はじめまして、農園オーナーのジョン・アー・サンです。私達は20年間、アメリカハワイ州のハワイ島の東南に位置するKa’u（カウ）という地区で、コーヒー栽培に取り組んでいます。詳しい自己紹介などは後ほどさせていただくとして、

皆さんはハワイの「Ka'u Coffee」ってご存知ですか？

カウコーヒーの認知度は、残念ながら日本ではまだまだ低く、日本への進出に先駆けて行われた試飲会では、「牛（COW）のコーヒーですか？」「（カウが聞き取れず）缶コーヒー？」などと聞き返されることもありました。

しかし近年、JALの機内誌や、人気雑誌のハワイ特集でも紹介され、日本でほとんど流通していないながらも、コーヒー好きやハワイ通の中でじわじわと認知度が高まってきています。

なぜ、日本ではほとんど流通していないのかというと、私達のカウコーヒーの約98%はアメリカの某コーヒーチェーン店が購入しているためです。

しかし、私の妻が日系人ということもあり、もっと日本の方々に私達のカウコーヒーを飲んで欲しい！と思い、今回、Makuake様のクラウドファンディングに応募させていただきました。

ちなみに、現在、日本で私達のカウコーヒーを飲める場所は、某コーヒーチェーン店のリザーブ店舗のみです。そこでは、カウコーヒーは希少豆として１杯1300円以上という値段で提供されており、その美味しさは口コミで広がり、好評を得ています。

そんなカウコーヒーですが、実はとても実績のあるコーヒーなんです。

米国の晩餐会で、大統領のお気に入りとしてカウコーヒーが振る舞われました。また、世界のコーヒーコンテストでは、その芳醇な香りと苦みの少ない上品なフルーティーさと甘み、適度な酸味と柔らかいコクで、常に上位入賞を果たしています。

ハワイのコーヒーといえばコナコーヒーが有名ですが、実はカウコーヒーこそ、希少だけれど美味しいハワイコーヒーとして、近年注目されているのも納得の実績があるのです。

カウコーヒーの歴史は、1989年に遡ります。

私が、当時上院議員だったハワイの英雄ダニエルイノウエ氏から、直接、ハワイ島のカウ地区のコーヒー農園開発を任されたことが始まりです。

カウ地区はもともとサトウキビを栽培していましたが、衰退の一途をたどっていました。そこで私が注目したのが、ハワイ島コナ地区ですでに盛んになっていたコーヒー作りでした。

コナ地区は、当時多くのコーヒー農地がありましたが、土壌の貧しさと乾燥気味の気候によって、収穫は厳しい土地でした。

一方、カウ地区は、ハワイ島が有する広大な溶岩台地に位置し、良い土に恵まれた数少ない土地でした。

最初は、コナコーヒーと同じ味を期待して始めたコーヒー栽培。
しかし、土壌や気候が異なるため、出来上がったコーヒーはコナで栽培されたものとは全くの別物となり、予想以上の美味しさを生み出しました。

「カウコーヒー」として味の確立されたコーヒー豆を、私はこだわりを持って、進化させました。

そのこだわりは、ハワイの豊かさを生かした自然農法です。

コーヒー畑は、常に⼟の成分や酸度を分析、栽培過程においても粘⼟散布や益⾍放散により⾃然の⼒を利⽤、科学肥料に頼らない栄養剤を使⽤しています。

どれも、私が長年の試行錯誤の上でたどり着いた、人にも自然にも優しい、栽培技術です。

クレイ（粘土）スプレーを使った害虫対策

コーヒー栽培の天敵コーヒービードルの対策として、化学肥料ではなく、白い色の粘土散布を葉に行っています。

ピーナッツ科植物を下草に使った水はけ対策

コーヒー畑の下には、黄色い花をつける可愛らしい植物が植えてあります。これは、雑草よけと水はけを良くする効果、さらにこの植物はコーヒーの樹に窒素を与え、成長の手助けをしてくれます。

養蜂場を備えたミツバチによる受粉

コーヒーの花をひとつひとつ全て自然受粉させるために、私の農園は養蜂場を備えています。この養蜂場で取れる貴重な蜂蜜も、日本で販売させていただく予定です。蜂蜜自体にコーヒーの味はありませんが、すっきりした甘さが特徴で、カウコーヒーにとてもよく合います。

そして、栄養豊富に育ったコーヒーの収穫後にも、こだわりがあります。

コーヒーの樹には、さくらんぼに似た真っ赤なコーヒーチェリーがなります。ここから種部分であるコーヒー豆を取り出す際、チェリーの果肉部分はウォッシュド製法で全て洗い流してしまうのが普通です。

ところが、洗い流してしまうその種の周りの果肉部分にこそ、自然の甘みと旨みが含まれているのです。だから私は、果肉部分の粘着質を残したまま精製する「セミウォッシュド製法」で、カウコーヒーの独特の香りと甘みが浸透したコーヒー豆を作り出しています。

本当に良い豆から作るコーヒーの味は、一度飲めば分かっていただけることは間違いありません。日本で行った先行試飲会でも、初めは「無料だから」となんとなく試飲された皆様が、飲んだ瞬間に「あっ！」と驚き、頷くのです。そして、

「これは本当に美味しいコーヒーですね」

と、笑顔で喜ばれる姿をたくさん目にすることができました。

「今まで手間を惜しまず育ててきた甲斐があった」という思いと共に、「もっと多くの日本の皆様に、直接カウコーヒーを飲んでいただきたい」という夢が、より一層強くなりました。

では、どうやって多くの方に飲んでいただくか？

店舗販売では初期投資も高く、なによりお客様が店舗周辺の方だけに限られてしまいます。これでは「より多くの方に直接お試しいただきたい」という理念から遠ざかってしまいます。

そこで考えたのが、キッチンカーでの直接販売です。キッチンカーならば移動が自由なので日本各所を訪問できますし、多くの方に出会える機会にも恵まれます。

すでに日本でキッチンカーを営業している方をアドバイザーに迎え、せっかくですからハワイのフードやスイーツも乗せ、カウコーヒーと共にハワイの文化を感じていただけるキッチンカーにしようと決めました。

今から皆様にお会いできるのが楽しみです。

本プロジェクトのリターンは、私のコーヒー農園で栽培した「カウコーヒー」です。リターン全てに、「カウコーヒー」をより美味しくお召し上がりいただくための淹れ方レシピをお付けいたします。
※リターンの発送は2020年11月上旬から順次発送となります。

また、マクアケ限定特典として、
・オリジナルエコバック1個付属
・送料無料
でご提供いたします。

さらに、ご自宅で自分好みの深さに焙煎したいというコーヒー好きの皆様のために、生豆の状態でお届けすることも可能です。
※応援購入する際、オプションで選択可能です。

コーヒー豆の種類について

世界の中でも厳格な基準があるハワイ州には、コーヒーの品質を評価する基準がいくつかあり【豆のサイズ、水分含量、欠陥豆の割合】等によってグレード分けされています。
品質の高いものから順に［ピーベリー/エクストラファンシー/ファンシー/ナンバー1/セレクト/プライム］となります。
※このコーヒーの等級認証はハワイ州の農務局が行っています。

※ピーベリーとは？
通常コーヒーチェリーの中で２つに分かれているコーヒー豆ですが、稀に1つに丸まっているものがあり、ピーベリーと呼ばれます。本来２つに分かれるはずの養分が１つに集まるため、味わいも凝縮されています。カウコーヒーの中でも全体の３％しか収穫できず、ほとんど市場に出回らない希少豆です。
※エクストラファンシーとは？
私のカウコーヒーの代表的な商品で、コーヒーグレードの中でも最上級の評価のコーヒー豆です。

Q. コーヒー豆はどのように扱えばいいですか？

A.通常、焙煎日から３〜５日後に豆に含まれるガスが抜け、クリアな味わいの抽出ができるようになります。その後、豆が呼吸することで日ごとに風味が進行します。コーヒー農家では、ジップロックに豆を入れ空気を抜き常温で保存するのが一般的です。

Q.今後、キッチンカー以外でコーヒー豆の販売予定はありますか？

A. 現在、インターネット販売に向けてECサイトを制作中です。2020年12月上旬ごろオープン予定です。

Q. キッチンカーは、具体的にどこに出店しますか？

A.新宿周辺を皮切りに、まずは都内での営業を計画中ですが、まだ具体的な出店場所は決まっておりません。決まり次第、活動報告ページおよびオフィシャルホームページ（https://hawaii-kau.com/）で告知予定です。

2020年7月29日 Makuake募集開始

2020年8月23日 「Hawaii KA'U」のキッチンカーOPEN

2020年9月29日 Makuake募集終了

2020年11月上旬頃 随時商品を発送

今回の「Hawaii KA'U」プロジェクトの主なメンバーは以下の４名となります。

※写真は2020年2月に訪日した時の写真です。

★JOHN（John Ah San）

Kau Ocean Vista Coffee Estate（カウコーヒー農園）のオーナー。

1989年にダニエルイノウエ上院議員から直接カウ地区の農耕開発を任され、コーヒー栽培を本格的に開始。「コーヒードクター」のニックネームを持ち、ハワイ島では多くのコーヒー農園のアドバイザーを担う傍ら、ハワイ大学やアメリカ農務省からの依頼を継続的に受けてる。

★LORI （Lori Ah San）

Kau Ocean Vista Coffee Estate（カウコーヒー農園）のマネージャー。
ジョンのコーヒー農園の共同経営者で、カウコーヒーの品質保持に努めている。

★MIYUKI（Miyuki Lee）

Kayama LLCの社長。

Kau Ocean Vista Coffee Estateとは専属契約を結び、ジョンズコーヒーのハワイ側の検疫・輸出手続き・日本の検疫・輸入手続きを担当。また、ロータリークラブオブヒロベイに7年所属し、地元との交流やボランティアにも常に貢献している。

★MASASHI（山崎将史）

株式会社エム・ジー・ケイの所長。

Hawaii KAUブランドのカウコーヒーの日本での企画・販促・実務を担当。商品の企画から販促までのトータルプロデュースを得意とし、大手飲料メーカーの天然水のプロダクトプロデュースや海外健康サプリの日本での販促マネジメントなど幅広い実績を持つ。

コーヒーは甘いもの専門だったが、カウコーヒーに出会ってブラックに目覚めたひとり。