製造、すっきりとした味わいの原酒でした。
ですが、蒸留をゆっくりと行い時間を伸ばしてみると、味のまろやかさや麦の甘みが倍増。

原酒(ニューポット)のままでも美味しく感じるような柔らかな味わいに仕上がりました。

それが今の神戸蒸溜所の製造の仕方となっています。

使用するモルトはイギリス産。
また酵母も蒸留酵母だけでなくエール酵母も使用することで麦の甘みを引き出します。

そして今回はさらに香り高くよりまろやかなものを目指して、普段ブランデーを製造しているシャラント型で直火蒸留を行います。

今までずっとブランデーをずっと蒸留していたので、染み込んだブランデーの香りがどう左右してくるのかも楽しみです。

アランビック・シャラントは直火蒸留器。
直火蒸留は蒸留釜に直接1000℃以上の炎をあてて加熱する方式で、原料の甘みを残し、柔らかで厚みのある香り、力強い原酒に仕上がります。

昔からある蒸留方法ですが、温度管理の難しさなどから最近は直火で製造しているところはほとんどないようです。

本来であればすぐさま、皆様に神戸蒸溜所のアランビックシャラントで蒸留・熟成させたウイスキーを味わっていただきたいのですが、まだまだ熟成期間中でございます。

今回は、直火蒸留と間接蒸留の原酒違いを比較してもらえるものや、

なんと、ご自宅で熟成を楽しめる特別製樽キット等、様々にご用意しました！

[リターン例①] 神戸蒸溜所 NEWPOT 2024 200ml　セット

・神戸蒸溜所 ブランデー釜蒸留限定NEWPOT 200ml(Alc.63%)1本
・神戸蒸溜所　NEWPOT 200ml(Alc.63%) 1本

ブランデー蒸留釜で蒸留した原酒と通常のポットスチルで蒸留した原酒をそれぞれ200ml瓶に詰めてお届けいたします。

生まれたての神戸ウイスキーを味わえます。

蒸留釜の違い原酒がどう変わるのか、2つの香り、味わいを比べてお楽しみください。
※ サンプル品での撮影の為、製品時にはデザイン等は変更になる場合がございます。ご了承ください。

[リターン例②] 800mL樽キット ＋　神戸蒸溜所 NEWPOT 2024 700ml　セット

・800mL樽キット
・神戸蒸溜所 ブランデー釜蒸留限定NEWPOT 700ml(Alc.63%) 1本

ブランデー蒸留釜で蒸留した原酒と小樽をセットでお送りします。

自宅で熟成を楽しめます♪

ガラス窓で原酒の色づきの変化も確認でき、小樽なので熟成も早く進みます。
※サンプル品での撮影の為、製品時にはデザイン等は変更になる場合がございます。ご了承ください。

[リターン例③] OWNER’S CASK Bourbon1口オーナー

・OWNER’S CASK Bourbon cask 1口オーナー 700ml (Alc.50%)×1
・オーナーズカスク認定証 ×1

ブランデー蒸留釜で蒸留した原酒をバーボン樽で熟成させ、3年後にジャパニーズウイスキーとして700ml瓶に詰めお届けいたします。

神戸蒸溜所でつくる直火蒸留のジャパニーズウイスキーをいち早くお楽しみいただけます。
※オーナーズカスク認定証を先んじてリターンとしてお送りします。
※樽詰時のアルコール度数は63%です。
※樽詰から3年後に700ml瓶(alc.50%)をお届けいたします。
※瓶詰時期の指定等はできません。
※サンプル品での撮影の為、製品時にはデザイン等を変更する場合がございます。ご了承ください。
※購入前に必ずページ下部の【カスクオーナーについて】をご確認ください。

将来は神戸の木材を使った神戸産の樽での熟成も考えております。
熟成樽として向いている木材や、加工方法を現在樽加工業者と相談中です。

現在ウイスキーは2026年のシングルモルト発売に向けて現在熟成中…神戸の新しい名産品となることを目指します。

神戸蒸溜所を立ち上げた代表の張は、日本製品(主に酒類)の輸出貿易の仕事をしていました。
世界的にウイスキーの需要が伸びている今、輸出先も「ジャパニーズウイスキー」を求める声が多くなってきました。元々のお酒好きもあり、神戸でウイスキーの製造ができないかと考えるようになりました。

そして出会ったのが現在の神戸蒸溜所にある、大きな直火蒸留釜。

2021年9月に契約、2022年10月からウイスキーとブランデーの製造を開始しました。

熟成期間中の2023年7月からはジンとリキュールの製造も開始しました！
特に地元神戸の素材をたっぷりと使用した「KOBE GIN YAMA」「KOBE GIN UMI」の二つのお酒は、IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)で89点の銅賞を獲得することができました

元々は神戸ワイナリーさんがブランデーを製造していた「ブランデー・ビール館」という施設で、1993年、神戸ワイナリーを運営する神戸市の外郭団体「神戸みのりの公社」は神戸産葡萄100％使用したブランデー造りを開始。使用する蒸溜器はフランスから直輸入した直火の単式蒸溜器です。国内では最大級の5000Lの初溜釜と2500L再溜釜の2基で蒸溜を行っていました。

ですがそのたった2年後、阪神淡路大震災の影響で製造が止まってしまい、蒸溜器も使われないまま年月が経ちました。

その後、樽に残り熟成が続いた「神戸ブランデー」 は海外のお客様に認められ、高い評価を受けたこともあり、神戸市は当時の蒸溜器を活用する事業者を募集。

そして2022年秋、神戸蒸溜所が当時の蒸溜器を復活させ、新たにブランデーの製造を開始したのです。

ブランデーの原料はもちろん神戸産葡萄100％。より質の良いブランデーを目指して温度はこまめに確認し、少しの変化も見逃さないようにします。大きな釜の蒸溜は静かですが、蒸溜所内に広がる香りは香ばしく、直火の釜が燃える姿は迫力があります。

コニャックの製造でも使用される『アランビック・シャラント』(単式蒸留器)と呼ばれるフランス直輸入のこの蒸留器は、当時の最新技術で作られたとても高価なもので、現在国内で稼働しているのは希少です。

玉ねぎのように膨らんだ形の余熱釜や、スワンネックと呼ばれる管があり、特徴的な形をしています。が、ただ見た目に特徴があるだけではありません。
余熱釜が玉ねぎ型なのは、直火熱を横から受けやすくなることで効率的に燃焼できるように。
またスワンネックと呼ばれる冷却棟へ続く管は、冷却棟まで蒸気のまま通り抜けるように。(昔は真っ直ぐ横に伸びており、蒸気が通り抜けずに液体になって落ちてしまっていたそう。)
というように、それぞれが役割を持っています。

↑ 神戸蒸溜所にあるのは2500Lと5000Lの2基、迫力のある大きさに目を惹かれます...！

また当時は今ある大きな蒸溜器を配電盤で一括管理できたそうです。

フランス製ということもあり当時の人たちが書き込んだであろう日本語の翻訳が残っています。

今は部品の交換が不可能なため修理ができず、こちらの配電盤は使用していませんが、こうして残っているものを見ると当時のことを少し知れる気がします。

▲ 配電盤

▲ 設備に直接書き込まれた当時の翻訳

30年前の製造者の思いやブランデーの香りの詰まったこの大きな蒸留釜を使い、神戸ウイスキーは製造されます。

蒸溜所は自然豊かな神戸市北区にある「フルーツ・フラワーパーク」内にあります。
園内一面に広がる美しい花々や洋館仕立ての建物が並ぶ道の駅です。
山の上なので季節毎の寒暖差もあり熟成がはやく進みます。

▲蒸溜所のテラスから見える景色

また蒸溜所の近くには約20ヘクタールの広大な葡萄畑が広がり、欧州系ぶどうにこだわって30年以上栽培に取り組んでいます。
そんな神戸市の農家さんが一つ一つ丁寧に育てている葡萄は神戸ブランデーの原料としても使用されます。

神戸蒸溜所では、2種類の蒸溜器があるからこそできるウイスキーづくりを成功させること、地域連携を行い地元神戸を盛り上げ神戸の新たな名産品を作ることを目標としています。

30年前から製造していたブランデーはまだまだ日本では親しみ浅いお酒ですが、近年人気となっているウイスキーと掛け合わせることでお酒業界をさらに盛り上げていくことができるのではないかとも考えています。

また、元サントリーの技術者野村さんもこの蒸留釜に魅せられ、洋酒づくりに参加する一人です。アドバイザーとして参加していただいており、神戸蒸溜所での洋酒づくりの夢を支えています。


今回のプロジェクトも目標の一つ。


今後は第二蒸溜所の設立も視野に入れております。
現在兵庫県神崎郡神河町にも熟成庫を設置しています。
山の中にあり隣に川が流れる自然溢れる場所です。水がとても綺麗な場所なので、今後神戸蒸溜所が安定して美味しいウイスキーを製造できるようになれば、熟成庫の近くにも蒸溜所を設立したいと考えています。


地元の方々、全国のウイスキーファンの方々の皆様と一緒に商品を作り上げていきたいと思っております。応援よろしくお願いします！

2024年
11月　仕込み・蒸留
12月　ニューポット瓶詰め・樽詰
　　　 商品の発送

2025年
6月　樽の選定、購入
11月　樽詰

2027年
12月　樽オーナー様に瓶詰め時期のご連絡


2028年
12月　瓶詰め 商品の発送

【特典について】
1口オーナー様、樽オーナー様それぞれに特典がございます。
◯共通特典
・オーナー証明書の発行

◯樽購入のお客様限定特別特典
・ニューポット(200ml)プレゼント
　※樽詰め時に200mlを瓶詰めしお送りいたします。
・オーナー刻印バッジ　
　※刻印は、アルファベットで10文字以内。ご本人との照合をする場合がありますので、必ずカスクオーナー様のお名前での作成となります。会社名や店名での作成は出来ません。

　※オーナー権(認定書)については配送予定月までに郵送で発送いたします。

　※オーナー権は会員様ご本人のみご利用可能です。

　※オーナー権の有効期限は2024年12月から半年毎の自動更新となり、年会費・更新料などは一切かかりません。

【エンジェルシェアについて】
寒暖差や湿度の変化によって、熟成中に酒樽の中のウイスキーの水分やアルコール分が蒸発して、内容量が少しずつ減っていきます。これはエンジェルシェアという熟成には欠かせない要素であり、その比率は年間2～4%程度になると言われていますが、寒暖差のある熟成環境の神戸蒸溜所では6～8%程度を見込んでいます。また水分よりもアルコール分の方が蒸発し易いため、アルコール度数も樽詰時より下がります。樽詰時の度数は63%ですが、こちらも年間2～3%程度低下することが予想されます。 エンジェルシェアは熟成を行う上で自然のプロセスであり、熟成に欠かせない要素であるため、内容量の減少やアルコール度数の低下を理由とする申込時料金の返金はできません。

【貯蔵期間・瓶詰めについて】

◯一口でご購入のお客様
※一口でのご購入の場合、期間の指定・熟成途中でのサンプル発送は致しかねます。
・2027年12月頃瓶詰め。
・ラベルは弊社指定の蒸溜年月日等を記載したものを貼付。
　※オリジナルラベルの作成はできません。

◯樽でご購入のお客様
・瓶詰期間：樽詰から3年経過後、4年に達するまで。
　(樽詰から2年経過の時点で瓶詰め時期を指定していただきます。)
・瓶詰時期の変更はご指定年月の１か月前までにご連絡ください。
・ラベルは弊社指定の蒸溜年月日等を記載したものを貼付。瓶詰時のアルコール度数は、カスクストレングス（樽内度数）での瓶詰めですが、下限 47% までは調節可能です。
・瓶詰の１か月前に弊社から連絡いたします。
・瓶詰は樽の中のウイスキー全てを1回で瓶詰いたします。２回以上に分けて瓶詰することはできません。
・瓶詰め期間の指定・熟成途中でのサンプル発送は致しかねます。
・上記は熟成状況により遅れる場合がございます。・瓶詰後の最長保管期間は1ヶ月です。万が一期間中に破損、漏れ等が発生した場合は該当商品分を返金いたします。
・樽詰を行った日から4年を経過した日から３ヶ月経っても瓶詰の依頼がない場合、契約は破棄されたものとみなします。この場合、キャンセル料（申込時の 50%）を差し引いた申し込み時の料金を返金いたします。
・カスクオーナーと連絡が取れず、さらに連絡が取れない期間が6ヶ月間を経過した場合は、遺失物として弊社が所有権を取得いたします。

【樽購入いただいたお客様へ、諸費用についてご説明】

酒税等税金、瓶詰め費用、配送料は込みの金額となっております。

※瓶詰め費用にはラベルや瓶などの資材料金も含みます。
※発送はケース単位です。送り先が一箇所では無い場合別途ご相談ください。
※樽本体はご購入いただけません。原酒を瓶詰してお届けいたします。


【実行者紹介】

株式会社グロースターズ　代表取締役　張 宇

中国・江蘇省の出身で、神戸の貿易会社に長く勤めて いたが、神戸の物産品を広く世界に届けたいと会社を設立し、神戸蒸溜所を立ち上げた。
地元企業とも連携を図りながら、神戸を盛り上げられるような商品の製造を行っていき、今後はさらに多くの魅力的な商品を生み出すことを目標に、その発信活動にも力を入れている。