はじめまして、水引のブランド「紙単衣（かみひとえ）」を主宰している水引デザイナーの小松慶子と申します。

このブランドでは、ご祝儀袋に巻かれている紙の飾り紐である「水引（みずひき）」を用いた日常使いできるアクセサリーや雑貨を展開しています。

「水引」の普及と可能性を探求したいという想いから、太さ約1mm長さ約90cmの水引をひとつひとつ手で結んで小さなパーツを何百個も作り、大きなアート作品に仕上げることもあります。

活動のきっかけを少しだけお話しさせてください。

私の生まれ故郷である長野県飯田市は、水引の国内生産高およそ7割を誇る水引の生産地です。小5の夏に自由研究で「水引」を知り、その彩り豊かな美しさと、秒単位で形に結ぶ匠の技のすごさ、そして背丈を超えるほど大きな立体作品を作れる造作の幅広さに驚嘆しました。「水引」が身近にあることを誇りに思い、後世までこの伝統産業が続いてほしいと思ったのです。

大人になった私は、冠婚葬祭の激減とともに水引製品の需要がなくなっていく危機感の中で、日常使いできる商品へ水引素材の用途を広げられないかと、自ら水引製品のデザインや製造、販売を行うブランドを立ち上げ、プロジェクト単位で産地の水引企業様と協業しています。

伝統産業を応援する気持ちや水引製品を使う喜びを共に感じてくださる方にひとりでも多く出会い、未来へ伝統を継ぎ行くために活動を前進させていく大きな足がかりとするべく、このたびMakuakeを実施することにいたしました。

ご用意するリターン品は、「水引」の“縁起物”という特性に大きく焦点を当てた金運向上を願う「財布」と「種銭ストラップ」です。「財布」にはオプション（※）で桜のギフトラッピングをおつけできます。

※オプションは別途購入する必要があります。

昔から日本人が大切な人を想い、贈りものや祈祷品に心を込めて水引を結んできた歴史から、水引は「人・心・ご縁を結ぶ」と言われています。また、祝儀袋や結納品、正月飾りでは、鶴亀・松竹梅の形に結ばれた水引細工が縁起物として親しまれています。

水引の代表的な結び方に「あわじ結び」があります。慶事・弔事・神事・佛事全てに用いられているので、日本で暮らしていれば一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

「あわじ結び」は、“縁結び” “封印・魔除” “長寿”など、縁起の良い意味を持ちます。

金封に代表される「あわじ結び」が結ばれた品物を使うとき、昔の人と同じ儀礼的な場面で同じ気持ちを感じる地続きの日本文化の中で今自分が生きていること、人とのつながりを実感して温かな気持ちになったり、心が込められた物からご利益を得られる気がしたりしませんか。

今回ご用意する財布は、そんな「あわじ結び」を続けて結んで面の状態にした水引細工が財布表面を覆っています。一筋の水引紐が平面になるまで、時間をかけて手でひと目ずつ結び目を結んでいく様子を下の動画に収めましたのでご覧ください。

▼水引で連続あわじ結びを結ぶ様子

財布表面には、ご購入者様がお金とご縁を結べるように「金運向上」の願いを込めながら、縁起の良い水引の「あわじ結び」を14段6列計84目、丁寧に手で結んでいます。

マットで落ち着いた色味のカラー水引は、表面にレーヨン糸が巻かれた滑らかな手触りです。一方、光沢のある雅やかな水引は金銀糸の巻き間隔が広いため少しだけざらっとしています。元々はちょんまげを結うために使われる紙のこより紐と同じ作り方をしている水引紐は、現代では機械で作られていて、見た目の印象よりもずっと丈夫です。あわじ結びが連なった平面の水引細工は、厚さが1〜2mm程度になり、紐の表面が糸で覆われているため、しっかりとした厚手の布に近い触り心地です。

がま口は、大きく開くガマガエル（＝ヒキガエル）の口に似ていることが名称の由来と言われます。「カエル」から「福が返る、お金が返る、無事に帰る」などが連想されるため、がま口財布は縁起が良いと伝えられています。留め金を平行に立てて、ぱかっと開いてお使いください。

お財布の内装は、縫製士さんが手作業で心を込めてお作りします。使用素材は、軽くて耐久性のあるPVCレザー（合成皮革）。表面にシボ加工が施された高級感のある薄ベージュ色です。マットな風合いで上質な手触りです。

●取り出しやすいボックス型小銭入れ

大きく開いて小銭を取り出しやすいボックス型の小銭入れ。お財布を半開きで持ってもこぼれにくいようにサイドを斜めにカットしました。

●カードポケット2ヶ所

カードを入れるポケットは2ヶ所。2枚重ねて4枚入れることもできます。

●お札を折らずに入れられるお札入れ

お札入れはガバッと大きく開いて奥までよく見えます。お札を折らずに出し入れできます。

表面の水引は6色ご用意しました。落ち着いた色味をベースにサイドと中央にさりげなくきらめく水引を加えた5色、ゴールドベージュ、ローズピンク、ミントグリーン、シャイニーブルー、ラベンダーパープルと、まぶしいほど輝く黄金色1色です。内装はすべて共通の薄ベージュ色です。

●仕様

・素材：水引（紙/レーヨン糸/金銀糸）、口金（鉄）、内装（合成皮革：表面ポリ塩化ビニール100%/裏面レーヨン100%）

・ポケット：ボックス型小銭入れ1ヶ所、カード入れ2ヶ所、お札入れ1ヶ所

・外装：白い紙箱に入れてお届けします。

日本にはスタートや金運に関する吉日があります。吉日が重なる日は、特に新しいお財布を使い始めると縁起が良いと言われる開運日です。

★一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

→ 一粒のモミをまくと万倍に実る、物事をはじめるのに適した日

★寅の日（とらのひ）

→ 出ていったお金が千里を往復するトラのようにすぐ戻ってくるといわれる日

★巳の日（みのひ）

→ 財運の願いが金運の神様・弁財天に届くといわれる日

※己巳の日（つちのとみのひ）は、巳の日よりさらに金運アップが期待できる日

お金と十分なご縁がありますように…

お金とのご縁を願いながら結ばれた十五角結びの水引種銭。十五角結びは、別名“かごめ結び”と呼ばれ、籠の目のように空いた結び目の隙間から悪いことが抜け落ちていく「魔除け・厄除け」の意味をもつ結びです。水引種銭もストラップ紐も輝く黄金色でご用意しました。

●使用例

水引種銭は、付属の小さな透明袋に入れてお財布の中でお守りのように保管したり、ストラップ紐を取り付けてカバンにつけたり、持ち歩いてご使用ください。

●サイズ

水引種銭：直径 約3cm / ストラップ紐：長さ 約6cm

「お財布が張る（＝春）」を連想するギフト包装

春に買い替えるお財布は「財布がパンパンに張る（春）くらいお金が入ってくる」ように願うことから「春財布」と呼ばれています。

水引がま口財布をご購入いただいた方には、春（＝貼る）を感じる水引桜ギフトラッピングをオプションとしてご用意しました。手揉み風のしわ加工が施された少し光沢のあるピンク色の包装紙でお包みし、かわいらしい桜の形の水引細工を結んでお届けします。

大切な方へあるいは頑張っている自分へのご褒美にぜひご利用ください。

※オプションは財布とは別途購入する必要があります。

「水引がま口財布」のお披露目の場となるMakuake限定で、お得なセットや割引価格をご用意しました。全て送料込みでお届けいたします。

2022年12月26日〜2023年3月24日 Makuake実施
2023年4月初旬〜 めちゃ得セット割・セット割・最速割リターン/水引種銭ストラップ配送開始
2023年5月初旬〜 超早割リターン配送開始
2023年6月初旬〜 早割リターン配送開始

※オプションの水引桜ラッピングはご注文の財布に適宜おつけして配送します。

※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

Q：ICカード等を財布に入れたままタッチして使用できますか？

A：試した限りでは問題なく使用できました。

Q：水引は紙素材なので、すぐボロボロになってしまいませんか？

A：紙こよりの上に糸が巻かれたタイプの水引を使用しています。強い摩擦を繰り返すと表面の繊維が毛羽立ち中の紙こよりが見えてくる場合がございます。平均的な財布の買い替えサイクル3年程度の使用を想定しています。丁寧に使えば寿命は伸びます。財布は初めての製品化ですが、他の水引製品で3年以上の使用に耐えている例がございます。

Q：水引が汚れてしまったら、どのように手入れすればいいですか？

A：汚れ部分を軽く水拭きして、よく乾燥させてください。水引部分には汚染防止のために市販の撥水スプレーをかけていますが、効果は徐々に弱まります。

Q：内装が汚れてしまったら、どのように手入れすればいいですか？

A：汚れ部分をうすめた中性洗剤溶液で拭きとって、よく乾燥させてください。ベンジン、アルコール等の溶剤類のご使用はお避けください。

Q：保証期間はありますか？

A：破損に対して1年間の保証をつけています。初期不良の場合は、無償にて交換等の対応をさせて頂きます。

プロジェクトで応援いただいた資金は、今後の製造費やプロモーション費用に充てさせていただきます。

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