折り畳めるひな飾り' 扇-SENN- '　

※片岡屏風店による屏風に飾れるおひなさま　' 扇-SENN- '

片岡屏風店について

初めまして、片岡屏風店三代目の片岡孝斗と申します。

片岡屏風店は戦後、祖父が墨田区を拠点に節句飾り用の屏風製造を始めたことをきっかけに始まりました。その後二代目である父が当時需要があった大型の金屏風をはじめオーダーメイドでの屏風製作、また工房にどなたでも屏風をご覧いただけるようショールームを開設することで広く屏風の認知に繋がるよう歩んでまいりました。

※屏風博物館としても紹介しているショールームでの展示の様子

そして現在東京都内において稀有な屏風専門店としてさらに新しい屏風の可能性を追求しています。私自身海外へ留学をしていたということもあり、改めて外から見て気づいた日本の魅力をこの屏風という伝統を通じて伝えられるよう努めています。近年では訪日外国人の方の増加もあり弊社を探し訪ねて来られる方も多くなり、屏風を知ってもらうことで文化を伝えられているという実感があります。

※道具や絵屏風の年表の展示も

現在、長い間片岡屏風店を支えてきてくれた職人だけでなく、今後を担う若い職人や大学でデザインを学んできた職人などの存在が工房をより一層活気にあふれたものにしてくれています。

※若い職人の育成や技術の承継にも力を入れている

※経験豊富なベテランの屏風職人による絵屏風の製作

近年、屏風の仕事の中で大きなウェイトを占める節句飾り用の屏風（桃の節句や端午の節句など）の需要がライフスタイルの変化などによって減少してきており、「お人形の背景となる屏風」という枠から一歩外れ、節句において屏風としての新たな価値を創造する必要性を感じ、今回のプロジェクトを開始しました。

※創業当時から作り続けている雛人形用の屏風

扇-SENN-

この度、わたしたちがご提案する「折り畳めるひなかざり 扇-SENN-」は、現代のライフスタイルに合うひな飾りをわたしたちなりに模索した末に生まれた新たなカタチです。お子様をお祝いする機会を華やかに彩ることはもちろん、屏風にマグネットで貼り付けられる仕様のため従来の雛飾りに比べてコンパクトなスペースにも飾ることができます。リビングはもちろん、ダイニングや玄関など、家族が目にする様々な空間にマッチする優しい色合いのデザインです。

※お子様の成長に合わせて、お写真や作品と共に飾ることができます

※コンパクトなサイズなので、奥行があまりない場所でも飾ることができます

親御さんたちが幼少期に使用されていたひな飾りだと現代の住空間ではスペースに限りがあり飾りにくいという声や、忙しい日々の中で時間をかけて飾ったりケアをすることが難しいというご家庭でも、国産木材（ミズメザクラ）を使用したひな人形で裏側に仕込まれたマグネット（※フェルトでカバーしてあります）で屏風に自由に貼ることができるので、お子様と一緒に飾る時間を愉しむことができます。

玩具安全基準(ST基準)φ31.7mm以上のサイズですので、小さなお子様でもご使用いただけます。

男雛

女雛

三人官女

五人囃子

屏風サイズ

※小学生のお子様でも一人で飾ることができます

扇-SENN-の特徴

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・屏風に直接マグネットで取り付けられる仕様のためコンパクトに飾れる。
・汚れにくく、壊れにくい作りの雛飾りなので、お子様と一緒に飾ることで身近な存在として記憶に残る。また片づけやすいパッケージとなっている。
・屏風独自の両面仕様のため、屏風の裏側を表として日頃から使用できる。

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扇-SENN-の機能性

機能性①

屏風に直接マグネットで取り付けられる仕様のため、コンパクトに飾ることができます。

機能性②

ひな人形の部分は、広島県で木製玩具などを製造販売する一場木工所により一つ一つ丁寧に仕上げていただいています。（※扇-SENN-のひな人形は、国産材のミズメザクラを使用）

※一場木工所による「森のお店屋さんごっこ　ひなたぼっこマルシェ」

大人はもちろんのこと、小さな手のお子様でもつまみやすく、親子でかざることも出来ます。汚れにくく、壊れにくい作りの雛飾りなので、一緒に飾ることで身近な存在として記憶に残ります。

※お雛様をクッションに寝かせたあと、屏風を重ねて蓋を閉めてお片付け終了です。

ケースは、金屏風などを保管するものと同じ仕様で、内側にクッションを設けておりお雛様を片づけやすいパッケージとなっています。

パッケージには背表紙もあるため、アルバムや書籍のように本棚に片づけることができます。（パッケージサイズ　幅320mm×高さ320mm×厚み60mm）

機能性③

屏風ならではの両面仕様で、節句の時期以外にも植物やオブジェなどを飾るのにご利用できます。裏側は以下の写真のような淡いグレー色で、インテリアにも合わせやすい優しいモノトーンカラーです。

屏風ならではの両面仕様の秘密は、「和紙蝶番」にあります。

約1,300年頃前に中国から日本へ渡ってきた屏風ですが、風や光を通さず、また屏風絵を繋げて見せるために隙間があかないように進化していった背景に「和紙蝶番」の存在があります。

和紙を独自の手法で貼ることで、屏風の開閉を360度可能としています。

屏風には両面とも薄い金属板を仕込んでいるため、両面ともマグネットで貼ることができます。

※こちらは木枠で組んだ芯材です

扇-SENN-　誕生・開発ストーリー

墨田区が10年以上にわたり進めてきた地域ブランディング事業である「すみだモダン」の取組みとして、2022年片岡屏風店とデザインスタジオSTUDIO BYCOLORとの共同でプロジェクトはスタートしました。デザイナーさんとプロダクトを作るとなった際に、創業からずっと製作しているお節句用の屏風の別の形を考えたいと思いました。屏風は節句飾りにおいてもちろんメインではありません。メインはお人形です。しかし舞台装置としての屏風も様々種類があったり、簡易的なものであればどこでも作れるようになってしまいました。片岡屏風店が長らく作ってきた金屏風や伝統的なものの需要が年々低下していることもあり、「屏風で節句飾り」ができるのではないかと考え、このSENNが誕生しました。本プロジェクトは会社全体で進めたいということもあり、若い職人たちも参加してもらいアイデアを出し合いました。

※片岡屏風店工房にて。若い職人を中心としたディスカッション風景

※ベテラン職人からのアドバイスに耳を傾ける様子。

伝統的な技法も混ぜながら手軽に、また愉しく節句という行事を家族で楽しんでもらえるように気持ちを込めて作っています。

メンテナンス方法など

屏風は強い乾燥と湿気には弱いため、直射日光などは避け風通しの良い場所で保管してください。

仕様

商品サイズ・重量　屏風（H290mm×W290mm　見開きW580mm）44g

　　　　　　　　　男雛（H62mm×W60mm×t10mm）18g

　　　　　　　　　女雛（H58mm×W52mm×t10mm）17g

　　　　　　　　　三人官女（φ42mm×t10mm）11g

　　　　　　　　　五人囃子（H43mm×W43mm×t10mm）8g

　　　　　　　　　パッケージサイズ　（幅320mm×高さ320mm×厚み60mm）84g

　　　　　　　　　※重量は若干異なる場合がございます。

商品の材質製造国　日本

FAQ

Q.屏風が傷付いたり汚れてしまったらどうしたら良いですか？
A.・・・・・・ 基本的にはご自身で直そうとはせずご連絡をください。適宜対応させていただきます。
Q.屏風にお雛様を貼るときに、子供が誤って破ってしまったりしませんか？
A.・・・・・・芯材に厚紙も使用されているため、表面を押したりしても破けることはありません。

Q.お雛様を万が一紛失した場合、追加で購入することは可能でしょうか？

A.・・・・・・お人形の別売りはしませんが、紛失等の場合は対応させていただきます。

スケジュール

2024年8月　プロジェクトスタート

2024年10月　プロジェクト終了

2024年 12月中旬から順次配送開始

2025年１月下旬までに配送終了

　片岡屏風店にて実際にご覧いただけます！　

プロジェクト期間中（2024年8月27日ー10月27日）、片岡屏風店にて実際にご覧いただけます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

片岡屏風店　ウェブサイト　https://www.byoubu.co.jp/

お問い合わせ → info@byoubu.co.jp

リターンについて

一般販売価格41,800円（税込）に対してそれぞれ割引が適応されます。

一般販売価格41,800円(税込)　→【超早割】価格33,440円(税込)

一般販売価格41,800円(税込)　→【早割】価格35,530円(税込)

一般販売価格41,800円(税込)　→【Makuake割】価格37,620円(税込)

一般販売価格83,600円(税込) ※2セット分　→【2セット超早割】価格62,700円(税込)

Makuake限定 御名前札 価格1,100円(税込)

お名前と生年月日を頂戴し手漉きの和紙に印刷します。マグネットになっているため屏風に貼ることができます。

※扇-SENN-本体をご購入いただいた方が対象です。

実行者紹介

片岡 孝斗　/　株式会社片岡屏風店 代表取締役社長

1946年創業の片岡屏風店の3代目。大学卒業後アメリカのボストンに語学留学をし、改めて外から見た日本の文化の魅力に気付かされる。帰国後、協力工場での勤務を経て片岡屏風店に正式入社。屏風職人としても面も持ちながら、屏風をより広く知ってもらうために活動している。2021年にはスウェーデンのストックホルムにて現地のアーティストと現地で共同製作をした屏風を展示した「UNFOLDING IMAGE」を開催。2022年にイギリス、2023/24年はイタリアと、国外での活動にも注力している。

2024年代表取締役社長に就任。

（右）秋山かおり　/　STUDIO BYCOLOR Inc. 代表取締役・デザイナー

色や素材の持つ力を効果的に活用するデザイン事務所STUDIO BYCOLOR Inc.を主宰。2002年千葉大学工学部デザイン工学科卒業、国内メーカー勤務を経て現在に至る。自由な祈り方を許容する抽象的なフォルム、そして固定概念にとらわれない素材を用いてデザインした仏壇COYUI は、2023 年に世界3大デザイン賞の一つとされる iF DESIGN AWARD GOLD を受賞。 その他、DFA アジアデザイン賞Goldや、DIA Top100など、国内外のデザイン賞を受賞の他、グッドデザイン賞審査員、タイ デザインエクセレンスアワード審査員、台湾国際学生デザインコンペティション審査員などを務め、デザインの価値を見出す活動も行う。千葉大学、法政大学にて非常勤講師としてデザインの教育にもあたる。