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現役大学生がアメリカ新興メディアに突撃取材!ジャーナリズムの未来を探る

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ストーリー

1月23日追記情報

皆様のご支援に支えられ、初期の目標である45万円を達成することができました。本当にありがとうございます!
次の目標として、65万円を設定させていただきました。アメリカ滞在予定を1か月延ばし、アメリカ各地に取材先を増やすために
なにとぞご協力いただければと思います。

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1.概要

  NYを中心にアメリカの新興メディアや大手メディアのデジタル部署、ジャーナリズム教育機関に突撃取材。キーマンとなるジャーナリストや編集者、経営者から「ウェブ時代のジャーナリズム機関に求められる情報の伝え方とビジネスモデル、ジャーナリストに求められる資質」を探ります。

 

2.自己紹介とこれまでの活動

  はじめまして!インタビューと分析でメディア業界のイマを伝えて未来を考えるブログ、「メディア・クエスター」(http://qumaruin.blog.jp/)を執筆する大学生の大熊将八といいます。

 これまで、津田大介さんや佐々木俊尚さんといったジャーナリスト、新聞記者、瀧本哲史さんのような投資家などに取材し、記事にして発信してきました。

 ほかには、経済メディアNewsPicksで「進め!!東大ブラック企業探偵団」という小説を連載しています。

3.なぜやりたいのか

 僕のくわしい自己紹介をさせてください。僕は小学生の頃から、背伸びして大人の小説や新聞を読みまくったり、原稿用紙500枚以上小説を書いたり、「新聞係」を立ち上げて日々の出来事を書き伝えていた「メディア大好き少年」でした。文章を読むことで影響を受け、自分も文章によって人に影響を与えられるのが大好きでした。

 しかしそんな僕は、大学に入る頃には、ジャーナリストや作家になるという進路を考えられなくなっていました。それは、メディアが好きでいろいろ調べているからこそ、新聞や本が売れなくなり、これからの書き手は食べていくのもしんどいという苦境を知っていたからです。

(数値:出版科学研究所調べ 転載もと:電子書籍情報まとめノート)

 しかし大学3年の夏、元東洋経済オンライン編集長の佐々木紀彦さんが執筆された「5年後、メディアは稼げるか」という本に出会いました。

(Amazonより画像転載)

   そこでは僕の案じていたような出版・新聞業界の苦境が伝えられながらも、その凋落の原因であるネット化はある種のチャンスであるとも示されていました。紙が読まれなくなった時代といっても、現代の我々はPCやスマホを通じてこれまでにないほどメディアに触れています。もし新しいビジネスモデルを築ければ、メディアの黄金時代がきうる。そういった言葉に勇気づけられ、メディアに関わりたいという僕の夢がよみがえりました。

  そこでメディア業界についてよりいっそう調べてみると、日本よりもひどい苦境に陥っている米国、とりわけニューヨークでは、一流の記者が独立して投資を受け、毎週のように新しいメディアを打ち立てているということを知りました。設立されてわずか数年でWashington Postを上回る時価総額が見込まれたり、海外展開を行うメディア企業も出てきています。ウェブでの課金や、読者とのコミュニティ形成など様々なチャレンジも活発に行われています。そこに日本のメディア界で活かせる希望があるのではないか。そう思って現場を見て、調べてこようと考えたのです。

 

4.アメリカのメディア業界に何が起こっているか(図表つき詳細)

①紙メディアの衰退


出典:WAN-FIRA World Press Trends 2013 より

 世界で一番紙メディアの衰退が激しいのが北米です。なんと5年間で広告収入は30%弱も落ち込みました。

②大物メディアマンの移籍

(出典:Pew Research Center)

 そんな状況を受けて、一昨年から昨年にかけてだけでも、伝統的な大手メディアから新興メディアに移籍した大物はこんなにいます。

 しかも、1人1人が何十万人もTwitterのフォロワーを集めるようなスター選手です。例えばWashington Postから移籍したEzra Klein氏のフォロワー数は72万人以上。日本でいえば田原総一郎さんのフォロワーが約57万人ということからも、その規模が測り知れます。

 

③ウェブメディアにお金が集まる

(出典:Privcoなどから、筆者調べ Buzzfeedは複数回調達)

 米国のベンチャー投資家はこの流れに鋭く反応しています。FacebookやTwitterにも投資したことで知られるAndressen Holowitzから2014年に5000万ドルの投資を受けたBuzzfeedは、時価総額8億5000万ドルを見こまれ、今も急拡大中です。今まさに伸び盛りなのが新興メディア業界です。

 

5.取材内容について

・キーマン(記者、編集者、経営者)への取材・訪問を敢行し、以下のことを中心に質問してその問題意識や取り組みを伺っていきます。

1)これからの記者・編集者として活躍するのに必要なスキルとは

2)これからのジャーナリズムで活躍するツール(動画や、Instagramなど)とは

3)どうやって、稼ぐこととジャーナリズムを両立していくのか

4)どうやって、読者を獲得していくのか

・無給で新興メディアにおける就業体験をし、その働き方をリポートしていきます。

 

【具体的な訪問先(会いたいキーマン)】

<新興メディア>

・Pando Daily(Sarah Lacy)/Vox Media(Ezra Klein)/Gigaom/FiveThirtyEight(Nate Silver)/Vice media/Business Insider/Quartz/Mashable(Lance Ulanoff)/Buzzfeed(Jonah Peretti/Ben Smith)/Huffingtonpost/Upworthy(Eli Pariser/Amy O`Leary)/Narratively/Propublica/Nieman Journalism Lab/The First Look Media/Digiday/Newspaper Death Watch/Politico/Gawker/Refinery29/Investpedia/Now This

 

<大学>

・The City University of( New YorkJeremy Caplan)

 

<大手メディア機関>中でも、デジタル化に熱心なメディア

・Wall Street Journal/NewYorkTimes(Jill Abramson)/Bloomberg

 

<広告会社>

・Ogilvy&Mather

 

<インタビュー確定>

・Narratively/Upworthy/Ogilvy&Mather/Jeremy Caplan

 

など。

 また、現地で活躍されているジャーナリストの菅谷明子さんや、伊藤穣一さんらの日本人にもアポをとり、取材予定です。

 

6.目標調達金額について

渡航費と2ヶ月間の滞在費・取材費合計45万円を調達したいと考えています。

 

往復の渡航費   15万円

滞在費・取材費   50万円(1月25万円)

合計                    65万円

 を必要経費と見こんでおり、私の貯金20万円からの不足分45万円について、支援いただきたければと思っています。

 また、65万円以上の調達ができた場合、滞在を3ヶ月間にのばして調査にあたります。

 

7.最後にーなぜクラウドファンディングなのか

  初めて「現地まで赴いて、アメリカの新興メディアを取材したい!」と思い立ってから1年弱がたちました。その間、私と同じジャーナリスト志望の学生をはじめ、現役の新聞記者・ブロガーにメディア起業家や投資家と、本当に様々な人にお会いして話を伺ってきました。

 ”正直15年もすれば紙の新聞がつぶれることは分かっているけど、沈む船でがんばってみたい”と仰る記者もいました。学生時代から様々な媒体のライターとして活躍していたけれど、将来の暮らしの不安を抱えて外資系金融機関に就職を決めたという同世代もいました。立場は違えどみな、これからのメディア、ジャーナリズムというものに不安を抱いているように感じます。私も同様です。しかし、世の中に必要な情報を伝えるという面白く、価値のある営みを絶やしたくはありません。

   今回のプロジェクトでは、メディアに思いをよせる皆さんをメンバーにして、対話しながら一緒にメディアの未来について考えていきたいと思い、クラウドファンディングで企画させていただきました。

  どうか応援のほど、よろしくお願いします。

 

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