チタン弁当箱「Wa」「Don」は、ヘラ絞りでひとつひとつ手作りし、高級感のある４色のカラーに仕上げたチタン製のお弁当箱です。

お弁当は、自分自身、家族、大切な人への愛情や労わりの気持ちが詰まっているもの。午後も頑張れるエネルギーになるように、彩りや栄養バランスを考えたりと、作る人の温かい思いが込められています。

毎日を忙しく過ごす中、ランチタイムは、そんな優しさの詰まったお弁当で一息つける大切な時間。

チタン弁当箱「Wa」「Don」は、ランチタイムを上質な時間に格上げすることを叶える、特別なお弁当箱です。

チタン弁当箱「Wa」「Don」は、ヘラ絞り加工でひとつひとつ手作業で作っています。ヘラと呼ばれる木製の板を、回転する金属（チタン）に押し当て、少しずつ変形させながら仕上げる加工です。プレス機なら一度に何個も成型することもできますが、お弁当箱のような深さのある製品は、金属の厚みが均一になるよう、さらにゆがみが出ないよう、職人さんがひとつひとつ確かめながら加工するヘラ絞りが最適です。

「Wa」は、これ以上ないシンプルな佇まいで、どんなお弁当でも美しくまとまります。「Wa」が意味するのは、「和」「輪」。日本の優れた文化と言えるお弁当そのものを表し、人と輪になって食事を取る楽しさをイメージしました。

「Don」は、「丼ぶり」の形と機能が際立つお弁当箱。フタも底もボウル状にカーブしており、素早く簡単にお弁当を詰めることができます。サラダランチにも最適で、ランチタイムを格上げします。

チタンは、電気を使った表面処理を行うことで、何十色にも発色させることができます。塗装とは違い、化学反応で発色させます。

チタン弁当箱「Wa」「Don」は、この発色の技術を使い、４色のカラーに仕上げました。落ち着いた気分、贅沢な気分や楽しさを感じてランチタイムがプレミアムなものになる彩りとなっています。

チタンの発色は、自然界に数えきれないほどの色があるように、光の加減で何十色にも表現することができます。このチタンの発色の美しさがご好評をいただき、Makuake Award 2022の盾として、iroiroのチタントロフィーをご採用いただきました。

チタン弁当箱「Wa」「Don」は、国産のチタンを材料としています。このチタンは、日本製鉄株式会社が新潟県上越市を中心に国内で生産しています。

私たちiroiroがチタンを素材として選んだのには、いくつか理由があります。

①チタンは環境に優しく自然と調和する素材であること

②軽くて丈夫で、貴金属に匹敵する耐久性を持つサステナブルな素材であること

③地元、新潟県上越市が世界に誇る素材であること

地元上越という縁で出会うことが出来たチタンという素晴らしい素材。私たちiroiroは、その素晴らしさを少しでも伝えられるようなものづくりをしていきたいと考えています。

わたしたちiroiroは、新潟県上越市の町工場、新和メッキ工業が提案する「チタン×カラー」の生活道具のブランドです。

私たちの地元、上越には、チタンを生産する日本製鉄株式会社の工場があり、高品質で美しいチタンが生まれています。

しかしながら、上越では、チタンの加工や製品開発を行う企業が非常に少なく、「上越市の産業」として成り立っていません。

今の時代、企業は持続可能な社会の達成を目指し、人と環境を考慮した事業活動を行う責任があります。そのことを考えた時、素材としてチタンほどサステナブルな金属はなく、そのチタンを使った産業を活性化させる必要があると感じました。

チタンを使い、上越で加工して、いい製品を生み出して、お客様のお手元にお届けしたい。そうすることで、町も人も元気にしたい。

そんな思いで、iroiroはスタートしました。

iroiroが目指すのは、

①サステナブルな金属であるチタンを使い、長く使えるプロダクトを作ること

②可能な限り、加工を地元の上越で行うこと

③出張授業やイベントなどで、子供にも大人にもチタンの発色を見てもらうこと

④上越の産業のひとつとして、上越の企業によってチタンを使った事業が発展すること

⑤上越が、「チタンのまち」として認知されること です。

iroiroが踏み出したのは小さな１歩ですが、持続可能な社会の実現のために、歩みを止めず進んでいくブランドでありたいと思います。

チタン弁当箱「Wa」「Don」は、私たちiroiroのMakuake第三弾となるプロダクトです。第一弾には「魚の形の定規＋レターオープナーfish」、第二弾には「差し色プレートcuddle」を発表し、たくさんのサポーターの方に応援して頂き目標を達成することができました。

iroiroはこの他にも、日常を彩るプロダクト作りを目指して、新商品の開発に挑んでいます。お気に入りの色で気分を高めるプロダクト、あるいは大切な人へのギフトなど、発色や名入れなどにもこだわって、今後も皆様に喜んでいただけるプロダクトを作っていきたいと思います。

2023年5月15日 Makuake 開始

2023年6月29日 Makuake 終了

2023年7月より順次商品お届け

iroiroプロジェクトチームは、新しい色の開発と次のプロダクトの開発を行っており、その資金にさせていただきます。

新和メッキ工業株式会社 代表取締役社長 瀧見 直晃

わたしたち、新和メッキ工業（株）は創業62年、スタッフ14名の町工場です。地元を中心にガス器具部品や電子器具部品にめっき加工を行っております。

私はコロナ禍の中、自社のこと、SDGsのことを深く考えていく中で、従来の品質・環境・開発という会社の方向だけでは、会社が存続できないのではないかと考えました。

①私たちの地元、新潟県上越市が元気であること

②新和メッキが魅力ある仕事をし、地域の皆様に愛されること

上記２つが満たされなければ、会社は持続していけないと考えました。言い換えれば、私の子供が、”父ちゃんの仕事かっこいい”、”新和メッキで働きたい”（実際に継ぐかは別です）、と思ってもらえるようにしなければならないことに気づきました。

そこで、地元で作られたチタンという素材を、地元の加工業者で加工し、新和メッキで表面処理して販売することにいたしました。

第一弾にチタン製の定規＋レターオープナー、第二弾に差し色プレート「cuddle」を、そして今回第三弾となるチタン弁当箱「Wa」「Don」を形にしましたが、今後も継続的にiroiroのプロダクトを発表し、地元の産業のひとつになれるようにしたいと思います。

新和メッキのスタッフ、スタッフ家族、お客様、近隣の皆様を幸せにするため、ぜひこのirorioプロジェクトを成功させたいと思っています。

今回のiroiroプロジェクトのメンバーを紹介いたします。

【デザイナー】

TWOOL株式会社 和田紘典

ブランドコンセプト・思いを共有し、プロダクトデザインを担当しています。

【素材提供】

販売元：日本製鉄株式会社 （製造元：日本製鉄株式会社東日本製鉄所直江津地区）

【ヘラ絞り加工】

高橋絞工業株式会社

世界に誇るヘラ絞り技術を持つ高橋絞工業。職人がひとつひとつ、チタン弁当箱を加工しています。