はじめに

ファッションを支える 素材作りの巨匠をもっと知ってほしいプロジェクト”materi-R six"

今回の巨匠

馬革作りの巨匠《新田常博》が作る スーパープレミアムホースレザーから出来上がったNitta Brandの ミニマルクラッチバッグ《KAMIBUKURO design》 をお届けいたします。

私どもでは、20年ほど前からスタンダードデザインとして販売をしているKAMIBUKURO designです。

今回は、厚み０,05cmから出来た軽量、かつ１／4に折りたためるポケッタブルのプレミアムラインとして登場。

新田氏の作る"スーパープレミアムホースレザー"から出来た このバッグは、STYLINGを選ばず、老若男女が手軽に持てる ホースレザーの軽量&コンパクトバッグです

KAMIBUKURO design Lサイズ ダークブラウン ブラック キャメル

KAMIBUKURO design Mサイズ ダークブラウン キャメル ブラック

KAMIBUKURO design Lサイズ ダークブラウン

必要なモノだけを詰め込んで、サラッと出かけましょう。

0.5mmの薄革なのに自立。

ちなみに0,5ミリとは、少し厚めの画用紙くらいです。秘密は裏面に手塗りでの補強加工。

このひと手間により、裏地が無い革製品にありがちな"静電気でバッグの中に入れているものに革粉が付く"と言うデメリットを補い、また補強としても有効的な手法なのです。

革厚０,5mmです。

中に何も入っていない状態でも、革に張りがあるため自立します。

また使っていく事で、革の張りが徐々に和らぎ、手に馴染んでくる経年変化をお楽しみいただけます。

口部など引っ張りが多い箇所には、補強革を当てるなどミニマルデザインだからこその丁寧な仕上げを心がけました。

革素材に負けないように、製品作りにも細部のこだわりのある逸品です。

底芯と金具を外から”見せない工夫”で補強をしています。

口部分に引き裂け防止の補強革を当てています。

（株）ニッタ渾身のホースレザー KAMIBUKURO designで使っているホースレザー について

”良い革 ” その定義は、さまざまな見方があります。

今回は程よくエイジングが出来、使えば使うほどアジが出る事に比重を置いて素材開発を行ないました。

そして出来上がった革はとても素晴らしいスーパープレミアムな素材となりました。

ホースハイドレザーは、他の種の革よりも繊維が太く、薄くても丈夫と呼べる素材の特徴を活かし、0.05cm厚の革にオイルを入れることにより、しっとりとしたタッチが生まれました。

クシャっと握った時の手触りを良くする事と、表面にはロウ紙のようにパラフィンを染み込ませるように何度も塗りこみました。

このひと手間によって撥水効果を得ることが出来ます。

この薄さと軽さで、このしっとり感、そしてこの張感。

水も弾くウオータープルーフ。

それはいままでの革素材では、あまりお見受けすることのない驚きの質感となりました。

"さすが‼️ 素材作りの巨匠"

と感じさせてくれるプレミアムホースレザー。

バッグの重さは？

*Lサイズ Mサイズ共にパラフィン含有量により多少の重量に違いはあります。

Lサイズ１４８g Mサイズ９７g

世界のトップブランドが信頼を寄せる 株式会社ニッタのホースレザー。

Q. 新田さんは、今までタンナーとしては、どのような取組みをされていたのでしょうか？

また、今後はどうしていかれるのでしょうか？

A. 先に今までですが、私どもは20年ほど前の平成15年からエコレザーの取組みを始めて、検査基準にも認定されるようになりました。

Q. その時に受けた検査は、どの様な検査なんでしょうか？

A. 革を鞣す際に使用する薬品の種類であるとか、鞣した革を切り刻んで検査をするのですが、皮を鞣す際に使われる人体に悪影響を及ぼす薬品が、鞣し終わった革に残っていないか？などが検査対象になりますね。

Q. 検査結果はいかがでしたか？

A.いくつかあって、一般的に一番取得されているランクは当たり前の事ですけど、革製品として普通に持っても皮膚などに影響が及ばさないランクですね。

私どもは、平成１５年に検査の申請をしたのですが、非常に優秀な数値をいただくことが出来ました。

ま初めての検査にしたら上出来かな？と思ってますけどね。

Q. それって凄い事ですよね？

A. そうですね。私どもは、やっぱりお客さまから、(株)ニッタの革は、何の心配もする事なく使用出来る。って思ってもらわないと、企業としての将来がないと思っているんですよ。

そこは手間暇をかけてでも、お客様が買って良かったと思われる革を皆さまにお届けしたいんですよね。

ここ数年で、やっと他タンナーさんも、この検査を受けるようになってるみたいですよ。

やっぱりSDG'sの影響でしょうかね？

それと、今後なのですが、今は馬革の原皮をイタリアやポーランドから輸入しているのですが、色々な状況が重なり、かなり供給が難しくなって来ています。

今、イタリアの商社と緊密に情報交換をして安定供給出来るように努めています。

ここを怠ると日本からホースレザーが無くなってしまいますからね。

そのような理由で国内外共に世界的レベルで牛革や豚革よりホースレザーの生産出来る工場が減少しているんですよ。

なので、ホースレザーの生産量も減少していますし、これからはマーケットへの供給量も圧倒的に少なくなり、より一層価値が高まる事は間違いないでしょうね。

今後ホースレザーの希少性はより一層高くなるのは間違いないですね。

Q. 今まで、国内外の多くの有名ブランドが(株)ニッタのホースレザーを使用していると思いますが、その事実をユーザーの方々が知る方法はないですよね？

A.そうですね。ただ、使用してくれてるブランドの方々が良いと思って使ってくれているので、今まではそれでいいのかな？とは思っていました。

皆さまがご存知の国内外ブランドも多く使ってくれていますよ。

今回の、makuakeをキッカケに、多くのユーザーさまに、私どもの ”ニッタホースレザー”を知ってもらえたり、触れていただけると嬉しいですよね。

今後は、この様な形態の物流が新しいカタチになればいいんですけどね。

やっぱり、ニッタのホースレザーで作られた革製品をニッタブランドとしてユーザーの方々にお届けできるって言うのが、1番わかりやすいと思いますし、ユーザーの方にとっても我々にとってもいい事だと思いますね。

素晴らしきかな、日本の匠たち。

日本には色々な素材作りの巨匠がいます。 欧州では、素材企業がブランドとして 成り立っています。 日本でもファッションの根っこである "素材作りの巨匠”を 表舞台に!!

日本のファッションを支えてきた "素材作り の巨匠” を支えよう。

PROJECTS 《materi-R six》の意味

プロジェクトの目的としては、今後このプロジェクトに登場していただいた《素材作り巨匠たち》の新作素材を製品作家さん、小規模製品事業者さんや一般消費者の方々への紹介や、素材を小ロットでのご購入もして頂けるように、共同購入ができるHPやショッピングカートを開設したいと考えています。

また、登場者の素材を使用した"名人の冠名ブランドの製品"も限定ではありますが、お買い求めいただけるように致します。

それによって、素材作り巨匠の方々の知名度アップや、新しいマーケットでの販売開拓のお手伝いが出来ればと考えています。

何故? 新しいマーケットがいるの？

国内のファッション関連の素材開発企業、いわゆる川下産業を営んでいる織物、製革から染色まで、あらゆる分野の素材企業の新たなビジネスに繋がるマーケット開拓のお手伝いをするプロジェクトです。

＊川下の産業とは？

ファッション業務では、素材作りメーカーが、最も川下産業と言えます。規模の大小はありますが、役割は一番縁の下の力持ち的な立場です。

この立場の業務は、平面な素材作りが主要の業務となりますので、ものづくりをされない方にとっては、まず知る事はない業務となります。

今、その素材メーカーが凄く大変な状況なんです。

かなり以前からファッション関連の商品全般が、生産地が日本から海外、とくにアジア諸国に人件費が安いからと言う理由で生産されている事はご存知の方も多いと思います。

そうなれば、日本国内で伝統的な技術や、熱意を持って素材作りをされていた方はどうなるの？と感じる方も多少はおられるかと思います。

このプロジェクトは、そこに疑問や危機感を感じ、日本の技術をこれからもずっと継承出来る様な状況作り、いわゆる"STOP!!廃業"の意識を持って頂けるようなお手伝い。を念頭にスタートするプロジェクトです。

6次産業ー この仕組みをファッションビジネスシーンの中に取り入れて、縁の下の力持ち的存在であった素材メーカーがダイレクトに自社素材で作られた製品を、エンドユーザーさまに届ける6次産業があるべきでは？と思い考案したプロジェクトが 《materi-Rsix》です。

既に、2次産業と言われる製品生産業務の方は、《シタテル》や《ファクトリエ》などが、国内生産工場援助の意味合いも含め、新たなブランディングで、エンドユーザーの皆様に新しい形で商品を届けるセールススタイルを行なっています。

ならば、ファッションシーンを支えてきた素材生産者も産業衰退の危機に直面しており、人員削減や時短営業行いながら、経営維持をしているのが現状です。

ファッション業界とは言ってもファストファッションも含めると、様々な形態があります。

ここで考えるファッション業界とは、素材作りからデザインまでのトータル的にクリエイティブな活動をしている、いわゆる“デザイナーズブランド"を対象としています。

1970年代後半から日本で始まった、DCデザイナーブーム。

そこには素材を開発し生産する人、いわゆる

"縁の下の力持ち的な人たち"

がデザイナーを支えていました。

もちろん、今も同様に行われている業務です。

素材開発はデザイナーから、こんな服を作りたいので、こんな素材を作ってください。といったケースもありますが、素材作りの現場から、こんな素材が出来たのですが、どうでしょうか？と素材作りの立場からアパレル企業に提案される事も多いのです。

それにより、デザイナーも発想を膨らませる事が出来るのです。

素材から製品までを一貫して熟知しているファッションデザイナーは、ほんの一握りであり、素材の専門家がいなければ、この先、日本のファッションシーンは"面白くなくなるかも?"知れません。

余談となりますが、私どもが訪れた時には、海外でも活躍するデザイナーブランドからも生産依頼が来ていました。

皆さんもご存知の国内外の有名バッグブランドや、アパレルブランドなども好んで使用する、業界では有名なタンナーさんなので、気がついていないだけで皆さまも(株)ニッタの革から出来たバッグや、ジャケットなどをお持ちかもしれません。

今回の新田氏のような製革の巨匠に限らず、織物や染色などあらゆる素材開発に携わっておられる素材作りの巨匠。

いわゆる日本のファッションを根っこで支えてきたマテリアルアルチザンの方々に、まだまだ続けていただけるような環境を整える何かしらのお手伝いが出来ればと思っています。

賛同していただける方、運営の協力をしていただける方、素材の巨匠を紹介していただける方、このプロジェクトはオープンイノベーションです。

どの様な立場の方であっても興味を持っていただけた方の参加をお待ちしています。

皆さまのご支持や応援によって成り立つ事だと承知しています。

最後に、”ファッション業界の縁の下の力持ちを表舞台に！”をキャッチコピーにした《materi-R six》の活動に共感していただける皆さまに喜んでいただけるよう、

心を込めて対応させていただきますので、

応援のほどよろしくお願いいたします。

リターンと実行者について

初めまして。実行者の川井健志と申します。

このアイテムは、私どもが素材を変更しながらですが、約20年ほど前から販売をしているKAMIBUKURO designと言うシリーズです。

商材は紙袋を革素材で作った、いたってシンプルなデザインなものです。

だから、素材が重要なのです。

ただ、そこまで素材にこだわりを持った商品ですので、単に紙袋を革で作りました。と言うようなありきたりの革バッグではなく、構造上の作りにもひと手間ふた手間かけた逸品となっています。

最近は、様々なブランドなどでもよく見かけるモチーフですが、私どもでは革材を変えながら20年ほど前から販売にしているKAMIBUKURO designです。

今回のKAMIBUKURO designは、Nitta premium Horseを使ったプレミアムラインで、先にもお伝えしてました極限の約0,05cmほどの革の厚みにしている為、1/4サイズに 畳みコンパクトにしてインポケットな携帯バッグとしてもお使いいただけます。

0.05cmの厚みとは、少し厚めの紙をイメージしていただければ良いかと思います。

その0,05cmの革材に張りを持たせる為に、裏面より硬化剤や、補強剤など 独自でブレンドした液剤を、丁寧に厚みの出ないように、数回に分けて手塗りを重ねて、補強も兼ねての加工となっています。

そうする事で、最初からソフトなペラペラ感ではなく、薄いのにしっかりとした印象を与え、強度も得る補強効果もあります。

もちろん使い込むことにより、良いクタクタ感といいますか、経年変化を作り出せるように加工を施し、他とは違うプレミアムな KAMIBUKURO designに仕上がりました。

＊リターン商材の保証期間は、購入日から１年間となります。

私もかれこれ40年近くファッションに関わる仕事をして来ました。

20代に始めた頃は、一番最初に素材作りに興味を示しました。

京都の山の穂元にあった染色工場や、染工所、織物工場。

それと姫路の製革所にもよく通っていろいろと教しえていただきました。

なので、今の状況を見過ごせないのかも知れません。

その後デザインや、バイイングの仕事に携わった時も国内外の商品問わず、最初にそのブランドの素材へのこだわりを確認していました。

私の場合はある意味デザインはその後でした。

もちろんデザインを重要視するのは正しいとは思いますが、私は、使用素材を見てこのブランドは商品を作る側としての本気度が高い低い、そこから信用できるブランドかどうか？を判断していたのかも知れません。

今回この"materi-R six"プロジェクトは素材作りをされている方々への改めてのリスペクトと、恩返しの意味を込めた必然的な活動なのかな？と感じています。

そんな想いから、このプロジェクトが始まりました。

今後も続けて行きたいと思っていますので、同じ想いをお持ちの方、ご興味をお持ちの方の参加をお待ちしております。

資金の使い道

○応援購入費の使い道

1.《materi-R plus》のHP作成にかかる費用。

特に重視するところは登場者の方の近況報告が出来るページ、素材購入及び、製品購入が出来るショッピングカートも同時に作成。

2. vol.2の登場者の設定〜現地に伺いサンプル作りなどにかかる経費などの費用。

3. 今後《materi-R plus》の運営などにかかる費用などに充てたいと思っています。