靴下の端材を使用した世界で一つのキルティングポーチ

奈良県にある広陵町は靴下の産地。

そこで働く私は、毎日靴下を作る工程で出る産業廃棄物として捨てられてしまう糸をどうにかできないかずっと考えていました。

着目した端材はカラフルな糸くずです。

「端材はすべて素材」をコンセプトに「糸くず」を用いて開発した商品です。

今回のプロジェクトはこの想いをできるだけ多くの方に伝える第一歩と思っています。

靴下の端材の一つ、「糸くず」をまるで絵のような生地に生まれ変わらせる

靴下生産における端材は大きく2つあります。

1つ目は『つま先部分を縫製する時に切り落とす部分』。

「靴下の輪っか」という名称で、老人ホームなどのレクリエーションの一環である指編みの材料として寄付するという取り組みが数年前から続けられています。

綺麗なものしか寄付することができないのが現状で、半分以上はゴミとして捨てられています。

2つ目は『主に柄物の靴下を作る際に機械で切りおとされた糸くず』です。

糸くずは機械に溜まっていき定期的に取り出します。その糸くずの量は柄にもよりますがおおよそ柄の靴下を1週間生産した場合2kg（45Lのゴミ袋1袋分）になります。

私のいる工場でこれだけの糸くずが発生するので、広陵町にするともっと多くなり、日本全国で考えると莫大な量になります。

この糸くずは再利用される仕組みなどができておらず、産業廃棄物として捨てられているのが現状です。

意図的に作るにはとても難しいきれいな配色に着目し、この「糸くず」をつかってキルティング生地を開発しました。

白い生地の上に「糸くず」を敷き詰めます。

まるで絵を描いたかのような色合いになります。

その上に透ける布をかぶせてキルティング生地になるように縫製します。

同じ色、同じ柄は作れないまるでアートのような１点ものの良さを感じていただければ嬉しいです。

端材はすべて素材として開発したポーチ

靴下の製造工程で出てしまうものというだけで「端材」という名前になってしまう「素材」をできるだけ使用し、端材とは思わせない商品を作っています。

セミオーダー制で色の系統のご指定が可能です。

実際の色合いは届いてからのお楽しみです。

※簡易包装にて発送予定です。

①キルティング巾着

紐部分も残糸をリリアン編みして作ったものを使用。

できるだけ捨てる部分を作らないためにポーチのサイズはすべて同じにはしておりません。

縦：15~25cm

横：15~25cm

マチ：約5cm

バックinポーチやちょっとしたお出かけにちょうど良いサイズです。

▼下記参考カラーです。

②キルティング蓋付きポーチ

蓋つきで内側に面ファスナーが付いているポーチです。

できるだけ捨てる部分を作らないためにポーチのサイズはすべて同じにはしておりません。

縦：約15cm

横：約18cm

充電器やリップなどちょっとした物を入れるのに便利なサイズです。

※仕様は写真と一部変更になる可能性がございます。

スケジュール

プロジェクト終了後、ご注文いただいた順番でお作りしていきます。

出来次第順次発送予定です。

発送時期:2025年1月〜4月予定

※ご注文の数によっては予定が変更になる可能性がございます。

リターンについて

単体だけではなく、お得な早割とセットをご用意しております。

◎靴下の端材のキルティング巾着

【超早割（20%OFF）】5個セット 32,000円 ※限定3個

【早割（10%OFF）】3個セット 21,600円 ※限定5個

【通常】1個　8,000円　※上限20個

◎靴下の端材のキルティング蓋つきテープポーチ

【超早割（20%OFF）】5個セット 20,000円 ※限定3個

【早割（10%OFF）】3個セット 13,500円 ※限定5個

【通常】1個　5,000円 ※上限15個

◎お得セット

　巾着とテープポーチが1個ずつのお得なセットです。

【超早割】3セット 30,000円　※限定1個

【早割】2セット 23,000円　※限定2個

【通常】1セット　12,000円 ※限定5個

ご購入の際にお好きな色系統をお選びください。

▼巾着の色は下記からお選びいただけます。

赤系／黄色、オレンジ系／緑系／青系／紫、ピンク系／ナチュラル系／モノクロ系／おまかせ

▼ステッチの色は下記からお選びいただけます。

ホワイト／ブラック

▼裏地の色は下記からお選びいただけます。

ホワイト／ネイビー

実際の色合いは届いてからのお楽しみです。

実行者紹介

【デザイナー】aasa

1993年長野県生まれ。実家が織物工場で繊維や色が身近な環境で育つ。京都工芸繊維大学デザイン経営工学課程卒業後、同大学の大学院先端ファイブロ科学専攻に進学し色彩工学を研究し修士課程を修了。新卒で大手アパレルで働きながらアップサイクルに興味を持ち作品を作り始める。その後、転職先の靴下工場でカラフルな端材に出会い端材を使った作品の制作を開始。現在はワークショップやイベントに参加し靴下の端材の活用方法や作品を広めるために活動中。

【ディレクター】Genki

1994年福岡県生まれ。千葉大学工学部卒業後、東京大学大学院へ進学し、下水処理に関する研究を進め、環境学修士を取得。新卒で大手IT企業に就職し、共通の友人きっかけでaasaと出会い、靴下の端材を初めて知り、その課題感とaasaの熱量に共感し、プロジェクトへ参画。