洋服の魅力を高め、品格を漂わせる「漆ハンガー」。

漆塗りのプロダクトブランドが手掛けるファッショナブルな「漆ハンガー」。掛けた洋服をより魅力的に格上げし、洋服を掛けていない時も絵になる日本ならではのデザインを、漆職人と木工家の繊細な手仕事によって形にしました。

ハンガーも、私たちのボディ。

どんなに高価なハイブランドの洋服も、ハンガーにかけた途端にただの“吊るし服”に見えてしまう。買った時のワクワクした気持ちまで姿をひそめてしまう……そんな経験はありませんか？「漆ハンガー」を考案した洋服好きな創業者がそうでした。商談でデザインの本場・イタリアに滞在した際、デザイン的に「残念」だと思ったのがハンガーだったのです。

ハンガーは、もう１つの私たちのボディ。「漆で一流のファッションアイテムの魅力を引き出すハンガーができないか？」「洋服好きが自分だけのひそかな愉しみで持ちたくなるような漆ハンガーをつくりたい！」──そんな想いからプロジェクトがスタートしました。

【デザイン】洋服のデザインを美しく“ 魅せる ”

意識したのは、洋服の魅力を引き立て、引き出す、シンプルなデザインであること。そして、洋服を掛けていない時でも絵になるデザインであることです。

空間のインテリアにもなるハンガー。洋服を掛けていない時でも絵になるデザイン。

デリケートな生地を傷めず洋服のラインも崩さないように、トップからショルダーにかけてはゆるやかなカーブをつけました。また、面ではなく線を活かして軽やかな印象に。現代の多様なライフスタイルやインテリアにも合うシンプルでモダンな仕上がりです。

トップからショルダーにかけてはゆるやかなカーブ。

細部にまで宿る、美しいデザイン。

ブランドロゴは目立たせずにショルダー端の裏面にクリア印字。

【マテリアル】軽い木地と天然生漆のこだわり

木地は九州産ヒノキの積層材。木目が少なく、軽くてしなやかなヒノキの薄い板を重ねて圧縮し、木工家の手で1本1本ていねいに成形しています。

漆は天然の生漆に顔料を混ぜて色を調合。乾燥や研ぎの工程を挟みながら漆を塗り重ねて木地に馴染ませ、強度と同時に深みのある表情を出していきます。

壁に掛けた時のアクセントになるフックは、真鍮製の特注金具。輝きを抑えたマットな質感を選んでいます。「漆の艶やかさ＆真鍮の無骨さ」がインダストリアルな新しいバランスを生み出しています。

【色】漆だから出せるモードな日本の伝統色

色はクラシカルでベーシックな漆黒、部屋のアクセントにもちょうどいいモードな朱（あか）、ファッショナブルで洗練された八女みどりの3色。いずれも、漆という天然染料ならではの上質なツヤと深みのある色彩、量産品には出せない奥行きのある表情が魅力です。

■朱赤（しゅあか）

お部屋のアクセントにちょうどいいモードな朱赤、全体を朱赤１色塗り。

■黒（くろ）

クラシカルでベーシックな漆黒、全体を黒漆１色塗り。

■朱赤／白漆（しゅあか／しろうる）

モードな朱赤＆上品な白漆ベージュの２色塗り。

■黒／白漆（くろ／しろうる）

クラシカルな黒＆上品な白漆ベージュの２色塗り。

■【オリジナル特注カラー】八女緑／白漆（やめみどり／しろうる）

ファッショナブルで洗練された八女緑と上品な白漆ベージュの２色塗り。

『八女緑 やめみどり』は漆製造地である福岡県八女市がお茶の生産地でもあることから、茶葉のような深いグリーンをイメージしたオリジナル色調合の特注カラーです。

洋服を掛けた時にちらりと見える内側部分に上品な白漆ベージュを塗ることで、より洗練された雰囲気に。

色の変化は漆の醍醐味！漆を育てる愉しみ

漆の色は空気や光にふれていくうちに明るく変化します。レザー製品やアンティーク家具のように使いながら“漆を育てる”愉しみは長く付き合える醍醐味の一つ。

【漆ぬりの手仕事】端正な塗りの技で深みのある色を創出

美しさを左右する「塗り」を手掛けるのは、福岡県八女市に漆工房岩弥を構える近松敏夫氏。漆を塗る前の下地塗から時間をかけ、その後、一筆ずつ端正に美しく漆を塗り進めていきます。

美しい仕上がりを左右する塗りの作業。

一筆ずつ端正に塗り進めていく。

漆の色は天然の生漆に顔料を混ぜて調合。空気に触れたそばから色が変わっていくため、乾燥した時の色が想像できるかどうかが肝心。経験と感性が試される難易度の高い仕事です。

天然塗料「漆」ならではの魅力ある色。

漆特有の艶と深みのある色彩は、乾燥や研ぎの工程を挟みながら、何度も塗りを重ねることで生まれます。塗りの工程だけで３～４カ月、乾燥の時間を加えると約半年という月日が必要。こうして時間をかけてじっくりと漆を馴染ませていくことで、味わい深い表情が生まれるのはもちろん、本体の強度も増し、永く使い続けていただけるインテリアハンガーに育っていきます。

じっくりと漆を馴染ませ、仕上がりまでに約半年。

●漆職人・伝統工芸士 近松敏夫氏

福岡県八女市生まれ。八女市で生まれ育ち、18歳から6年半京都で修業を終えたのち、再び故郷八女の地に戻り、実家である近松岩吉商店に入り、伝統工芸に携わる。1997年伝統工芸士の国家資格を取得し、福岡県伝統的工芸品展にも出展。2016年に独立し、漆工房岩弥を開業。

【木工の手仕事】素手の感触で繊細な丸みやラインを再現

木地のデザインと製造を手掛けるのは、福岡県糸島市在住の木工家・酒井航氏。じつは、木工はデザインがシンプルになるほど手間がかかります。

木材の軽さが仕上がりの軽やかさに。

さらに、「漆ハンガー」の場合は素手に伝わる木の感触を頼りに、繊細な丸みやラインを均一に再現します。荒取りから仕上げまでほとんどの工程を手作業で行うため、約50本の木地を作るにも約3カ月はかかります。

繊細な角度や丸みは手作業で出す。

約50本の木地を作るにも約3カ月を要す。

●木工家 酒井航氏

福岡県出身。岐阜県飛騨高山で木工の基礎を学び、長野県小諸で木工作家の谷進一郎氏に師事。クォリティの高い手仕事を学び独立した後、2011年に福岡県糸島市にDOUBLE＝DUOBLE FURNITUREを開設。家具やテーブルウェアなど、ユーザー目線を大切に、使い続けるほど魅力を増すデザイン性にも富んだ作品を発表。

収納ではなく“ 魅せる ”ことで生まれる高揚感。

クローゼットにしまうのではなく、ぜひお気に入りの1着を掛けてお部屋に飾ってください。薄手のコートやかっちりとしたジャケット、シルエットがキレイなシャツやブラウス、華やかなワンピースやショールまで、様々なアイテムを想定し、掛けた時に納まりがいいようにデザインしているので、洋服そのものもアート作品のようにお楽しみいただけます。毎晩、明日着て行く洋服を掛けながら、どんな1日を過ごそうかとイメージをふくらませるのもステキです。

クラシカルでベーシックな漆黒。お気に入りのジャケットをより魅力的に。

クローゼット用ハンガーではなく、見て愉しむハンガー！ぜひお気に入りの1着を掛けてお部屋に飾ってください。（左から黒／白漆、朱赤／白漆、八女緑／白漆）

ちらりと見える内側部分に白漆のアクセントカラー。より洗練された雰囲気に。

企業のエグゼクティブルームやホテルのスイートルームなど、特別なゲストをお招きするお部屋にもふさわしいデザインをイメージしています。

洋服をかけやすいスリムな形状と木質ならではの軽さ。

毎晩、明日着て行く洋服を掛けながら、どんな1日を過ごそうかとイメージをふくらませるのもステキです。

漆ならではのしっとりと深みを帯びた色彩。

量産型の従来のハンガーとは一線を画す、アートのような凛とした佇まい。お部屋のアクセントにもちょうどいいモードな朱赤。

薄手のコートやかっちりとしたジャケット、シルエットがキレイなシャツやブラウス、華やかなワンピースやショールまで、様々なアイテムを想定し、掛けた時に納まりがいいようにデザインしました。（左から朱赤／白漆、八女緑／白漆）

漆ならではの艶やかな色と質感は、量産型のハンガーと違って生活感を感じさせないため、洋服をかけていない時もインテリアのアクセントとして存在感を放ちます。

お洒落なカフェや高級ホテルのような雰囲気のある空間に似合うインテリアハンガー。

特別なゲストをお招きするお部屋にもふさわしいデザインをイメージ。空間演出にこだわったレストランやバーでもご利用いただけます。

大切な方へのホンモノ志向の贈りもの。

長年の深い感謝の気持ちを込めた贈りものにオススメです。
例えば、還暦のお祝いには縁起の良い真っ赤な朱赤の漆ハンガーを。お世話になった恩師や上司の方へは上品な八女緑／白漆の漆ハンガーを。

ギフトにも喜ばれる「Urushi Hanger」専用パッケージ。商品のストーリーやモノ作りについて記載したシート付き。

リターンアイテム

商品：Urushi Hanger 漆ハンガー

サイズ：縦215mm x 横410ｍｍ x 高15mm

表面塗装の種類：漆塗り

素地の種類：天然木（九州産ヒノキ）

フック部分：真鍮

生産：日本製（福岡県）

※漆製品は経年変化でお使いになるうちに漆の色が明るく変化していきます。お届け時には画像より漆の色が落ちついた色味となっております。※本製品は天然木、天然塗料を使用しているため製造時期により多少の個体差が生じる場合がございます。

【超早割３０％OFF 先着各４本】 2023年5月下旬お届け予定

一般販売予定価格 38,500円税込 → Makuake価格30%OFF 26,950円税込

■ Urushi Hanger 朱赤 しゅあか

■ Urushi Hanger 黒 くろ

【超早割３０％OFF 先着各４本】 2023年5月下旬お届け予定

一般販売予定価格 41,800円税込 → Makuake価格30%OFF 29,260円税込

■ Urushi Hanger 朱赤 しゅあか／白漆 しろうるし

■ Urushi Hanger 黒 くろ／白漆 しろうるし

【超早割３０％OFF 先着１２本】 2023年5月下旬お届け予定

一般販売予定価格 41,800円税込 → Makuake価格30%OFF 29,260円税込

■【オリジナル特注カラー】 Urushi Hanger 八女緑 やめみどり／白漆 しろうるし

【超早割３５％OFF 先着１組】 2023年5月下旬お届け予定

一般販売予定価格 202,400円税込 → Makuake価格35%OFF 131,560円税込

■ Urushi Hanger 全５色セット

（朱赤、黒、朱赤／白漆、黒／白漆、八女緑／白漆）

【早割２５％OFF 先着各６本】 2023年8月下旬お届け予定

一般販売予定価格 38,500円税込 → Makuake価格25%OFF 28,875円税込

■ Urushi Hanger 朱赤 しゅあか

■ Urushi Hanger 黒 くろ

【超早割２５％OFF 先着各６本】 2023年8月下旬お届け予定

一般販売予定価格 41,800円税込 → Makuake価格25%OFF 31,350円税込

■ Urushi Hanger 朱赤 しゅあか／白漆 しろうるし

■ Urushi Hanger 黒 くろ／白漆 しろうるし

■ Urushi Hanger 八女緑 やめみどり／白漆 しろうるし

【超早割２８％OFF 先着１組】 2023年8月下旬お届け予定

一般販売予定価格 202,400円税込 → Makuake価格28%OFF 145,728円税込

■ Urushi Hanger 全５色セット

（朱赤、黒、朱赤／白漆、黒／白漆、八女緑／白漆）

リターンのスケジュール

３月２１日 プロジェクト終了

第一次発送：５月下旬お届け 【超早割販売分】

第二次発送：８月下旬お届け 【早割販売分】 制作期間（約６ヶ月）

８月下旬 発送完了

一つひとつ手作業で生産しているため、仕上げまでに約６カ月ほど要します。そのため、今回の先行予約販売の発送完了は８月下旬を予定しております。※スケジュールに変更がある場合など、進捗状況は活動レポートにてご連絡させていただきます。※発送はご注文順にさせていただきます。※ご注文数、職人さんの混雑具合で遅延する可能性もありますが、状況によっては早まる可能性もあります。

漆塗りのプロダクトブランド JCOCOMO (ジェイココモ)

ブランドコンセプト 「漆器に今の愉しみを。」

JCOCOMO (ジェイココモ)は日本古来の工芸である漆塗りのプロダクトブランドです。現代のライフスタイルに新たな漆器の愉しみ方を届けます。

ブランド名である JCOCOMO (ジェイココモ)は、漆を通じて、日本の「心、事、物」を伝えていきたい！という想いを込めて名付けました。

ジェイｊ ＝ 英語小文字表記で「漆うるし、蒔絵」の意味。

コ Co coro ＝ 礼儀、おもてなし、慶び、漆器に宿る日本の“心”。
コ Co to ＝ 正月、慶事、祭り事、日本の四季折々の中にある“行事”とともに。
モ Mo no ＝ 美しい色彩とフォルム、伝統の技術による確かな“ものづくり”を。

JCOCOMO (ジェイココモ)のミッションは従来の「伝統」を考え直す。

生産地の方々や職人さん達と共に、日々モノづくりに奮闘中です。

本当に「漆器は必要ない」のか？

私たち JCOCOMO (ジェイココモ) は、漆器販売店を営む実家で育った女性が興した、漆塗りのプロダクトブランドです。幼い頃から漆器に親しんで育った彼女は、変わりゆく時代の中でいつしか「漆器は使わない」、「使いづらい」、「使うシーンがない」という、ユーザーからの辛辣な言葉を耳にするようになりました。「変わらないことが美しい」とされてきた伝統工芸が、現代の暮らしの中で実用的ではないと感じられている状況をまざまざと知ることになったのです。

伝統工芸も使われてこそ価値がある。

いくら立派な伝統工芸も、エンドユーザーに使われてこそ価値がある！ここに私たち JCOCOMO (ジェイココモ) のプロダクトデザインの源泉があります。職人の手技と勘に裏打ちされる伝統工芸の普遍的な価値は、きっと誰もが認めるもの。だからこそ、変わることをいとわず、今という感覚に軽やかに舵を切る発想にこそ、漆塗りの技術が見直されるチャンスがあると私たちは考えました。

家族みんなで使える食洗機対応の漆器Fudanコレクション。

こども向け漆器は子育てママさんのファンも多い人気商品。

「今」の人が心弾む漆塗りのプロダクトを。

JCOCOMO (ジェイココモ) は、漆器はもちろん、ファッションやインテリアのシーンにも漆の美しさや塗りの技術を生かしたプロダクトを届けようとしています。この「漆ハンガー」はその挑戦の第一歩。漆とファッションへの愛情から生まれた新発想です。このように、今、同じ時間を生きる人たちの「衣」「食」「住」を理解し、取り入れやすいサイズ、心が弾む色、あるいはバリエーションを追究することで、日本の伝統工芸である漆に新たな生命を吹き込んでいく──それが伝統、ひいては職人という灯を守ることにもつながると、私たちは確信しています。