「懐話（かいわ）ふだ」とは、
思い出話を楽しみながら、手軽に”回想法”に取り組めるカードゲームです。

回想法とは？

自分の過去（思い出話）を話すことで、脳の活性化を促す手法です。
老人ホームなどの介護施設では、認知症のリハビリテーションの1つとして用いられています。

ルールは簡単！

赤と青の座布団柄のカードを1枚ずつめくります。
「あのカードどこだったかしらね…。」そんな記憶力も刺激します。

めくった色が揃ったら、カードをゲット！

カードに書かれたテーマについて、お話してください。
最後に一番多くのカードを集めた人の勝ちです。

【セット内容】

カードは全部で30枚（うち ワイルドカード6枚）
子供から高齢者まで遊びやすい、カラフルでシンプルなデザインです。

私たちがこの商品を作るきっかけとなったのは、「Sカレ」という大会に参加したことでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Sカレ（Student Innovation College)とは、実際に商品化・販売を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジ。

2019年度では、25大学29ゼミ392名の大学3年生が出場し、販売を目指して競い合いました。

そこで私たち株式会社明成孝橋美術は「社会課題を解決する印刷製品」というテーマを学生に提案しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そこで出会ったのが法政大学の学生が考案した『懐話ふだ』でした。

このアイデアは、学生たちの１人のこんな⼀⾔から始まりました。

『大切な家族だからこそ、元気でいてほしい。もっとたくさん話したい。
そんな想いは誰にでもあるはず。そんな商品を作りたい。』

考案するにあたり、学生たちは「認知症」を取り巻く現実に目を向けてみることにしました。

(厚生労働省：https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/nop101.pdf)

（2019年に撮影した写真です。）

今後、認知症の有病者数が増えると予測される中、実際に認知症の方を介護されているグループホームや、有料老人ホームに伺うことで、学生たちは「その方々とのコミュニケーションが課題になっているのでは」と考えるようになりました。

そんな想いから生まれたのがこの商品、「懐話ふだ」でした。

いつか家族に起こるかもしれないこの問題について
もっと知りたい。
一緒に取り組みたい。
そう思ってもらえるよう、学生たちはカードゲームという形に落とし込みました。

私たち明成孝橋美術はその思いに共感し、当社の持つ印刷技術で実現させてあげたい！そう思い、この商品を世に出すことに決めました。

ポイント①時代と思い出を組み合わせて遊べる！

青座布団に記入されている「いつ」を表す時代カードが全4種類×3色

赤座布団に記入されている「何を」を表す思い出カードが全12種類。

これらを自由に組み合わせることで、豊富なトークテーマでの会話が可能に！

さらに各色用意したワイルドカードで、自分だけのオリジナルの1枚も作れます！

例えば、
「幼少期・やっていた運動」や、「学生時代・の旅の思い出」では・・・

こんな風に、新しい一面も発見できるかもしれません。

ポイント②みんなが使いやすいデザイン

見やすい大きな文字や、目に優しい色合い、
カードの特徴をとらえたキャッチーなアイコンなど、
お子様からお年寄りまで、みんなが使いやすいデザイン！

また、裏面は座布団の柄にしました。
某大喜利番組のように、集めながらゲームを楽しむことができます！

ポイント③：様々な場面で活用できる！

家族と一緒に遊ぶことはもちろん、
老人ホームやデイサービスでのレクリエーションとして、

また、会社の研修やイベントでの自己紹介
アイスブレイクのツール
友人との交流の場

などなど…

様々な場面で活用できます！

・製品カテゴリ：カードゲーム

・商品寸法

①箱：縦124mm横124mm高さ25mm

②カード 30枚 100mm×100mm

③説明書 1枚

「懐話ふだでたくさんの人を笑顔にしたい」

【企画した法政大学経営学部・西川英彦ゼミの学⽣たちの想い】
2019年6月から、この大会での優勝を目標に取り組んできました。
しかし、その道は簡単なものではなく、なかなかいいアイディアが浮かばず、考えては挫折する日々。
時には考えの違いでぶつかることもありました。

“私たちが本当に解決したい課題は何なのか“

悩みながら無我夢中で取り組む中、ある時メンバーの1人が呟いた「私のおばあちゃん、実は認知症なんだよね・・・」という一言。

この言葉がきっかけで私たちは『認知症』という課題に、本気で取り組もうと決めました。

満を持して臨んだ大会本番では、全出場チーム中プラン総合1位を獲得。

実際に試作品を使っていただいた方から、

「自分のおばあちゃんの新しい一面を知れて嬉しかった。いつまで一緒にいれるかわからないからこそ、今ちゃんと話しておきたいと思うようになった。」

そんな声をいただき、この商品をたくさんの人の元に届けたい、そんな想いが日に日に強くなっていきました。

この商品に興味を持ってくださった全ての方々に、私たちの想いが伝わることを願っております。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【商品開発・販売をする株式会社明成孝橋美術の想い】

今回、私たちはＳカレを通じて『社会課題を解決する印刷製品』というテーマを掲げ、法政大学・西川英彦ゼミのみなさんと共に商品開発に取り組んで参りました。

『社会課題を解決する』という言葉だけを聞くと、壮大なテーマのようにも感じますが、私たちの普段の生活の中でも、悩んでいたり、困っていたり、不安に感じていたりするコトは多々あると想います。

そんな中、学生の愛するおばあちゃんの認知症に対する、

『学生の私たちに何かできることはないだろうか？』といった優しい想いが、
さらなる取り組みや行動に繋がり、介護事業者や認知症研究者など、多くの方々の助けをいただくことになり、

全国25大学29ゼミ392名の参加者の中で全出場チーム中プラン総合1位を獲得することができたのだと思います。

この懐話ふだを通じて、

多くの方々の経験や体験、普段の会話なら聞けなかったコト、
好きだったコト、楽しかったコト、ワクワクしたコトを、
聞いたり、話したりする中で、その時の想いまでもシェアしながら、
老いも若きも、より充実した時間を過ごしていただきたいと願っております。

『懐話ふだ』が、みなさまの想いを通わせるコミュニケーションのお役に立てれば、こんなに嬉しいコトはございません。拝

社会課題を解決し『ありがとう』が沢山集まるモノづくり・コトづくりの実現に向けて、本企画に関わって下さった全ての方々に心より感謝申し上げます。

本当に、本当に、本当に、ありがとうございます！！拝

懐話ふだがたくさんの人たちのもとに届きますように。

FAQ
Q.対象年齢はありますか？
A.ゲームの仕組み上対象年齢は15歳以上を推奨しておりますが、思い出カード（赤座布団）のみを使った簡易ルールでしたら、小さいお子様でも一緒に遊ぶことができます。

Q.ゲームの参加人数は何人から何人ですか？
A.2〜6人を推奨しております。

Q.ゲームの平均的なプレイ時間はどのくらいですか？
A.人数や、お話しする時間によりますが、30〜60分が目安です。

Q.話す内容が少し難しい場合はどうすればいいでしょうか？
A.ピンク→黄色→緑、と少しお話しする内容が難しくなるように設定しております。テーマが難しい場合は、ピンクと黄色のカードのみを使って遊んでいただくことも可能です。

Q.「回想法」って何ですか？
A.自分の過去（思い出話）を話すことで、脳の活性化を促す手法です。認知症を予防するといった科学的立証がされているものではありませんが、老人ホームなどの介護施設では、認知症のリハビリテーションの1つとして用いられています。

Q.リターンにあるフェイスシールドの詳細が知りたい。
A.弊社で作成しているオリジナルのフェイスシールドです。（素材など詳しく知りたい方は弊社のfacebookまでお問い合わせください。）施設などで使用する際、飛沫が顔にかかるのを防ぐために使用してください。団体購入のリターン1商品に1つお付けしました。ぜひゲームの進行・説明役を担うスタッフの方など、こちらを付けて一緒に遊んでください。