
私たちJAPAN CRAFT WORKSは、
「新しさと伝統を贈る」をコンセプトに、日常的に使われているモノに、
少しの新しいアイデアを加えて、変わらないモノを少しだけ変えていく、
そんな商品を提案していきます。
誰にでも受け入れてもらえるように、
親しみのあるコトは大切に残していけるような、ブランドを目指しています。

今回のデスクペンは、デジタルに慣れ親しみ、書くことよりも指で打つが多くなってしまった日常に、書くことの大事さ、ペンの良さなどを再確認してもらえればと今回の商品開発・プロジェクトをスタートしました。
日本らしい「和」をイメージした佇まい

ボールペンを使わない時に、凛とした佇まいになるようにデザインをしています。これは、木材を座布団に見立て、人が座布団に正座をしているイメージをデザインに落とし込んでいます。
日本らしい美しさをボールペンのデザインで表現した事と、大切なお客様に座布団を敷くように、書く事を大切にする気持ちを表現しています。
何気なく動かしているペンには、多くの創造や可能性を、描く・書く事ができる行動だと考えています。
デスクペンの特徴と魅力

メモを取ろうとした時に、書くモノが見つからない・・・
そんな経験した事が多くの人にはあるかと思います。
必要な時に、いつもそこにある信頼感を提供してくれるのがデスクペンです。
デスクペンは、持ち歩けるボールペンとは違い、ノックやキャップを外して使用するのではなく、台座からそのまま抜き取り使用します。

使い終わった後も、そのまま台座に入れるだけになります。デスクでの使用に特化し、使おうと思った時にサッと使える使えるのが、デスクペンの一番のメリットになります。机の上に文具が散らかるのを、解消するのにも最適です。

<デスクペンの魅力 -大人な文具->
子供の憧れたスタイリッシュ・クールな大人の文具に、机に置かれたデスクペン・万年筆があります。高級ホテル等でも多く使用され、デスクにあるだけでも仕事がデキルイメージが生まれます。万年筆の普段使いに抵抗がある方でも、このデスクペンは、日常のボールペンを元に開発していますので、違和感なく使う事ができます。
凛とした和の佇まいと、アルミの持つ金属感を活かした色合いが、
「置いてあるだけで、カッコイイ!」を演出します。
是非この良さを体験してもらいたいと考えています。

<プレミアム感を演出する色合い>
一般的なシルバーやブラックカラーとは違う、特別な色合い・質感。
表面に塗装色とは違う、細かな素材を吹き付けて、指紋がつき難く、サラサラとしたマットな仕上がりになっています。
他では見ない仕上がりを感じてもらいたいです。


高品質なMade in JAPAN
ブランド名である「JAPAN CRAFT WORKS」。
その名の通り、「日本」を舞台にした、モノづくりに取り組んでいます。
製品に日本テイストを入れるだけでなく、生産も日本で行っています。まだまだ知られていない拘りを持った加工技術や工場を、商品を通して知ってもらえたらと思います。今回はメインとなる加工技術を紹介させて頂きます。
<高精度の精密加工>
ボールペンの本体やベースのアルミ材は、三重県にある工場で加工されます。旋盤加工という、物を回転させながら削っていく加工を得意とする会社です。今回のデスクペンは、シンプルな筒に見えますが、実際は、非常に細かい精度で削られ、品質を高めています。


何度も試行錯誤を繰り返し、持った時の太さや重さの感じ方、ペン先のガタつき等、数多くの試作を経て現在の形となっています。
目に見えない場所にも拘りを持って、複雑な加工にも一緒に取り組んでもらいました。機械を使う製品作りでも、職人のような拘りもってモノづくりをしています。


商品の要となる本体の加工精度は、±0.01㎜で削る作業を行っています。
小さな部品ですが1点1点丁寧に加工して作られています。
加工された部品は、1点ずつ品質検査を行います。傷や歪みなどが無い、検査に合格した部品のみが、次の工程に進んでいきます。

<マットな質感を追求したサンドブラスト加工>
次の工程は表面処理の加工で、愛知県の工場で行います。「サンドブラスト加工」という表面に細かい研磨粉を吹きつける加工を行い、この作業を下地処理として行う事で、最終製品に反射を抑えたマットな質感と、指紋が付きにくいサラサラとした手触りの仕上がりを作り出します。
※サンドブラスト加工:砂などの研磨剤を吹き付ける表面加工処理技術


この非常に細かい粉末を製品に吹き付けて、表面に質感を出していきます。
製品の色に合わせて、粉末の種類・色など素材を変えたり、吹き付ける時間を変えたりと、非常に細かな調整を行い仕様を決めていきました。

素材の吹き付けは、完全な手作業になります。
1つずつ、手で持ち、スプレーのように吹き付けていきます。全ての箇所を均等に正確に吹き付けるのは、職人ならでの作業です。


吹き付けが終わった後の違いは、一目瞭然になります。この下地処理が最終仕上げのアルマイト塗装の出来に大きく影響していきます。


<美しく仕上げ、付加価値を生み出すアルマイト処理>
最後に行う加工はアルマイト処理になります。表面に、色だけでなく耐食性による錆の防止、耐摩耗性向上の為、行う加工です。
アルマイト処理は、通常の鉄などに行う塗装とは違い、液体に付けて処理を行っていきます。
※アルマイト処理:アルミニウムの表面に陽極酸化被膜を生成させる表面処理

加工時間は非常に長く、様々な工程の槽を順番に巡って処理を行っていきます。
それぞれの槽に何秒、何回漬けるかで、表情が変わる非常にシビアな工程になります。
単純な小さなものでも、1時間ほどかけて、アルマイト処理を行います。


アルマイト処理後は品質検査を行い、合格した商品に、ブランド名のレーザー刻印と奈良県の加工工場で製作した、ブナ材の敷物をセットします。
そしてようやく出来上がるのが、
アルミのデスクペン「ALOOD ~アルード~」になります。

精密加工による軽量化に、ブラストによる高級感あふれる質感、アルマイトによる防錆性、耐摩耗性を実現させた、一生モノのボールペンになります。

他にも、ブラストとアルマイトを合わせる事で生まれたサラサラでマットな仕上がり。

そして、素材・細かな精度・アルマイトによる音や、木材との調和を大事にした和のデザイン等があります。また、下記にそれぞれ補足説明を入れさせてもらいます。


<使いやすい軽量の金属>
ペン本体は、出来る限り精密に削って仕上げているので、
重さはなんと 17g!
金属の中でも、軽いアルミを使っていますので、鉄は勿論、チタンよりも軽く、金属で出来たボールペンの中では、とても軽い商品になります。
※比重:・アルミニウム2.7 ・鉄7.87 ・チタン4.51(g/㎤)

<リフィルへのこだわり>
書き心地に関しても、リフィルにはジェットストリームを生み出した三菱鉛筆の新商品のユニボールワンを使用。本商品に使っても、想像以上の書き心地です!
高級ボールペンによくある、特別性や海外ブランドのリフィル。書き心地が良くても非常に高価で売り場も見つからない・・・WEBサイトでは送料もかかり、更に割高になる事も。そんな事にならないようにと日本製で安価、何処でも購入ができるリフィルが使用できるように開発を進めました。誰にでも気軽に使い続けてもらえるようにと考えています。

対応リフィルは、基本はこのユニボールワンのみとしています。
当初は、様々なメーカーのリフィルに対応するように開発を進めていましたが、どうしても先端の0.01㎜単位でズレる芯ブレ、アダプタを使用した場合は、リフィルを入れ替える際の手間やコスト問題があり、あえてこのリフィルに絞る事に致しました。
絞った事で、ピッタリの寸法での製作となり、ガタツキやふらつきも無い、スムーズな書き心地が生まれました。

<気分が上がる金属音>
ボールペンをホルダーから取り出す際、またホルダーに戻す際にボールペン本体とホルダーが擦れて
シュッ!という音が出ます。
他の樹脂やスポンジを使った製品では、出せない音になり、非常に心地良い音となります。例えるなら刀を鞘から抜いたようなイメージを持つことが出来ます。
摩耗性に優れたアルマイト処理をしている事と、ホルダーの穴サイズを精密に加工して出来る音になります。使い始めや使い終わりに、カッコイイ・心地良い金属音を聞いてもらいたいです。※抜き差し音になります。音量を適切にしてお聞きください。
<美しさを保つ、アルマイト処理>
本体にはアルマイト処理をしていますので、台座やペン本体が汚れも、
サッと水拭きなどしてもらえれば、汚れが取れて、また綺麗な状態になります。毎日使いたいお気に入りだからこそ、汚れを気にせずに使ってもらいたいです。
またサラサラの触り心地になっていますので、とても気持ちよくお使い頂けます。

<使用シーンを限定しないシンプルなデザイン>
ビジネスからホーム、ギフト需要まで、使い場所を選ばないシンプルデザイン。このデスクペンがあれば、多くのペンを置くことなく、ペン立てのスペースも必要無くなる事から、乱雑だったデスクを綺麗に整頓する事ができます。
男性だけでなく、ぜひ女性にも使ってもらいたい商品になります。

<最後に>
このデスクペンは、日本の和の佇まいをイメージした、日本で作られた商品です。最新技術ではなく、昔からある材料や加工技術を組み合わせて作られています。
長文にわたり生産工場の説明も入れさせて頂きましたが、ぜひ拘りを持った生産者のモノづくりを思い浮かべながら、手に取って体験して貰えれば嬉しく思います。
//ボールペンを使わない時に、凛とした佇まいになるようにデザインをしています。これは、木材を座布団に見立て、人が座布団に正座をしているイメージをデザインに落とし込んでいます。
日本らしい美しさをボールペンのデザインで表現した事と、大切なお客様に座布団を敷くように、書く事を大切にする気持ちを表現しています。//
<製品仕様>


商品サイズ:幅40mm×奥行40mm×高さ128mm
商品重量 :本体-93g ボールペンのみ-17g
材質 :本体-アルマイト合金(アルマイト処理)
ベース-ブナ材(オイル仕上げ)
リフィル :三菱鉛筆 ユニボールワン UMR-05S (1本付属)
生産国 :日本
カラー :シルバー / ブラック
対応リフィル :UMR-05S 、UMR-038S
リフィルは三菱鉛筆のユニボールワンを使用
※リフィルの交換は、先端キャップを外して交換できます。
よくあるご質問
Q. どのようなパッケージで届きますか?
A. 清潔感がある和紙のような白箱でお届けします。ラッピングサービスは行っておりませんのでご了承ください。
Q. アルミのホルダーは、木製の土台から外れますか?
A. 外れます。ホルダーは、木製の土台の上に乗せてあるだけです。
Q. アルマイトの効果はどれくらい続くものですか?
A. 使用環境にもよりますが、一般には数十年持つと言われます。
Q. 部品を無くしてしまいました、購入できますか?
A. 細かい部品もありますので、ご相談頂ければと思います。
スケジュール
2024年10月18日 プロジェクトスタート
2025年1月7日 プロジェクト終了
2025年~2月下旬 お届け完了
リターンについて





実行者紹介

●左写真:打合せ風景 左:JAPAN CRAFT WORKS 設計者 右:ブラスト工場社長
●右写真:作業風景 JAPAN CRAFT WORKS デザイナー
JAPAN CRAFT WORKSは、基本メンバー2名で活動しています。設計者とデザイナーのコンビです。全国各地の工場等を巡って商品作りを行っています。「新しさと伝統を贈る」をコンセプトに、親しみが持てるモノづくりができればと思います。
のら
2024.10.21
thise
2024.10.19