プロジェクト概要

世界農業遺産 茶草場 にある茶園で有機栽培茶を生産する。

茶草場 茶園と同程度の傾斜地があります。ここに繁茂する雑草を刈り毎年茶園に敷き草とします。草は茶園の土に息吹を与えます。これが世界農業遺産に認定されました。

ご存じでない方が多数かもしれません。そこで、恵まれた”土”で有機栽培茶を生産、加工し皆様にお届けしたいと考えました。

利用シーン / 利用方法・操作方法

茶葉には微粒栄養素（ビタミン類）がバランスよく構成、含有されています。

お茶（滲出液）にはよく知られた水溶性ビタミンCが豊富にあります。お茶を淹れた後、茶葉には他の（脂溶性）ビタミン類、ビタミンＡ、ビタミンＥ、繊維質があります。農薬不使用、有機栽培茶は繊維が柔らかく、お茶一服後茶葉をフライパンで油で炒めたり、調味液を掛けたりしてお召し上がり頂けます。

仕様

湿気、光は茶葉の変質、劣化の原因になります。

従って、袋を開封した場合１週間～10日位でお召し上がりになると美味しく頂けます。高温の夏場開封後冷蔵庫に出し入れすると結露し、袋に水滴が付着します。これを避ける為、冷蔵庫に入れない方が良い場合があります。

なお、茶袋には空気（酸素）を除去後、不活性ガス窒素を充填してあります。

未開封であれば1年程度保存が効きます。

スケジュール

茶摘みは５月になります。降雨のない日に行います。降雨の日は茶葉が雨に濡れ、露葉になり、製造しません。摘採後、当日の内に製造します。茶葉に蒸気をかけ、揉み工程を経て、乾燥します。

ここで紅茶、中国茶との相違を少し説明します。紅茶産地インド、スリランカは高温多湿です。茶摘み後、時間の経過とともに茶葉は萎れ、酸化が進み赤くなります。中国茶も酸化、茶色に近い色になります。酸化によりビタミンC等は滅失します。これに対し、本プロジェクトの緑茶は摘採後直ぐに製造します。茶葉に蒸気をかけ酸化酵素の働きをとめ酸化を防ぎます。そのため、本プロジェクトの緑茶は茶葉本来含有のビタミン類をそのまま保持しています。従って、茶葉含有の天賦の栄養素をもれなく摂取することが出来ます。

リターンについて

〇 お茶を淹れる前に湯冷ましをします。ほんの少しの”間”ですが、人の心をリラックスさせ、気持ちにゆとりを与えます。

〇 お茶には美味しさといわれるテアニンが含有されております。美味しいお茶で、豊かな時間をお過ごしください。

資金の使い道

〇 有機質肥料 〇 雑草の駆除 〇 製造費 〇 有機認証手数料 〇 袋代 等あります。これらに充当できれば幸いです。

実行者紹介

工場長 河原崎 邦男

静岡県茶業試験場勤務を経て長く茶の蔵かねもに勤務。

茶の栽培、加工に精通。茶の有機栽培を担当。