鹿児島県の徳之島は、南西諸島の奄美群島に属する周囲約80kmの島で亜熱帯気候に属し、2021年には世界自然遺産にも登録されています。徳之島の土は、ミネラルが豊富に含まれている赤土で、その土で栽培されるさとうきびのみでつくられる「さとうきび蜜」は、南西諸島の中でも非常に希少なものです。

全国的にも「黒蜜」というのは幅広く取り扱われていますが、その多くが水あめや砂糖などを添加して作られています。しかし、この「さとうきび蜜」はさとうきびの搾り汁のみを使用し、じっくり手間と時間をかけて大事に慎重に作っています。

株式会社サメシマが、もともと業務用の原料として黒糖蜜を卸しており、鹿児島県内のパンや菓子メーカーがこの黒糖蜜を指定して使用いただいておりました。そんな中、株式会社サメシマの商品を全国に販路拡大するサポートを行っている順吽徳堂が取引先にこの黒糖蜜の話をしたところ、小売用サイズは展開できないのかとのお問い合わせをいただき、食卓の様々なシーンでも利用してもらえる可能性があると考えました。そこで、より多くの方に手に取っていただき、知ってもらいたいとの願いから、小売用として開発・商品化しました。

株式会社サメシマ(食品卸業者) 、順吽徳堂(特産品卸売・小売業)、平井製糖(さとうきび生産・加工業者) 、禎村良信さん(さとうきび農家)が共同で商品開発を行いました。

平井製糖の平井柳太社長は、こう語ります。
「仲間と切磋琢磨してここまで規模を拡大していき、 品種も増やしていきました。また、栽培方法も研究してきました。 原料が良くないと、良い商品になりません。 一度、海外からさとうきびを購入し、商品を試作しようとしたことがありましたが、うまく黒糖にすることができませんでした。人が育てたさとうきびの黒糖は未知な部分も多く、分かりません。ならば、自分たちの作った、自分たちが知り尽くし信頼しているさとうきびしか使わないと決めました」

株式会社サメシマの鮫島徳友社長は、こう語ります。
「昔から食べられているものは、体に良いものだと考えています。 美味しくいただく以外に、日々を元気に過ごす原料、という意味でも召し上がっていただきたいと考えております」

「自分たちが誇りを持って手間暇愛情を込めて育ててきたさとうきびを、より多くの方に手に取ってもらえるように小売り用として販売したい。そして鹿児島の徳之島のさとうきびの良さを知ってもらいたい。そんな思いを抱きながら、今回の“さとうきび蜜”を開発しました。多くの方にこの“さとうきび蜜”を手にとっていただき、鹿児島県の徳之島で育ったさとうきびの味を知っていただけたら大変うれしいです。」と皆さん語られていました。

市場に出回っている多くの黒糖蜜は、水あめや砂糖などを加えて粘度等を出しています。しかしこの「さとうきび蜜」は、さとうきびのみを煮詰めて作られた希少な黒糖蜜です。じっくり時間をかけて煮詰めることで粘度を出し、とろりとした質感を出しました。

良いさとうきび蜜を作るために、たくさんの手間と機械、石灰等の肥料を使って大切にさとうきびを育てています。 さとうきびの品種によっても温度で出来た時の色が違ってきますし、土や畑などの環境でも変わってきます。アク取りの石灰の入れ具合やタイミング・温度管理・冷やすタイミングを長年の経験と勘で調整しているのです。また、丹念にアクを取る作業も、エグみが少なくコクのある上品な味わいにするために、非常に重要な作業となってきます。

手間暇をかけている分、味わいも非常に上品な黒糖蜜となっております。

上のレシピの他にも、

・お料理の際に砂糖の代わり
・カレー・角煮・豚骨などの隠し味
・ヨーグルト、パン、シフォンケーキ、スコーン、ベーグルなどに、はちみつやシロップ、ジャム、フルーツソースの代わりにかけたり
・コーヒーに砂糖の代わりに入れるのもオススメ！

…など、幅広くご利用いただけます！

8~ 9月に植え付けを行い、1 年半後に収穫します(春植え付けと秋植え付けがあります)。 台風に強くなるよう、さとうきびを植えた後は「うね」をしっかりつくります。徳之島は独特の赤土に豊富なミネラルが含まれているのが、 徳之島のさとうきびの特徴でもあります。12月~ 3月が繁忙期。 さとうきびは茎の部分を搾った搾り汁を煮詰めることで黒糖となります。

良いさとうきび蜜を作るために、たくさんの手間と機械、石灰等の肥料を使って大切に育てています。昔は、一本一本手で切っていましたが、今はどこも規模を拡大し、機械化で耕作しています。一反あたり7トンのさとうきびが取れます。そして、およそ1トンのさとうきびから 100kg ~ 200kg の黒糖が出来上がります。

さとうきびの品種、土や畑によっても、温度でも出来た時の色が違ってきます。アク取りの石灰の入れ具合やタイミング・温度管理・冷やすタイミングを長年の経験と勘で調整する必要があるのです。一番神経を使うのは純黒糖の固まりになるときです。 なぜかというと、糖度が足りないと固まって黒糖にならないからです。また、私達がつくるさとうきび蜜は、丹念にアクを取っているので、エグみが少なくコクがあり、上品な味わいであるのも特徴です。 さとうきびの糖度管理は重要です。糖度計を用いて糖度を測ります。

手間をかけている分、上品な味わいに仕上がります。

【株式会社サメシマ】

キャッチフレーズは「自然いただきます」　

一、 私たちは、食を通じてお客様に安心・安全を提供し、鹿児島の食文化を支えます
一、 私たちは、食を通じてお客様のニーズを引き出し、真心を込めてお客様の元にお届けします
一、 私たちは、感謝の気持ちを忘れず、ともに学び成長し続けます

株式会社サメシマ
代表取締役社長　鮫島徳友

【鹿児島県特産品協会】

鹿児島県特産品協会が鹿児島県内の特産品を応援、発信するための取り組みとして、鹿児島県の委託事業により、応援購入サイト「Makuake」を活用して新商品のトライアル販売を実施することで、日本全国へ鹿児島県特産品の情報を発信し、新たな市場でのブランド化・販路開拓を目指します。

特産品製造事業者の「想い」をサポーターにつなぐため、コンテンツ制作からプロジェクトの運営管理、販促等をワンストップでサポートしています。

商品詳細