フィナンシェは好きですか？

わざわざこんな風に書くと偏屈に思われるかもしれませんが、私はフィナンシェが大好きであると同時に嫌いです。

色んなフィナンシェを食べてきましたが、心から「美味しい」と思えたフィナンシェは片手で数えられるほどしかありません。

期待して食べては「うーん…。なんか違うんだよな…。」

と感じることの方が多いです。

私自身がそういう偏屈な人間だからこそ、自分が納得のできるフィナンシェは自分の手で作ろうと思ったのです。

どこにでもある菓子と何が違うのか

黒い見た目が異彩を放っている【炭ノ華】のフィナンシェですが、違いは見た目だけではありません。中身にこそこだわりが詰まっています

至高といえる黄金の比率

まずはなんといっても使う材料の種類です。普通のレシピは８種類前後の材料を組み合わせてフィナンシェをつくります。至高のフィナンシェは実に16種類の材料が組み合わさり一つのフィナンシェを形作っています。もちろん保存料は使っていません。

砂糖類だけでみても、蜂蜜を含めて４種類の糖類を組み合わせています。

そして砂糖に限らず16種類すべての材料の比率を試作を重ねて、計算し尽くしてレシピを完成させています。気が遠くなるほど試行錯誤して到達した比率だからこそ、至高と言える仕上がりだと確信できます。

こだわりしかない製法

菓子作りにおいて違いが出る点は材料だけではありません。「まず何から混ぜるのか」「どのくらい混ぜるのか」これだけをとっても実際かなり大きな違いが出ます。

特にフィナンシェとマドレーヌに関してこの2点は大きく影響してきます。

その理由は「グルテンの形成」にあります。これらの菓子は「グルテンの形成」をいかに阻害できるかが重要です。グルテンが多く含まれていると硬さがでてしまい、パサついたり生地内部に大きな気泡ができたりします。

炭ノ華の菓子では生地の気泡を可能な限り細かく均等にさせ、ふわふわと軽くもしっとりした食感を実現しています。

フィナンシェとマドレーヌの化学

小麦粉に水分が加わり練られた時にグルテンは現れます。最終的に滑らかな生地にするためにはまず適切な回数で、確実にまぜきることが必要になります。

そして次に必要なことは「どの材料が先で、どれを後に加えるか」です。

材料によっては「先に加えるとグルテンの形成が強まってしまうもの」や、逆に「すでに形成されているグルテンを柔らかくするもの」があります。そういった性質を理解し、生地に加える全ての材料の加えるべき適切なタイミングを割り出します。

そして焼成です。オーブンの温度によって完成形は大きく変わります。至高のフィナンシェにおいて、なにより重要視しているしっとり感を閉じ込めるためには可能な限り短時間で加熱を終わらせる必要があります。

はじめはかなりの高温で生地を膨らませつつ表面に火を入れます。そのあとに温度を下げ、しっかり中まで火を通します。二段階の温度変化の間も庫内の温度を常に適正に保ち続けることで完成に至ります。

菓子の価値

私はお菓子のプロフェッショナルではありません。製菓学校を出たわけでも、有名店で修業をしたわけでもありません。

ですが、自分が口にするお菓子に求めるクオリティには圧倒的な自信があります。

私はただ甘くしてあるだけの菓子や風味を生かしていない菓子が嫌いです。特に、値段が高い割にその辺で買えるものとそこまで違いのない菓子が嫌いです。（けっして砂糖が憎いわけではないです笑）

基本のレシピ通りに材料を揃えて生地を練って焼くだけならインターネットで調べれば誰にでもできます。

そこに手を加えて材料原価以上の価値を付加することができなければ正直、コンビニにも売ってるんだからわざわざ売らなくてもいいだろうというのが私の持論です。

どこにでも売っている種類の菓子をあえて作り、それを誰かに買ってもらう以上は「食感、味のバランス、口に入れてから飲み込んだ後までの風味、特徴やインパクトのオリジナリティ」これら本来あるべき全てを大切にできなければ意味がないと考えています。

「うん。おいしい」ではなく「おお、ここのお菓子うまい！！」と食べた人を納得させる菓子にこそ売る意味がある。私はそう思っています。

黒いわけと願い

私の作る黒いお菓子には私が伐採から取り組んだ竹炭が使われています。自分で伐採に行き、管理し、焼いて炭にし、粉にしたものを使用しています。

　※ここから少し長くなるので読み飛ばしていただいても構いません。

・そもそもなぜ竹炭を焼いているのか

私が「竹林」に出会ったのは約三年前のことです。

私は高卒でドラッグストアの会社に社員として就職し2022年まで勤めていました。

徳島から高知までで何店舗かを転勤し経験を積んでいましたが、その中で高知県須崎市に引っ越したことがありました。

須崎は竹林が多い土地で、高岡群へ向かう山間部などは道淵に竹が生えている光景をよく目にすることができます。

通勤ルートにも圧巻されるほど見事な竹林があったのですが、冬の寒い日にふとある光景が目に入りました。道に倒れこんできそうな竹を背中が90度に曲がったおじいさんがノコギリで伐採している様子でした。

なんとも大変そうな光景で今でもはっきり思い出せますが、その後も何度か店舗のお客様から竹林の管理が大変だという話を耳にすることがありました。

私は気になって調べてみることにしました。軽くインターネットで検索しただけでしたが竹害や維持管理の大変さについて知ることになり、特に何かするわけではありませんが「何か解決案があればなぁ」となんとなく思っていました。

そんな時にたまたま個人的な理由でキャンプ道具を自然を感じる素材で作ろうと取り組む機会がありました。そこで、「そうだ！せっかくなら竹を使ってみよう」と思い私は竹製のランタンを作りはじめました。

お金があまり無かったので、設備がなくても工作できそうな素材かつ、あの見事な風貌をデザインとして使えればイイものになるんじゃないかと考えました。そして、どうせなら売り物として販売まで到達できたら無償で竹の伐採ができるのではないかという考えが浮かびました。

当時は需要など商売のことを深くは特に考えず、半分趣味のような形で楽しみながら「竹製のランタン」の製作に取り組んでいました。ですが様々な要因がありこのプロジェクトは失敗に終わりました。

・なぜお菓子という形で販売しようと思ったのか

失敗しても記念になればいいと考えていた上記のプロジェクトですが、次第に「もっと人から求められるモノを作ってみたい」という気持ちが強くなっていきました。

丁度そのころ、ドラッグストアの仕事で耳にしたのが炭を摂取することでさまざまな効果を期待するチャコールクレンズというものでした。

参考：チャコールクレンズとは？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【2023年】チャコールクレンズのおすすめ人気ランキング24選　　　　　　　　　引用：ｍｙｂｅｓｔ

これだ。と思った私は、次は自分の「もとからの得意分野」で、たっぷり時間をかけて、必要としてくれる人の多いものを作ろうと再び新たな活動を始めました。それがこのプロジェクトのリターン品である「炭ノ華」と名付けた竹炭パウダーを使ったお菓子でした。

炭ノ華とは？｜https://kagaribi-manten.net/?page_id=1220

もしご購入頂いた方の中で竹炭パウダーを気に入って頂けたら、パウダーのみの販売も今後する予定なのでぜひご検討ください。竹炭パウダーにはその特性上、様々な効果が期待でき、うれしいことづくめです。

参考：チャコールクレンズとは？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【2023年】チャコールクレンズのおすすめ人気ランキング24選　　　　　　　　　引用：ｍｙｂｅｓｔ

新商品の発売情報や活動報告、お得なクーポンはメール会員様に向けても発信させて頂きます。よければ公式サイトもご確認ください。

公式サイト｜https://kagaribi-manten.net/

商品紹介

焦がしバターとカラメルアーモンドのフィナンシェ

一番製作に時間がかかった力作です。よければ、まずは生地だけを一口食べてみてください。まるでクリームをくぐらせたような、なめらかなしっとり感を味わうことができます。

トッピングの焦がしキャラメルアーモンドはカリカリに、香ばしく仕上げてあります。濃厚なバターの香るしっとり生地と合わさって、香りと食感の相性抜群のハーモニーを奏でます。

おすすめはレモンティーやピーチティーなどお好みのフルーツティー。さわやかさとほどよい酸味はフィナンシェとの相性◎です。

洋酒が香るオレンジとくるみのマドレーヌ

香りのバランスに注目し調整を重ねました。ふんわりした食感にほどよい甘み、三種の芳醇な香り。間違いなく今まで食べたどんなマドレーヌより贅沢な味わいであることをお約束します。

くるみ、オレンジ、洋酒の順に調和のとれた芳香が口いっぱいに広がります。マドレーヌは地味なお菓子でしょうか？このマドレーヌは私の作るお菓子の中で一番「華やか」という言葉が似合います。

おすすめはコーヒーと一緒に。特に香りを楽しみたいコーヒーと是非合わせてみてください。程よい甘みと三種の香りはコーヒー本来のアロマを最大まで引き出します。

カシューナッツクリームのビスキュイサンド

ふわふわとほどけるくちどけのビスキュイと、やわらかに香るナッツとメープルがゆったりした時間を運びます。食べると気持ちも穏やかになる優しいお菓子です。

特にこだわったのは食感です。やさしさを感じるやわらかさ。クリームとの境を感じさせない一体感を出すために生地の練り方から工夫しています。　　　　　　　　　常温でもおいしいですが、冷凍して食べても◎です。

やさしい味わいをテーマに、特にダージリンやアールグレイのストレートティーに合うよう仕上げました。主張しすぎない甘みと香りが茶葉が本来もつ味わいをしっかり引き立てます。

商品の詳細

焦がしバターとキャラメルアーモンドのフィナンシェ

内容量原材料（特定原材料の記載を含む）

バター、アーモンドプードル、卵白、砂糖、トレハロース、蜂蜜、小麦粉、コーンスターチ、食塩、植物炭末色素、ベーキングパウダー、牛乳、アーモンド

特定原材料（８品目）　：小麦・乳・卵

特定原材料に準ずるもの：アーモンド

「※同じ生産ラインで下記品目を使用した製品を製造しておりますが、製品自体には含まれておりません。」

くるみ・レモン・オレンジ・カシューナッツ・ごま・大豆

製造国

日本

賞味期限

製造日から3週間（衛生上問題ない期限になります。保存料を使用していないため味が次第に劣化していきますので、可能な限りで早めにお召し上がりください。）

保存方法

常温で直射日光、高温多湿を避けて保存

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洋酒が香るオレンジとくるみのマドレーヌ

内容量原材料（特定原材料の記載を含む）

バター、小麦粉、オレンジピール、砂糖、ラム酒、オリーブオイル、卵、シロップ、香料、ラム酒、レモン、くるみ、植物炭末色素、粉糖、リキュール、食紅

特定原材料（８品目）　：小麦・乳・卵・くるみ

特定原材料に準ずるもの：オレンジ・レモン

「※同じ生産ラインで下記品目を使用した製品を製造しておりますが、製品自体には含まれておりません。」

アーモンド・カシューナッツ・ごま・大豆

製造国

日本

賞味期限

製造日から3週間（衛生上問題ない期限になります。保存料を使用していないため味が次第に劣化していきますので、可能な限りで早めにお召し上がりください。）

保存方法

常温で直射日光、高温多湿を避けて保存

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カシューナッツクリームのビスキュイサンド

内容量原材料（特定原材料の記載を含む）

バター、小麦粉、砂糖、卵黄、植物炭末色素、カシューナッツ、シロップ、香料

特定原材料（８品目）　：小麦・乳・卵

特定原材料に準ずるもの：カシューナッツ

「※同じ生産ラインで下記品目を使用した製品を製造しておりますが、製品自体には含まれておりません。」

アーモンド、くるみ・レモン・オレンジ・ごま・大豆

製造国

日本

賞味期限

製造日から3週間（衛生上問題ない期限になります。保存料を使用していないため味が次第に劣化していきますので、可能な限りで早めにお召し上がりください。）

保存方法

常温で直射日光、高温多湿を避けて保存

スケジュールについて

プロジェクト終了次第、順次リターンの製作・発送を行っていきます。このため、お届け予定月より早く届く場合があります。逆に注文数が多くなりますと発送にお時間を頂くことがありますがご了承ください。

また仕入れ状況や予期せぬ事態によっては遅延が発生する可能性がありますが、何卒ご了承ください。

実行者紹介

ゆめの篝火　代表 木村 秋弥（きむら しゅうや）

1999年生まれ高知県出身。

高校卒業後はドラッグストアの会社に就職し４年間勤めました。在職中に転勤した土地で竹林問題を知り、竹材の有効活用に向けた取り組みを始めました。2022年8月に退職し、本格的に竹材消費を目的とした事業を発足させました。

ゆめの篝火とは？｜https://kagaribi-manten.net/?page_id=120

炭を摂取するチャコールクレンズに注目し、以前からの趣味だった菓子作りを活かした、黒いお菓子の「炭ノ華」シリーズの製作を始めました。

炭ノ華の新商品情報や、お得なクーポンはメール会員様に向けても発信させて頂きます。よければ公式サイトもご確認ください。

公式サイト｜https://kagaribi-manten.net/

クオリティの高い菓子を作りたいという思いはもちろんですが、おいしく食べてもらうことが、使い道のない竹の有効消費につながるこの商品をきっかけに竹炭パウダーの魅力を知ってもらいたいです。

参考：チャコールクレンズとは？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【2023年】チャコールクレンズのおすすめ人気ランキング24選　　　　　　　引用：ｍｙｂｅｓｔ

フィナンシェづくり発足のきっかけ

私が初めてフィナンシェを食べて感動したのは13才の時でした。ひどく目が腫れて眼科に行った帰りに買ってもらったのだったと記憶しています。

おそらくひどい熱と体調不良で弱りきっていたことと、思い出が昇華されている可能性はありますが、涙がでるほどの心が震える美味しさでした。

当時頻繁にその店へ買いには行けず、他所の店のものではダメでした。そこで考えた私は、自分で納得のできるフィナンシェを作るべく、こつこつ取り組みを始めました。

こうして新たなカタチのフィナンシェとして商品開発に活かすことができて良かったと思うと同時に、当時フィナンシェを好きになれてよかったと思っています。