今期から新しくリリースした「純米酒 風の里」(画面左)。純米らしいどっしりとした味わいに仕上がりました。冷酒もいいですが、常温やぬる燗で召し上がると、純米らしい味のふくらみがよく出て、食事を彩る名バイプレイヤーの表情を出すのではないかと思います。キンキンに冷えたビ〇ルもいいですがたまにはゆっくりぬる燗でもやりましょう。皆さんの溜まった自粛疲れをゆるゆるとほどいていってくれることだと思います。

そして毎年売り切れてしまう数量限定の「純米にごり 風の里」(画面右)。にごり酒ながらきめ細やかで滑らかな炭酸感のある口当たりと溌溂とした酸味が特徴です。こちらは夏にぴったりのお酒ではないでしょうか。キリッと冷やして飲むもよし、氷を浮かべてロックで楽しむもよし、カクテル感覚でソーダで割って飲むもよし、まさかの燗もよし！？（にごりの燗は好き嫌いが別れるかもしれませんが、大人の甘酒って表現がぴったりではないかと思います。）あなた好みの飲み方でどうぞ！

弊社はまだまだ小さく無名の蔵元です。弊社の名前を初めて目にする方のほうが多いことと思います。「養老酒造？名前も知らんような蔵の酒か～720ml買って口に合わなかったら嫌だな～」…そんなあなたに！(もちろんそんなことは言わせない自信はありますが！)

弊社の清酒300ml飲み比べセットをMakuakeさんにて先行販売致します。純米吟醸、純米酒、本醸造酒を300mlずつお試しいただけます。純米吟醸、純米酒、本醸造…それぞれに違った表情が見られるラインナップかと思います。あなたのお気に入りもきっと見つかるかも！？

プロジェクト概要

2018年の西日本豪雨により壊滅的な被害を受けた酒蔵が、たくさんの方々に助けていただいて再起を果たし仕込むことができた復活の一献を少しでも多くの日本酒を愛する方々にお届けしたい。そういう思いでお酒を仕込んできましたが、新型ウイルスが猛威を振るう昨今…ステイホームが推奨されお酒の消費が落ち込んだり、お取引のある飲食店様が営業を自粛されたりと、弊社でも例年に比べて出荷量が著しく落ち込んでしまいこのまま造ったお酒を冷蔵庫で眠らせておくのはあまりにも悲しい！ということで、このプロジェクトを立ち上げた次第です。

3.3ｍにおよぶ浸水によりたくさんの機材が散乱した蔵内。冷蔵庫で出荷の機を待っていた製品も初代の曽祖父の時代から受け継いでいた使っていた道具も、そして家屋まで軒並み流されてしまいました。幸い、養老酒造株式会社のある大洲市肱川町鹿野川地区では死傷者はなく、全員が一命を取り留めました。自然というものの怖さ、大きさをまざまざと思い知らされました。

仕込み用のタンクが水の浮力で浮き上がりタンク同士が互いにぶつかり合い、そのほとんどが使い物にならなくなりました。はじめは再建の「さ」の字も見えませんでしたが、県の酒造組合の方々やボランティアの方々に励まされてここまで来れました。災害で多くのものを失いましたが、もっと大切なものを手に入れた気がします。

たくさんの方に力を貸していただけいたおかげで、今も変わらずこの地で酒造りができること。そしてそのお酒を皆さんに飲んでいただけること。その幸せを噛みしめながら家族一丸となって酒を醸します。若い衆が僕しかいないので毎年造りの時期には毎日1人で約400㎏もの米を掘りおこすのも少しもしんどくありません。ほんとに。

原料は原料水・麹米・掛米はもちろん、酵母にいたるまですべて愛媛県産にこだわって使用しています。なるべく機械を使わず丁寧に細かくチェックしながら手作業を貫くことで、その日の気候や米の違いによる完成した製品に生じる微妙な差異を減らすよう努めています。

利用シーン / 利用方法・操作方法

皆様の大切な時間に寄り添えられたら幸いです。ご実家の両親にプレゼント、パートナーとの記念日の食事、気の置けない仲間との飲み会…。さまざまな場面にゆっくりと心地のいい風を吹かせられるような、そんな一献を目指しております。

スケジュール

2020.6/30~8/30までの2か月間のプロジェクト掲載期間終了後に、ご購入いただいた皆様のもと可能な限り迅速に製品をお送りいたします。

リターンについて

①「風の里純米酒720ml×1,純米にごり720ml×1」今期より新しくリリースした純米酒と限定生産の純米にごり風の里のセットになります。本来ならば純米にごりは夏には完売しているのですが新型ウイルス感染症の影響もありまして、いまだ在庫がございます。マクアケさん用に数を確保しての限定販売です。この機会にぜひお試しください。

②「風の里300ml飲み比べセット」純米吟醸、純米酒、本醸造酒の300mlを各1本ずつお試しいただけるセットになります。あなたのお気に入りを探してみてください。

資金の使い道

来期以降の活動費、製造費などに充てさせていただきます。

実行者紹介

山内倫太郎 1992年8月1日生まれ、27歳。愛媛県大洲市の養老酒造株式会社3代目 山内光郎の長男として生まれる。愛媛県松山市で接客業、飲食業、広告業などを経験し26歳になろうかという2018年7月に西日本豪雨があり、家の瓦礫や土砂を片付けに帰っているうちに生家に戻ることを決意する。26歳の春、広島県東広島市にある酒類総合研究所にて酒類醸造講習清酒コースを修了し醸造における基礎知識を得て醸造業界に身を置く同年代の仲間と出会う。研修から1年経った今でも頻繁に連絡を取り合い、情報交換をしている。昨年11月に養老酒造として初の公式Twitterを開設し、これまで手を付けてこなかったSNSを介しての商品や社としての活動のPRを行っている。2020年5月にTwitterにて催したプレゼント企画では1900件超のリツイートを記録するなど、少しずつではあるが自社の認知度アップに貢献しつつある。