「ブラックダイヤモンド＝コーヒー豆」。栽培から販売まで各分野の「プロ」が集まり、レベルの高い精選所を作りたい！！そしてアフリカ・エチオピア産コーヒー豆の品質を世界の「Top of Top」に押し上げ、世界各地で行われる品評会に殴り込みをかけたい！そして自分自身が移住し、１日$１以下で暮らすエチオピア・コーヒー生産農家の仲間達の貧困を無くしたい！

【自己紹介・・】
こんにちは。大阪でスペシャリティコーヒーロースター"FARMER'"の運営と農産物の自然栽培研究をしている浅野 "ハビエール"文章です。
高校卒業後、敬愛する空手の先生に師事する為、四国へ単身渡り、同時にホテルでコックの仕事に出会いました。その後、２０代の大半をバックパッカーとして過ごし、３０代で大手カフェチェーンの新規開店担当に従事しました。３９歳でコーヒーショップ「アサノ珈琲」を立ち上げ独立。６年間運営。Africa事業を加速させるため店舗を閉店し、日本の里山保全・自然栽培農法を研究しながらコーヒーロースター、コンサルタントとして現在活動中のスーダラ男です。

アフリカ・エチオピア産コーヒー豆の品質を世界の「Top of Top」に押し上げ、世界各地で行われる品評会に殴り込みをかけたい！そして１日$１以下で暮らすエチオピア・コーヒー生産農家の仲間達の貧困を無くしたい！その為に自分自身が移住し、レベルの高い精選所を造り、現地エチオピア人と日本人で

「コーヒー栽培のプロ」

「コーヒー精選のプロ」

「コーヒー輸送のプロ」

「コーヒー焙煎のプロ」

「コーヒー販売のプロ」

栽培から販売まで各分野の「プロ」が集まり、純粋な高品質商品としてニッチなところに高値で売るために、

「KAFFA！project for Africa」というチームを作りました。

【これまでの活動、そして始まり】

きっかけは１本の映画を観たことでした。

「おいしいコーヒーの真実」
https://www.youtube.com/watch?v=1ZtSo9gje9E

というドキュメンタリー映画（舞台はそのまんまエチオピア！）のなかで、コーヒーは生産農家から消費者にたどり着くまで６回！仲介業者が入り、生産農家のコーヒー一杯当たりの取り分は、消費者価格の０．９％と解説されていました。コーヒー生産農家の方々は子供を学校に行かせられないどころか、予防注射一本打ってあげられない現状がこの映画には描かれておりました。自分が生計を立てているコーヒーでこのような搾取が行われている事に気付き、強い負い目と憤りを感じました。

その頃は自分でコーヒーショップを営んでいた事もあり、「現在の自分に出来る事」は、自分の店でエチオピアのコーヒーを顧客に知ってもらうこと、何らかの形でエチオピアの観光、農産物、工芸品等の販売促進、タイアップ等を進めていましたが・・・・「大河の一滴」にもならず、また店を訪れる顧客の意識を喚起できうるポスター、販促物等も掲載も何の効果も生み出さず。。。悶々とした日々を過ごしておりました。

その後、単純な怒りに任せて調べてみると従来の市場原理、生産農家の取り分0.9％というのは極端すぎます。ここではもはや市場原理がまともに働いていない、とすら言えます。

コーヒー豆を買いたたく多国籍企業の横暴が現状はあります。では、どうすれば貢献できるのか？

買いたたきに対抗するには、昔から方法が知られている、「生産者団体を作って、価格協調をすること」です。（一種のカルテル。正真正銘のカルテルとはちょっと違うと思います。）

つまり、買い手の力が圧倒的に強いときには、売り手の力が対等になるように、売り手が生産者団体を作ればいい。先進国では、農協などの生産者団体がありますが、それと同様のことを、途上国のコーヒー豆の農業従事者もやるべきです。これがフェアトレードといわれる活動です。し、しかしですね・・・、一通り調べてみて、供給過剰による価格下落や組合制度の弊害が、フェアトレードにとって大きな問題であるということが見えてきました。価格下落については、このままコーヒーの生産を続けて良いのか？、また、大手に卸すがために大規模農家と取引をして供給量を増やす必要があるのか？という疑問が残ります。普通のコーヒー豆を生産して、「フェアトレードだから買って」というやり方では、最低保証価格があるとは言え、根本的な解決にはなっていないように見えるからです。フェアトレードなる善意（？）では、何も改善されていないことが明白になってきました・・・・。

そしてたどり着いた結論がこうです。自分自身が生産現場に乗り込み、一緒にコーヒー豆を栽培することで栽培における課題などを一緒に解決し、豆の選定方法や豆挽きの方法、得られたお金を品質向上のために投資する大切さを教えていく事。その結果、高価格で新しい買い手に売ることができるようにする事。

【何故？クラウドファンディングが必要なのか？？】

以上から言えることは、『フェアトレードだから』という社会貢献欲訴求だけでは実際には搾取構造や生産性向上のための環境が未整備であったりする。独立系の小・中規模組合を組織して組合内の搾取のない構造や生産性向上のための環境整備を保証し、純粋な高品質商品としてニッチなところに高値で売ることがベスト。
その為には、
「綺麗な水」
「レベルの高い商品を生み出す精選所（ミルといいます。）」
が最低限確保されなければなりません。
ワインの世界ではフランスやイタリア、カルフォルニアのワイナリー設備を見れば分り易いと思います。
「良い品質には綺麗な水と充実されたワイナリーが必要不可欠」であることはご存知と思います。
コーヒーもワインと同じく農産物であり、上質な「ワイナリー」のかわりとして「精選所」が必要です！
栽培等、山の仕事は人力で知識を元に動けますが、水質と精選所を確保する為には上質な灌漑設備と精選所の建設が必要不可欠です。
個人の力仕事ではどうしようもありません・・・（泣）。資金が必要です。

その灌漑設備と精選所の建設資金の一部を今回のクラウドファンディングで募集します。

【プロジェクトの詳細】

コーヒーは農産物です。アフリカ・エチオピア産コーヒー豆の品質を世界の「Top of Top」に押し上げ、純粋な高品質商品としてニッチなところに高値で売るためには、

★農園活動（栽培方法の選別=サステナブル栽培）
一緒にコーヒー豆を栽培することで栽培における課題などを一緒に解決し、豆の剪定方法や豆摘みの方法を見つけていく事。

★品種の選別
日本の里山技術を導入し、高品質の木を苗木から育てていく事。

★精選方法の選別

現地精選所で、日本型の「３S（整理・整頓・清掃）」の仕組みを導入し、生産性向上の環境整備を保証する事。

★保管方法の選別
保管倉庫では、常に15度以下に保たれている保管倉庫で管理。生豆劣化や虫の繁殖を抑えます。季節に左右されることなく、年間通して品質の安定した商品をお届けできるようにする事。

★焙煎技術の選別
コーヒー豆は品種によって、「イケメン」になる温度がそれぞれ違います。焙煎職人ハビエールが長年の経験を駆使し、それぞれの品種に合った適正温度を導きだします。

★味の選別
カッピングとドリップ抽出によるチェックで味のばらつきが無いか確認します。本当においしいコーヒーをお届けしたいという思いがここに詰まっています。

★鮮度の選別
「ニュークロップ」と呼ばれる収穫後１年未満の豆を使用し、焙煎後は「アロマプレスパック」という専用の袋でお届けします。全ては「新鮮で美味しい」を守るためです。

上記のこだわりが「スペシャリティ品質のコーヒー豆」には必要となっております。僕が日本で取り扱っている「FARMER'」のコーヒー豆ブレンドはこの条件を満たさなければ取り扱いません。ほとんどが「中南米・南米・ハワイ・インドネシア」の豆であり、現状アフリカの豆はこの水準に達しておりません。とくにエチオピア産の豆は「雑味」が多く、つらい立場であります。

【集まったお金で。】

上記の活動資金を得る事により、日本のみなさんに、「Season１」では、まずはスペシャリティコーヒー豆"FARMER'"の「今までに味わった事の無い香り豊かなコーヒー豆」をお届けします。「Season２」からは現地で高品質で収穫されたコーヒー豆を皆さんにお届け出来るように、現地で頑張って活動してきます。

活動は長期に渡ると覚悟しています。まずは清潔で安心して使うことのできる「水」の確保→井戸を作ることと灌漑設備の建設を始めに予定しています。このSeason１は前記建設費用の一部を目的にしております。

また、コーヒーの売上を生産農家に還元する手始めに、地域の生活に密着した衛生推進事業として、「自然循環式農業利用浄化装置」に加え、「トイレによる家庭用燃料製造装置」 「生活排水装置の改良・改善」を行い、経費の節減と共に農業生産の向上、地域の生活衛生環境を改善し、地球温暖化の防止の一助も目指します。生産農家各家庭に１台ずつ設置していこうと計画しております。これは「Season 2」で随時報告していきますね！
 

【あつい想い・・・・】

最後までお読み頂きありがとうございます。

今日、図書館で読んだ本なのですが、最近の自分の心境ととてもリンクしていたので興奮して（？）この文を書いています。

タイトルは、ちょっとトンデモ系なのですが、ちゃんとした遺伝子工学系の第一人者の方が書いた本で→人を幸せにする「魂と遺伝子」の法則（村上和雄著）という本です。

内容で気になった所を抜粋すると、

・体は物質レベルで見たときに、酸素・炭素・水素などの元素から成り立っているが、これらの元素は、すべて地球上の元素からきています。

・別の言い方をすると、全ての人間は地球上の元素から出来ていて、地球上の元素を食べて生きていき、死んだら地球上の元素に戻るという事。

・また、地球上の元素から生まれ、死んで地球上の元素へ戻る…つまり生死を繰り返して、永遠の命なのです。

読み終えて驚いたことは、DNAの解読などの遺伝子工学を極めた著者の世界観が法華の世界観と一致していることでした。法華経の世界観は、『仏の命は永遠で、縁起の法則により、すべては仏の命と繋がっている』ということですよね。この本では、『体と心は、魂を介してサムシンググレード（仏と同義）と繋がっている』ということでした。すげえな。

で、考え込んじゃったのですが、物質レベルで考えたら、現在・過去・未来の地球上のものがすべて繋がっているならば、現在「アサノフミアキ」という個体が人生を生きているということは、

「ただの偶然・・・・・・」

かも知れない・・・、４７歳にもなって自分の人生が、

「元の元素に戻る迄の、ただの暇つぶし・・・・」

と思えてきたのです。それもポジティブに。明石家さんまさんの「生きてるだけで丸儲け」、これは正しい。

以前から「ヒト」とは地球上の植物群に寄生するただの「カビ・菌」みたいなもんやとは薄々確信に近い感じで思っていたのですが、こうなると益々そう思えてきてしまいました。

「ホモサピエンス」として地球上に発生したにも係らず、生命の基のもとである葉緑素一つ作れていない人類は、やはり「カビ・菌」と同様、寄生体だと思います。「文明」とやらも全て化石燃料からの借り物であることからして、すべて借り物（寄生）で命をつないでいる「創造」とは無縁の生き物ですな。。。

しかし、どうせ寄生体だとしてもカビ・菌に「善玉・悪玉」があるようにヒト菌にも「善い・悪い」があると思う。偶然発生した「ひまつぶし」、どうせなら「善玉のカビ・菌」として、これからも繋がるであろう未来の地球に元素たちに「善いもの」を繋げていきたいよね。それこそが「矜持」であるような。。。

Africaで活動するために発生した善玉菌であることで僕の今までの人生は全部繋がったと、今でもそう思えてならないのです。

敬愛する小林秀雄は言いました。

「人は若い頃にこれはと思ったことは変えられない。」

若いころに、一つ所に留まらない事で生き方を決めた自分を忘れていた。今、身一つになってようやく身の丈にあった道を思い出しました。

店舗を出す前は、大手コーヒーチェーンにて「開店担当」を70店舗以上やっておりました。そこで学んだことも発揮できるかと自負しております。

人生の集大成がAfricaへの挑戦です。従来の開発援助、金銭の援助等、「魚を与えるのではなく釣竿の使い方を教える」事が重要ではないのか？と思っております。一番重要なのは「子供（若者）の教育」であるとは認識しています。でも、それは遠いゴールでもあります。教育が実を結ぶ為には、先に親の自立では？と思っております。最終的に「もののあはれ」をすべてにおいて感じる事ができる人間になれたら、生まれたから死ぬまで生きていく事に納得できるのではないかと期待してます。

先日、エチオピアの相棒「Kenshin Ninomiya」からSkypeで通話ができました。久しぶりだったので２時間位顔を突き合わせてしゃべったのですが、なんと今現在、現地農園の仲間達が僕用のコテージを山の中（雨が降れば帰れないらしい・・・・）に建設中との事。

いよいよ始まります、「善玉菌」としての活動が。「戦友」であるみなさんには聞いて欲しいと思って書きました。

javier asano