築105年の古民家を再生！古民家カフェ「柑乃屋」として町のシンボルにします！

はじめまして！髙垣千恵です。

私は和歌山県有田郡有田川町にある築105年の古民家を改修し、この町のシンボルとして再生させます。

「出会い」をコンセプトに、自然、歴史、人・・・何に出会えるかはあなた次第です。第二のふるさとになる場所を作ります。ぜひ、1度遊びに来て下さい。

1.古民家「柑乃屋」のある有田川町とは

和歌山県有田郡有田川町は、高速のインターがあり、特急も止まり、関空からも40分と言う京都・大阪から気軽に来れる場所です。見どころスポットも盛りだくさんです。

でも、通過され、人口消滅可能性都市と言われています。どうすればいいのか考え続けました。

2.プロジェクトの目的

自分の住む町を消滅させたくない、若者たちが夢を持って帰ってきてくれる町にしたいとずっと考えていました。そんな時、この古民家と出会いました。

この古民家は10年前にこの家を守っていた波路おばあちゃんが亡くなってから、ずっと一人ぼっちでした。

長男の清彦氏が大阪の岸和田から敷地内にある広い広いみかん畑のお世話に通っていました。

年もとり、300坪もある敷地の維持は大変で、手放すかどうか悩んでいました。

介護の事業所を立ち上げて9年目で社会福祉法人にステップアップした時に、回りまわって私の所に、有田川町の為に役立てる事が出来ないかとの話が来ました。本当に本当に長い道のりを通って、私の元へ来てくれました。

けれど、古民家の再生はお金もかかるし、いろいろな知識も必要で・・・

地域の企業を巻き込んで、古民家再生プロジェクトチームとして動き出しました。

古いかまどが1つ・・・昔々このかまどでご飯を炊いていたのですね。

隠れ階段を上がると・・・

そこは別世界で、昔々、大家族だった為、子供達がここで寝ていたそうです。

蔵には見たことのない物がいっぱいです。

川口家の偉大なご先祖様達が描いた絵画や掛軸がたくさんありました。

芸術家一家だった川口家は、音楽家もいっぱいいました。

この古民家は、有田川町で勢力を振るっていた川口一族の唯一残された屋敷です。有田川町で2例目の登録指定文化財にも認定される予定です。

あれもしたい、これもしたいと思うばかりで、何をするのかがはっきりと決まらず、結局2年が経ちました。

何をするにしても、小さな民間の1事業所がなんの補助も無い中で、再生させるのは冒険です。

それでも、あきらめずに、いろんな人に来てもらうため、体験型の古民家カフェに再生しようと決めました。

でも道のりは険しく、介護しか経験のない素人の私は、何度も断念しかけました。

そしてついに、105年の月日を経て、今年4月28日に古民家カフェ「柑乃屋」として生まれ変わる事になりました。

体験型古民家カフェ「柑乃屋」は通過される町有田川町のシンボルになります。

柑乃屋のコンセプトは「出会い」です。

自然、人、歴史・・・何に出会えるかは訪れる人次第です。

柑乃屋で楽しめること

観光客が全国から押し寄せてくれるよう、いろいろ楽しめるしかけを用意しています。

まずはみかん狩りです。自分で採ってきた柑橘類をその場でジュースにします。

椎茸狩りです。

この椎茸がたくさん生えた菌床をテーブルに持ち込み、そのまま椎茸狩りを楽しみながらバーベキューにしてもらいます。

昔々の川口家の偉人が作った版画の原版で、版画体験が出来ます。

柑乃屋の敷地内に1年中ある柑橘類でポン酢作りも出来ます。

ここに来て、こんな体験は出来ないのかな・・・？って聞いて下さい！

きっと新しい事が出来ると思います。

今年の秋は、もみじに庭が染まります。

夏休みにはかまど炊き体験が始まります。

柑乃屋は見たことのない昔の道具がいっぱいです。

こんな樽がいっぱいあります。椎茸の菌床を入れる事にします。

古い箪笥の引き出しには、お宝を隠します。

和歌山県が生んだ有名な川口軌外画伯にも出会えます。

芸術家一家だった川口家では。、ピアノの演奏会もしていたのでしょう。グランドピアノに、メトロノームです。

料理について

柑乃屋で提供するメニューはすべて地消地産と、柑乃屋産にこだわります。

有田川町の酒蔵から届いた酒かすを使った粕汁、梅鳥や金山寺味噌もあります。

紀州名物なれ寿司と茶粥です。

お餅を入れて、昔ながらの食べ方にこだわります。

和歌山産のフルーツをふんだんに使ったフルーツサンドです。

生クリームは豆乳を使用している為、味は同じですが、とってもヘルシーです。

抹茶や、柑乃屋になる甘夏のケーキも絶品です。

柑乃屋ブレンドは目の前で心を込めて入れてくれます。

柑乃屋で生まれる柑橘達のエキスを思い切り使ったお料理を、ご賞味下さい。

大正時代と昭和時代と平成時代が交差するこの場所で、何か素敵なものにであってほしいと思います。

ここでしか味わえない物、ここでしか体験できない物にこだわります！

柑乃屋の大切な役割

柑乃屋の役割は観光だけではありません。

1つは、地域のコミュニティーの役割、もう1つは障がい者の就労支援としての役割です。

柑乃屋は経営は株式会社で経営しますが、併設する社会福祉法人が全面的にお手伝いします。

特に社会福祉法人の就労継続支援Ｂ型で働く利用者さんの、就労支援の場になります。

有田川町に住むみんなの希望を乗せて、古民家カフェ「柑乃屋」は町のシンボルとして出発します。

私は、重度の障害児を育てながら、福祉の仕事一筋に生きてきました。

社会福祉法人千翔会は3歳から100歳までの、お年寄りや障害を持った人達を支援する施設です。

自分の町が消滅するなんてあり得ない、どうしよう・・・と一生懸命考え続けて、この古民家と出会いました。

介護しか知らない私には古民家カフェなんて絶対に出来ないと、ずっとみんなに反対され続けていました。

それでも、町のシンボルにしたい、高齢者の集まれる場所を作りたい、障害者の就労支援の場所を作りたい・・・と訴え続ける中、多くの方達が応援してくれるようになり、体験型古民家カフェ「柑乃屋」がオープン出来ることになりました。

柑乃屋は通過される町有田川町のおもてなしの拠点となります。

105年生きてきた古民家を大切に保存しながら、古民家カフェとして再生させるには、莫大な資金が必要です。

私達は個人の小さな企業として、自分達だけの力でやり遂げようとしています。

この古民家はとても広く、今回資金不足で改修できていない場所がたくさんあります。

来年には、蔵を改造して、宿泊も出来るようにしたいと考えています。

みなさまから応援いただいた資金は、改修費として使わせていただきます。

みなさまの思いに感謝して、心をこめて私達は、古民家カフェ「柑乃屋」をオープンさせます。

ここまで読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。

多くの方達の応援で、なんとか4月28日にオープン出来ることとなりました。

連休中は、毎日イベント盛りだくさんです。多くの方達に来て頂きたいと思います。

有田川町の人達の希望を乗せて、柑乃屋はここからがスタートです。

素人の私が考えた、でもだからこそ、暖かい場所となると思います。

みなさんの応援で、柑乃屋はもっともっと大きくなっていきたいと思います。

どうか応援をよろしくお願いいたします。