部品単位でMade in Japanを追求

こだわりの国産部品をご自身の手で組み上げる喜び

※本製品に固定台は付属致しませんが、ムーブメントケースで代用して組み立ていただけます。また、動画の工具は本製品に付属するものと異なりますが、株式会社明工舎製作所製のプロも使用する工具となりますので、同等のクオリティとなります。

初めまして。快適デジタル株式会社の酒井と申します。

日本ではまだ見かける事は少ないですが、「海外では機械式腕時計のDIYが一つのジャンル」として確立されているのをご存じでしょうか？

ムーブメントの改造やパーツを自作してしまう猛者もおり「機械式時計DIY」のためのパーツ専門サイトもある程盛り上がりのあるジャンルとなっています。

「機械式時計DIY」は1度味わってしまうと追求してしまいたくなる程の経験でこれを日本でも実現したい！という想いがブランドJUNZENの開発の経緯です。

機械式腕時計には大きく分けると7種類のパーツに分かれています。

「Made in Japan」を目指していたのでこの全てを日本で探していましたが、日本では「日本製のムーブメントを使った上で組み立て」を行えば「Made in Japan」を謳う事ができ、部品はほとんどが海外製が主流という事実にぶつかり少し寂しくなりました。

日本の老舗時計工房の熟練時計職人によって一つ一つ削り出しで製作されたSUS316Lのケースです。
サージカルステンレスとも言われステンレスの中でもさびや腐食に強く“輝きが続くステンレス”とも言われます。

ケースは国内老舗工房でひとつひとつ削り出されます。

腕時計の質感を決定づける研磨工程は、熟練職人がひとつひとつ仕上げてお手元に届きます。

目利きの方に納得いただける質感を目指した仕上げにもぜひご注目ください。

熟練職人による鏡面研磨に加え、サイドおよびラグにヘアライン加工を入れることで躍動するスポーツ感を演出するカットを入れています。

伝統に倣い、ベゼル・ケース・裏蓋と3ピース構造で制作し、リューズパイプおよびガラスまで装着済の状態でお届けします。

一見機械任せに見えますが、低速で熱の負荷が掛からないように削り出したり、研磨用の工具も職人の目利きで調整することでSUS316Lの輝きを最大限に引き上げていきます。
大量生産のような画一な設定では表現しきれない熟練の技術が詰まっています。

有名ブランド時計にも使用されている、ダイヤモンドに次ぐ強度を持つのが「サファイア」です。
なんといっても「透明感」と「傷つきにくさ」が特徴で高級時計の定番になっています。大きなコスト差から輸入品が多いサファイアガラスですが、
今回工場に掛け合い日本製のサファイアガラスを採用することができました。

「AKATSUKI」＝「夜明け」をイメージしたこともあり、文字盤にはサンレイ仕上げを採用しました。
「サンレイ」=「太陽光線」という由来からきており、太陽光のように放射線状に模様が出るのが特徴です。

光の加減によってその色味や質感を変え様々な表情をみせてくれます。

また、細い筋目は美しく、高い技術が必要とされ熟練職人だからこそ安定した仕上がりになります。

ホワイトシルバー文字盤は多くのシーンに合うよう、明るい色味で仕上げました。

おしゃれ心のある、グレーがかった淡い青色文字盤の腕時計。中心部分が明るく外周が暗いグラデーション効果を入れることで、王道の黒文字盤や白文字盤にはない、大人のミステリアスさがありワンランク上のスタイルが楽しめます。

金属製削り出しのムーブメントリングです。

精密なミクロン単位の加工によって隙間なくはまるように見えない部分で職人技の削り出しの技術が光ります。

全てを日本製にこだわるからこそムーブメントリングも旋盤で1つずつ加工をしています。クーラントオイル1つもこれまでの経験から選定をして、リングにわずかな反りも起きないように削り出しています。

小さいながら時計の印象を大きく左右する“針”。

AKATSUKIでは、「真の意味でのJAPANブランドの追求」ということで王道の「ドーフィン針」を採用しています。

スーツやフォーマルな時計に採用される事が多く、視認性と立体的で素材本来の良さを活かす日本らしさを表現しました。

ムーブメントは日本メーカーミヨタの中で通常の8000番台よりも“薄型”で“高精度”。
市場に出回る数量が少なく、高級時計を日常使っている方にもご満足いただける最上位機種向けのCitizen Miyota製Cal.9039を採用しました。
１時間あたり28,800回の振動数のハイビートムーブメントです。
やりがいのある組み立てと実用性との両立を目指した結果、ムーブメント自体はMiyota工場で完成したものを、本時計のステム＋リューズに交換した状態でお届けします。

組み立て所要時間は、腰を据えて取り組んで2-3時間が目安です。

自ら組み立てた世界にたった一つの腕時計を、プライベートやビジネスでぜひご愛用ください。

表皮には栃木レザーを採用しております。

栃木レザーは革の風合いを損なわないように「タンニン鞣し」にこだわり文字通り1枚1枚職人が創り上げているといっても過言ではない手間暇をかけてできています。

1つ1つ革の風合いが活かされそれぞれ違う表情がでていき、経年変化を経てあなた専用のベルトへと昇華していきます。

裏材は、フォーマルなシーンやカジュアルシーンどちらにも使える「JAPANブランド」らしいデザインのAKATSUKIだからこそ実用性を追い求めて多くの採用実績がある抗菌防臭の人工レザーです。

人工レザーなので水拭きが出来、ムレても綺麗に保つことができます。

時計キットを開くと、機械式腕時計の部品の“精密さ”に驚かれると思います。

工具においても専用のものが必要ですが、全て同梱しています。

組立にあたって使う機会の多いドライバー、ピンセット、針押しは、日本国内の時計工具メーカー明工舎製作所製のものをお届けいたします。

焼き線により、強度と欠けにくさを両立しました。
人の手を介して富士山の峰型に削っていく為、ネジの底部分にきちんと届き、
精密な機械式腕時計の組み立てでも操作性に優れたMade in Japanの精密工具です。

こちらも日本国内の時計工具メーカー明工舎製作所製のピンセットです。

通常は、時計職人のプロが使う専用工具なのですが、針押し、ネジ締め、部品を掴むこと、は組み立てる上で大切な工程なので、品質に安心できる工具を選びました。

※同梱する工具は現在選定中です。お届けする工具は画像とは種類及び数量が異なる可能性があります。

工具は刺子織ブランドsasicco 様にAKATSUKI専用に制作いただいた工具ケースに入れてお届けします。

sasicco 様は、日本の綿織物発祥の地である愛知県三河地区から生まれた刺子織ブランドです。

柔道着など道着をつくる生地の三河木綿の刺し子織は、モダンと懐かしさが同居する風合いが出て、そのシンプルなデザインは持つ人に合わせて表情を変えるため、年齢や性別を選びません。

ぜひ柔らかく丈夫な生地をお楽しみください。

ドライバーとピンセットについては本当の“時計職人のプロの現場”で使われているものと同じものをご用意しております。

それは冒頭にお話ししたJUNZENの理念である「純粋な時計の構造や組み立てをまで全部を楽しんで欲しい」という想いからです。また、オーバーホール※をして、清掃作業をしてあげることで段々愛着も湧いてきます。

時計を組立れて分解もご自身でできるからこそAKATSUKIは皆様に取っての長い相棒ともいえる存在になっていきます。

※オーバーホールは預かり作業となります

組立時に製品サイトへのオーナー登録が必要です。

組立方法の動画を用意しております。
※動画の閲覧にはスマートフォンまたはPCが必要です。

※本製品に固定台は付属致しませんが、ムーブメントケースで代用して組み立ていただけます。また、動画の工具は本製品に付属するものと異なりますが、株式会社明工舎製作所製のプロも使用する工具となりますので、同等のクオリティとなります。

本体製造パートナー様

●数々の有名ブランドのOEMを手掛ける東京都内にある
創業40年の老舗時計メーカー様にご協力頂いております

時計本体部分の製造は「本当の意味でのmade in Japan」にこだわりました。
時計全体の設計・ケースを自社製造し、文字盤やその他部品は国内協力工場で製造。そうして出来上がった国内製造の部品を腕時計として組み立てることができる数少ない国内メーカーです。

手掛けるのは“高級腕時計のみ”で、
最新鋭の製造装置と職人の手によって、少量ずつ多彩なデザインの腕時計を生み出している。

国内の多くの有名ジュエリーブランドの腕時計も作っている時計業界では知らない人がいないほどの企業です。

修理や組立をした完成品としてのご提供もパートナー企業様が行ってくれるので、間違いない品質のものをご提供します。

今回のJUNZENのコンセプトである
「“Made In Japan”ではなく“真の意味での日本製にこだわった”」全く新しい「ウォッチマイクロブランド」のきっかけを与えてくれた企業でもあり、Makuakeのプロジェクトだからこそ実現できるJUNZENの最初の理解者ともいえます。

今回かなりご無理を申し上げた部分もあり、この場で御礼申し上げます。

文字盤のデザインは“0.1mm単位”での検証が続きました。バーインデックス部分の太さ長さを0.25mmずつレンダリングで作成して試してみたり、ロゴサイズは0.1mm単位で調整をいれ試作にもご協力頂きました。

外観上のこだわりはもちろんですが、文字盤の視認性、装着時の使用感までパーツ全てに想いが宿っております！

2023年の5月で創業77周年を迎える老舗の時計工具を開発、国内生産している会社です。

時計技術者目線での専用工具開発力と品質の安定性から”時計業界”からは多くの信頼の声があがる技術力のあるメーカー様です。今回、「“Made In Japan”ではなく“真の意味での日本製にこだわった”」全く新しい「ウォッチマイクロブランド JUNZEN（ジュンゼン）」の想いにも共感頂き、組立工具をご提供頂いています。

国内外問わず数々の有名時計ブランドの時計ベルトを手掛けている国内時計ベルトメーカーにご協力いただきました。その信頼は海外にも伝わり、腕時計のメッカであるスイスの有名ブランドへの供給も行っているほどです。

今回、理念に共感頂き、熟練した職人が鞣した革素材で出来た3種類のサンプル作成にもご協力頂き納得の行く、革ならではの表情と実用性を兼ね備えた栃木レザー（表皮）/人工レザー（裏皮）ベルトが完成しました。

※組立工具は選定中で、変更となる可能性がございます

※文字盤色はご選択いただいたどちらか1色をお届けいたします

※本製品は文字盤にJAPAN MADE 、裏蓋にMADE IN JAPANと表記しています。これはその部品が日本国内で製造されたことを示しています。お客さまによる最終組み立てが日本国内で行われることを想定しております。

※組立セットの性質上製品保証はございませんが、有料修理サービスがございます。まずはお問い合わせください。

●職人による有料組立サービス

組み立てセットをご購入の方で、部品の破損紛失や組立がご不安な方には、組立代行を有料8,000円(税込)*で承ります。時計職人が組み立てた後、お客様の元へお戻しいたします。この場合のみ、1年間の製品保証がございます。

組立時の部品紛失破損の場合は、有償とはなりますが、Makuakeプロジェクト終了後も専用サイトからのお問い合わせでパーツ単位で可能な限り販売を致しますので、安心して組立に臨んで頂けます。

時計の品質だけではない「Made in Japan」の安心感を皆様にお届けします。

完成品については2年の修理保証がついています。組立セットでのご提供の場合はその性質上保証がつきませんので、予めご了承下さい。

組立セットをご購入で、上記の有料組立サービスをご利用の場合のみ1年間の保証がございます。

5年毎に分解清掃（オーバーホール）を推奨致します。（有償にて33,000円）

防水は設計上3気圧ですが、組立により隙間などが出来てしまった場合はスペックに満たない可能性がありますのでご注意下さい。

日本製と謳えるのは組立を日本で行った場合に限ります。
あなたが組立きったその瞬間にAKATSUKIは日本製として完成します。
ぜひ、時計マイスターとなってAKATSUKIを完成に導いてください。

自分で完成させた腕時計の愛着は格別で、言葉で表現できない満足感があります！

※お客様が日本国内で組み立てることを想定しております。

今回がJUNZEN立ち上げの第一弾です。時刻モチーフのシリアルコードをご購入頂いた方から順番にナンバリングさせて頂きます。

今回100本限定の先行生産となりますのでNo.00：00：01-00：01：40（100番目まで）のシリアルコード付きを手に入れる最初で最後の機会となります。

今後も「JUNZENブランド」の発展をぜひ応援して頂けると嬉しいです。

Makuakeの購入者様限定で、ご希望の方にはブランドサイト内で「初期ご購入者様」または「応援購入いただいた皆様」としてニックネームを掲載致します。

ブランド初期の応援者としてぜひ名前を残してみませんか？

※ご希望の方は、応援購入の質問事項でブランドサイトに記載するニックネームを10文字以内でご記入ください。記載を希望しない場合は「なし」とご記入ください。（公序良俗に反するもの、もしくは当社が不適当と判断するものは記載致しません）
お名前掲載の有効期限：2023年10月1日〜2024年9月30日

腕時計本体部分の98%を日本製にて製作まで取り付けたのですが、どうしても最低の生産ロットというものが「ものづくり」にはあります。本来時計の原価では「広告宣伝費」が大部分を占める事が多いのですが、

今回限りなく日本製にこだわった為、本体の原価が多くを占めています。

その分、製品はご満足いただける品質のものと組立でのワクワク感には自信を持っております！

ただ、ブランドは知って頂かないとどんなにこだわっていても広がっていきません。

そこで大変不躾なお願いでは御座いますが、

ブランドの想いに共感頂いた方はぜひ「SNSでシェアしていただけないでしょうか？」

このページ最下部にありますこちらのボタンを押して、ご感想と共にシェア頂けますと幸いです。

1つ1つ全てに目を通させて頂ければと思いますので宜しくお願い致します。

2022年11月 試作品の完成

2023年3月 Makuakeプロジェクト開始

2023年4月 Makuakeプロジェクト終了

2023年10月末までにお届け

※令和２年度第３次補正事業再構築補助金により作成

弊社は法人向けのイベントVRをメインの事業とする会社です。

その中で「新しいワクワクをお手軽に」をモットーに、開発されて間もない最新技術に触れる機会を創出し、同時に、伝統的な既存技術の新しい楽しみ方・魅せ方を開発してきました。

今回は、「純粋な時計の構造や組み立てをまで全部を楽しんで欲しい」という想いから「“Made In Japan”を上回る“真の意味での日本製にこだわった”」全く新しい「ウォッチマイクロブランド JUNZEN（ジュンゼン）」のブランドを開発を行いました。

少し長くなるのですが「JUNZEN」に込められた想いをお伝えできればと思います。

JUNZEN開発のきっかけは、海外サイトで見つけた腕時計を組み立てる部品のセットとの出会いでした。

調べるうちにとある会社の方から、”Mod”と呼ばれる、社外品のオリジナルケースに既製品のムーヴメントを載せた、いわゆる「カスタム」「MOD(モディファイ)」と言われる時計のジャンルを教えて頂きました。

カスタムする面白さにハマり、部品を探している内に日本の腕時計部品メーカー、特に独立系の中小企業に元気がないことに衝撃を受けました。

色々な会社とコンタクトする際に、「昔はあったんだけどね…」と聞くこともあり、言いもしれない寂しさを感じたのは今でも忘れません。

例えばですが、腕時計の一部分に特化して開発製造を請け負う専門企業は、海外で複数見つけましたが、

日本では状況が違いました。日本でブランドを立ち上げようとすると、製造を海外企業に頼らざるを得ないことがわかり、

“本当の意味で日本製を追い求めるのは想像以上に難しいと知った瞬間でした”

過去数十年のグローバル化により、国を跨いだ役割分担が主流になったのは周知の通りです。良い面もたくさんありますが、一方で日本の中小時計産業の元気はなくなっていました。

自分の中で、海外で部品を作ってムーブメントと組立だけを日本で行えば、日本製とうたい売れていく新興ブランドが多い中で、日本の中小企業の元気はなくなっていくジレンマにもやもやしたものを感じていました。

その後海外の状況を調べると「スイスメイド法」というスイスでの厳格化された基準を知り、国内の部品を使って新しいブランドを作る事が結果的に、活性化する手助けになると考え「JUNZEN」の開発が本格化しました。

JUNZENでは「10万円未満で日本製の部品を多く使った腕時計を作りたい」、

そして「組み立ても体験できる形にしたい。」この２つが合わさったブランドです。

その後さまざまな方の協力を得て実現したのが、この「AKATSUKI」です。

まだまだやりたいこと、充実させたいことはありますが、素敵な時計ができたと感じております。

機械式腕時計に興味がある方にも、裏蓋を開けるのを躊躇するような高級時計を愛用している方にも、楽しんでいただけると思っております。

ここまで読んでくださった方、応援購入をしていただいた方、この製品に携わってくださっている方、そして計画初期から問い合わせに対応してくださった全ての方に感謝申し上げます。