「味がまろやかに感じる瓦素材の酒器、その酒器に合う地酒とセット」

愛媛発、"瓦素材の素材感とお酒のコラボレーション"。
今回は先着で「父の日セット」として、6月の父の日までにお届けする限定のプランもご用意しています。
是非この機会にお試しください。

今回このプロジェクトに参加したのは、本当は屋根の瓦として使っていただくのが一番の希望ではありますが、需要の変化により、愛媛県の伝統的特産品である菊間瓦の生産者が少なくなり、後継者もいない厳しい状況になってきてます。

屋根瓦だけの製造では厳しいため、身近な食器や装飾用の瓦タイルなどを作ることにより、なくしてはいけない日本古来の菊間瓦の素晴らしい『いぶし瓦』の風合いの良さを広く知ってもらい、産業の活性化につなげたいのです。

まず、御紹介したいのは全国でも珍しい『いぶし瓦』の素材で完成した食器類です。

通常、瓦は１０％吸水率があると言われています。

普通のいぶし瓦では水を吸収するため、油や調味料も吸うとシミになり、食器には不向きだったのですが、材料の粒子を細かくし、通常（１０２０度）より高温（１２１０度）で焼成、焼き締める事により実用化する事に成功しました。

色も通常のいぶし瓦より落ち着いた色で食材を引き立てると好評です。

中でも酒器はグラスと飲み比べると味が「まろやかになる」と言っていただくことが多く、今回、たくさんの方に味わって頂きたく、瓦の酒器とよく合うお酒とのセット販売をプロジェクトしました！

《実際にグラスと瓦器で飲み比べた方の感想》

①味に深みがまして美味しいので普段より飲みすぎた。

②普段きついお酒は飲めないけど飲みやすくなっていた。

③味がまろやかになって飲みやすいが、舌触りが少し瓦のザラついた感じが、ただ飲みやすいだけでなく丁度いい感じになった。

④違いが分からなかった。

など、中には分からない人も少数いましたが、ほとんどの方が味の変化が分かったと評判の器です。

味の感想は科学的な数値で説明出来ないのですが、瓦の粒子（０．５㎜）のフルイ（６０番目）で通した粘土を使っていますが、焼き締めた時に粒が少し浮いてきます。釉薬を施さないので粒と粒の目に見えない隙間にお酒が馴染み、味が変化すると考えられます。

写真のように、少しザラザラした感触も珍しい器です。

今回、その特性ある瓦器に合う地酒を提供して頂けるのは蔵元は協和酒造です。

全国でも有名な砥部焼の里、愛媛県伊予郡砥部町で明治２０年創業の蔵元。

昭和４６年からは「初雪盃」という日本酒を昔ながらの『槽しぼり』や『袋しぼり』にこだわり、丁寧に酒作りをしています。

ひとつひとつ手作業で行うため時間と手間はかかりますが、その分、人の手でしか造れない奥行きのある味わい深い酒を作ってる蔵元です。

瓦器は『いぶし銀』の銀、日本酒は『純米吟醸酒』の吟！

ということで、銀と吟がコラボした日本酒 を『ぎん』と名付けました。

瓦器に合う地酒『ぎん』１本（７２０ml）と瓦器（７０ml）２個の新商品セット販売です。

新しく開発した六角形の飲み口。

角の鋭角の所と平らな所でも舌触りが違うので、味の変化が楽しめます。

螺旋状に捻れた形状で角度によって色が違って見える御洒落なデザインです。

箱でセットにしてお届けします。

製法は瓦粘土を完全に乾燥させて水に溶かして石膏の型に流し込む『鋳込』でしています。

今回、クラウドファンディングで集まったお金で石膏の型を増やし、短期で増産できるように改善予定。

また新しいデザインの石膏型も作りたいので、ぜひとも、ご協力宜しくお願いします。

【使用上の注意】

電子レンジ・直火・IHクッキングヒーター・食洗機による使用はできません。

漂白剤・金属タワシ研磨剤のしようはお控え下さい、瓦の独自の色や艶が失われます。

１枚１枚手作りのため寸法や形、色に若干のばらつきがございます。

水分を含んだまま収納しますとカビがはえる事がありますのでよく乾燥させて収納して下さい。

商品サイズ

①まる猪口　　サイズ　径７０㎜、４５㎜　重さ８０ｇ

②麻の葉コースター　サイズ　９８㎜角、９㎜厚　重さ　１９０ｇ

③ぎんの器　サイズ　　径６０㎜　９０㎜　重さ９０ｇ

④片口　　サイズ　１５５㎜、９０㎜、６５㎜　重さ２４０ｇ

⑤ぎんのお酒　　７２０ml　　純米吟醸酒　　原料米（愛媛産）

ぎんのお酒　詳細
原料米　愛媛県産山田錦２７％、松山三井７３％の材料もオール愛媛県産使用
精米歩合　５０％
日本酒度　＋３．５
アルコール分　１５度
内容量　７２０ml
冷やして飲むか常温がおすすめです。
開封後は冷蔵庫に保存し、なるべくお早めにお飲み下さい。まれにオリや酒の成分が沈殿することがありますが品質には問題ありません。
※お酒は２０歳になってからお召し上がり下さい。

愛媛県伝統的特産品『菊間瓦』とは、、、

愛媛県今治市菊間町は、約７５０年の歴史がある四国の瓦発祥の地でもある「いぶし瓦」の産地である。民家をはじめ、道後温泉や松山城の屋根など数々寺社、仏閣にも施工され、1883年には皇居にも御用瓦として収められた実績がある瓦です。

しかし、時代と共に菊間瓦生産軒数も激減し、ピーク時には６０軒あった軒数も今では１２軒まで減っています。

小泉製瓦有限会社（かわらや菊貞）は１０代続く、菊間でも老舗の窯元。

時代と共に建築形態の変化で屋根瓦（日本瓦）の需要が激減しているため、屋根瓦以外の製作を１０年前から妻と二人で取り組んでおり、今後の担い手を増やせる産業にするべく頑張ってます。

菊貞とは、、、

５代目「小泉貞吉」の時代から屋号を「菊貞」と名乗っています。

屋根瓦は『小泉製瓦有限会社』として、工芸品は屋号である『菊貞』を販売ブランドとして家族で１０年前から数々の作品を作ってきました。

代々続く屋号を使うことにより、原点に立ち返りつつ、新しい作品を創りだしてます。

瓦タイルや立体文字など屋根瓦に変わる建材も製作しています。

なんばグランド花月の芸人看板

2013年に、吉本興業１００週年記念でなんばグランド花月の正面玄関をリニューアルする際、全国の伝統工芸で芸人看板を掲げると言う企画があり、全国７つの工芸品の一つに菊貞が作った瓦文字の看板も選ばれました。

かわらや菊貞　　小泉信三

受賞歴

※２１世紀えひめの伝統工芸大賞

平成２１年度 奨励賞（苔と瓦のコラボ作品）
平成２２年度 南海放送社長賞（瓦素材のワインラック作品）
平成２３年度 奨励賞（瓦素材のコースター作品）
平成２５年度 愛媛朝日テレビ社長賞（敷シリーズ１０種類）
平成２９年度 あいテレビ社長賞（瓦膳シリーズ）
平成３０年度 愛媛朝日テレビ社長賞（酒器セット）

※平成２４年 吉本興業１００周年記念
なんばグランド花月に掲げる芸人看板大賞に選ばれる
※平成２８年 （一財）伝統的工芸品産業振興協会
伝統的工芸品産業大賞若手奨励部門奨励賞受賞

最後まで御覧頂きありがとうございます。

衰退していく伝統工芸である菊間瓦。

いろいろな角度から魅力を伝えて、存続の危機から抜け出すきっかけの一つになればと思います。

共感して頂ける方、応援してくださる方、是非とも宜しくお願いします。

・リスクとチャレンジ

製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。