今回の企画は、これぞ北海道！という地域、道東にある「歩くための道」を全国のサポーターで応援しようというものです。道を切り拓いた酪農家をサポートして、維持・管理の労力と費用の負担を減らしてあげたい！　それによって素晴らしい道が歩き続けられていて、その様子を皆さん自身で確かめていただきたい！というものです。

はじめまして　今回のプロジェクト実行者・北根室ランチウェイを応援する会代表の鈴木です。

北海道の旅といえば、離れた所にある観光名所の間をバスや車で走り抜け、大半の時間を車内で過ごした　という方が多くありませんか？

11年前、疾走する車を前に「北海道の魅力は歩いて体感して欲しいなぁ」と思った北海道中標津町に住む酪農家たちがいました。（このおじさんたち）

思い立って8年かかって、 中標津町市街～根室中標津空港～開陽台～養老牛温泉～摩周湖～JR美留和駅をつなぐ道を切り拓きました。それが　歩くための道「北根室ランチウェイ」です。NHK  にっぽん紀行 「一本道を歩く」 、　NHKBS　冬の絶景・ロングトレイル紀行「神秘の湖　摩周湖」　などを通じて、全国に知られるようになりました。ランチ(ranch)とは大牧場の意味です。こうした歩くための道はロングトレイルとも言われます。

この長大な道を維持し続ける労力と費用は大変なものです。これまでは酪農家たち個人がボランティアで労力と費用を支えて来ました。しかし活動開始以来年月が経ち、創立メンバーも年をとって、労力と費用の負担が限界に近づいています。支えきれなくなると、遠からず道は草原や林に還ります。

そこでこの酪農家の一人である佐伯牧場に、以前お世話になった北海道外在住メンバーが応援団として全国に呼びかける形でこのクラウドファンディングを立ち上げました。できるだけ多くの方に知ってもらい、サポーターになっていただくことで、道の維持・整備を継続し、その先も発展できる体制を整える応援をしたいのです。

日本を代表する「歩くための道」と言われるようになった北根室ランチウェイを未来につなげるために、皆さまのお力を貸して下さい。

・将来も歩き続けられる

現在酪農家が行っている維持管理の仕事の負担を減らします。

全コース年3回の草刈、標識や案内板の設置・更新、道の修復といった道の維持、消毒小屋など色々な設備の設置と管理、それに緊急時の情報提供　などです。これらの仕事の作業を委託する費用、資材や整備機具（草刈機械等）の購入費用などを賄います。

・歩きやすくする　快適にする　

歩く人のための案内所・休憩・宿泊・交流スペースなど（酪農家のDIYで作っています）、快適な環境を整備するための費用を賄います。

・もっと楽しむ　感じる　考える　学ぶ　ことができるようにする

様々な分野でのガイドを育成し、オプションツアー・イベント・研修・創作活動などを企画し受入れを準備します。日本を代表する「歩くための道」を舞台に、自然体験、文化体験、スポーツ体験など多くの魅力を発信します。

一連の整備活動やトピックスはサポーターの皆さんへ継続的にMakuakeコミュニケーション・Facebookグループなどでご報告いたします。

この道の行く先を一緒に歩きましょう！

空港（根室中標津空港）を一歩出たところから歩き始められます。日本ばなれした圧倒的な自然と大牧場の中の道は人とすれ違う事も少ない道です。本当の北海道を体感しながら歩く中で考え、語り合う事ができます。こうした特長が評価され、「日本を代表するロングトレイル」の一つと言われるまでになりました。

【第２ステージ　夏　開陽台近くの育成牧場を眺める】

【第３ステージ　夏　牧草地の境のマンパス（人だけが通れる所）を乗り越える】

【第４ステージ　秋　歩いて来た道を振り返る】

【第５ステージ　秋　摩周湖を見下ろして外輪山を歩く　展望台とは違う眺め　】

【第４ステージ　秋の林を抜けて】

【第４ステージモアン山コース　冬　モアン山目指してスノーシューで走る　】

【夏　花を愛で生き物たちと出会う　西別岳のお花畑は有名】

【第２ステージ　秋　牧場の脇道にいたクジャクチョウにそっと近づく】

【食：開陽台でジェラート、牧場で搾りたての牛乳や焼たてパンを楽しむ】

【休息：養老牛温泉で宿泊、無料露天風呂からまつの湯で一休み】

丘を越え牧草地を歩くハイキングから摩周湖を見下ろす外輪山トレッキングまで、全６ステージの多彩な道があります。全ステージを通してスルーハイクするのも素晴らしいですが、日程、体調、興味に応じて、自分にあったステージを歩いたり、同じ所を季節を変えて歩く、という楽しみ方もできます。

【スルーハイク】全行程を概ね3日程度が標準的です。1→6ステージあるいは逆順でも楽しめます。

【半分を2日間で】

第1～第3ステージを2日で：雄大な丘陵をのんびり楽しむことができます

第4～第6ステージを2日で：外輪山から見下ろす摩周湖の絶景や西別岳のお花畑、寄り道して摩周岳、モアン山も楽しむ事ができるコースです。

1日ずつそれぞれのステージを楽しむという方も沢山おられます。宿泊施設等詳しい内容はランチウェイホームページ（このページの最後）をご覧ください。

魅力を伝えきれない！ので、サポーターになっていただいた方にもれなく、手作り特別編集の　KIRAWAY写真集贈呈します！

この道を作る活動は今から約１１年前、道沿いの酪農家有志の活動として始まり、長い年月をかけて今日に至りました。その間、思わぬ事で中断を余儀なくされることもありましたが、粘り強い活動と、道沿いの牧場主の皆様をはじめとした多くの方の理解と協力を得て全６ステージが開通しました。

コースは一般道や共有地・公園内も通りますが、牧草地は私有地で酪農作業の傍らを歩く道です。このためルールの順守とマナーが求められます。また天候や道の状況の情報収集は歩く人自身が行う事を基本としますが、そのための情報提供などのサポートも行っています。

今年も日本全国からの多くの方が牧場内の宿泊スペースのノートに感想を残して下さいました。ごくごく一部ですが抜粋してご紹介します。

焼きたてのパンと牛乳、胸いっぱい吸い込む空気、働きながら家族を守り時を経て、こんな自由な豊かな時間にめぐりあえた幸せを思いました。　　静岡県女性グループ

TVを見てやってきました。感激しながら歩きました。ぜひまた来ます。　京都府夫妻

花、蝶、アブ、タンチョウの踊り、キタキツネと出会いました。心憎い程の案内板、心優しさに感謝です。牧場の皆さまにも感謝です。　埼玉県夫妻

5日間で往復しました。子供の頃近くの牧場に入ると怒られたので、牧草地を歩ける事自体が驚愕です。ここ迄に大変な苦労があったろうと想像します。　茨城県男性

アパラチアントレイルに負けないです。この上ない贅沢な時間でした。　静岡県男性

「歩く事は、考える事だね」創立メンバーがいつも口にする言葉です。

サポーターになっていただくためにいろいろなコースをご用意しました。写真や詳細はリターンの欄をご覧ください。

設立メンバーは、この道を歩いた方たちの声に励まされてここまで続けてきました。これから歩く方たちのために、皆さまのお力を貸して下さい。そして、サポーターとして、ご自身でもぜひ歩いてみてください。改めてよろしくお願いいたします。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

□公式ホームページTop　　

　地図等の案内　　歩く際の注意点も含んでいます

□Ｆａｃｅｂｏｏｋ　「北根室ランチウェイ」で検索

□ランチウェイブログ　各ステージ別・月別のくわしい写真を見る事ができます　

□スマホで歩く時のガイド　スマートフォンをお持ちの方は自分の位置とランチウェイの地図を参照しながら歩く事ができます。（ただし天候その他の要因で地図の通りにならない場合がありますので、最新情報は現地で確認が必要です。）

この道を未来につなげるために・・・・

【第２ステージ　夏　牧草地を歩く】